サンサーラ同盟掲示板   作:Dadaga

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ペルソナ5 オルタナティブ killer9 TARGET ex-10「仮面党」

ハンサムマンの今シーズンの敵が仮面党という団体だ。

始まりは、10年前の田舎町の祭りに出会った5人。お互いの名前も知らずヒーローモノの仮面をかぶり、仮面党として仲良く遊んでいた。

年長の『おねえちゃん』、そして年下の少年三人と一人の少女だ。

彼らはおねえちゃんに面倒を見て貰っていた

ところが父親が死んだことによりおねえちゃんは都会へ引っ越すことになる。

大好きなおねえちゃんと離れたくない彼らは廃教会に閉じ込めた。

その時に、大物政治家のボンボンが気が狂って連続放火魔になっていた。

権力と金で小さいボヤはもみ消していたが、この時はおねえちゃんのいる廃教会に火をつけた。

燃え盛る教会の中、主人公の少年はおねえちゃんを助けようとスーパーパワーに目覚め、放火魔を倒したが気を失った。

彼らはおねえちゃんは死んでしまったと思い込み、その記憶を閉じてしまった……実際は生きていたが。

そして現在…高校生になった主人公の少年は、街で噂が現実になるという怪現象が起こり、調査する。

怪現象の中心人物ジョーカーは、『仮面党』という組織を率いて主人公達を敵視する。

その正体は主人公達の幼なじみで、動機は幼い頃主人公達が不慮の事故で殺してしまった『おねえちゃん』の復讐だった。

ジョーカーの少年は、黒幕に利用され、その認知を歪まされていた。

主人公達は、ジョーカーの少年の洗脳を解き、最後の決戦へ向かう……

 

 

 

 

 

 

「って、天田君が早口で説明していました」

「確かに面白いっすね、梅岡さんも評価していたし。

 いやナチの脅威の技術力!

 ロボ!サイボーグ!超能力!ちょび髭総統のクローン!

 インパクト十分っすわ」

「グランドクロスで世界滅亡とか言っていたな」

「……幾つになってもそういうのが好きなものか」

 

 

 

風花があらすじを天田経由で聞いたのを噛み砕いて美鶴に説明した。

ハンサムマンを天田から薦められて読んだ純平や明彦の感想はそれなりに高い。

美鶴はそんな様子に困惑するが……

 

 

「理も面白がって読みそうだな」

「そ、そうなのか……?

 私も合わせるべきなのか……」

「いや、無理に合わせなくてもいいでしょ?

 アイツらが起きたら今までの話をするだけでも大変っすから!」

「…そうだな」

 

 

美鶴達はあの日から眠ったままの彼らを再び目覚めるのを信じて動き続けている。

だが、未だ糸口が見つからない。

諦観と戦いながらこの世界を守り続ける美鶴は仲間の励ましを受けて辛うじて耐えている。

街中を歩いているが同じ様な場所をグルグル回っている気がする……。

パレスやジェイル、マヨナカテレビにタルタロスの様な異界とかしているようだ……現実との境界が曖昧なせいで自覚しにくいが。

当然だが、笑う顔もワラワラ出ている……。

 

 

「歌が聞こえる…。

 館さんが歌った曲だな」

 

 

語感が鋭い明彦は歌を聞き取れる。

 

 

「試しに曲が聞こえる方向へ行こう」

 

 

美鶴の提案で歌の聞こえる方を追い続けると今までの街並みと違う場所に出た。

イワザルが宙に吊るされている。

 

 

「お嬢さん…お嬢さん…。

 コレです、コレですわ。

 この景観を求めていました。

 久々の休日気分を満喫です。

 ここでも笑う男は巣食っています。

 世界規模の災害です……自然災害です。

 お気をつけてくださいまし。

 ああ、コレです」

 

 

イワザルが紫と緑の色見本を出す.

 

 

「作者の魂がココに宿っています。

 絵描き<トレヴァー>が策略した施錠は強固です。

 対するにコレを集めてお開け下さい。

 きっとお役立ちになるでしょう。

 私目が先回りして探して参ります。

 主役はいただきました。

 我はハーマンの名の下に」

「……コレの主人のハーマンって奴はヤバいやつなのかもな」

 

 

美鶴達は笑う顔を蹴散らしながら進む。

イワザルが人妻や巨乳シスターやら漁師のおっさんやら若者などから様々な色見本を集めてはいく先々で渡してくる。

トレヴァーの屋敷のセキュリティーコードはハンサムマンのカラーリングだった。

色見本を参考にして入力するとドアが開いた。

奥では……青空の下、海が見えるテラス。テラスに続く部屋で、トレヴァーがコミックの原稿を描いている。

原稿には扉を開けて部屋に入るアルテミシアの姿だ。

原稿を横にどかすと美鶴が立っている……だがトレヴァーの目には美しい日本人女性ではなく異形の姿……美鶴のペルソナの姿で認識している。

 

「ミツル・キジョウの登場だ」

「来週の展開は決めたのか?」

「凄い! 本物だ!

 本物の処刑レッドだ!!

 本当に来るとは思わなかったよ!

 ボクに こんな不思議な力があるとは」

 

 

トレヴァーはしみじみとした表情。

美鶴は淡々とと聞く。

 

 

「めでたい男だ、肖像権の侵害だ」

 

後ろに純平達もいる。

それでもトレヴァーの余裕は崩れない。

 

 

「ココで私がお前を処刑したら予言はどうする?」

「もう 書いたよ。キミが殺される絵図《シナリオ》にね」

「私が殺される覚えもそもそもコミックに乗る覚えもない」

「世界を滅ぼす悪の癖に」

 

トレヴァーの言葉に眉を上げる美鶴。

調子にのってトレヴァーはヴォルテージを上げる。

 

 

「月にある太古の昔に地球にあらわれた、生命に死を与えた存在ニュクス……!

 悪のアンタイセイ、暗黒メガコーポ・キジョウグループ!

 不老不死を研究するうちに世界を滅殺する研究へシフトした!

 ニュクスの封印を解くために暗躍し、24時間でない暗黒時間を作り出し、

 逆らうものは暗黒時間で殺害すれば現実では事故などに変換される欺瞞!

 僕は詳しいんだ!

 僕の能力で悪を裁く!」

「……」

 

 

美鶴は言葉を返せない。

狂気めいたトレヴァーだが言ったことは妄想で片付けられない。

実際に桐条グループのやらかしは事実であり、幾月に騙されニュクス復活の片棒を担いだことは事実だからだ。

原稿に描かれたハンサムマンの登場シーンをトレヴァーは取り出す。

 

 

「そろそろ登場する頃だよ」

 

 

テラスに降り立つハンサムブラック。

どこからともなく現れた……。

 

 

「英雄《ヒーロー》の登場だ!

 ハンサムマンは強いよ!

 だってボクが描いているからね!!

 処刑ブルーを殺せ!

 ハンサムウインクだッ!」

「ハンサムウィンク!」

 

 

アイガードから光線が発射される。

美鶴達は怪光線を回避する。

美鶴が召喚器を使おうとする中、ハンサムブラックは美鶴の手へキックを放とうとするが……。

 

 

「遅い!!」

「どりゃあああ!」

「ぐ……!」

「ペルソナ!」

 

 

明彦がハンサムブラックのアキレス腱へアッパーを叩き込む。

時間差で純平がバットでハンサムブラックの胴体をホームランし、美鶴の氷結魔法を叩き込む。

ハンサムブラックは氷の柱となり砕け散った。

 

 

「よくもブラックを……!」

 

 

トレヴァーはいつのまにかアトリエから逃げ出していた。

代わりに残りのハンサムマン達がポーズを決めながら立っていた。

 

 

「これ以上この件に踏み込むなら殺すしかない!」

「いや、オタクらが喧嘩ふっかけてきたじゃねえか!!」

「仮面党の手下鬼畜地獄殺戮魔道隊“処刑レンジャー”!!」

「仮面党でもねえし、処刑レンジャーでもねえよ!

 シャドウワーカーだ!いま半分解散しているようなもんだけど」

 

 

純平のツッコミをスルーするハンサムレッド。

ハンサムマンが名乗りを上げる。

 

 

「匿名仕置戦隊“ハンサムマン”!

 覚悟しろ

「ココで連載を終了させてやる、束でも構わんぞ!」

 

 

明彦はファイティングポーズを取る.

美鶴は剣を構え、純平はバットを突き出す。

(風花は巻き添えのならない場所でペルソナを展開する)

ハンサムレッドは処刑レッド…もとい美鶴に指差しながら宣戦布告をする。

 

 

「果し合いを申し込む!

 正々堂々と死合《シアイ》をしようではないか!

 バヴァロビーチ、明日の朝4時だ。

 逃げたら殺す!待てェい!」

「逃げねぇよ」

「探るなと言いながら逃げたら殺すって矛盾してますね……」

「仕事柄支離滅裂な要求をする取引相手がいるが……底辺だとあんなものだな」

 

 

言いたいことだけ言ってハンサムマン達はジャンプしながら消えた。

純平は一言だけ言ってがっくりと首を垂れる。

風花は矛盾した要求をするハンサムマンにゲンナリして、美鶴は仕事柄困った奴を応対するせいかまだ気力は残っていた。

(※明彦はファイティングポーズとったのに結局戦わない為不完全燃焼だった)

明日、バヴァロビーチに向かうことにして今日はホテルで早めに休むことにした。

 

 

 

 

鑑定屋の世界に行くコテハンは……

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