スミス「それ聞いちゃう?
まあいいけど。
前世で小学生入学前に近所のお姉さんに優しくされてときめいたよ。
当時の自分にとって大人の魅力と思ってしまった」
春「……スミス君、大人のお姉さんですよー」(両手を広げる)
スミス「無言でサングラスをかけて、キラリと光らせる)……ッハ」(鼻で笑う)
春「もー!(ポカポカ)」
(※どう見ても……ねえ?)
美鶴は電話をとる。
スピーカーモードにして皆に聞こえるようにした。
「ハロー」
「その声は…… 館帝永!」
「いやぁその節はどうも。
いまそこにいるミスター・キラーに用があって電話したんだ」
「……お前は何者だ?」
「彼のファンだよ」
アメリカであった時は気さくな中年だと思っていた。
今も気さくげに話すが底知れない不気味さを美鶴は感じていた。
ガルシアン・スミスは美鶴から電話主の名前を聞いて眉を上げて反応した。
純平は、館と楽しく話していたが、今では印象が変わった。
「おい、アンタは……」
「伊織さん、奥さんの妊娠おめでとう。
でも残念だけど世界は今年で最後の予定だからね、ご愁傷様」
「!!」
「奴にペースを渡すな、呑まれるな」
純平は、館の言葉に反応しようとするが、ガルシアンが静止する。
ガルシアンが電話の主へ声をかける。
「何のつもりだ?」
「おっと、ガルシアン・スミス…いやエミール・パークライナーには用はない。
君の真の主人に用がある、偽物の主人(ハーマン・スミス)ではないぜ?」
killer7の主人格はハーマン・スミスではない。
ガルシアン・スミス……いや、「殺人鬼ハートランド」ことエミール・パークライナーだ。
犯罪の遺伝子を持つと言われる危険人物で、幼少時代から合衆国政府の管理下に置かれ、国家に管理された殺し屋として成長する。
その後に、ホテル・ユニオンで6名のスミスを殺害(後のkiller7のメンバー)し、記憶を失ってガルシアン・スミスとなったのだが……。
この世界でガルシアンの本名を知るのは多々良・カフカ・スミスのみであったが……。
ガルシアンは、無言で姿をエージェント・スミスの姿に変える。
美鶴と純平は、ガルシアンが姿を変えたのを驚くが構わず話をする。
「何のつもりだ、ニャルラトホテプ。
……前々から言おうと思ったが俺の知る奴とは言動が違いすぎる」
「ゲームをしたくてね。
君に相応しい『姿』をとったまでさ。
君の恐怖!君の残滓!まさに君と戦うに相応しい姿だよ。
姿<ロール>が違えば言動も変わるのは当然じゃないか?
夏休みに君のウォッチをする傍らで虫取りで忙しかった……。
ニュクスから生まれた人類相手じゃなかなか干渉できなくて骨を折ったぜ。
ガチャを続けてラブ・ウィルコックスの<アナンシ>というSSRのガチャペルソナをゲットしてようやく舞台を整えたのさ!
ガチャの過程で笑う男<ヘブン スマイル>がいっぱい生まれたけどね、ははは」
「いつになくおしゃべりじゃないか」
「SSR引けても俺が動きにくいのもあってね。
ゲン担ぎにjoker様をまた、またまたプロデュースしていったのさ!
死を齎す者を呼ぶために!!」
「……ゲームの内容は?」
「つれないにゃぁ。
君がニュクスの封印をした二人を救助しようとするけど……こっちは年越しの瞬間にニュクスの封印を解く。
ニュクス解放を阻止して二人を解放すれば君の勝ち、世界が滅んだら俺の勝ち。
至ってシンプルなゲームさ!
助っ人は何人でもいいのよ?」
「死ね」
「僕は死にましぇーん!
勝手にチュートリアルをするからシクヨロ!」
死語を連発しながら、通話を切る館。
「不測の事態を想定したら案の定か」
「……ガルシアンさんっでいいっすか?」
「エージェント・スミスと呼んでください。
多層人格を統括するのが自分で、ガルシアンは多層人格の一つなんで」
「多層?多重人格となんか違うっすか?」
「姿ごと変わる多重人格の特殊な奴くらいの……!!
急いでポロニアンモールへ!!」
「どうした?」
「あの野郎……笑う顔をばら撒きやがった!!」
この時のスミスの心情は……
『このリアル童貞がああああああ!!!』と絶叫してますね。
昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……
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ピーコックニキ
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エンマニンジャ
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野良勇者
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史上最強の大工
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Zさん