今回は結構内容が重複する部分があったり。
地の文で書いた事を登場人物に言うわけなので。
ああ、公式でないこの世界のオリジナルというかこじつけというかそんな設定です。
「さて……どこから話せばいいか迷うが、先ずは奴とその双子について説明しよう。
館帝永の正体は人間のネガティブマインドの化身『ニャルラトホテプ』……クトゥルフ神話のソレではないがな。
そして相反するのはポジティブマインドの化身『フィレモン』。
奴らはある命題について不毛な争いをしている」
「不毛な争い?ディベートでもしているのか?」
「ある意味正しいですよ、長谷川刑事。
『人は完全な存在になり得るのか?』まぁくだらない。
完全になったら人類から一歩進んだ存在で人類じゃないだろうと思うんだが。
まぁニャルラトホテプは否定にまわり、積極的に人類を滅ぼしにかかる。
フィレモンは反論するためにペルソナ使いの素養を持った人間をペルソナ使いにして、ベルベットルームに招いて支援している。モルガナの上司の上司と言ったところかな?
だが……奴らはこの世界ではほぼ干渉しない」
「干渉しない?あと他に世界があるっぽい言い方してるっすね」
純平さんが俺の言葉を聞いて素直な疑問を出す。
「人類はこの世界だけでなく無数にある。
魔法が普通にある社会もあれば…ペルソナも魔法も存在しない世界もある。
人類の心の海はこの世界だけじゃなく異世界も含めてある。
で、だ……奴らが干渉できないのはこの世界の人類の特有の性質にある」
「どういうこと、スミス?
私達の世界になにがあるの?」
真が俺に問いかけてくる。
まぁ当然のことだな。
「この世界の太古の昔に地球に飛来し、地球上の生命体に「死」を授けたとされる超存在『ニュクス』。
ヤツは人間の精神の成り立ちが起因している。
ニャルラトホテプが干渉しようとしても既にニュクスの影響下にある。
だから表立って動けない……まぁイザナミやら統制神ヤルダバオトやら人類脅かす存在がいるから態々動かなくていいってのもあるがな。
で、フィレモンも自分からペルソナを渡せないでベルベットルームに『ワイルド』と呼ばれる素養の持つものしか招けなくなった……」
……公式では言っていないが、本当のペルソナ使いはワイルドで一般ペルソナ使いは自身の抑圧するシャドウを制御したいわばシャドウ使いなのかもしれないと勘繰っている。
まぁ真偽はアトラス本社に言って聞かないとわからない話だがな。
「ヤツはニュクスを解放して人類滅亡を狙っている。
そして生き残った俺とソフィアの絶望するのを見たいのさ」
(※タッちゃんやライナーばりの芸術にしたいんだ!
スミスぅ!お前は俺の光だぁ!)
「スミスママだけ何で生き残るんだ?
私はAIだからニュクスから生まれていないのはわかるけどアイギスやラビリスは?」
「「「「「(ママ?)」」」」」
「アイギス達はパピヨンハートというシャドウ由来のものだからな……だが俺だけは違う。
その可能性もあると思っていたが、アイツお墨付きだからな。
俺は……」
俺は真実を口にする。
「俺は……前世を覚えている。
この世界とは違う、な」
「……スミス君、月刊妖のような『前世はアトランティスの戦士……』みたいなアレかな?」
久慈川さんは、重くなった空気を祓うために敢えて道化を演じたようだ。
「生憎、そういう特別な感じでも妄想でもないよ。
… 死を恐れるが故に、死を遠ざけるが故に学び鍛えた平凡な人間だった。
より強く、より賢く、より高く、より早く……
だがね、前世の俺はお世辞にも有能ではない、むしろ無能側だった。
心も壊れ……ゆっくりと朽ちていった…。
その時の名前は『館帝永』……。
奴は俺の最も恐ろしいと思った者の姿で現れた」
俺の言葉に沈黙する。
祐介が俺に問いかける。
「スミスよ……何を恐れている?」
「俺は……俺を虐げた者の息子を知らなかったとはいえ見殺しにした。
そして……虐げた者が絶望した姿を見て喜びを感じしてしまった。
俺は、俺自身を鴨志田や獅童のような……唾棄すべき人間と思ってしまった。
それを墓に再び入るまで抱えようとしたわけだが……春のお陰で吹っ切れたがな」
「スミスくん……」
「今はさほど気にしなくなったが……アレが最初にあった時に間違いなく一番嫌がらせになるであろうアバターはアレだったんだ。
今は別に無理に秘密にしたいわけじゃないから吹聴はしないが、蓮とモルガナ、そして丸喜先生には教えていた」
蓮とモルガナには、春先の別れの時に『何故助けたのか?』と聞かれたから素直に話したわけだが。
で、丸喜先生は部下として雇用するわけだけど年下の上司だからと接しにくい部分が出るだろうと思ってそれを感じさせないように内面は年上だからざっくばらんで良い事を伝えるためだ。
……無能だった時代、年下の同僚に抜かれて扱いが腫れ物的な感じだったからな……年上の部下とかやりづらい部分はあるさ。
「ありがとう,多々良。
君にとっては話し辛い部分だろうに」
「いいえ、桐条さん。
アレをぶん殴るのが俺の宿願なんで。
荒垣さんや貴方の愛する人に関わることですからそう言うのを聞きたいのは当然でしょうに」
「……年上を揶揄うな」
「……」
美鶴さんは赤面しながら言い返す、未だ初々しくて可愛い。
ガッキーパイセンは無言で視線を明後日の方向へ向ける……照れているようだ。
「今日はゆっくり休んで新装開店したタルタロスへ向かいましょう。
実際見ないと対策は立てられないですし……大体予想はつきますがね」
「どういうことだよ、スミス?」
「そりゃ最終盤面は必殺のデストラップを仕掛けるが、道中はひたすら嫌がらせだろう、常識的に考えて」
「常識ってなんのだよ?」
「人の嫌がらる事を進んでやりましょうって奴だ、竜司」
「先輩、それは『不平を言う前に進んで行動しよう』という意味で、意地悪と積極的にしましょうって意味じゃないですよ、悪魔だとそういう風に曲解するんでしょうけど」
「ほほう、勉強面でヒーヒー言っているファッションクソダサリーダーの芳澤ぁ、いい度胸じゃないか」
「スミス君、抑えて」
「生命拾いしたな、芳澤……」
「えーと……」
「いつのもこと」
鳴上さんの疑問に一刀両断する蓮。
まぁ全てが明日だ、明日!
昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……
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ピーコックニキ
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エンマニンジャ
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野良勇者
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史上最強の大工
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Zさん