その後も大変だった……。
鳴上さんトラウマの菜々子心停止シーンを再現したステージ(ご丁寧に成長後の菜々子)とか、
金城パレス再現(ダン無双)とか、異世界キングダム再現(春切腹の理由を改めて知った)とか……。
あと蓮のトラウマその2のクソハゲ獅童の犬もとい警察ワラワラとか……。
ペルソナのアクティブスキル禁止とかあったが、俺が銃火器や爆弾投げ込んで対処した(長谷川刑事が罪悪感で突っ伏したが悪いのは尻尾振った悪徳警官のせいだし)。ああ、蓮が取り調べした奴の姿をした奴をしこたま殴って憂さ晴らししていたが。
カーティスが出てこなくてよかった……まぁダンが責任持って殺させるからいいけど、少女の剥製が吊るされている部屋とか皆が不快になるだけだし。
時間が遅くなるからとはいえ強行軍を続けていたが、次で最終階層というアナウンスがしたので一旦外に出て休憩することにした。
「では一旦解散で……明日が12月30日。
どうにかタイムリミット前に間に合った」
「うう、そうじろうには事前に伝えていたけど、外泊だもんな」
「今日はルブランでもう寝ようぜ」
「去年は似たような事よく言っていたなモルガナ。
今回は予告状はいらないが…」
自称特別捜査隊の都内に住居ないのはホテルに泊まるようだ。
真田パイセンは……あ、一応住処あるのね。(※てっきり住所不定でガッキーの所に転がり込むとばかり……)
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———選択の時だ。
無数の世界の光景を見た。
這い寄る混沌の玩具にされた周防達也の物語を。
異界化した南極の旅路の果てで宇宙の卵を勝ち取った冒険譚……未来の警鐘を受け取り、孤高の観測者になった只人もいた。
人修羅が創生を目指した結末を、悪魔になり創生の道を閉ざされた結末を、明けの明星に魅入られ至高天たる神に挑む結末を。
東のミカド王国のサムライが選び変革した社会を、全てを消去したこともあった。
ダグザと共に未来を切り開く……孤高の超越者か友と共に歩む道……。
神の知恵を持った人間が悪魔と合一して至高天を目指す戦いを、あるいは本来で出てくる事のない魔女との戦いの果てを見た。
デモニカスーツを着た戦士が、人修羅が、ナホビノが。
俺に選択を強いる。
———抗え、滅びから。
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「スミス君?」
「……大丈夫だ、おはよう春」
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シン・タルタロスの頂上部にたどり着いた。
中央部に二人のワイルドの石像は鎮座されている。
実際に石像になっているわけではないが、封印の要として視覚化されているのだろう、
フルメタル幾月と館帝永……ニャルラトホテプが待ち構えていた。
「我がシン・タルタロスへようこそ!
ここまでは楽しんでいただけたかな?
>十分楽しんだ
>全然楽しくない
>もう帰る」
「俺にしかわからないネタはふるな、ワグナス」
「ははは、その様子からして堪能していただけたようだな、スミス。
ほら、アレ(フィレモン)は蝶々仮面だからね。
堕ちた蝶々の芝居でちょうどいいのさ」
「僕を愚弄した罪を償ってもらうぞ!l
フルメタル幾月は指を鳴らすと空から12体のプロペラと翼で飛行する黒いロボットのようなものと、白い隊長機らしきものが1体が次々と着地した。
MG34機関銃や聖槍ロンギヌスの複製品・ロンギヌスコピーを装備したパワードスーツ「ヒンメル・フォイアー」……
俺はコイツらを知っている!!
「アンチペルソナ部隊ロンギヌス13……!!
エルゴ研の残りの実験体の認知存在を加工して作ったか」
「知っているのか、スミス?」
「平行世界で噂が現実化する状況で『ナチスの総統が生き延びてラストバタリオンを率いる噂』が実体化したものだ。
正体はニャルラトホテプの化身の一つで一人芝居にすぎない」
「君のスミス同盟と同じようにね」
フルメタル幾月が横でゴチャゴチャ言っているが所詮は前座かつお飾りなので無視して館(かつての前世の姿の名前で呼ぶのはアレだが)と対峙する。
「かー、総統出そうと思ったんだけどねー!
能力とリソースの時間の関係で低クオルティでね。
相当な総統は掃討されそうなのでカットしました」
「あっそう」
銃声が響き、金属音が響き渡る。
「ギャアアア!?」
皆が音の下方向を見る。
最後尾にいたノワールの背後で薄汚れて洗濯のしていない白スーツを着た人相の悪い男がのたうち回っている。
ノワールの影から白いスーツの黒人…ガルシアンスミスの右腕がでている。
そのままガルシアンはノワールの影から出てノワールを守るように黄金銃を構えている。
「ご苦労」
男の傍に折れてしまった槍があり、穂先は男の左内腿に刺さっている……このままでは出血多量で死ぬだろう。
コイツはシャドウでも笑う男でもない人間で俺が知っている男だ。
「おいコイツ…」
「知っているのかスカル?」
スカルが声をあげたので陽介さんが男の正体について質問する。
その問いに答えたのはスカルでなく、ノワールだった。
「私の元婚約者です」
「あ、ノワールの為にスミス君が庇ってAVANTIに匿っていたっけ」
「ワガハイも蹴られたぞ」
常連仲間の久慈川さんは手を叩いて思い出していた。
モナもあの時は酷い目にあったが、そのおかげで『あの男』にノワールが攫われずにすんだ。
(※モナちゃんが蹴られた聞いて動物好きのガッキー先輩のこめかみに青筋ががが)
俺は無言で草薙剣で内股を抉る。
純平さんは「えぐぅ……」と思わず言ってしまう。
「拷問は感心しないぞ」
「桐条さん、人命救助ですよ。
こうでもしないと確実に死ぬんで」
「どういうことだ?」
「コイツの持っていた槍はロンギヌス……世界宗教という最強の認知で作り上げた産物でね。
三大聖人の大工の倅を刺した槍は「所有するものに世界を制する力を与える」との伝承があった。
総統の野望は、ウィーンのホーフブルク王宮で聖槍の霊感を受けた時より始まるといった俗説もある。
また、ナチス・ドイツ時代に聖槍などの帝国宝物をニュルンベルクへ移管したのは、神聖ローマ帝国の後継者であることを示すためという見解もあるが……コイツに刺さると傷が癒えないで出血し続ける。
故に傷口部分を切除する必要があった。
胴体部分でなくて良かった」
「流石だな、スゥミィスぅ〜♩」
ウザ絡みする館。
折り込み済みか…。
「jokerやXー1とか向こう側のネタを出すなら容易に予想できる。
女性陣に襲わせたストーカーどもの中に『あの男』がいなかったのが決定的だった。
あの男の消息が不明だった以上、天野麻耶のようにノワールを殺させる配役に回されたのだろうってね。
だが、こんなあからさまなタイミングで出すとは思わなかったが」
「我が主君(笑)は愚弄した君を絶望を味合わせたいという注文で必殺のタイミングができなったのさ。
まぁ最初から最後まで気を抜いていない君には無意味だろうしね」
「セコいやつっすね」
完二がフルメタル幾月へ直球投げ込んだ。
他の面々も頷いている。
「お前達を排除し今度こそ二人を生贄にする!
ニュクスの封印を解放の為にな!」
「テメエ、まだそんな事を……!」
「僕は死を超越した!
全てに死をもたらす闇の皇子なんだ!」
「桐条鴻悦の狂気の妄想を引きずりますか……ニャルラトホテプの借り物の力に酔っているか……」
純平さんが怒り、ラビが努めて冷静に振る舞っているが……。
自分を特別なものだと思いたいのは誰にでもあるだろうが、見ていられないな共感性羞恥的に。
「ウルフ!
コイツの罪状を並べてくれ、警察官の観点でな」
「何がしたいかわからんが……。
まずエルゴ研の非合法な人体実験による誘拐罪、監禁罪、傷害罪、傷害致死、殺人罪。
岳羽 詠一朗への誣告罪(虚偽の事実を申告して他人に刑事処分や懲戒処分を受けさせる)に名誉毀損罪。
桐条 武治氏の殺人罪および銃刀法違反。
ニュクスによる人類滅亡は騒乱罪、テロ準備罪、破防法に抵触するな。
ざっとあげただけでも死刑は固いな」
「馬鹿が、影時間の…」
「日本政府上層部にお前の事は通告している。
お前は既に死人だが……日本政府は俺にkiller9、いやkiller7としての本来の業務を依頼された。
政府の都合の悪い怪物を殺(ト)るようにとな。
お前は死の皇子ではない、公共の敵として駆除される」
自分は特別な存在と思い込んでいるいたピエロは何者でない犯罪者と突きつけられ発狂した。
「黙れぇえええ!殺せ!ニャルラトホテプ!コイツらを殺せええ!l
「コイツら(ロンギヌス13)を指揮してくださーい。
コイツらも俺でーす、この場を維持するので忙しいでーす」
ああ、館は鼻をほじりながらサポタージュしている。
ピエロに見えないように俺に向かって親指立ててグッジョブのポーズしてやがる……!!
まぁ人類は愚かだと嘲笑するコイツにはいい玩具だからな。
(※幾月ぃ〜お前はオレのオモチャのチャチャチャ!)
昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……
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ピーコックニキ
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エンマニンジャ
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野良勇者
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史上最強の大工
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Zさん