例外が刈り取る者の遭遇戦くらい。
奴は闇の昆虫採集で戦力増強して徹底的にスミス対策したからね。
シナリオで殺しにいけなかったのは準備期間とリソースの問題もあるけど、政府筋のコネがあるのとたった一人でも人海戦術できる無体さのせい。
では黒幕の思惑を公開しまーす!
「(さあ、スミスはどんな選択をするかなあ!?)」
ニャルラトホテプは計画の成就間近で興奮が止まらない。
スミスの前世のアバターのせいか、感情が豊かになっている。
スミスの知識も加味して、二人のワイルドを助ける計画がチャンスと判断して今回の計画を立てた。
『世界を滅ぼすことが主目的ではない』(勿論、滅ぼせたらうれしいなーって塩梅)。
『スミス、もしくはスミスの周囲を絶望させるためである』
たまたま生き残ったワイルド二人を救助して大団円……ニャルラトホテプはそれを穢して嘲笑いたいと思った。
この『詰み』の状況を作り、ニュクスを解放してスミスとソフィー以外が死に絶える……自分の浅はかな思いつきで破滅した時の絶望を想像すると絶頂すら感じる。
勿論、世界を守るという意味での勝ち筋は用意してある、絶対に負けるゲーム、絶対に落ちる試験や試練はフェアじゃないからだ。
ニャルラトホテプは、『ラブクラフト』の力でスミスの知恵・認知から異世界の力を引き寄せた。
人修羅、宇宙の観測者たるデモニカスーツ、ナホビノ……
人間の手に余る力を用意した。
今のアバターを破壊する事は保証するほどの物を。
だが……大いなる力は代償が付き物だ。
人修羅になれば人間界に存在するだけで世界を魔界化させることになる。また、悪魔化して今までのスミスでいられる保証はない。故にスミスはこの世界を去ることを選ぶだろう。
宇宙の卵を選んだ場合は認知の力を自在に操れ、ニャルラトホテプを放逐できるだろう。
だが、物質世界の外から永劫の観測を続けることになる……デモニカスーツの男はアーサーという人工知能がいたがスミスはそれすらない。
ナホビノとなりこの世界の至高天となればニャルラトホテプや他のs擬似神格や悪魔の存在容認しない世界を想像できるだろう。だが、神として物質世界には居られなくなる。
『(神殺しの要素を呼ばなかったのは悲惨さが少ないというのもあるが、スティーブンの介入を危惧したからなー。
認知も観測も同じ穴のムジナだしな……。
あとダグザの声が獅童と同じなのでスミスが反射的に攻撃して破壊してしまう危険があるからネ!)』
ニャルラトホテプ実質的に四択を迫ったのだ。
『何も選べずに世界を滅ぼす』か『スミスを犠牲にする代わりに二人のワイルドが救われるという後味の悪い結末』を。
ニャルラトホテプの見立てでは前世のスミスであれば決断力がなく自分のプランでなく両親のプラン(的外れかつ独りよがりな善意)に押し切られる程度。この盤面では『何も選べずに世界が滅びる』だろうと。(※もっとも、前世のままであれば途中で討ち死にしていただろうが)。
今生のスミスは、ニャルラトホテプの予想を超えていた。
フィレモンは藁をもすがる思いで選んだだろうが、ニャルラトホテプは無様に死ぬか状況を悪化させる事を期待した。
だが、準備期間で秘密組織を作って政府相手に取引するまで至るわ、勝手にペルソナの機能を足した挙句に本来できるはずのないペルソナへ変異させた。
その結果が『明智吾郎の生存』と『獅童一派の一網打尽』と『怒りの日』だ。
スミスはこの時から『ニャルラトホテプのお気に入りの玩具』と認定された。
ニャルラトホテプはスミスと遊ぶ為に笑う顔を生み出して世界に恐怖や絶望を振り撒き、自身の滋養にしたりペルソナ使いへ覚醒させてペルソナを奪っていった。
そして今成就しようとしている。
「(まぁ何も選べずに世界が滅んだらフィレモンがスミスとソフィーの『二人のワイルドを救おうとする記憶』を封印して世界の破滅のない世界を作り出すだろうけどね!
そうなったらニヤニヤして笑うもよし、タッちゃんのように延長戦してもいい!
十中八九、春ちゃんの為にニンゲン捨てて世界を守るんだろうなー!
ジョーカーや美鶴ちゃんやガッキーにスミスを犠牲にした幸せは美味いか?って煽りのスピーチじゅんびしなきゃ!
世界の外なら俺も張り切ってよからぬ事ができるから思い存分スミスと終わりなき遊戯が出来る!!
さぁ、スミス……どうするどうする?)」
ニャルラトホテプは、スミスへの次の遊びの計画を立てながらスミスの選択を待っている。
いやぁ可愛らしいですねー大好きな友達といっぱい遊びたいという純粋な気持ちですねー歴代ラスボスやメシアンに比べて慎ましく悪辣さ控えめとなっております。
君たち、メガテン主人公達の助力をもらえると思ったか!?
なんの伏線も縁もないのにふって湧いてくるか!!(漫画太郎先生風に)
昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……
-
ピーコックニキ
-
エンマニンジャ
-
野良勇者
-
史上最強の大工
-
Zさん