———ケリィはどんな大人になりたい?
僕は……
イベント<アルトリアちゃんのはじめてのせいはいせんそう>
せいぎのみかた
「(失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した)」
呼延灼だったらこの時点で恥ずか死して退去するレベルの失敗をするアルトリアだがどうにか軌道修正した。
聖杯戦争について、そしてマスターについて説明を受けた……マスターのヨッメであるアイリスフィールから。
なんかアルトリアのアホ毛が反応しているが一先ず置いておく。
アルトリアは無言でいるマスターの衛宮切嗣を凝視する。
「……」
「ちょっと、私が失敗国家の王様だからってそう言う態度はないんじゃないのー!?」
「……僕は」
「僕は?」
「僕は英雄が嫌いだ。
戦場には綺麗ごとなど一切存在せず、地獄以外の何物でもない。
人々を争いに駆り立てる存在、英霊という概念が気に入らない」
「ばーかじゃないの!?」
有名なAAのセリフ付きみたいな顔をして言うアルトリア。
いつもご飯を食べさせてくれて、何時も剣術や喧嘩の仕方から政治軍学音楽絵画まで教えてくれた山育ちの兄貴分との会話思い出す。
『人というのは常に足りない。衣食住などの物資的な奴から精神的な奴まで。そもそも皆に行き渡るまでない故に取り合い争う。満ちたと思っても理屈をつけて足りない部分を強引に見つけ争う。
何故なら、全てが満ちてしまえば進歩・変化がなくなる。
ガイアは一人前になったらこの地から巣立つことを望み、動かない奴は消す』
「消すって……殺すの?」
『殺すならまだマシだ、墓が立つなり屍が草木の養分になるからな。
生きていたという記録、痕跡すら無くなる……。
この世界はある意味実験農場みたいなもんさ。
満ちたりないように作られて進化を続けるように促されている。
英雄だろうがそうでなかろうが、な』
アルトリアはブリテンは貧しい土地だとは思っていたが、この世全てが地獄とまでは思っていなかった。
アルトリアは切嗣へその会話の内容で反論した。
アイリスフィールが合いの手を挟む。
「サー・ケイがそんなことを言うなんて俄かに信じがたいけど」
「ケイじゃないよ、ケイが山で拾った従者『ワイ』が言ったんだよ。
うちの記録にも頑なに名前を残そうとしない所為で『猿の騎士』なんていわれているけど」
「そんな記録ないけど?」
「ええ!?
ガレスちゃんの師匠っぽい感じで、ガレスちゃんが腕斬られて一線引いた後は一緒に円卓崩壊後の土地復興に頑張った凄い人なんだよ!!」
「ガレスはランスロットに斬られて死んだんじゃ……」
アリトリアは面食らったがワイの薫陶で並行世界的な概念はわかっているのですぐさま真相に気がついた。
互いに情報をすり合わせる(無言の切嗣)。
ワイのあまりに便利な役どころに貧乳のメイドが「僕の考えたかっこいい円卓の騎士を強引に入れたような感じ」と言ったが。
まぁ正しいし本来の歴史にはいないし……でもそれ言ったらランスロットも刺さるので元祖僕の考えたかっこいい騎士を円卓の騎士に入れたわけだし。
人理が恒久的な平和な状態の社会実現しても『剪定』するという話を聞いて訝しげにするアイリ達だが、アルトリアがマーリンがその理論は正しく、剪定されないようにアーサー王を立てたという裏話を明かした。
原作アルトリアだと聞けなかった話だがワイが口を割らせた……円卓の崩壊や自身の死も覚悟したが。(ケイもだが)
切嗣は、目の前が真っ暗になった。
「戦いの根絶」「恒久的な平和の実現」という望みを持つが実現しても場合によっては消される……今の現状より悪化することに気がついたからだ。
「嘘だ……」
「マーリンは糞ですがこの手のことでは嘘は言いませんよ。
私に不味い部分は嘘ではなく真実を至らない程度の事実で煙に撒くでしょうが」
「僕の「戦いの根絶」「恒久的な平和の実現」が……」
「キリツグ、貴方の望みは尊い、ですが……」
「全ての人類に理想のおっぱいで満たして満たされた世界を……」
「そう、おっぱいに満たされた……んん?」
死んだ魚の目で、真剣な顔で、イケボでトンチキなことを言い出す正義の味方……いや性技の味方。
「何言ってんだアンタ」
アルトリアが真顔になった。
原作の衛宮切嗣は魔術師の家系である衛宮家の五代目継承者。
母親は追手に殺され、父親が死徒薬開発して自分の系譜の魔術で内部の時間の流れを無限に加速させることで根源に至ろうとしたが、事故って島の人間が死徒化して死徒と代行者と魔術師が跋扈して殺戮を繰り広げる惨劇の島となってしまう。切嗣は、「幼馴染一人を殺せれば惨劇は起こらず多くの人が救えた」事実に『多数を救う為に少数を切り捨てる』正義の固執するようになった。
……この世界ではその流れにならなかった。
父親は死徒薬完成前に代行者に狩られた、それはいい。
幼馴染のシャーレイと結ばれた……が、
「ごめんケリィ、貴方は良い子だったけど童貞を失った貴方は愛せないの」
彼女は童貞しか好きになれない性癖だった……そして死徒薬を開発していた切嗣の父、矩賢から死徒の性器は極上と言うのを学んだ彼女は童貞を狩りながら童貞死徒を求め旅立った。
最近、童貞死徒をロックオンして元気に活動中と聞いている。
心の傷を負った切嗣だが、ナタリア・カミンスキーに拾われ後の「魔術師殺し」に至るノウハウを学んだ。
原作では、死徒化の研究をしていた魔術師であるオッド・ボルザークを追い、旅客機内での戦闘に辛くも勝利するが、他の乗客・乗員300名はすべて屍食鬼とされ、空飛ぶ死都となった機内に一人取り残されてしまい切嗣が彼女諸共飛行機を爆破する。
……が、この時空では普通に勝った。シュワちゃんかチャックウィルソンの加護でも得ていたのだろう。
コマンドーな彼女と別れの時が来た。
「私の技術は全て伝え、君は大人になった」
「ありがとう、ナタリア。
君がいなかったら僕は死んでいた」
「お別れだケリィ。
私はショタしか愛せない……」
衝撃のカミングアウトである。
それも『YES、ショタ. NO、タッチ』という淑女道らしく手を出さなかったがががが。(誤字にあらず)
彼女は飛行機に乗って去ったが……風の噂で元気にショタコンしているそうだ。
「ふざけるな!ふざけるな!馬鹿野郎!!」
二度目の恋も性癖を壊された挙句、尊厳も破壊された。
切嗣は止まれなくなった。
「魔術師殺し」と呼ばれる傭兵じみたフリーランスの魔術使いとして独立。
その傍らで、まるで死に場所を求めるかのように各地の戦場へ、戦況がもっとも激化し破滅的になった時期に傭兵として赴き、殺戮によって紛争を鎮静化していった……おっぱいを守る為に。
小さいおっぱいもまた価値があるが、大は小を兼ねる。
大きいおっぱいは魔力がつまっている。
誰も取り零すことなく全てを救う「せいぎのみかた」「英雄」に誰よりも憧れていたのに、その理想を追えば追うほど、それは不可能である現実を思い知らされてきた。
そんな放浪の果てに聖杯によって自身の理想を成すためにアインツベルン家へ接触する。その戦歴をアインツベルンに買われた彼は、共同で第四次聖杯戦争に参加することになる。
開戦以前にアイリスフィールと夫婦になり、娘のイリヤスフィールを設け、現在に至る。
「(……どうしたもんか)」
ランスロット以上に拗らせているとアルトリアは思った。
アイツは肉体的にはフリーだけど政治的には超絶地雷な相手と相思相愛になったのが問題だったが。
奥さん居るのに助手兼愛人を侍らせているけど……基本的に一夫多妻じゃないけどいいの?
「恒久的な平和は危険ですが、一時の平穏は万金に値します。
貴方の周りだけでも実現できれば良しとすれば良いと思いますよ」
「セイバー、僕は君のような英雄は嫌いだ。
だが、慎ましやかなおっぱいと僕のような人間に寄り添おうとするのは好ましい」
「あっはっは、地獄に堕ちれば良いですよ、マスター」
こんなんでも原作よりは良好な関係を築けたセイバーチームであった。
アホトリアと原作アルトリアの相違
純粋な剣術はアルトリアの方が強いですが、メンタルや頭脳面はアホの方が上です。
目潰しやら外道戦術も容赦なく使えるし引き際も上手い糞ガキアホトリア。
マーリンの魔術を習い風王結界はその成果だが、ワイとよる薫陶で刺激物を風で散布する目潰しやら兜に含み針仕込んで一騎打ちで使用するジャギ様みたいなことをする。
アホトリアは『マーリンニンポー』(ニンポーはワイからの又聞き)と外道行為をする……歴史に残らなかったのは出す時は余人がいないかワイとか口封じできる環境の時しか使わない必殺戦法故に。
公式ではマーリンから魔術を習い、危機の時はそれで切り抜けたと美化した内容になっている。
イベントで謎のヒロインXばりのトンチキをするのは別の話。
昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……
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ピーコックニキ
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Zさん