イベント< アルトリアちゃんのはじめてのせいはいせんそう>
SAN値チェックの時間です!(前編)
「やぁ皆集まったね」
聖杯戦争参加者が集められた。
尚、関係の家族の内訳はこうだ。
トッキー&マーボーの家族は隣町に疎開済み。
シンジ鶴野は雁夜諸共鍛えられていたので教会に連れてこられている……この先の戦いに連れてはいけないので綺礼パパが保護する予定。
ケイネスは最初婚約者を連れてくるつもりだったがアーラシュの諫言を受け入れて連れてきていない。
ウェイバーは原作通りです。(「雑だろ!」)
「私は花の魔術師マーリン、そこに座すアーサー王『アルトリア・ペンドラゴン』に仕えていたお兄さんだよ」
「おっとここのアーサー王って女の子だったのか。
俺の知っているアーサー王は絵に描いたような金髪の王子様的な奴でマーリンは胡散臭い女性だったらしいが」
「アーサー王の役割ができるなら男性でも女性でも構わないからね、世界によっては性別も違う場合のあるけどね」
なお、ランスロットの罪深さは男性版の方が高い……純粋な不倫になったし。
プーサーとグネヴィアさんとの夫婦間の仲が冷え切っていた上に世継ぎいない所為でモードレッドを強制ロールアウトして拗らせたし……。
アホトリアの場合はモードレッドを子供と認知しがたいからね、自分にお腹痛めて出した訳じゃないから。
「まぁそういう事もあるか……その聖剣の輝きと王の気風は間違いなくアーサー王だぜ」
「信じていただきありがとうございます」
内心ではめんどくさくない人間の鏡みたいな奴に褒められて承認欲求を満たされてドヤ顔ダブルピースのアホトリアであった。
ケイネスも宝石爺という存在を知っているだけにアーラシュの発言にアーサー王の性別が世界によって異なる事はあるのだと受け入れはした。
武侠二人は万華鏡八極拳だからね、話は早い。
ウェイバーは困惑したが、イスカンダルは普通に受け入れているし周りも認めているのでどうにか飲み込んだが。
「この状況の原因は第三次聖杯戦争でアインツベルンが召喚したルール違反を犯そうとしていたことに関係する」
「それってバフォメット?」
「……だったらここまで大事にならなかった。
牛頭の邪神を呼ぼうとして別の者が呼ばれたんだ」
「サテュロス(元はギリシャ神話に登場する、山羊の角を持つ半人半獣の精霊)風情ではないな……」
「ミノタウロスではそこまでは……となると蚩尤か?」
アルトリアの発言に首を横に振りながら答える。
ケイネスは浮かんだ推理を自分し自身で却下し、時臣は牛頭の邪神になり得る東洋の四凶をあげる。
マーリンは情報を開示し始める。
「ソレが生まれた経緯から説明しよう……」
「王の話は長いから却下」
「アルトリア、極めて特殊な事例だから誕生経緯から話さないとダメなんだ……(理解し難いだろうけど)。
平行世界のマリスビリー・アニムスフィアが聖杯戦争を勝利し、研究資金を手に入れ、1990年に完成した人理継続保障機関フィニス・カルデア」
「ほう、アニムスフィアか」
時計塔のロードのケイネスは当然知っている名前であった。
カルデアという言葉を聞いてシャルロットが反応する。
「それって……」
「まぁ彼が亡くなり、そのカルデアがある事件に直面した。
人類史を燃料として過去に飛んで惑星を作り替える計画『人理焼却』が起こった。
内通者がいてカルデアが爆破され、精鋭チームは瀕死の重症になり残ったのは魔術回路があるだけの一般人しか実働マスターの双子の兄妹のみ。
しかし、人類史の英霊達の力と残ったカルデアスタッフチームで乗り越えた……けれど次の勢力がカルデアを制圧し地球が漂白化した」
コルデーとアルトリア以外は絶句した。
マーリンが言わなければ妄想と一蹴したであろう。
コルデーは実際に召喚され、アルトリアは持ち前のクソ度胸と直感で真実を受け止めているだけなのだが。
「カルデアチームは重症者多数であったものの、『全員』収容して脱出して『ノウム・カルデア』を結成して現在戦っている」
「あの!マスターは……マスターは無事なんですか!?」
「なるほど、私に召喚される前のマスターがノウム・カルデアのマスターというわけか」
「その通りだよ言峰神父。
シャルロット・コルデー……君達新生アルゴノーツの活躍のおかげでオリュンポスへ侵入できた。
そしてオリュンポスの空想樹を伐採し勝利した」
イスカンダルは、ノウム・カルデアの話に興味津々だ。
新生アルゴノーツとか空想樹とかパワーワードに冒険心を爆発させている。
ウェイバーは話の進行の妨害をするなら令呪を切るべきかと思い詰めるレベルであったが……。
「本筋なんだが……カルデア、ノウム・カルデアと数多くのミッションをクリアーしてきたのだが、
その時に遭遇した邪神がいてね。
マスター達が倒したのはいいが残滓があった……本来ならそのまま消滅していただろうけども。
だが……この世界のアインツベルンがバフォメットを呼ぼうとして代わりに呼ばれた。
バフォメットと無関係ではないからね」
「資料では、召喚した直後から自壊し始めた出来損ないで即座に敗退したらしいが」
切嗣が口を挟む。
「そうだね。
邪神そのままのスケールでは冬木に聖杯でも難しい。
だが、残滓レベルなら召喚できたが……敗北して聖杯に取り込まれた。
だけど不運な事に2回分の聖杯戦争で貯めたリソースがあった。
人間の望みを叶えるべく貯めた無色のエネルギー……中の邪神がつかってしまった」
「そんな事、敗退したサーヴァントができるの?」
フェイト・ステイナイトではアンリマユ(と命名されて生贄にされただけの人間)が第三次聖杯戦争で取り込まれ。聖杯のリソースが汚染された。
今回は……
「邪神は倒される前にね……カルデアの少年マスターを生贄にして降臨しようとしたんだ。
失敗して倒されたけど……サーヴァント・フォーリナーで召喚された際にその時の状態で召喚されたんだ。
ただの人間(邪神なりそこない)」が無色のエネルギーを触れて汚染して聖杯戦争の中枢を乗っ取った。
今回の聖杯戦争で生贄を手に入れて復活してこの世界に降臨するつもりで既に生贄は満たされた」
「待ってください、まだキャスターしか脱落していません!!」
聖杯戦争の監督役の言峰璃正が思わず叫ぶ。
「今回にキャスターは極めて特殊な宝具の持ち主で聖杯の様な魔力源と接続すれば勝手に発動するんだ。
生前ならば一年に一回増殖する程度のホムンクルスだったんだが…」
「「(30年で10億人を突破すると思うけど……)」」
サー・ワイに教育されているので即座にヤバいドラえもんのバイバインみたいな所業に気がつくアルトリア。
ウェイバーもその真実に気がついて顔が青くなる。
「サーヴァントになってその制限がなくなって直ぐに増殖して聖杯を満たした……。
本来なら小聖杯であるアイリスフィールは人間の機能を停止して聖杯になるが、自分の身体を再構成するために邪神は全て吸収した。
そこで邪神が降臨して世界が終わる……はずだった」
「お主が魔術で細工をしたのか?」
「イスカンダル……僕が千里眼で気がついたのは既に計画が成就した後だった。
邪神の降臨を妨害しているのは邪神に付着していた『エリザ粒子』だった。
邪神が増殖すると共にエリザ粒子もまた増殖したのさ!
邪神は以前の儀式を焼き直しして成立させなければ完全降臨ができない。
完全降臨する前に奴を倒さなければこの世界は最悪滅亡する。
良くて抑止力が働いて冬木が吹き飛ぶだろうね」
「マーリン、直ちに出発しましょう」
「お待ちをアーサー王。
敵を知り己を知れば百戦危うからず。
無策で飛び出すのは危険かと」
アルトリアは何も聞かずに飛び出そうとした。
『直感』が働いたのだ。
見てはいけない、知ってはいけない深淵を覗きかねないから何も聞かずに出ろと。
だが常識人(?)の時臣のうっかりが発動……いや、常識的には正しいんだけど。
アルトリアの腕を掴む。
「エリちゃんの話をしよう」
かつてプレイヤーが飽きるほどの王の話をしたようにハロウィンサーガを始めようとするマーリン。
アルトリアは逃げ出そうとしたが回り込まれた。
「面白そうだなあ!」
「まぁ時間はあるなら聞いておくか」
「魔術に関して疎いんじゃがのう」
「マスター……なにがあったのですか?」
「なんか寒気がするんだぁよ」
地獄の釜が開いた……
ハロウィンイベントの黒幕再び。
バレンタインで某恋愛クソ雑魚魔女がチェイテピラミッド姫路城を見てSAN値チェック失敗したのは知っているね?
次回は反応集になる!
昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……
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Zさん