サンサーラ同盟掲示板   作:Dadaga

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アルトリアちゃんのはじめてのせいはいせんそう その14

アルトリアちゃんのはじめてのせいはいせんそう 

「ストーカーは犯罪です、空鍋は未来の概念」

 

 

「見事だ、時臣!」

「我が師よ,おめでとうございます」

「師父の指導の賜物です。

 これから精進を続け礼装なしでこの技を放てるまでいかねばとてもとても……」

 

 

八極拳チームは勝利を喜んでいる。

もし紅閻魔がトッキーの技を見たら『変態がふえたでちー!!?」と驚愕するだろう。

まぁ伊織君もできるしセーフセーフ。

桜凛系のデミサーヴァントはキモい認定するだろうな、とくにカーマとか。

 

 

「殺気!!とりあえずチャイナイスカリバー!」

「ぐべら!?」

 

 

アイリスフィールにいつのまにか接近してナイフを刺そうとしたゾンビがいたのでカンフーベンチを全力で叩き込む。

切嗣もそれに続いてストンピングをかまし、護衛件賑やかしのホムンクルスメイドがモップでぶん殴る。

ゾンビの機能が停止し、消滅する。

 

 

「龍之介ぇええええええ!!

 よくもこの世界の我が友を…!!」

 

 

次なるシャドウサーヴァントが憎悪の声を上げる。

この世界では召喚されなかった青髭ことジル・ドレである。

この世界の龍之介はキャスターを召喚できたが由井正雪を偶発的に召喚し、殺人を犯そうとしたのを成敗されて死亡した……のだが、黒幕は死体と魂を再利用したのだ。

ジルと縁があるのでマスター擬きに改造したのだが……吉良吉影のように殺人の衝動に負けたのかサイレントキリングをしようとして失敗したのだ、

 

 

「見た目ムチムチ、中身無知無知の幼妻を襲うと言う主を手にかけるより罪深い所業をしたのが間違いだったのだ」

 

 

厳かな声で諭すように綺礼。

アルトリアにはバッチリ内容を聞いたので頭痛がしてきたが。

 

 

「おのれぇ、匹夫めが!

 こうなれば……おお!我が聖女ジャンヌ!!」

「???」

 

 

ジルがキレて宝具を使う寸前にアルトリアを見て号泣しながら祈り出す。

アルトリアは周りを見渡すがジャンヌなる女性は見つからない。

切嗣がアルトリアを引っ張る。

 

 

「セイバー、恐らくアレは青髭『ジル』だ。

 恐らく君の清らかでなだらかなちっぱいを見てジャンヌ・ダルクと誤認したのだろう」

「(聖剣の呪いで成長が止まったんだから仕方ないじゃないか!)

 マスター、敵なら切ればいいのでは?」

「それでは普通の聖杯戦争と認識されて儀式が進む。

 僕に作戦がある」

「……なるほどそれはいいですが、私からも……」

 

 

切嗣はとある作戦を出し、綺礼がそれを補強する。

二人の『作戦』を聞いて正気を疑ったが、普通に倒すのは不味いのは理解したアルトリアは作戦を実行した。

 

 

「久しぶりね、ジル!

 今は皆でお昼にしようと思うの!

 私が腕に縒りをかけて作りますので待っていなさい!」

「おお、ジャンヌ!!

 懐かしいですな!戦場で大鍋を使って兵士に糧食を振舞っておりましたな!」

 

 

もともと精神汚染が進んでいた上にシャドウサーヴァント化して思考理性の類が低下している為か簡単に引っかかる。

アルトリアは、ジャンヌの振り(見た事ないけど)をして大鍋を出し、火にかける(トッキーが固形燃料を出し,魔術で着火する)。

ジャンヌ(のふりしたアルトリア)が鼻歌混じりで鍋をかき混ぜる。

ジルはワクワクして待っていたがある時、気がついた。

 

———鍋に具材入れたっけ?

 

ジルは、恐る恐る鍋を見たら……『中に何もありませんよ』。

ジャンヌ(のふりしたアルトリア)の目にはハイライトのない状態で火にかけた空鍋をかき混ぜていた。

某バッタモンなら『空鍋ですか、見事なものですね』と刃牙1話の炭酸抜きコーラ解説おじさんばりに感心をすることだろう。

 

若い読者向けに説明すると、ヤンデレの表現である。

ヤンデレが認知されたのは2006年のスクールデイズやshuffle!のアニメからだが……

アニメ版SHUFFLE!第19話の芙蓉楓が他の女の子と仲良くやってる土見稟に嫉妬し料理をしようと空の鍋をかき回したことに発する。その時にハイライトのない目で空鍋をかき混ぜる描写がミーム化した……なお原作ゲームにはない。

なお、今の聖杯戦争の年代はだいたい1994〜1996年くらいだったりするので未来の概念ではある。

 

 

「あははははは」

 

 

ジャンヌのフリをして隙を作れと言ったのは切嗣だが、演技指導したのは綺礼だ。

 

『このような女性は男子に新たな天啓を与える福音である……これは謀略ではない、彼に新たな<H>(叡智)を授けるホーリーミッション(聖なる伝導)である』

 

アルトリアの頭痛が加速度的に増してきた。

マスターと同レベルの変態の存在は即座に消し飛ばしたい衝動に駆られるがそのアドバイスを元に演技をする。

なぁに、生前の罰ゲームじみた王様生活やら今回の変態達との事を考えれば簡単にハイライトを消せる。

 

 

「わ、我が聖女よ……?」

「ジル、お願いがあるの」

「な、なんでしょう?」

「死んで」

「は?」

「ワタシの為に死んで!」

 

 

ジャンヌ(のふりしたアルトリア)は、ワザと稚拙なテレビドラマのように包丁を振るう。

どうにか避けるジルだが、頬に傷ができる。

 

 

「あははは!皆、皆死ねばいいのよ!

 ワタシを火炙りにしたブリテン人も!ワタシを見捨てたフランス人も!神も!何もかも灰になればいいのよ!

 死んで!死んで!

 死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで」

 

 

錯乱した彼女の包丁を避けながらどうにか奪おうとジルが動こうとする。

剣ジルなら『我が聖女はそんな事言わない!』と偽物だと見抜く(と言うかそもそも見間違うことはしない)が、今のジルはその思いに共感するも……転倒してしまう。

マーリンが足元に草を生やし足が引っかかるように仕組んだのだ。

ジャンヌ(のふりしたアルトリア)がジルに乗っかり包丁で滅多刺しにしていく。

ジルは困惑の表情のまま霊核を切り刻まれて消滅した。

 

 

「ご苦労だったセイバー」

「……いや、なんなんですか?」

 

ノリノリでやっていたアルトリアだったが終わってから冷静になって考え直しておかしいと思って思わずツッコミを入れる。

 

 

「魔術師やサーヴァントの戦争ではなく、ありきたりな愛憎劇として処理させた」

「愛により狂ったジル元帥を新たな愛で救済したのだ、誇りたまえセイバー」

「いやおかしいだろう!」

 

 

論理的思考(?)で説明する切嗣と、愛ですと言い切る綺礼にそれをツッコミをいれる最後の希望・ウェイバー。

綺礼は、顔色一つ変えずに切り返す。

 

 

「これは男子が持つであろうトキメキ……」

「なんだよトキメキって!そんなわけあるか!」

「いつか私の時代が来る、その時こそ理解者は増えるだろう。

 神の教えに叛き、魔術に傾倒する少年にはわかるまい」

「何出鱈目を……」

「ウェイバー君。綺礼は長く信仰について悩み続けた敬虔な綺礼だからこそ辿り着いた結論なんだ。

 それはきっと間違いなんかじゃない」

「アンタは無条件に弟子のことを信じすぎなんだよ!!」

 

 

 

 




バッタモン時空の茶の湯バトルは……


666:バッタモン
そ、そんな……


(「立つんだシュシャ」
 「うん、カッちゃん」」


667:名無しの転生者
え……誰?


と、謎の少年がポップします。
じんるいあくあくちゃんも想定外のキャラが出て困惑する。
その正体は……羽柴秀勝。
織田信長から貰った養子……ではない。
羽柴(豊臣)家には三人の秀勝がいる。
秀吉の甥で、於次丸秀勝の死の前後に迎えられた養子、信長から貰った養子、そして秀吉が長浜城主時代にもうけたとされる実子。
石松丸という幼名で、秀吉の側室(誰かは不明……正室にねねの子、非実在説もある)からの子である。
天正4年(1576年)10月14日、秀勝は死去してそれ以降に秀勝と名付ける子供が二人いたことからかなり溺愛したと思われる。
バッタモン秀長はどうにか生かそうと奔走するも天が秀勝の死を望むかのように死に向かう……後に鶴松も同じように亡くなった。
バッタモンはその時の無力感と絶望感はいかほどだったのか……茶々には悪いけど鶴松の死の時点で豊臣家の延命は諦めて徳川の世になるのを想定して動いています、バッタモンは。
石田三成が秀吉の事を言ったり、秀頼をあの世の王にするとか言った時にカッちゃんこと秀勝は


『ち……秀吉様を支えたぁ?
 お…秀長様が命削って支えたのが実情なのによくも信長公にそんな口たたくもんだな』


とか言った場面も。
なお、バッタモンはクライマックスまでは秀長の姿をとっていません。
シュシャ…もとい鶴松にも秀勝にも合わせる顔はなかったので最初は顔出す気はなかったですがレイシフト適正あったんでサボるわけにいかないので出ていました。
ノッブや茶々、長可くんは意図的に姿を変えないの察してあえて言及しませんでした。
利休には『そう言うとこだぞ』と塩対応ですが、駒姫相手にはジャンピング土下座をしましたが。
駒姫も秀長(バッタモン)に関しては憎んでいません……そもそもその時死んでいたし、生きていればこんな仕打ちを受けずに済んでいたと理解しているので。ー

昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……

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