静謐と俵藤太を奪還し集落に帰還した一向。
何気に静謐が立花に横に近づいているのを輝星や百貌が嗜めるが。
「師匠ー!」
「ガレスか」
ランサーの時より大人になったはずのガレスがランサーの時と変わらないテンションで突撃し、ワイのところにダイビングしてきた……犬耳と尻尾を幻見する藤丸兄妹であった。
ワイはそれを受け止める……トッププリーダーのように。
そこに近づいてきた偉丈夫がいた。
白い鎧に凄まじい力を秘めた槍を持った騎士……ワイには見覚えのある男だった。
「パーシヴァルか、傷が深いと聞いたが」
「漸く戦線に復帰できたよ。
サー・ワイやベディヴィエール卿、そして人理修復を目指すカルデアが来てくれて助かった」
「遅くなってすまんな。
だが推定だがベイリンに手傷を負わされた獅子王も回復しているだろうから近々決戦をする事になる。
神輿とはいえうってつけの大将は用意できるからあとは戦力を各勢力から束ねる必要があるがな」
「神輿?」
「並行世界のアーサー王の不始末を並行世界のアーサー王(弟子3号)に正してもらうのさ。
どうも、『アイツ』はこの特異点にも召喚されていないし、カルデアとの縁がまだないからな。
マーリンが第七特異点で酷使されているから軍師役は任せてもらおう」
「おおー!師匠が本気を出すのですね!」
「とはいえ、強行軍をしてきたから今日はお前さんに快気祝いと静謐のハサンの奪還を祝う宴をすることにする、
幸い、食料提供には『当て』がある」
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助けてください!人理君が息していないんです!!第6特異点
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7002:バッタモン
うちの武吉とガレスが急速に仲良くなったのだが
(「君がブリテンでの弟子のガレスだね」
「師匠の最初にお弟子さん……兄弟子ということはお兄様とお呼びしていいでしょうか!?」
「か、構わないけど……でもお兄さんいるんでしょ?」
「兄はいません、我らが騎士王の元を離れ、非道を成し、あまつさえは師匠を否定する……兄は鬼子です」(きっぱり))
7003:名無しの転生者
うわー、完璧にキレてらっしゃる。
どこのセイラさんだよ。
7004:じんるいあく
リリィちゃんとも仲良くなって……
(「はじめまして、アルトリア・ペンドラゴンです。
剪定の剣を抜き、修行の旅に出ている身です。
召喚されて先生から色々学んでいる最中です」
「並行世界とはいえ騎士王が妹弟子に…」
「一緒に頑張りましょう、お姉様!」
「お、お姉様?(正確には私は姪っ子なんですが……なんかいいかも)」)
7005:エンマニンジャ
お姉ちゃんを遂行しそうで……。
存在しない記憶がわかないか心配だな。
7006:名無しの転生者
水着のティアマトならマジモンの存在しない記憶を差し込む宝具があるからなぁ…
7007:スミス
武吉くんがガレスの兄になった記憶やら、バッタモンニキとガレスちゃんの結婚式の記憶を差し込めばガウェインの脳を破壊できそうなんだが。(※ここに召喚されていないアルトリアの脳も破壊されてしまいそうだけど)
7008:名無しの転生者
暴走して宝具乱射しそうで怖い。
7009:バッタモン
アホな事を言っている場合じゃないな。
明日は初代『山の翁』ハサン・サッバーハにあいにいくんだからな。
ケイとランスロット、ボブ、アーラシュ、パーシヴァルは防衛で。
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<ハサンの霊廟>に辿り着いたカルデア一行。
カルデアの管制からはなにも異常はないが、現地では恐ろしい重圧を感じている。
ただ、ワイのみは涼しい顔でいるが、他の者達にはここに居たくない、魂が拒絶するレベルの脅威を感じている。
「猿の騎士殿は、恐ろしくないのですか?」
「呪腕さん、生き死にを何度も繰り返せばね……そこまで!」
急に声を上げるワイ。
『意』を虚空に向かって飛ばす……一般的にいう『気あたり』、『二階堂兵法・心の一方』である。
マシュは咄嗟に立花を守るように盾を構えるが何かがすり抜けたと感じた。
『何が……』
ワイは利き手を胸に当てて虚空に向かって挨拶を行う。
呪腕、静謐はワイが『誰』に話しかけているかを察して跪いた。
「見事也、人理の請負人よ。
……魔術の徒よ」
「「はぁ!」」
「ちょ、どうしたの?ワイは壁に挨拶して、二人は跪いちゃって!?」
「……三蔵殿、静かに。
既に我らの前に何者かがいるようです」
「ランスロット卿やベイリン卿よりも恐ろしい手練れです」
「……うむ、黙っていろ三蔵。できれば息も吸うな。
この御仁に襲われればひとたまりもない……。
今の拙者があと三十、四十、歳をとってようやく一射届くか、という武の極みだぞ。
博雅殿はいち早く気がついたようだが」
ベディヴィエール、ガレス、俵は闇に潜む者の強さを感じ取っていた。
ワイは、原作知識を持っていたからこそ誰よりも早く察知したが……初見では対応が困難であるし、あくまでワイが察知したから剣を引いただけであって、ワイの気あたりで止まったわけではない。
本気であれば立花は両断……はされないまでもカルデアの管制で死亡扱いされていただろう。
「———魔術の徒よ、そして人ならざるモノたちよ。
汝らの声は届いている。
時代を救わんとする意義を、我が剣が認めている。
だが———我が廟に踏み入る者は悉く死なねばならない。
死者として戦い、生をもぎ取るべし。
その儀を持って我が姿を晒す魔を赦す。
手出しは無用だ、人理の請負人よ」
『闇に潜む者』はワイを静止して再び立花に刃を振るった。
管制をしていたロマニは立花が死亡したと動転し、立花もそれを聞いて動揺する。
『闇に潜む者』は静謐のハサンに命じた。
「静謐の翁よ、これに。
汝に祭祀を委ねる。———見事、果たして見せよ」
「ぁ……ああ、ああああああ!
ひぃ、やぁあ……!?」
静謐のハサンの周りに黒い霧のようなものに包まれた。
ベディヴィエールが冷静に分析する。
「静謐どの……!
この気配、意識を乗っ取られましたか…!」
「初代様!お使いになるなら私を…!
静謐には荷が重すぎまする!」
「たわけ。貴様の首を落とすのは我が剣。
儀式に使えるものではない。
静謐の翁の首、この者達の供物とせん。
天秤は一方のみを召し上げよう」
「静謐のハサンを殺せと…?そんな事はさせない!」
「過程は問わぬ、結果のみを見定める。
死の舞踏をはじめよ、静謐の翁よ。
どちらの首が晩鐘に選ばれるか——それは汝らが決める事だ」
静謐のハサンの霊基の魔力が爆発的に高まった事をロマニが伝える。
彼女の周りに『デーモン』が現れる。
不安げなマシュに対して立花は『今まで通り、全力で』とか自分の命だけでなく静謐のハサンの命を救うべくマシュに指示をだす。
生命掛けの試練が始まろうとしていた。
昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……
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ピーコックニキ
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エンマニンジャ
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野良勇者
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史上最強の大工
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Zさん