なお、今回は『これは邪念に満ちた物語である。 正道を望む者は無用である』
ここはサザエトピア。
アニメサザエさんの世界であり基本的に平和である。
そんな街の一角にある喫茶店『さんさーら」。
ここのマスターこそサンサーラ同盟の首領であり掲示板管理人である。
彼は優雅にコーヒーを飲みながら本を読んでいる。
カウンターには脚本は複数積まれている。
なにやら映画の脚本らしく、今の管理人が読んでいるのは『実写版 機神飛翔デモンベイン』、積まれている本の一番上は『実写版 装甲悪鬼村正』である。
管理人がこちらへ視線を向ける。
「優れた創作物はヒットした後に往々にして起こるのはアニメ化、ないしは実写化だ。
ただそのままやるだけでは満足しないが、余計な事をすると炎上する。
一部の声を聞くと……」
ぬ「……連載終了してかなりの時間が経ったのに何故かZOZOやら香水やらグラブルでコラボが起こるわ、舞台化するのは……なら後5、6年の内に実写化しても不思議じゃない……社会にハジケリストが潜伏しているからな。
変態仮面や地獄甲子園もいけるならいけるだろうな、ボーボボ」
アウトロー(笑)「前々世でコスプレした私が言える事じゃないけど……実写化したら透き通るような世界にならないと思うの」
偉大な航路の北斗伝承者「K国版実写版北斗の拳』は訴訟モノだった……無断でやった挙句、モヒカン以下のレベルだったからな。実写版ワンピースのように作者が納得いくまで許可しないレベルでいく方がいいだろう」
三代目ツェペリ「岸部先生は良かった。あー4部は賛否はあると思う……まぁ頑張った方だ。
承太郎がパッショーネに囚われていなければ……(隠語)」
寺転移のK、K「出来がイマイチでも原作の興味を持って買ってもらえれば勝ちではあるな」(作者は実写版孔雀王から興味持って孔雀王読んだ)
ホグワーツの暗黒皇帝「ああ?俺に聞くな」(言わずと知れた大ヒットシリーズ)
モブ死神、モブ聖闘士「実写化……知らない子ですね……(遠い目)」
龍魚「その……あの、桐生さんが『堂島の龍になりたい』っていうのは……その解釈違いというか……。
だからその話題は桐生さん達にはしないから言わないでくれよ?
真島さんが見たらドス振り回しそうで……。
ああ、エヴァンジェリンは実写版の自分や茶々丸さんを見て乾いた笑いそしていたな……」
スミス「舞台とかはあったが実写は…実写版デビルサマナーくらいで済めば御の字だと思うので素直にペルソナ6ください」
じんるいあく「第六特異点の舞台化は好評だったそうです……私は見ていませんが」
「……などという声があった。
そしてとある世界であった出来事だ……」
.
.
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装甲戦鬼の世界でのことだ。
雄英の寮で出久が入ってくる。
「ヒカルくん大変だよ!」
「なんだい、藪から棒に」
「実写化だよ!」
「ん?」
「僕のヒーローアカデミア、実写化決定したんだだよ!。*1
「ふーん」
装甲戦鬼こと湊ヒカルは冷淡だった。
焦凍が書類を読むとがっかりした。
「ヒカルや景明さん達、そして凍火は出れないからな」
「そりゃ原作準拠だからな。
しかし……他の面々はウッキウキだな」
A組の面々は学級委員を決める時に皆が自薦する位に目立ちたがりだからね。
轟家はエンデヴァー以外はノリノリだった。
「一度やってみたかったんだ」
「過去は消えない(キリッ)」
「メイクおかしくないかな……」
「フフフ……萎れた炎司さんも可愛い」
「できない!子供達を虐待するなんてできない!!」
なお、湊夫妻は……
「実写化……うう、頭が……今日は度数の強い酒を飲んで全てを忘れよう」
「景明さん、あのクソ映画で主役なのに降板させられましたもんねー!」*2
「私が出演する!」
「おう、童貞災難だったな、骨は拾うぞ……」
「なんのヒカル君、私たちの情熱がきっといい映画になる!
今回は『ハリウッド』で世界初放映されるそうだから、スターアンドストライプやデイブに連絡しなきゃ……」
「ああ……」*3
こうして、ハリウッドの巨匠『金 玉(キム ギョク)』の手で主導されていく。
最初オールマイトが『AFO!?死んだはずでは!!?」とびびっていたが、他人の空似である。
本物は装甲戦鬼によって嬲り殺しにされたし、後継者も事前に剪定されているので。
最初の事件は……
「緑谷君、君はクビね、以後は大道具とかスタッフに回って」
「ええええええええ!?」
まさかの主演降板である。
お茶子が麗らかでない表情でガンヘッド・マーシャルアーツの構えをする。
金玉はあっけらかんとした様子で答える。
「ナードの主人公が、スーパーパワーを得てヒーローのなる……素晴らしい王道です」
「ならデク君がなんで降板するんや!?」
「リアルナードはバエない!」
爆轟は爆笑するが、お茶子の怒りの鉄拳が炸裂した。
まぁそれはそう……としか言えないが。
なお、この世界の出久は幼少のころからガチの肉体改造しているので原作よりナード臭が少ないルックスなのだが……無常である。
そして次の事件は……
「オールマイト、アナタ、クビ!」
「Nooooooooooo!!!」
まさかのナンバーワンヒーローリストラである。*4
ガチのオールマイトファンの出久と爆轟が詰め寄る
「この(卑猥な単語の為伏せています)野郎!オールマイトを何故下す!!
返答次第で爆殺するぞ!!」
「そうです、なんでオールマイトがいけないのですか!」
「正直、心苦しいんだ。
でもね、性別に配慮して強い女性の師匠をキャスティングするべきなんだ。
だからオールマイトを女体化させければならない、無論、スターストライプは本人出演させるからそれ以外で」
出たー!ポリコレ配慮!
実写版聖闘士星矢で何故か女体化したアンドロメダの瞬とか、ファンタスティック・フォーの実写映画で女体化したシルバーサーファーとか!
悪い前例があったがこれは酷い!(スターストライプはキレた)
女体化オールマイト役として出久の魔術書のトワの面倒を見ていた書の妖精的なサムシングである志村菜奈であった。
人間大になっている志村は困惑したが、『私の代役……先代である師匠こそ相応しい!』と下されたオールマイトの推薦もあって採用された。
他にも……
「いやー、耳郎ちゃんいいね!トランスジェンダー枠は必須だからね!」
「なんだテメェ……」
「抑えろ、耳郎!ここでやっちまったら除籍だぞ!」
「というかヴィランとして収監されるよな」
胸がないせいで
トランスジェンダーと認定されてしまった耳郎は思わずイヤホンジャックを金玉に叩き込もうとする……ガチモンがワイルド・プッシー・キャッツにいるのに。
それを全力で抑える上鳴、それを冷静にツッコミを入れる峰田。
「飯田君!君はなんでダンスパーティーのダンスができない!」
「ヒーローとして勉学訓練をしてきましたがこのようなことは初めてで…」
アメリカンなノリについていけない飯田も降板することに。
なお、主役の出久の代役はメッチャ棒読み、アクションも運動音痴。
卒なくこなす爆轟のイライラケージがマックスになる。
事務所の関係で捩じ込まれているので降板させられないのだ、カスな配役でも。
撮影は難航し、予算と時間だけが嵩んでいく……。
ちなみにハリウッドではエンディングを複数のタイプを撮影して反応が悪い場合は違うエンディングに差し替えることがしばしばある。
金と手間が掛かる要因の一つである。
この撮影でも当然行われる。
でどうにか頑張った。
志村「デトロイトスマッシュ!!!(俊典……なぜ必殺技が都市名なんだ?顔もアメリカナイズされているし……都市名がありなら…日本風なら江ノ島インパクト……ないな)」*5
オールマイトの師匠なだけあってアクションは素晴らしい。
だが……セリフはダメダメだった。
「緑谷少年?君はヒーローになれる?」
セリフが上擦っていた……まぁ目の前の新緑谷出久(イケメンではある)は9代目オールフォーワン継承者ではないし、そもそも緑谷出久じゃないし。
そして新緑谷出久の演技は酷かった
「むこうせいのぼくもひーろーになれますか?」(ウルトラ棒読み)
「(なれないよ、個性無個性以前の問題で)」
「でとろいとすまーっしゅ」(蝿も止まる手打ちパンチ)
志村の気合いの入ったアクションをしたり、優等生な演技をする爆轟や八百万の演技を横に並べると盛大の浮くのだ、新緑谷出久が。
いっそダークマイトを新緑谷に据えた方がマシだったかもしれないレベル……。
脳無が改造人間でなく相撲取り(バイオスモトリ)に変更するわ、ヴィラン連合がニンジャやカブキのコスプレをした外人で衣装に「大根役者』とか「天皇陛下』とか絶対に間違った日本語が書かれていた……無学な奴がなんか画数の多い漢字はクール!とか思ったんでしょう。
馬鹿だと思う?クーゲルシュライバー(ボールペン)、タックスヘイブン(租税回避地)とか、クリスタルガイザー(ミネラルウォーター)とかかっこよさげに聞こえたじゃん?
「ヒカルは幸運だった……」
焦凍はため息をついた。
案の定クソ映画で元ヴィラン、現エンデヴァー事務所所属のジェントル・クリミナルの映画レビューでめでたくクソ映画レビューの再生数が100万再生した。出来るだけ忖度した言葉を捻り出そうとするジェントルの苦心する様子が萌えどころである。
まぁクソ映画でも赤ん坊の凍火ちゃんはキャッキャとエンデヴァー一家の登場シーンを喜んでいたので焦凍的にはオールオッケーだったが。
なお、物間がメッチャ煽るが憔悴したA組を見て優しい態度になったのは秘密だ!!
昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……
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ピーコックニキ
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エンマニンジャ
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野良勇者
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史上最強の大工
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Zさん