・すごいぞ、テスラさん!
バッタモン「しかし、ここまでよく見通せていたとは……凡人の我々がようやく辿り着いた境地である」
テスラ「はははは、当然である」
じんるいあく「何しているの……ってこれは何?」
水滴状(涙滴状)の流路が鎖のように連なった形状のバルブが用意されていた。
テスラ「私の発明品だ」
バッタモン「テスラバルブって呼ばれている。
可動部品なしで流体を一方向に制御するんだ」
じんるいあく「???」(文系)
バッタモン「液体や気体を含めた流動的なシロモノは管に通して流すと逆流する場合がある。
ガス管や水道は専用の逆流阻止用の安全弁が作られている。
で、このテスラバルブは、この形状自体が逆流阻止ができる……まぁ完全停止はできないがね。
専用の部品を作らないで良い分耐久性に優れている」
じんるいあく「へー」
テスラ「実際にインクで色をつけた水を流すとわかりやすい」
順方向へは流体は比較的スムーズに流れ、逆方向には流路が分岐し、再合流する際に流れが衝突して渦が発生するため、大きな抵抗が生じる。
じんるいあく「それで、どういうのに使えるの?」
バッタモン「可動部品がないため、マイクロ流体デバイスやパルスジェットエンジンなどに利用されるな。
あと最近では熱流制御……物理的な流体だけでなく、固体中の熱の流れを制御する「熱整流」への応用研究も進んでいる。
他にもマイクロ流体デバイスという液体を非常に少量だけ送るためのマイクロポンプなどと組み合わせて使用される。
魔力も流動するなら何らかの使い道も生まれるんじゃないかな?」
テスラ「人理の請負人よ、大事な機能をマスターに教えていない!!!」
じんるいあく「大事な機能?」
テスラ「電気……交流電流もまた流動性を秘めている!」
じんるいあく「あ(察し)」
テスラ「AC→DCコンバーターは忌まわしい直流を交流に変換するという素晴らしい機能がある!!!」
じんるいあく「あ、やっぱり……。
聖杯戦争で英霊を生贄にするよりもさ、各分野の先達から意見を聞ける交流会の方が実りがありそうだね」
バッタモン「魔術の基盤は独占すれば強くなるから集合知が使えないのがな……」
テスラ「魔術師や一部の人間が…『天才が生き続ければ研究が進む』と思っているがそれは大きな誤りだ」
じんるいあく「じゃあスカイライダーやスーパーワンが「もうアイツ一人でいいんじゃね?」というのは間違いだと」
テスラ「スカイライダーやスーパーワンという人物は知らないが天才と言えども一人では限界がある。
違う知見や発想から新たなものが生まれる可能性があるのだ……直流バカでも役に立つことがあるように」
忌々しげにエジソンのことは認めているのだ……。
バッタモン「物理学者とか最近のはあまりにも先鋭化しすぎて何か成果をぶち上げても他への互換性が少なくて一発屋めいた感じで一人で次々に発表とはいかなくなっているし、専門が進みすぎる弊害かねー」
・発明
立花「発明かあ……」
バッタモン「発明、するかい?」
立花「簡単にできないでしょうに」
発明の定義は新しい物や方法を考え出すこと、またはその行為自体。
特許法上での発明は、「自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のもの」とされ、産業上利用できることが条件だったりする。
発明には三種類ある。
物の発明:物の構造や機能に関する発明。
方法の発明:ある目的を達成するための方法に関する発明。
物を生産する方法の発明:特定の物を生産するための方法に関する発明で、その方法および方法で生産された物も保護の対象となる。
エジソン「マスターもなにか発明しようと思うなら何度でもトライアンドエラーをしていくことだ。
才能も大事だが、実現の為に膨大な努力を重ねなければ実現できないからね」
バッタモン「仙台の伊達のマー君がずんだ餅をつくったんでしたねー。
武吉君に作ってもらっていますが。
発明に一家言あるダヴィンチに聞くのもいいだろう。
たまにトンチキなバギーを作ったりするが」
テスラバルブというテスラさんの発明品を見ていまだに現代でも研究され続けるシロモノ。
一体彼は、どこまで見えていたのか……?
星の開拓者を持って当然だった天才というやつである。
昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……
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ピーコックニキ
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エンマニンジャ
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野良勇者
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史上最強の大工
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Zさん