サンサーラ同盟掲示板   作:Dadaga

593 / 707
ペルソナ5オルタナティブ killer9 えくすとら4「名探偵スミス」

「俺の復讐の邪魔をするなら……死ねよやぁあっあああっくぁああああああ」

 

 

イマジナリー叶が叫ぶと黒いオーラに包まれながら変形していく。

研究室から周りがヨーロッパの街並みへ変化した。

悠達がいるのは高台になっており,近くに斬首用の斧が置かれている。

周りには処刑を見物に来ている民衆(※認知存在。昔は処刑を見るのが娯楽だった)」に囲まれ、脱出できそうな出口はない。

3メートルの巨体になり、赤銅色の肌、全身に数式や図形が書かれた紙が貼られ、顔面部分は三つの首が出ており、真ん中は昔の単眼レフカメラ、左側は赤い回転灯、右側はダイヤル錠となっている。

悠は、以前のマヨナカテレビで自分自身に否定されて変身したシャドウに似ていると思った。

 

 

「(警備室から持ってきたコイツでもアイツの一撃を受け止められない……だが)

 ヨシツネ!!」

 

 

イマジナリー叶が怪物化した以上普通の空間でないと判断し、ペルソナの行使可能もできると確信した鳴上は力ある言葉を発した。

身軽そうな鎧の武者が悠の横から現れる。

ヨシツネは、自在に跳び回ってイマジナリー叶を切り裂く八艘跳びをする。

イマジナリー叶は悠を簡単に倒せないと見るや,大きく回転灯のサイレンがけたたましく鳴り響く。イマジナリー叶の周りに無数の天使が生まれる。

騎士甲冑を身につけ、翼の生えた天使『アークエンジェル』だ。

さしもの歴戦のワイルドでもアークエンジェル全員を仕留めきれず、撃ち漏らしの一体が岩星を斬りかかろうとするが…。

 

 

「飛ばせ!アグネス!」

 

 

空間が粉々に砕かれ、穴が開く……そこから飛び出す者がいる。

クイーンのバイク型ペルソナ『アグネス』を疾走させてウィリー走行で車体をアークエンジェルをぶち当てられたらぶ。

クイーンに続き、スミスや怪盗団が乱入する。

その後にダッシュで駆けつけたコン・スミスが2丁拳銃でイマジナリー叶が召喚し続けているアークエンジェルを撃ち殺していく。

 

 

「バトルデータ解析……あのデカブツの回転灯部分がシャドウの増援を呼んでいる!」

「わかったぜナビ!いくぜいくぜ!大当たりだ!」

「チェックメイト」

 

 

ナビが解析し、それを聞いたスカルがダッシュでイマジナリー叶に接近して頭の回転灯へ鈍器で殴りつける。

回転灯にヒビが入ったところに空を飛ぶアークエンジェルにワイヤーで拘束して高々と飛びながら拳銃で回転灯の亀裂に銃弾を叩き込み、回転灯を無力化する。

 

 

「ルーシー!」

『エメラルド・スプラッシュ!』

 

 

ノワールがペルソナを召喚する。

ルーシーのスカートが変形してガトリングガンでイマジナリー叶を攻撃する。

なお、呼んでもいないのに氏神兼ガーディアン兼ペルソナの白鷺弓子はジョジョ立ちして両腕を組んで左手の指を天に刺す俗に言う『ズァッ!』のポーズを取っている。(※弓子ェ……。昨日スミスと春が同盟取引で取り寄せたアニメジョジョ3部のアニメを視聴したせいで…)

イマジナリー叶の頭部のダイヤルも破壊され、隙を晒す。

悠がスミスとジョーカーへ声をかける。

 

 

「連携攻撃をする!」

「了解した、SHOWTIMEだ!」

「残業はしない主義だ、手早く始末する」

 

 

コン・スミスからエージェントスミス変身する。

一斉にペルソナを発動する。

 

 

「チンゼイハチロウ!」

「ヨシツネ!」

「スピリットを燃やせ、カゲホウシ(ライドウ)!」

『我はライドウではない』

 

 

ジョーカーが源為朝(チンゼイハチロウ)を召喚し、戦艦の主砲のような矢を発射し、イマジナリー叶の胴体に命中し、昆虫標本のように刺さる。

悠のヨシツネが残ったアークエンジェルを足場にしながら倒しつつイマジナリー叶へ斬りつける八艘跳びを行う。

スミスのカゲホウシの赤光葛葉の刀身に緑色のマグネタイトの光を帯びながらイマジナリー叶へ一閃!

 

 

「バイバイ」

「「ハアアアアアアア!!」」

 

 

スミスは陰から拳銃を取り出す……そのデザインは新種のガスバーナーの類いやSF創作の架空銃のように見える。

その拳銃は『Thunder.50』。

米国Triple Action社が試作した大型拳銃で2004年にラスベガスで開催された銃器見本市『SHOT SHOW 2004』で発表した大型拳銃。

実包50 BMG(12.7×99mm NATO弾)を単発射撃するため、という馬鹿げた目的と威力を誇るロマン砲で単発式だ。

スミスの趣味の銃器収集(※本来出回っていないはずなのにマフィアの所で押収した)の一品の一発。

平均的な中型以上の拳銃が1kg前後なのに対し、Thuder.50は5.4kgと分隊支援火器レベルの鈍器で拳銃サイズに無理くり収めた都合上か使用弾薬の最大発射エネルギーである18,000Jという馬鹿げたパワーで両手でしっかりした体勢でも後ろに吹っ飛ぶレベルだ。

だが鍛え上げた肉体とペルソナに能力で片手で反動を抑えて発砲し、命中する。

そこへ悠とジョーカーの剣による攻撃で止めを刺す。

 

 

「岩星ぃ……岩星ぃいいいいい!」

 

 

怨嗟の叫びをしたまま消滅するイマジナリー叶。

この戦いを見ていて腰を抜かし、失禁している岩星。

エージェント・スミスは片手で岩星の胸ぐらを掴みあげる。

 

 

「ひいいいい!私は!私は悪くない!!」

「こんな目にあってまだ言いやがるのか」

「やばやばだな……もう私達は改心できないからなぁ」

「下の下ね」

「でもどうしたものかしら?」

 

 

この期に及んで他責思考の岩星へ呆れるスカル、ナビ、ノワール。

この後の処遇に悩ますクイーンを見て、ジョーカーが言い放つ。

 

 

「自分の罪を認めろ」

「い,嫌だ!私の栄光が、キャリアが……!」

 

 

流石に、罪の意識があり、自分のしたことの罪悪感を持っている岩星。

だが、それから目を背けようとしているのを見て悠も何か言おうとした時、スミスが発言する。

 

 

「お前、このままだと死ぬぞ?」

「え……」

「今回は助かったがこれが最後と限らない。

 両親に顔を合わせないまま死ぬなら構わないが」

「……わかった、警察に出頭する」

「酒は控えめにな、お大事に」

 

 

スミスは、岩星にお札を貼り付けると岩星は眠ってしまった。

異世界が壊れ始める……岩星の罪悪感から生まれたイマジナリー叶を倒し、岩星が自分の罪を認めた事で崩壊していく。

スミス達は騒ぎになっている学校から離れ、今回のことを話し合うことにした。

話し合いの場は……

 

 

「注文は?」

「明智……じゃなかったパンケーキ人数分で」(※そろそろ明智君をゆるしてあげよう)

「オーダー入りまーす!」

 

 

月光館学園の近くで小さなレストラン『エウリュディケー』……通称『荒垣食堂』。

桐条美鶴達,シャドウワーカーにも一報するのも兼ねてここで話し合う事に.

仏頂面の新垣真次郎と明るく対応する荒垣琴音。

蓮達に加えてシャドウワーカー側から来たのは……

 

 

「荒垣先輩、三段重ねで」

「残さず食えよ」

「理は相変わらずメッチャ食べるなざ俺っちは胃薬とお友達なんですけどねぇ」

「わふぅ」

 

 

桐条理と、伊織純平である……なお、元々ここにいるコロマルは大きく欠伸をしながらスミスを見ている。

情報を共有してから純平が聞いてきた。

 

 

「スミスっちは、よく説得できたっすね」

「純平さん、見ればわかる事なんだ」

「見れば……エスパーっすか?」

「私は服装が汚れていて不潔にしていた位しかわからなかったわ」

 

 

純平は、スミスの言葉に首を傾げる。

真も表面的な部分は観察できたが深掘りできなかった。

スミスが種明かしをする。

 

 

「スーツがヨレヨレ、髪の毛が潤いのないパサパサ。

 腹はむくみ、目と肌が黄色い……これだけ揃えばアナライズ完了よ」

「まおーアイならわかるかもしれないけどもうちょっとわかりやすく!」

「教授なのに服装に気を遣っていない所から独身、実家暮らしでない一人暮らしの可能性が極めて高い。

 遠目からの視診でも酒浸りなのは明白だ、他責思考でも罪悪感や恥までは忘れていないと。

 酒浸りが続けば肝硬変に至る可能性がありるというか初期症状くらい出ている。

 相手の功績を奪い,自分のせいじゃないと言い張るくらいだ隠蔽しただろうから両親のところにも顔を出したり連絡はしないだろう」(※元医療系の前世持ちならではだね)

 

 

両親に会っていないことを言い当てられ、死ぬような目にあった岩星は、観念して研究論文窃盗の罪を告げるために警察に出頭する事にしたのだ。

琴音はスミスの名推理に口笛をふいて関心し、悠も頷いた。

 

 

「成程、『長くない』と『酒は控えめにな、お大事に』というのはそういう意味だったのか、直斗のような名探偵ぶりだ」

「恐縮です(直人様万歳)」(※いつもの)

「参ったわね、私はそこまで考えつかなかったわね」

 

 

悠の褒め言葉を謙虚に受け止めるスミスに、同じ条件で観察したのに考えに至らなかった真は米神に指を当てながら反省する。

それに対してスミスは返す。

 

 

「弁護士にせよ検事にせよ、細かく観察して論理的に組み立てていくスキルは必須だからな訓練しないとな」

「凄えぜ、スミス!どうやったらそこまで出来るんだ?」

「そうね、私も後学にために聞きたいわ」

 

 

その言葉を聞いたスミスは目をクワァ!と開きハイライトを失踪させて高速詠唱で答える。

 

 

「全ては直斗様直人様のご加護なのです直斗様は人類が生み出した奇跡我々に叡智と幸福を授けてくれます暗い人生に指し示す一筋の光明です直斗様万歳竜司お前も直斗様の信者にならないか?」(※句読点も行方不明になってしまった……猗窩座みたいなこと言い出すし……)

「直斗様万歳」

「直斗様万歳」

「いや怖ぇよ、レンレンも悪ノリするなって増えてる!?」

「(無言で妻のほっぺをつねる)」

「いひゃい」

「……参考にならなそうね」

 

 

白目を剥く竜司に、溜息をつく真。

 

 

「まおーは神棚作って直斗さんの写真を飾って拝んでそうだな」

「あ(そういえば昔、直斗の1/7スケールフィギュアが限定販売がされていたのを思い出し真実に辿り着く番長)」

「あ、あははははは」

 

 

乾いた笑いをする春であった。

昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……

  • ピーコックニキ
  • エンマニンジャ
  • 野良勇者
  • 史上最強の大工
  • Zさん
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。