ああ,原作はロードス島戦記ではなく、ロードス島伝説。
同盟接続まで前振りみたいなもんですがね!!
フォーセリアという世界を舞台にしたTRPG『ソードワールド』『ヴァージョン1)のローカルステージのロードス島。
その話が『ロードス島戦記』でゲームや漫画がいっぱい出ています。
ホグワーツの暗黒皇帝ベルドがブイブイ言わせていた時期ですねー。
そのもう少し昔の話『ロードス島伝説』が今回の題材です。
ベルドが青年時代、六勇者と呼ばれる戦役が始まります。
参考にレベルの指標
1 兵士、あるいは最低限の兵役を終えた退役兵。近所では頼られる勇者。
2 複数の戦闘に従事した兵士あるいは退役兵。
3 精鋭として名の知られた兵士。名は知らなくても功績を聞けば「あなたがあの!」と気づく。
4 国で誰もが名前くらいは聞いた事のある著名な英雄。他国でも功績は多くの人に知られている。
5 英雄。為政者もその存在を軽視できない。他国人でもその名くらいは聞いた事がある。
6~ 大英雄。誰もがその名を知っている。
10が人類の限界、11は人類の限界を超えたバケモノ。神が世界の危機を救ってくれと言わんばかりの存在。
——19年前——
とある山村にて……
「生まれました!男の子です!」
「神官様のおかげです」
「これも至高神ファリスのお導きです」
現代医療に比べ物ならないくらい貧弱な医療レベルであるこの世界では子供一人産むのも命がけである。
だが、幸いにも至高神ファリスの神官になった男が故郷に戻って定住していた。
神官の神の声を聞き、癒しの魔法を使える。
そんな彼が夫人の苦痛を最小限にしたから無事に産まれた。
神殿の権力闘争に疑問を持って失望して帰郷した為だ。
猟師の夫婦は神官に涙を流しながらお礼を述べる。
「神官様、この子に名前を授けてやってください!」
「ふむ……この子は……」
悩んでいたら突然、至高神・ファリスの啓示を受けた。
神官は、神の啓示を受けた事は伏せて名前を授ける。
「この子はナロモブ……ナロモブと呼びなさい」
「神官様、ありがとうございます!」
「平穏で健やかに育つことを望みます」
.
.
.
———現在。
<ロードス島の北東、自由都市ライデン>*1
「あー死にたい……いや寧ろ俺以外のクソがみんな死ね」
俺、ナロモブは愚痴を言いながら買い出しをしている……冒険者パーティの中で俺が受け持っている。
そもそも、この名前の響きがなぜか気に入らない。
『物語の端役で何者にもならない』感じがするからだ、皆は『至高神ファリスの神官様が名付けた名前』だと言って俺の意見封殺されたが。
で、他の奴にやらせたいのは山々だが……仲間が力自慢とは聞こえがいいが力以外脳はない上に交渉もできない、目利きもできないという無能オブ無能。
だから俺が一手に引き受けるしかない……それなのに文句を言うクソども……死ねばいいのに。
あ?仲間に対して酷い言い草だ?
俺は、幼なじみで仲間だったがもう愛想が尽きている。
毒殺やら裏切って殺さないだけ俺は聖人だと自負している。
なぜかというと……
「(奴らのせいで故郷を追われたからな)」
その経緯を話そう。
まず俺の家族だが、6歳でお袋は病を拗らせて死んだ。
親父の方は14歳でホブゴブリンがゴブリン数匹引き連れて襲撃してきた時に死んだ。
俺や神官さん、戦える奴で応戦してどうにか打ち取れたのだ、俺の親父と冒険者くずれのオッさんが犠牲になって。
最後に残ったホブゴブリンを射殺したのは俺だった……暗闇の中、俺は夜目が効いていて暗闇で闇雲に棍棒を振るうホブゴブリンを精神統一して狙撃して眉間に命中させた。*2
それからは一人で生きている。
俺は変わり者のようで、神官さんがガキ共に文字や学問を教えていた。
まぁガキ共は少しやったら来なくなったが、俺は『何故か』学問はどんな身分でも持つべきと感じ、必死に学んだ。
文字や計算、ロードスの地理や国の情勢まで……。
「ナロモブよ、惜しいな。
私が高司祭か貴族か大商人であれば……。
賢者の学園なり神殿なり推薦するなり小さな店を任せるのだが」
「大袈裟ですよ、大地に生きて大地に生きる地母神マーファの教えに沿って生きるのが性に合っています」
神官さんの言葉に答える俺がいた。
俺と神官さんは仲はいいんだ……なんでこんな名前にしたか聞いたら神の啓示らしいが。
だから神官さんには悪いがファリスが嫌いだ。*3
まぁそこまではいいんだ、そこまでは。
俺には幼馴染共がいた。
近所の腕白ガキ大将とその取り巻き3人、そしてそれに付き合う俺という関係だ。
奴らの親が作った作物と狩りで取った肉やついでに罠を仕掛けた川魚を交換したりしていた。
ガキ共は死んだ冒険者くずれのオッサンの話を聞いて田舎より,都会やら遺跡を探索する冒険者やら傭兵からの立身出世に憧れた。
まぁ力こそパワー、それ以外価値がないとかカッコ悪いとか思っている時点で大成しないなと俺は思ったのでソイツらの話を流していたし、弓や雑用やらせる為に俺を冒険者に誘おうとしたが猟師の暮らしがあると拒否した。
……だが、しばらくして俺に冤罪がかかった。
村の娘(別に美人じゃない)へ俺が夜這いしにきて無理矢理手篭めにしたと言ってきたのだ。
俺は否定したし、その時は山奥へ行っていて戻る暇もない。
神官さんがセンス・イービルで俺から邪気はなかったのを確認した……むしろ被害者面した娘から反応した時点で冤罪なわけだ。
だが、このアマの大きく吹聴したのを間に受けて俺が悪い、神官さんもグルじゃね?みたいな空気を作りやがった。
魔法を使うファリス神官が悪行できるか、ボケ!*4
で、幼馴染どもが
「村に居辛いだろう?
どうだ、俺達は一旗上げるか一緒に来ないか?」
と勧誘してきた。
ムラというコミュニティでムラハチされりゃ辛いのは確かだ。
神官さんに今までの感謝の意を示してから村から出ていった。
……まぁその後も苦労した。
俺以外四人全員脳筋だった……いや脳筋にも失礼だ。*5
力以外はゴブリンの方がマシかもしれん。
奴らはな、大剣以外使わないんだ!!
あるだろう、剣が効かないやつなら棍棒やら斧やらマトックを使うとかさ、中距離から槍使うとか!
遠距離戦するために弓やらスリング使うとか!
おまけに索敵・隠密行動の概念がない!!
やつら大声で突っ込むしかしない!ゴブリンでももっとマシに襲撃してくるぞ!!毒やら錆ついた武器で闇雲に止血しても死ぬように行動するしな!
お陰でやる事が……やる事が多すぎる!!
遺跡の罠やら探索の為に合同で行動した盗賊に酒奢って普段の訓練方法を口滑らせたのを参考に技術磨いて!*6
チームの財政管理やらモンスターや土地の予習をするうちに知識は増えたが*7、その忙しさに暖炉にトカゲが寝ていたり、空や川で裸にネーチャンが泳いでいたりする幻覚が見え始めた……。
まぁ他の冒険者達に酒場で愚痴っていたら、
『それって精霊じゃね?精霊使いの才能あるよ』
って言ってきた。試しにエルフの若造(といっても街の長老の2倍生きている)から手解き受けたらどんどん伸びてきた、最近俺を見て視線を逸らしているが師匠ではあるので酒は奢っているが。*8
忙しくてお陰で本業の弓がロクに上達しねえ……*9
で、ある時奴らの話声を聞いた。
……冤罪の原因は奴らだった。
俺が拒否したから俺が仲間にするべく娘に金払って(ガキ大将のセフレだったらしい)悪い噂ばら撒いて人間関係ぶっ壊しやがった……!!
肉弾戦では俺は力で勝てないせいでますます奴らは舐め腐っている……!!
今抜けても次の生活の当てがない……!!*10
「おい、遅いぞナロモブ!」
「すまんな、値切りで時間がかかった(いつか殺す……いやコイツらが遺跡の罠に掛ったら見捨てよう)」
「次の仕事は、モスだ」
モス公国。
ロードス島の南西部に存在する連合国家でライデンの南に位置する。
モス地方に存在する幾つかの小国の集合体であり、「竜の盟約」によって辛うじて統一が保たれている。
簡単に言えば外敵が侵略してきたら一致団結して殴りかかるわけだ。
国王の地位も世襲ではなく、モスを構成する国々の王の中から選帝侯会議で選ばれる。
各国の独立意識は強く、本来はモス「王国」が正しいが敢えて「公国」が使われており、内政は各国の自治に委ねられている。
モス公国を構成する諸国は二つの国名を持っている。
一つは建国当初からの名前で、もう一つはモス全体が一つの国であることを明らかにするために竜の体の一部を取って付けられた名前。
例えばハーケーン王国なら「竜の炎ドラゴンブレス」、ハイランド王国なら「竜の目ドラゴンアイ」、ヴェノン王国なら「竜の鱗ドラゴンスケイル」など。
一般に各国の関係が良好な時は竜の名で呼ばれ、不和な時は本来の名前で呼ばれることが多い。
「で、具体的に?」
「ヴェノンだ。
属国のスカード*11がオイタをしたからお仕置きするらしい。
略奪や女を犯せるだろうから楽しみだ。
スカードの姫様はすげえ美人らしいからな、運があれば俺たちが……」
カスが寝言を言ってやがる。
スカードは一応独立しているし属国でもねえ。
ヴェノンは領土欲の強い国で、スカード領も狙っているがな、
軍事力でスカードを上回り、唯一の陸路も地理の関係で塞いでいる形……まぁ普通に考えて征服するわな。
だが、スカードは美味いエールの産地で近くのドワーフの『石の王国』に取引しているお陰でドワーフが防衛の要になっている、
中でも国王のフレーべは一流の武具職人にして石の王国最強の戦士だ。
バリスタくらってもピンピンするくらい丈夫らしいが。
ヴェノンはもともと印象が悪い……そしてスカードへの侵略と聞いて嫌な予感がした。
俺の直感は割と強い方だ、悪いことは大体当たる(なおカスどもは無視して俺が尻拭いをする)。
今までにないほど嫌な予感だ。
コイツら殺してバックれたい……まぁ一網打尽にできるか疑問だし、殺しをしたらライデンに居られなくなりそうだしな……。
「気が進まん」
「もう決定事項だ!」
「昔から意気地なしだからなwww」
「女が待っている!あ、ナロモブは最後な」
「楽しみだなぁ」
はぁ……ガキの頃は普通のガキだったが腐り切ってやがる……。
まぁ途中で抜けよう、付き合ってられん。
保存食を多めにして地図は高い信頼できるやつを買おう……
ロードス島の北西に位置しており、天然の良港を用いてロードスでは唯一アレクラスト大陸と交易を行っている。
かつては他の国々と同じく王政を敷いていたが、二百年ほど前に当時の王を追放し共和制へと変わる。
有名な場所が二つあり、
一つはライデンの沖合に浮かぶ小島『青竜島』。
水竜エイブラが住んでおり、太守の秘宝を始めとする古代魔法王国・カストゥールの宝物を守護している
もう一つは、ライデンの東に存在する火山『火竜山』。
ロードス島では唯一の活火山で、火口には五色の竜王の一体である魔竜シューティングスターが住んでおり、古代王国の秘宝を守護している。
特に正義厨のファリスでは正義に反する悪行を重ねるなどアウト!
じーかいじかい♪
取らぬ狸の皮算用。
モスの山奥で魔神と遭遇!?
絶体絶命のナロモブに運命の出会いが!!
『苦しゅうない、苦しゅうない』
ドン2話 さんさーら
というわけで第一話です。
次回同盟接続しますので……
ちなみにファイター4人、シーフシャーマンレンジャー兼任一名というのはクソパーティです。
回復係もいない、命綱のセージ判定ができるやつは一人とか有り得ません。
もしGMだったらぶん殴ってでも役割分担させます。
おまけのデータ紹介!!
能力値ボーナスは数値に6で割った数。
ナロモブ 原作開始で
人間 猟師の家系
ダイス
A9. B9
C8. D12 E3
F3. G12. H12
<器用度>:A+B=18
<敏捷度>:B+C=17
<知力> :C+D=20
<筋力> :E+F=6
<生命力>:F+G=15
<精神力>:G+H=24
地元時代 レンジャー2、シャーマン1(魔法使えない、精霊語話せない)、セージ1
ライデン滞在時 レンジャー3、シーフ3 シャーマン3、セージ3
総評 人間の平均値は14で考えると、筋力がモヤシだが生命力はギリギリ人並み以上。
割と器用でもう少し足が速いと一流になれる。
知力精神力が高いのでお前魔術師やれと言わんばかりの性能です。
TRPGでこんな値が出れば間違いなくソーサラーセージを上げていきますね、生まれが魔術師か賢者なら最高だった。
神官で立派な電池(精神点を渡す魔法があるので)にもなれた!!
いやー凡人詐欺ですね。
見る人が見れば即座に高待遇でスカウトするレベル……それなのに扱いが悪い時点で幼馴染はボンクラの極みである。
(幼馴染達が大体ナロモブより筋力が上……でも一番高いやつでも19程度でちょっとした力自慢であっても怪力無双ではない。
そしてそれ以外は普通かゴミクズ。特に知力)」
大賢者ウォートや暗黒皇帝ベルドや大神官ニースに比べればモブみたいなもんですが。
参考にカーラ以外の六英雄、ナシェルくんと未来の傭兵王カシューのデータを把握しているものを貼ります。
ベルド27歳 能力値20・20・15・24・24・23でファイター11Lvで超英雄ポイント20点、筋力と生命力も人間の限界の24!!
大賢者ウォート31歳 ソーサラー/セージ11の超英雄、知力26という人間の限界24を超えたバケモノです。
大ニース17歳 プリースト(マーファ)11、セージ5、ファイター3、知力と精神力は共に24(人間の限界)。そして11レベルの超英雄ポイント10点。正にロードス最高の司祭!
フレーべ116歳 ファイター10。一般技能はクラフトマン(ウエポンスミス)7、キング5 ドワーフの亡国の王。ミスリル製魔力+2のハルバードとプレートメイル。生命力28で精神力32という人の形をした戦車。
ファーン25歳 ファイター10、セージ4 フレーべやベルドと比べて純粋な戦士として見ると少し劣る。
この世界で後のロードス統一王にして竜騎士王ナシェル17歳
ファイター7、セージ5、レンジャー3
能力値ボーナスは3・3・4・3・3・4、本当に人間か?と少なくとも全部18以上だし、知力・精神力は24である。
ウォートをして魔術師,賢者の道へ行けば数年で導師(ファイヤーボール撃てるレベル)になれると言い、
ベルドも10年後のアイツなら俺を越すかもしれんという可能性のバケモノ。
実際、風のエルダードラゴンを仲間にして竜騎士になったバグだもん。
後のフレイム王国『傭兵王』カシュー 能力値24・24・16・22・23・21でファイター10Lvで超英雄ポイント20点
昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……
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ピーコックニキ
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エンマニンジャ
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野良勇者
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史上最強の大工
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Zさん