サンサーラ同盟掲示板   作:Dadaga

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(ドンブラザーズオープニングのこれまであらすじのBGM)


「<盟約により召喚に応じよ、『イルク』、『イグニド』!!>」
 

ジンとイフリートを味方にした俺たちは、風と炎の部族を説き伏せて強引だが長きに渡る紛争を終わらせた。


「古き盟約は終わった!
 二つを解きはなち、二つを蘇らせる!
 解放されるものは風と炎、蘇るものは水と大地!!」

「選べ!古き過ちを正し新たな未来を選ぶか、惰性で戦いを続けるか!!?」


互いの溝は深いが真実を知ってより良い未来を作る事で埋めていきたい。
原作ロードス島戦記でもカシューが建国して新ロードス島戦記でも派閥間で対立していたからな気長にやっていこう。


『転生したら百の勇者になったった』 ドン9話 『ライデンきんゆうどう』

 

フレイムを建国した。

ただ宣言するだけでなく、内戦終結直後に炎の部族の集落にも井戸を掘った。

事前にドンブラスターを召喚し、サルブラザーロボに変身して一気に掘削していった。

ナシェル一行の偉業を喧伝させる為だ……風の部族だけ井戸を掘るのは不公平だからな。

で、長期計画としてフレイムの集落……いや都市間を結び、ライデンまで続く道を作る計画をお出しした。

砂漠での道作りは、砂嵐による砂丘の移動と高温・乾燥という過酷な条件下での挑戦だ。

「草方格(アシを編んだ格子)」や防砂壁を砂を固定して作業時間を調整して安全を確保しつつ、地球のタクラマカン砂漠の道路のように植林と灌漑で緑化を進める計画書を風と炎の部族に渡した。

ライデン商人に支援させたり、俺達がたまに顔を出して手助けする寸法よ……ウォートは砂漠道作りには関心したな。

さしもの荒野の賢者様もこういうノウハウはないからな。

俺達はライデン商人へフレイムの投資話をするのもかねて自由都市都市ライデンへ向かった。

 

 

 

<自由都市都市 ライデン>

 

 

「ウォラァ!」

「ギャアアア!」

 

 

運がいいのか悪いのか、魔神襲撃中にライデンに到着した。

20体のザルバード*1と1体のマリグドライ*2が襲撃していた。

ベルドが『あのフクロウは俺の獲物だ手を出すな』といって突っ込んだのでそれ以外を俺達やライデンを守っている傭兵で対処していく。

アッシュは危なげなく巧みな技で斬り捨てていくし、ウォートは密集しているザルバードへブリザードを叩き込む。

ナシェルも危なげなく魔神を倒しているし、フレーべはハルバードで纏めて両断しているからな。

かくいう俺は……

 

 

「おちちゃいなさーい!」

 

 

 

バカっぽい台詞を言いながらドンブラスターを撃ちながら偶にバルキリージャベリンでぶち抜く。

 

 

 

2899:バカ

いいぞ、道化師の賢者『シャネルズ・ラッツスター』!

派手にやって名声をひろめるのだぁ!

 

 

2900:魔神博士

もっとイカれた感じで!

何のための仮面ですか!!

 

 

 

やかましい。

実は風と炎の部族に併合戦(戦っていないけど)で俺は仮装をしている。

地味な茶髪と顔面を染料(ロウや獣脂、油脂、水など……ぶっちゃけ地球で言う靴墨)で染めて、フレーべの親方に注文して金色の縁取りが付いた赤い仮面を作ったのを装着して黒の帽子に白と黒のギャルソン風衣装をでっち上げている……ぶっちゃけトランプマンの衣装だ。

ナシェルを盛り立てていくのはいいが、フレイム建国のさいに部下の精霊使いが上位精霊を解放したと宣伝するのはいいが……俺の外見では地味すぎる。永遠の乙女ディードリッドと比べば引っ込めコールは必至だ。

だから荒野の賢者ウォート、赤毛の傭兵ベルドに続く第三の協力者『道化の賢者 シャネルズ・ラッツスター』爆誕とあいなった。

無名の冒険者では戦闘員や斥候でしか使えないからな……有識者の意見を拾ってこうなった。

まぁ俺本人は、権力を握るよりスローライフしたいからこういう架空のキャラクターをでっち上げるほうが都合がいいしな(※スローライフできるとは言っていない)。

襲撃した魔神を全滅させて街の中を凱旋よ!

ライデンの傭兵隊と民衆が勝利のどんちゃん騒ぎをするのをベルドとフレーべとナシェルは連れられていく。

前者二人は純粋に酒を飲む為、ナシェルは顔を売る為だが。

そして俺、アッシュ、ウォートは……

 

 

「久しぶりだなアイシグ」

「アッシュ、アッシュじゃないか!!

 10年以上顔を見せていなかったからてっきり死んでいたかと……」

「いや、仲間は全滅して俺は身体を魔物に乗っ取られていた。

 荒野の賢者ウォート殿と赤毛の傭兵ベルド殿と道化の賢者シャネルズ殿がいなければそのまま死んでいただろう」

 

 

ウォートのツテであるライデンの大商人で評議会の議員『アイシグ』。

どうもアッシュの古い知り合いだったらしい。

若い時に護衛を何度もして盗賊やら魔物から救っていたらしい。

 

 

「風と炎の砂漠の部族が一つに纏まりフレイムという国が誕生した知らせは昨日聞きましたよ。

 スカードの王子ナシェル様御一行が封印された精霊を解放し、フレイムを襲う魔神を倒し、井戸をたちまちの内に掘っているとか。

 それなのにもうライデンに辿り着き、ライデンの危機を救うとは……。

 そとの鋼の幻獣はウォート殿の仕業で?」

「生憎、私ではないよ。

 ここにいる最も新しく、最も愉快で、最も未知の知識を持った友人の仕業だよ」

「ハハハ、紹介に預かりました『シャネルズ・ラッツスター』でございます。

 私の信仰する神が授かりたもうた乗り物にもなる幻獣で、気難しいですが良き仲間でして」

「貴方が精霊を解放をされた『道化の賢者』……その、奇抜な格好ですな」

「ハハハ、くだらぬ戯言(ジョーク)で笑顔にするのが道化師の本文にて。

 常々、多くの人々を笑顔にしたいと思っておりまして、つまり楽しくない顔をした方は未来のファン!

 私はファン・サービス旺盛をモットーにしてます!!

 ジョークで悩みが吹き飛ぶなら何よりですよ。

 『お前も会員にならないか?(ファンクラブ入会募集中です!)』」

「は、はあ……」

 

 

ウォートがフォローに入る。

 

 

「アイシグ議員。

 今の魔神に対する対策法を用意しています」

「!?」

「今は魔神が我々を狩っていますが……賞金をかければ逆転します。

 追う者は追われる者へ変わります」

 

 

俺が纏めた小説、リプレイに載っていた魔神を書き出した書類を出す。

原作でも賞金をかけられていたぜ、高額で。

魔神の賞金額ですが、ワールドガイドにちゃんと全種載っていてオリジナル魔神用の計算式まで完備されている。

例えば魔神の中でも最弱の部類に入るザルバードなどはいくらになるかというと……金貨3225枚!!

これは小金貨なので、銀貨に換算するならこの10倍の3万2250枚にもなるんですよねー。大陸…アレクラストの冒険者が目の色を変える額だ。

ザルバードごときで3万も貰えるなんて、結構ボロい、濡れ手に粟だわ。腕に覚えのある者ならこれぐらいの魔神は普通に倒せるし。

上位魔神でも倒そうものなら銀貨にして数十万枚!!

いやーSWのアンマント編のトリオ・ザ・住専は血涙を流すぞ、マジで。

なお、アレンジを加えている。

 

 

「ドッペルゲンガーというのは高額ですが『罰則事項』?」

「基本、ドッペルゲンガーの識別は魔神か神でないとできない。

 ファリスのセンスイービルで邪悪なやつはわかるから悪人か魔神かは知らんが隔離して暴れたら始末する方向で。

 我が神の眷属(鑑定屋)の力を借りれれば判別は可能ですが私は一人ですし眷属も忙しいので。

 討伐過程で誤認殺害した場合、賞金は誤認殺害された遺族に渡されるか独り身の場合は魔神被害の補填に充てます。

 なお、誤認殺害を隠蔽した人間も討伐対象とします……センス・ライを使える魔術師とファリス神官を派遣して聴取させる仕組みにするので誤魔化しは許さないですよ、ファンを減らす悪質ファンには『ファンサービス』が必要ですし。

 あと魔神退治の勇者が狼藉を働かせない様に賞金を受け取った奴のデータをとっておいてやらかしたら魔神扱いで賞金首とします。

 魔神退治屋と現地のロクに対策を取れない現地政府とでいざこざが起こるでしょうから、ある程度魔神を討伐できれば『モス』地方で決戦が起こりますので誘導します。

 ゴネて残って狼藉働くなら容赦無くスレイで」

「よく考えたものです、余った戦力を決戦戦場に送ると。

 『余る物を足らぬ所へ』は商売の基本だ。

 道化の賢者殿もよくわかっておいでで。

 しかし、これで万事解決といくでしょうか?」

「いやいかないねえ」

「いかないのかよ!」

 

 

いやーアッシュのツッコミはいいねえ。

打てば響くタイプってロードスじゃ貴重だしな(そういう作風ではないという)。

 

 

「絶対弊害が出る。

 魔神を倒した際に魔神退治屋が対消滅するならともかく、生き残りは出るだろう。

 過剰な戦力を解散!で終わるわけがない、一悶着起こるぜ。

 暴力には無力のライデン、伝統と言って上層部は怠惰で無能のアラニア、問題児ヴェノンがあるモス、有能だったがとち狂った王の後釜で揉めそうなヴァリス、あとカノンも明るい材料はないし、年中争っているマーモ。

 次の時代の対応がしくじれば呆気なく滅びるぜ。

 なお、暴力という国の安全を保障する担保がないライデンは確定で自治が終焉するから新時代でも経済に食い込んで繁栄を目指しましょう」

「……自由都市は終わってしまうのですか!?」

「今までで互いに牽制し合って領土が拡大する余地はなかったですが、この魔神との生存戦争を終えれば魔神を倒した集団の圧倒的な軍事力が物をいうでしょうな。バカがそのまま動けば死人が、魔神が人間を殺す以上の死人が出ます。

 で・す・が!

 若……風と炎の部族を和解させフレイム建国の立役者であるナシェル王子なら?

 荒野の賢者ウォートお墨付きの叡智、赤毛の傭兵ベルドも認める戦士の素質、そして大きな王者の器!

 彼に恩を売ればロードスの御用商人なれますねぇ、手始めに」

 

 

俺はニヤリと笑う。(※「Don't Boo!ドンブラザーズ」BGM)

 

 

「我々に投資してください。

 フレイムというかならず拡大するなにもかも足りない成長する巨大市場へいち早く食い込める。

 モスに魔神の攻撃から疎開してきたエルフ達がいます。

 ライデンの護衛やフレイムの緑化事業などに振れるから難民がやってきて困るモスへ恩を売れる……エルフには書状を渡しますので必ずきてくれますよ?

 大陸へ行くための船を改良した設計図とフレーべの親方に作ってもらった模型も進呈しますよ……あとは画期的な保存食、王宮でも食べたことのない至高のレシピに、それに相応しい食器のサンプル、魔神退治の高額賞金で物入りでしょうから、ねえ……」

 

 

アイシグは、俺の手付金がわりの品物を目を通す。

奴の手が震えてきている。

ライデンの評議員にのしあがる位だ、決してボンクラじゃない。

俺の言っていることがフカシでない、金の卵……いや黄金卿のチケットだと分かった様だ。

アイシグは喉をゴクリと唾を飲んでから言ってきた。

 

 

「詳しい話を伺いましょうか?」

「ええ、私はファンを大事にしますので損はさせませんよ?」

 

 

私とアイシグが握手をする。

よっしゃ!歴史的瞬間よ!ナシェルにタニマチがついたぜ!!

アッシュとウォートがヒソヒソ話をしている。

 

 

「側から見ると、魔神に魅入られる大商人の図だな」

「奇怪な格好だからな、新種の魔人かもしれないぞ?」

 

 

どやかましい!!

 

 

 

 

 

 

*1
Mlv:5 知名度:13 敏捷:14 移動速度:15/17(空中)

出現数:単独~数体 出現頻度:ごくまれ

知能:人間並 反応:敵対的、もしくは命令による

攻撃点:鉤爪=13(6) 打撃点:14

回避点:12(5) 防御点:9

生命点:25/15(8)

精神点:18/14(7)

知覚:五感(暗視)

能力=暗黒魔法Lv3(魔力5/強度12)

    人一人包む程度の炎のブレス(強度12/打撃力10/追加D5)

    炎無効

    空中浮遊(転倒、束縛無効)

備考:ガーゴイルのモデルとなった、翼が生えた赤銅色のレッサーデーモン。

*2
Mlv:7 知名度:15 敏捷:14 移動速度:15/20(空中)

出現数:単独 出現頻度:ごくまれ

知能:高い 反応:敵対的、もしくは命令による

攻撃点:棘=14(7) 打撃点:16

攻撃点:棘=14(7) 打撃点:16

回避点:14(7) 防御点:9

生命点:28/18(11)

精神点:25/18(11)

知覚:五感(暗視)

能力=幻覚(強度17/r10+7の精神ダメージ/抵抗で消滅/R最初に効果)

    幻覚による恐怖(抵抗失敗で行動不可)

    操作(幻覚によって精神点が0になった者を操る)

    空中浮遊(転倒、束縛無効)

備考:上半身がミミズク、下半身が山羊の姿をした、幻覚を得意とするデーモン。




じかーい、じかい。


ハイランドへ辿り着いたナシェル一行。
歓迎と警戒の混ざった中での歓迎の宴……


ドン10話 『エールのちかい』

昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……

  • ピーコックニキ
  • エンマニンジャ
  • 野良勇者
  • 史上最強の大工
  • Zさん
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