サンサーラ同盟掲示板   作:Dadaga

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ドンブラザーズオープニングのこれまであらすじのBGM)

「汝の正体見たり!鏡像魔神ドッペルゲンガー!!」
「グググ、ダセダババ(うう、バレたかー!)!」
「お前もだ、鏡像魔神ダブラブルグ!お前も!お前も!お前も!お前もだ!」
「「「「グググ、ダセダババ(うう、バレたかー!)!」」」」


魔神対策の神器を手に入れ、鏡像魔神対策は万全だ!


「これでシャネルズ殿の無実が証明されました。
 先程の暴言に対して謝罪を」
「あんな怪しい奴が潔白とは誰も思わんわ!
 そもそも貴公が姿を盗まれるのが悪い!
 魔神に姿を盗まれる事自体、聖騎士として不覚!」
 
「私の不覚故に宝物庫を守った騎士が傷つき、シャネルズ殿の名誉を損なった。
 その失態は魔神を討ち滅ぼす事で贖っていきます」


だが、ファーンは自分に不名誉印をつけ、ヴァリスの聖騎士でなくなってしまった。


転生したら百の勇者になったった』ドン21話 「ドンびきナロモブ」

ヴァリスの王都ロイドの酒場にて……夜、ファラリスの刻。

 

 

「ファーン様の新しい門出にかんぱーい」

「不名誉印を刻んだ私の門出って」

「ファーン様、後ろ向きになる方がこの先の戦いの大変さを考えれば気が滅入るのでせめて盛り上げようと言うわけです」

「恩人、簡単には割り切れないぞ」

 

 

ナロモブとファーンはファーンの屋敷に戻り装備を整えてからベルド達(ウォート、アッシュ、ルシーダ)と合流して酒場で酒を飲み始める。

 

 

「警備体制に問題がありすぎる。

 私なら簡単に王城を落とせるよ、このままでは」

「私は近衛騎士団長の頑固というか頭が硬いのが不安だわ。

 危うくナロモブが斬られるわ(どうでもいいけど、私やフラウスとベルドへ抱けぇという謎の精霊にも慣れてきたわ)」

 

 

ウォートはヴァリスの警備体制をダメ出しし、ルシーダはドルロスへの不安感を語る。

因みに、ベルドについていくべく精霊使いの修行や接近された時に備えて体術に修行をし始めており、ナロモブが師匠になっている……そのせいか老人のような感情の精霊がますます鮮明に見えている(なおナロモブの背後にいるので彼は見えない)。

フラウスはベルドに対してファーンを規範にしろと言う。

 

 

「白き騎士、百年に一人と謳われる高潔な人物よ。この国にはなくてはならないし、あなたが見習うべきところも多いと思うわ、彼の名誉を取り戻す協力をするべきだと思うわ」

「余計なお世話だな。自分の手で贖うと宣言したのだろう?

 それなら、オレたちの出る幕はない……それから、オレには他人を見習う趣味はない」

「余計なお世話というのは二重の意味があったわけか。なかなか、言葉が巧みじゃないか」

「砂走りに海に泳げと言うくらい無体な真似だと思うよ、チミィ」

 

 

ベルドは切って捨て、ウォートは手を叩いてベルドの返しに感心し、ナロモブはフラウスにベルドが漂白するのは不可能と揶揄う。

フラウスはウォートとナロモブを睨むが、首をすくめるウォートに、それをどこ吹く風と注文したシチューへ硬いパンを突っ込んでふやかして食べ始める。

そんな折……五人の冒険者が入ってくる。

腐った山羊の首を酒場のテーブルに置いた。

 

 

「退いた退いた!俺たちは百人の勇者だぞ!」

「酒だ、酒を持って来い!」

 

 

ファーンは眉を顰めるし、フラウスも同様だ。

ルシーダは我関せずとワインを飲み始める。

アッシュはやれやれと肩をすくめ、ウォートは玩具が来たとばかりにニヤリとし、ナロモブは養豚場の屠殺される豚に向けるような視線を男達に向ける。

男達がひとしきり飲み食いし終わり、店員が聞いてくる。

 

 

「あの……お勘定…」

「テメェ、俺たちから金を取る気か!?」

「俺たちは魔神殺しだぞ!!」

「この賞金首を置いてくぜ」

「魔神が取りに戻るかもな!」

 

 

ウォートの目が細くなる。

実際、ライデンの魔神将は首を斬られても死ぬことはなかった(原作でも実際に首を刎ねられた後に取り返した)。

フラウスは法螺を吹きまくっているこの連中への怒りで真っ赤になった。

ルシーダは、ベルドを巡るライバルではあるが、フラウスは怒った顔も可愛いと思った……ベルドを独占できるとは思っていないし、二人で愛せばいいだろうというスタンスだからかフラウスともよく話す。

ウォートが男達に声をかける。

 

 

「そこまでにしておくと良い。

 それは白竜山脈の山羊じゃないか。

 知っているかね、魔神は魔神の身体は仮初のものなので、腐敗はしない。

 放って置くと消えるがね」

「百の勇者を語っての狼藉は罰則があると言うことは知らないとは言わせない」

「騎士様よ、あの手の奴らは注意事項を読まないし、物知りからも話を聞きやしねえよ」

 

 

ファーンが百の勇者で魔神の賞金を受け取る際の注意事項を語るが、アッシュがあの手のバカはそんなの知らないだろうと言い切る。

男の一人が逆上する。

 

 

「だ、黙れ!

 魔神が化けてるんだろう!」

 

 

ドッペルゲンガーに冤罪をかけられそうになった挙句、同僚に成り代わったドッペルゲンガーと戦ったファーンは眉を顰めるが、ナロモブは言い放つ。

 

 

「殺さなくても鏡像魔神だと冤罪をかけた場合も罰則だぜ、メーン?

 因みに魔神の判別できるアイテムが実装されているから、ファリス神殿で魔神かどうか鑑定するからついてきたマエー」

「こうなったら、コイツらを……」

 

 

剣を抜こうとする騙り達だったが、大きな物音がする。

その方向を見ると不機嫌そうに杯を叩きつけているベルドの姿があった。

なお原作ではちゃぶ台返しを決めていたが、この世界では食材を粗末にするとナロモブの機嫌が悪くなって出される酒や食事のレベルが下がるのでこの程度ですんでいる。

 

 

「いい加減にしろ、酒が不味くなるだろうが!」

 

 

ロードス最強の戦士が怒気を発しながら怒鳴れば、騙り達は恐れをなして逃走しようとする。

だが、アッシュがボーラを逃げ出そうとする先頭の男の足目掛けて投げる。

呆気なくすっ転び、後続も転んでいく。

それでも最後尾の二人は転ばず逃げようとするが……ウォートが上位古代語魔法を唱えると蜘蛛の糸が発射され、絡め取られる。

ナロモブは肩をすくめる。

 

 

「俺の出る幕は無かったな」

「出なかったらソレ(ドンブラスター)で攻撃しただろ?」

「いや、そういうのを撃つ武器じゃないから……精々背中に投げナイフするくらいだ」

「いや死ぬだろ?」

「大丈夫、女神の闘魂注入ビンタ(という名のリザレクション)で蘇生するから、その時は。

 3分以内に蘇生すればセーフといううちの卓では『3ラウンドルール』ではセーフだから」

「どんな理屈だよ」

 

 

ナロモブの目が笑っていないまま語るのをドン引きするアッシュ。

騙り達は涙目になった。

 

 

「命だけは……!」

「殺しても銀貨一枚にもならない。

 ウォート先生、ギアスかけましょう。

 ここの代金分に罰則分も載せてライデンで働いてもらう、見せしめだ」

「面倒な……使うから精神力を分けてくれ」

 

 

ウォートは騙り達に命令に従うようにギアスをかける。

命令の反すれば凄まじい痛みを発する事になる。

例えば、魔法を使うなというギアスをかければ痛みで魔法が使えない程に。*1

ウォートは書状を持たせてライデンへ行き、損害を補填するべく働くように指示した。

ライデンに行き、奴隷船員になるか傭兵で魔神と戦うか、フレイムへ砂漠に緑化運動に従事するか……いずれにせよ地獄が待っている。

ウォートはクックックと人の悪そうな笑みを浮かべる。

 

 

「フラウス侍祭に感化されたのかな。正義に目覚めたのかもしれない」

「めでたい事だ、これから毎日異教徒を焼こうぜ」

 

 

悪ノリするウォートとナロモブを叱り飛ばすフラウス。

 

 

「ファリス教徒はそんなことはしません!!

 ……腐敗したヴァリスとファリス教団は一度解体したほうがいいかもしれないけど」

 

 

そんな様子を一瞥しながら飲み直すベルドであった。

 

 

 

 

.

.

 

ネコマルでダッシュでハイランドについてマイセン王とファーン引き合わせていたらとんでもない話が来た。

 

 

「ヴァリスの聖騎士がヴェノンへ侵攻!?」

 

 

連合騎士団と聖騎士団は国境の砦でにらみ合いを開始していくだろうが……。

いや、待てや。

俺はファーンの冤罪フラグ折ったよな?ヴェノンも元凶を石ころに変えて石の王国に放置したよな?

ファーンが国境へ向かおうとするがマイセン王に止められる。

 

 

「ファーン殿、ここで貴公が出られても話が拗れるだけだ」

「マイセン王、ここはワタクシとウォート先生が行きましょう。

 テレポートなら一瞬ですし戦端が開かれるなら魔法使いがいた方がいいでしょうし」

「すまないが、頼む賢者殿」

「まったく、ニース様が来たらすぐに黄金竜の解放へ乗り出すものを……」

 

 

護衛にアッシュを連れて国境の砦にテレポートで向かう俺とウォート。

詳細を聞いてもっと酷かった……。

ドルロスが無断で軍を率いてヴェノンへ出兵した兵数が1000。

それも宮廷会議など通さず無断で!同調するバカがこんなにいるとは……原作と同じ数じゃねえか!

ドルロスの要求はよくわからん。

原作ではヴェノン王の退位だったが……もう代替わりしとるからな……。

主張が二転三転してハッキリしない……ヴェノンが悪だから討たれろみたいな勢いだけで来てやがる……

ジェスター、アロンド、バーラン、ベルテ、ハービーまで揃っていた。

竜の盟約で連合騎士団が集結しているし。

 

 

「何を考えてやがる!!」

 

 

バーランがガチギレしている、そりゃそうだ。

言いがかりの主張すらぐだぐだで攻めてきているんだもん。

ファーンが王城ロイドでドッペルゲンガーを倒しているし(それ以前から魔神退治の活動をしている)、他国の人間を魔神扱いした挙句その主君へ暴言をだす近衛騎士団長……国の威信も、王としての実績もなくなったせいで行動もおかしくなっている。

 

 

「ここで無駄に連合騎士軍に被害が出るのも馬鹿らしいので……テキトーにあしらいましょう。

 我々がいいががりで殴られるのは少々癪ですので。

 あと、魔神がこの隙を乗じて攻め入るでしょうからハーケーンのミルスあたりに兵を置いておくと良いでしょうな。

 ……ここの兵隊は最小限でよろしいので」

「策があるのですか?」

「奴らには死骸でなく恥を晒すのがお似合いだ……ウォート先生はヴァリスのファリス神殿でジェナート殿のところに飛んで抗議とバカの回収依頼を、ワタクシがバカの足止めをしましょう。

 まず、砦の前にちょっと木を生やしますがよろしいですね!!?」

「好きにしろ」

 

 

ギアトリンガーでマジレンジャーギアを使ってアニキことマジグリーンの力で木をニョキニョキはやす。

ファリス軍はどよめくが俺が砦の上で声を出す。

 

 

「これはこれは、名誉魔神将のドルロス様、この間はドーモ!」

「貴様!私を愚弄する気か!?」

「魔神と戦うワタクシや若を魔神の手下だと誹謗中傷し、魔神に入れ替わった聖騎士に同調するわ、ヴェノン王ハーベイが魔神を相打ちになったばかりで立て直そうとする時に支離滅裂な言いがかりで攻めいる……魔神に与していると思われても仕方がないのでは?」

「黙れ!貴様こそ魔神の王子の手下の分際で!」

「おいで坊や、オモチャの兵隊をつれてくるといい、あやしてあげよう」

 

 

騎士達千人は突撃してくる。

バリスタや雲梯などの攻城兵器が限られた数しか持ち出せていない。

……鴨だよ。

 

 

(※「Don't Boo!ドンブラザーズ」BGM)

 

 

「森の守護者、樹木の精霊エントやーい、この森に侵入する招かれざるお客人を、その力により迷わせておくれ」

 

 

精霊魔法のメイズ・ウッズという半径500メートルの空間を一日の期間(拡大次第で変更はできる)迷いの森を作り、出られなくする魔法がある。

4倍の拡大で4日間突撃に参加した大半の騎士を迷いの森に連行した。

盟約で結んでいる帰らずの森は永続効果だからそれに比べれば可愛いものだ。

 

 

「お疲れ、とりあえず4日足止め出来る。

 効果が切れた瞬間にまた上書きするのでヴァリスからお迎えが来るまでのんびり森の木を数えおきましょうかハハハハハハ」

「………」

「………」

 

 

 

ん、どうした笑えよ?

敵も味方も無駄に血の流れないハッピーエンドやぞ?

一週間後、衰弱した馬鹿どもを迎えにくる穏健派の面々……殺さずに返したという大きな貸しと、道化師一人に千人が足止めされたという赤っ恥をかいてもらって今回の騒動は終わった。

なお、ミルスの魔人の襲撃があったが、ナシェルのワールウィンドやフレーべの親方、ベルドの旦那が活躍し、連合騎士団の援軍で押し返したことだけは言っておこうか。

 

*1
なお痛みに耐えて魔法を使うバグナードいう精神力の怪物




じかーい、じかい。

カノンの港町ルード……こには鏡像魔神を見破る聖者という人物がいました。
彼は魔法を使わずに人間に化けた鏡像魔神を見破るのです。
そしてナロモブはカノンに魔神を見破る神具『ダイヤモンド・アイ』をもたらすのだが……

一方、ナシェルはフレーベとニースと一緒に石の王国へ潜入する……


ドン22話 『てんにめいふ ちにまどう』

昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……

  • ピーコックニキ
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