スミスは前世が非才で挫折した存在故に元々あった向上心が再燃しているので、才覚があってエンジョイ勢になっている奴はまだいいが、才覚があって伸びる道が示されているのにそれに逆らって一流のなりたいとか言い出す奴は死ねとすら思う……なお育児は春共々のびのび路線(長男くんは独自にかっ飛んでいるので……双子ちゃんも真面目だし)。
(ドンブラザーズオープニングのこれまであらすじのBGM)
私、バグナードは学園長であるラルカス師に見出され魔術を学んでいたが……停学の体裁で任務を申し渡された。
「はい、今日から一緒に勉強するバグナード君です、ハハハハハハ。
皆さん仲良くしましょう」
「ショーデルです宜しくお願いします。
貴方もファラリスを信じませんか?」
ファラリス教の勧誘を受けたり……
「ハイランドは竜騎士、竜使いの国ですが……遡れば竜司祭なのです。
竜司祭……その信仰は竜であり、竜になるのが目的です。
自分の腕を竜の腕にしたり、背中に竜の翼を生やしたり……秘奥は竜として転生するわけです。
歳を得て知性を取り戻せばこっちのものです。
無限に学べる人生の完成です、いや竜に転生するので竜生ですね!
身体デカいと思ったら魔法で変身すればいいですし、今ならこっちでサポートするよ?
お前も竜にならないか?」
竜になれと言い出す賢者がいたりする……初日なのに挫けそうだ。
バグナード君、冠を被ってロードス一の知識の主になったよ!
同盟員で『貧弱なインテリ君を何十年も野生に放り込んで生肉食生活おくれって無茶いうなw』という意見もあったというか竜司祭の実態知れば当然言う、前世の俺だって言う。
だがね、才能があるか、竜を知っていれば竜司祭の頂点のショートカットは可能何なのさ!
冠には竜に関しての知識は当然ある。竜を召喚したり顎で使っている時点でデータは相応に多い。
その知識や、残りの五大竜かワールウィンドを観察したり、古代魔法で変身して竜として生活すればいい……現代ソードワールドルールでは変身可能なのは体重が10倍から10分の1程度まではシェイプチェンジは可能であるが、旧版ロードスルールではドラゴンのオッドアイ(ロードス島TRPG)を真似たティエルという例があるので可能である、もしくは可能である遺失魔法はあるだろう。
他にも竜司祭やリザードマンに変身して野生生活することから慣らせば早いだろう、バグバードならやれる!*1
さて、件の導師の家に行くか……
・
・
・
「何をする、マクムソン!」
グラディカル導師の叫び声が聞こえて私たちが入ると、ゴーレムの腕で頭蓋骨を潰された導師の死体と、茫然自失の魔法戦士であるマクマソン卿の姿が。
「どいたどいた、リザレクション」
シャネルズ殿がマクムソン卿をどかしてグラディガル導師の死体を蘇生する。
「ハハハハハハ、殺人事件のようなので犯人を聞きたいので蘇生しまーす!」
「賢者なら謎を解く者じゃないの?」
「ハハハハハハ、ルシーダさんや。
たったひとつの真実見抜く、見た目は大人、頭脳は老害、その名は迷探偵シャネルズ!
どんな事件も迷宮入り!」
「ダメじゃねえか!」
シャネルズ殿が冗談を言うが、あれこれ考えるより被害者を蘇生した方が犯人はほぼわかるだろう。(鏡像魔神の犯行や視覚外からの攻撃等を除いて)
「わ、私は……」
「グラディガル導師じゃない!」
グラディガル導師のローブを着ているが、別人だ!
「では違う人間ですし殺しますか」
「恩人の蘇生を無駄にするんじゃない」
「アッシュさん、冗談ですよ。
我が師の偉業を無にする真似はしまぜんよ……察するに、グラディガル氏の死体に見せかけてそこのお貴族様に罪を着せようとしているみたいですね」
「ハハハハハハ、お貴族様のマクムソン卿でしたか?
ラルカス氏にグラディガル導師が死を偽装して何かを企んでいるとお伝えください、ついでにアラニア王家にも。
ワタクシ達はグラディガル導師を追跡しますので」
シャネルズ殿が壁に隠された装置を見つけて作動すると地下への通路が現れる。
我々は地下へ進む。
ルシーダ殿は、夜目がきかない私やアッシュ殿の為に光の精霊を召喚して光源を確保していく。
「精霊使いで神官で盗賊……なんでもできるのですね」
「田舎から追い出されて騙されてつるんだカス殿が無能でな……本業の狩人以外のことにも手を出さなきゃ死ぬんだよ。おかげで賢者のように知識を蓄えたり、盗賊の真似事をして遺跡の罠を解除したり、死線を彷徨って精霊使いに開眼したんだよ」
いつもの道化師でない夜で見た素の口調になるシャネルズ殿。
……苦労したんだな。
その様子をニコニコする
「さて魔神が出るか魔神が出るか魔神が出るか?」
「全部魔神じゃない」
ショーデルは笑顔で真面目そうな声で惚けたことを言い、それに呆れるルシーダ。
……ファラリス教徒じゃなくて名もなき狂気の神の信徒ではないのかと私は疑ってきたが。
途中でゴーレムや、下級魔神が襲いかかってくる。
杖を構える私に、アッシュ殿が、
「先が長い、この程度の雑魚なら精神力を温存しておけ」
「精神力なら吸い取る魔法があります!」
私は、知識の額冠で学んだスティールマインドという精神力を吸い取る魔法を魔神へぶつける。
魔法を唱えようとする魔神の精神力を奪い、魔法を不発にした。
アッシュ殿が剣を振い、ショーデルがメイスを振い魔神やゴーレムを危なげなく排除していく。
さらに進むと、グラディガル導師と知らない男と神官服を着た女性がが何かを話している。
男は痩せ型で黒い宝玉のネックレスをしている。
女性の神官印はカーディスだ!どういうことだ!?
「恩人、あのネックレス……カーラのやつと同じ系統だぞ!
まぁカーラのサークレットの方が完成度が高いが」
「カーラ……懐かしい名を聞く。
わしはブレストディベア。古代王国より生き延びた付与魔術師だ。
『私』を身につけた者が死した時、その身体を貰い受ける事ができる」*2
「俺はカーラに乗っ取られてな……恩人がいなければそのまま使い捨てられただろうさ」
アッシュ殿はそう言い捨てる。
一方、カーディス神官は
「我が名はイザベラ!
転生を繰り返し、ナニール様に仕えるしもべ!」
「ハハハハハハ、よくいますね。
子供の時、俺は古代魔法王国の太守の生まれ変わり!とかアラニア王国初代国王の生まれ変わり!とか特別だと思いたいものです」
「我が師よ、貴方が言っちゃダメな様な気がします!」
アラニア王国初代国王は、カーディスの高司祭である亡者の女王ナニールと戦い勝利したとされる。
その中で彼女に仕えるしもべの一人にイザベラという名はあった。
賢者の学院の閲覧制限のあった書物の名と一致していることから恐らく本物なのだろうが……
私はグラディガル導師を問いただす。
「グラディガル導師、なぜ死を偽装したのです!?」
「想定より早く来るとは、さすがラルカス学長の秘蔵っ子、私の策を見破るか」
「いえ、道化の賢者殿がすぐに蘇生したので…」
「……噂は大袈裟に言っていたが、噂以上の規格外の存在の様だな。
バグナード君…… そもそも魔神とは何ぞや?」
「異界の存在で、魔神の肉体は死亡後にしばらくすると消滅してしまうことからこの世界の生物とはかけ離れている」
「異世界には魔神は無数に存在すると言えるわけだ。
ということは、他にも魔神王と呼べる者がいるはずではないか?
私は、もう一人魔神王を召喚し、支配する。そして魔神王どうしをぶつけて消滅させるのだ」
「ならば古代魔法王国の魔法使いやカーディスの転生者となぜ共に行動するのです!」
「ラルカス学長は賛同しないだろう、そして私にギアスをかけるに違いない。
ならば、魔神を利用する他の存在と一時共闘するほうが目的を達成できる。
そこのイザベラは魔神王を呼び出して世界を滅ぼそうと画策している……その過程でカーディス復活の祭器を使ってナニールやカーディスを蘇らせる算段で、ブレストべディアは魔神王を乗っ取って古代魔法王国を復興させようとしている。
それより前に私が魔神王を支配してロードスを支配する……凡愚なアラニアの愚かな貴族たちが支配し続けるよりははるかに素晴らしいはずだ。
皆最終目的が違うからいずれ雌雄を決するがね」
シャネルズ殿の懸念が当たったがここまでとは……!*3
「ハハハハハハ、実は生命の杖と魂の水晶球は横領しましてね!
所在が欲しければかかってきなさい!」*4
「貴様から祭器を奪い、カーディス様に捧げてくれる!」
「(我が師は既に、『トウサク』様に捧げているんですがね!これが愉悦!!)」
イザベラは、毒を塗ったシャムシャールでシャネルズ殿を切り掛かり、ショーデルがメイスで受け止める。
それに対してブレストべディアはカーラを倒したというシャネルズ殿に警戒してガラス玉を握り潰す。
すると中からグレーターデーモンが召喚される。
「奴らを倒せ」
ブレストべディアとグラディガル導師は上位古代語を唱え、テレポートで離脱した。
ルシーダ殿はシルフでデーモンの魔法を封じ、私は知識の額冠で覚えたフルポテンシャルでアッシュ殿を強化する。
魔神は魔法の耐性が強い……破壊の魔法よりこちらが最善手!
「これならやれる!だがベルドには勝てる気がしない!!」
グレーターデーモンはアッシュに攻撃するが簡単に避けられ、逆に猛攻を受けて傷だらけになる。
シャネルズ殿は……
(※「Don't Boo!ドンブラザーズ」BGM)
「オラッ!催眠!」*5
「では止めを!」
「ショーデル君!殺しても転生するのでこのまま放置してアッシュさんの方のデーモンを倒すのを優先します!
それが終わったら、コヤツはアイスコフィンで氷の棺に入れてこの地下で更に掘って埋めておきます。
念の為の注意書きもつけて」
「さっすが、我が師!話がわかるー!」
「何の話ですか、もう…」
こうしてデーモンを倒し、破壊神の神官を封印した。
だが、グラディガル導師とブレストべディアを逃してしまった……!
ロードス島伝説TRPGの登場NPCでティエルというPCが『死んだ後』にネックレスを渡されたので不完全な蘇生になり、一定回数以上ブレストディベアに頼れば身体を渡す契約を受けた……なお使いすぎて次のキャンペーンで乗っ取られてしまう。
因みにこの人物はティエルではない一般冒険者。
成人向け同人サークル「ちんちん亭」の同人漫画作品に登場する台詞『オラッ!催眠!』は成人向け同人サークル「ちんちん亭」の同人漫画作品に登場する。ネットで出回り、いつのまにか「(性的な目的で)誰かに催眠をかけるときの定番の掛け声」として扱われるようになってミーム化した。
じかーい、じかい。
ラルカスに報告した後、二人を追跡する一行。
そしてたどり着いた場所は…
ドン33話 「バグナードとまじんのめいきゅう」
恋姫・熱血硬派が連載化したとして……誰がサポートに入る?
-
休暇中のバッタモン(酷い事になりそう)
-
スミスが分身だけ派遣(酷い事になります)
-
いや!俺は男だ!!助けなんかいらねえ!!