サンサーラ同盟掲示板   作:Dadaga

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キミは、美食戦隊 薔薇野郎を知っているかね!?

超兄貴シリーズなどで知られるWINDSが開発。企画したのは後に『カルドセプト』や『ケツイ~絆地獄たち~』などのキャラクターデザインで名を馳せる斉藤智晴。
いわゆるバカゲー。


春日一番が順調に成長していっているのを表す回になります。
資格学校とかで能力伸ばしていたので今生ならしっかり学業や修行を行います。
荒川のオヤジなら絶対に今生はしっかり勉強しろよというだろうし。
若も海外留学から政治の才能開花させたし、学業の大切さをわかっているだろうし。


龍魚がごとく!(第14話)

フランス料理店「bâtard de rose」

 

 

「春日一番です」

 

「近衛木乃香や……CMで見たことあるわ」

 

「やっぱCMやると収益が段違いなんだよ。

 子供が社長ってのが尚更にな」

 

「それにマスコットのコケコッ子も可愛いわ。

 一番製菓の営業部長の!」

 

 

これまで、近衛木乃香は年上の男性のお見合いが多く、

利益か子供趣味(ロリコン)の下心満載の人間ばかりだった。

だが、今回は同年代の春日一番だった。

整った顔立ちと鍛えられた身体に加え、

少年にも関わらずスーツを着こなしている。

女子中を通っていて同年代の男性と接触機会は少ないが、

それでも普通と違うエネルギッシュな魅力を木乃香は感じた。

自分と同じでお見合いに乗り気じゃなさそうなのと、

話し易いのが木乃香の警戒心を取り下げた。

 

 

「とりあえず、食事して世間話をすれば義理を果たせるだろう?」

「そうやな」

「よし、早速注文だ!!」

 

 

前世や今生の経験を活かし,オーダーやマナーをしっかり守った対応を行う。

前世でワインの表現をキムから聞いた後に

『店員さん、グラマラス一丁!』と言った一番ではないのだ。

一番の慣れた様子の木乃香は関心した様子で眺めていた。

 

 

「一番さん凄いなぁ。

 ウチは全然できないわ」

「慣れだよ慣れ……なかなかイケるな」

「いつもこういう美味しいとこ食べてるん?」

「仕事柄、こういう機会は恵まれているな。

 でも、もっと美味いメシを俺は知っているぜ」

「それって何やの?」

 

 

木乃香は、一番の話に興味津々だった。

高級な料理の蘊蓄を知ったつもりで話したり、

楽しくなくなる接し方をする男性ばかりだったので新鮮に感じた。

 

 

「趙って俺の仲間がな、メチャクチャ料理が美味くてな。

 溜まり場で騒ぐ時はよく作ってもらっている。

 他にも、仲間と一緒に横浜で美味い食堂で食べるのも楽しいぜ。

(さっちゃんが学生時代に友達と一緒に食べたスープの味が忘れられないのと一緒だな)」

「ウチのクラスメイトの四葉さんもめっちゃ料理美味いんよ。

 学園祭でも美味しいご飯作ってくれた」

 

 

ちなみに、四葉が趙に弟子入りしている事はふたりは知らない。

木乃香が質問を投げかける。

 

 

「一番美味しかった……忘れられないーご飯ってあるん?」

「ああ、あるぜ」

 

 

一番にとって忘れられない食事。

それは異人町に何もないどん底の時に食べた……

 

 

「ナンバと食べた焼き魚ドッグかな?」

「焼き魚?」

「どん底の時、知り合ったばかりのナンバ……俺の仲間なんだけど、

 コッペパンに切れ込みを入れてナンバが釣った焼き魚を挟んで食べたんだ。

 俺は、社長になって美味いメシが食えるようになった。

 でもあの時の味は忘れられない」

 

 

コッペパン…一番の長い刑務所暮らしの囚人飯のなかで唯一の娑婆の味だった。

だからこそ、一番の好物だった。

それを聞いたナンバがくれた焼き魚ハンバーグは前世でも成り上がっても忘れられない味で

ナンバと一緒に食べる機会が多くあった。

その話を聞いて、木乃香が暗い表情をする。

 

 

「どうしたんだ、近衛さん?」

「このかでええよ。

 一番さん、相談事、していい?」

「ああ」

「ウチのクラスにせっちゃん……幼馴染がいるんよ。

 でも久しぶりに会ったのに話しかけてくれへん……。

 ウチ、嫌われてしまったん。」

「(確か、同盟の情報で言ってたな。

 バカホワイトで、魔法関係者で訳アリなヤツだって)」

 

 

春日は、情報を思い出す。

自身の経験を基に推測を語った。

 

 

「嫌っちゃいないと思うぜ?

 このかは悪い子じゃないってくらい俺でも解るからな」

「なら何故……」

「事情があるんだろうよ。

 話せない事、巻き込めない事とかな。

 俺だって秘密の一つや二つあるからな。

 大事だから心を鬼にして振る舞うことだってあるからよ」

 

 

一番の前世で、出生後の荒川真澄は東城会を裏切ったかつてのオヤジと思えない振る舞いを行い、

それを確かめる為にあった際には銃で撃たれた。

だが、急所を外して異人町で拾われるように手を回し、

横浜星龍会の星野会長に一番を助けてもらえるよう裏が白紙の偽札を持たせた。

荒川真澄の真意は、敵の目を欺く為に裏切ったフリをすることだった。

子役をしていた荒川の演技は完璧だった……そのボロが出ないように一番を撃った。

転生して今だに荒川…いや、春日真澄は気に病んでいたが、

信じ続ける春日には些細な事だった。

自分の力をアテにしてくれた事、自分を子分と思ってくれるだけで良かったのだから。

遠くからでも守ろうとする桜咲にも事情があるに違いないと春日は推測した。

 

 

「そうやったらええな」

「ああ……。もし困ったことがあったら言ってくれ。

 俺も力になりたいからよ」

「一番さん、かっこええな」

「よせよ、俺ぐらいの男はどこにだっているさ」

 




安易に断罪とかアンチ行為に走らない一番は器が広いイメージ。
いい主人公だけど、龍が如く7ってハーメルンで作品がすくないのが悲しい。


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