バッドエンドの世界に飛ばされたけど、なんとか軌道修正できた……。ー
魔神宮に戻った……向こう側のラルカス師から託された魔神宮の地図のお陰で進んでいける……。
「シャネルズ殿、向こう側は……どうなるのでしょうね?」
「魔神王は倒されたが……ロードスに何人生き残っているのか。
カーディスのしもべ達、アトン……次の滅びに抗えるかが疑問だが」
シャネルズ殿が道化の喋りでなく、素顔の喋りをしている時点で深刻さが窺える……。
更に進み、最下層の通路を辿ると、そこはドーム状の広い部屋につく。
壁には魔神の壁画で埋め尽くされ、床には魔方陣が敷かれている。
その中央に置かれた玉座には老婆が座らされ、左右にはグラディカル導師とブレストべディアがいて、今しも首を切り落とそうとしていた。
「待て!」
南の魔神王はスカードのブルーク王が娘のリィーナ王女を生贄に捧げて解放した。
だが……リィーナ王女は血のつながりはなく解放された。
こちらは一応血縁はあり、支配できるだろう……。
グラディカル導師は実の母親の喉元に刃を突きつけ、あとは心と母親を殺すだけで第二の魔神王が解放されてしまう!!
しかもグラディカルとブレストべディアの狙いはただ支配するだけじゃない。生贄に憑依した魔神王の肉体を乗っ取る事なのです!
魂だけの存在である魔神王が宿った生贄の肉体に更に宿るのです。そうなると彼らは魔神王の力を持つ肉体を手に入れてしまう!!
「儀式やめますか?人間やめますか!?」
シャネルズ殿が神器で攻撃する。
「すでに弱い人間の心など捨て去っているわい」
光弾が導師達にあたるが、障壁に守られている。
導師は次の瞬間母の喉を真一文字に切り裂いてしまう。
いよいよ魔神王が彼女の肉体に宿る!
事前に準備していた魔方陣が発動し、全員が幽体離脱してしまいます。
肉体は時が凍ったように固まってしまい、中空に魂だけになってグラディガル導師とブレストべディアが浮遊していく……肉体を乗っ取る為だ。
喉を裂かれた老婆は魂も肉体も魔神王の力で急速に治癒・若返りを起していく。
そして魂だけになったグラディカル導師とブレストべディアは更なる詠唱を行い、魔神王と化しつつある彼女と魂の融合が始まってしまう。
「皆さん、隅のルーンを破壊してください!」
シャネルズ殿は光弾を、ショーデルは気弾を、ルシーダ殿とアッシュ殿が弓矢放つ。
ルーンを破壊していく。
幽体離脱した二人が不安定になっていく。
そして焦りが互いに裏切りを始める。
「な、なにをするんだ」
「ごくろうだったな。召喚魔術師としての、お前の役目は終わったのだ。あとは、わたしが魔神王の身体を支配するのみ」
「共に、魔法王国を再建するという計画はどうなる!」
「誰が蛮族ごときと協力するか」*1
「考え直せ!わたしの力がなければ、モスにいるもう一人の魔神王を倒せまい」
「最強の身体を手に入れれば、この島には用はない。大陸へ渡って眷族を増やす」
結局導師は利用されていたか。
なのに導師の方はかなり彼を信用していたようで、何とも哀れな男だ。
「いいですね、己の欲で争うのは……」
「討伐したほうがいいのでは?」
「役に立つうちは生かしておくべきだな」
ルシーダ殿の発言を、無情な言い方をする
シャネルズは更に違う箇所のルーンを撃ち抜く。
魔神封印用の魔法陣も消してしまったので幽体離脱は解除され、同時に魔神王の束縛も解除された。
少女の肉体に魔神王とブレストべディアが宿り、中途半端に弾かれたブレストディガルは肉体が融合、吸収していく!
「た、助けてくれ~!」
「ファラリス様に祈りましょう、祈りが届くかも知れませんよ?」
グラディガル導師の悲鳴を笑顔で返すショーデル……処すべきではないのか?
グラディガル導師は魔神王の影響でしょうか、彼は見る見る内に若返っていく。青年から少年になり、更に小さくなって魔神王の中に吸収された。
「母なる胎盤に還っていったか」
「だめだ。魔神王の意識が増大していく……」
「KIAIが足りませんね、ギアスをかけられても呪文唱えられるくらいじゃないと……エンゲージ」
<センタイリング!>
シャネルズ殿は、グラディガル導師の末路を語る。
更に魔神王を支配しようとするブレストべディアへ無体な事を言い出す……そんな人外はいないと思うが。
同時に手甲と剣が一体化したような気妙な神器(テガソード)を右手につけ、左手で指輪を取り出し、神器に装着する。
奇妙な曲が手甲から流れ、手拍子を行うシャネルズ殿。
最後に一回転して<ゴレンジャー!>手甲の声がしたと思うと赤い鎧?の戦士にかわる、
「器が整っていない今が殺し時だ。
ショーデル君、器を壊して残骸が残っていたらファラリス神に生贄に捧げて」
「承知しますた我が師よ」
「と言うわけで……ゴレンジャーハリケーン!『
いきなりエンドボール!」
シャネルズ殿が楕円形の球体(ラグビーボール)を魔神王目掛けて蹴り付けるとあちら側の南の魔神王が持っていた黒い大剣に変わり魔神王に突き刺さる。魔神王は苦しげな悲鳴をあげ、徐々に身体が崩壊して、爆発した。
細かい残骸が散らばるがショーデルがイモレイトを唱え、残骸を生贄に捧げていく。
「シャネルズ殿、一体どういう……?」
「ゴレンジャーハリケーン……簡単に言えば相手の弱点に変わって爆発する技だ。
南の魔神王を殺すために作られた魂砕きを再現した。
魂を砕く属性を付与した爆弾がテキメンよ」
<オノレ……オマエノカラダ……ヨコセ……!>
「我が師よ!?」
まだ魔神王が生きていたのか!?
崩壊しながら魔神王の霊体はシャネルズ殿のところに向かっていく…!!
(※「Don't Boo!ドンブラザーズ」BGM)
「ジョジョ、私が悪霊に取り憑かれる?
逆に考えるんだ、もっと恐ろしいヤツを取り憑かせればいいんだ、コールゴッド!」
空から女性の霊体が降ってきてシャネルズ殿に取り憑く。
そして魔神王に飛び蹴りをする!?*2
「ウチの編集長兼アシスタントになにすんのよ!!」
神がシャネルズ殿に降臨し、取り憑こうとした魔神王を返り討ちにした!?
……まさかここまで読んでいたのか?
魔神王の気配は消えた。
「うおおお、手が、足があああああ、小錦がああああ」
シャネルズ殿が後遺症で四肢が折れて、何かに押しつぶされたようになっている。
ルシーダ殿がヒーリングをして、ショーデル殿がサニティをかけ出した……
ロードスの危機が呆気なく終わったが……これでいいのか?
「深く考えるな、俺はもう慣れた」
アッシュ殿!?
じかーい、じかい。
ナロモブ達は、もう一人の魔神王を撃破した。
ナシャル達、百の勇者も勝利した。
いよいよ、石の王国奪還を目指す!
ドン36話「おかえりナロモブ」
昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……
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ピーコックニキ
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エンマニンジャ
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野良勇者
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史上最強の大工
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Zさん