サンサーラ同盟掲示板   作:Dadaga

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(ドンブラザーズオープニングのこれまであらすじのBGM)

 
「キシャアアア!」『抱けぇええええ!!』
 

浮世のしがらみはわかるが、もう少し女心をだな……


『転生したら百の勇者になったった』ドン37話「いしのおうこく」

石の王国奪還戦前夜……。

それぞれの夜を明かす。

 

<双子&ユーリ>?

フロイ「魔神との戦いが終わって、もしもまだ命があったら……」

リーゼン「アレクラスト大陸にでも渡ってみる?」

ユーリー「『ハハハハハハ!

      逃さん…お前だけは…!』

     と仮面の道化師殿が恐ろしい形相で追いかけてきますな。

     まぁ私は後任を育成すれば一抜けできますが」

フロイ・リーゼン「「逃さん…お前だけは…!」」

ユーリー「仕方ないですな、王子達も後任(後継ぎ)を育成すれば自由になれるかと」

フロイ「何年かかるんだよ……」

リーゼン「まぁナシェルがどうしてもというなら頑張るけどさ。

     国の一つでも任せてくれるかなー」

ユーリー「ナシェル王子なら笑って任せそうですな、そして貴方達の自由は終わってしまうと」

フロイ・リーゼン「「ありうる……」」

 

 

 

 

<ベルド・フラウス・ルシーダ>

二人を抱き、眠っていたベルドの意識が覚醒する。

 

ルシーダ「……ベルド、起こしてしまった?」

ベルド「……ああ」

フラウス「魔神王のことを考えているの?」

ベルド「……ああ。

    俺の手で魔神を殺すなら魔神王から魂砕きを奪うしかないらしいが……」

ルシーダ「本調子じゃないとはいえ、ナロモブが倒しちゃったし」

 

 

ベルドは考える。

単純なようでベルドにはベルドなりの考えが渦巻いていた。

そして……ニヤリと笑う。

 

フラウス「何がおかしいの?」

ベルド「負けるかもしれんな、と」

フラウス「あなたらしくない言葉だわ。自己犠牲や負けることを想定するなんてありえないわ」

ルシーダ「まったくだわ」

ベルド「オレは負けたくないと思ったことなど一度もないよ。勝ちたいと思ったことさえないかもしれん。

    オレはただ命がある限り戦い続けるだけだ。これまでも、そしてこれからも……

    オレは戦って勝利することで、自分の強さを確かめてきた。それがオレという人間のすべてだと思えたからな。

    だが、そのためにはより強い敵が、どこまでも必要になる。もしも魔神王を倒して命があったとして、オレはいったい誰と戦えばいい?」

 

 

ルシーダとフラウスは沈黙する。

 

 

ベルド「それこそ邪神でも復活しないかぎり、魔神王との戦いが、オレにとって最後の戦いになるだろう。

    ……以前の俺ならば思っていたな」

フラウス「え?」

ベルド「アイツ……ナロモブは面白いな。

    下級魔神に殺されかかる程度から一気に化けた。

    そしてアイツの女神の手下も強いらしい」

ルシーダ「向こう側の魔神王二人がかりでも来られても勝ったらしいわ」

ベルド「この世界にいなくとも向こう側にはいくらでもいるんだろうよ、強い奴が。

    そしてまだ知らぬ強くなる術もな」

フラウス「向こう側に行く気なの?」

ベルド「ナシェルの奴に付き合うのが優先だが……ウォートに行き方でも調べてもらうか。

    最悪、アイツに頼み込んで遊びに行くくらいはできそうだしな。

    だから、王になる暇はないな」

 

 

 

 

はい、石の王国奪還戦でーす。

因みに、ロードス各地に伸びているので、モスの連合国軍、百の勇者以外にも各国に打診しましたー。

ライデンは傭兵は少数だが物資や薬、怪我人治療のチャザ神官を派遣してくれた。

フレイムでは戦士団が少数。

ヴァリスはヴェノンへのやらかしがあったのに未だに揉めている……少数のファリス神官が勝手に義勇兵的に参加しているくらい。

マーモという国地域の枠組みではいない……ダークエルフや頭ヒャッハー(モヒカン)(ファラリス神官戦士)は来れないし、内輪揉め始まりそうだし、蛮族戦士はとっくにライデンの傭兵か百の勇者に入っているし。

カノンとアラニアは梨の礫……。

鉄の王国とマーファ教団は北の魔神王騒動でまだ戦力立て直せないので少数精鋭でフレイム軍に加わっている。

ナシェル目線では来てくれなくて残念なんだろうけど、俺やウォート目線だと来ない方が助かる。

だって、戦後にふっかけることが出来るしね!!

場合によっては王家は水揚げされるまでいくし、治安維持の名目で軍隊派遣まで行ける!

そういう意味では好都合ではある、ロードス統一にはね。

ウォート先生は…少しはうまくいったか?

原作ではナシェルが死んだ(死んだわけではない)のでもう魔神王殺せればいくら死んでもどうでもいいくらいなレベルで心を閉ざしていたけど健全な悪巧みをできるコンディションで何より。

ショーデル君は自由について悩んでいるみたいだからどうにかしてハジケリストの教典を取り寄せてあげたい、師匠的に。

 

 

「はい、フレーベ親方の記憶から書き出した石の王国の地図でございます。

 あとはワタクシの戦術予想図……魔神や魔法生物、アンデッドの配置予想図を書き込んでおります」

 

 

鑑定屋に頼んで魔神将とか凶悪な布陣を見てもらっているので精度は完璧。

原作ではモス連合騎士団は戦後を見据えて百の勇者を潰すつもりで運用していたが……。

生憎そこまでしない……有能だったり言うこと聞く奴は優先して取り立てて、不穏な奴はインペリアルクロスの先頭に立ってもらうけど。

統一して道路作って経済圏作って治安も生活水準を上げるとなるとどこまでもマンパワーは必要Death!

親方とナシェルが感慨深い様子だ。

 

 

「もう一年以上前か……」

「ええ、もう1年以上前ですか、石の王国が魔神に滅ぼされたのは。

 あの時、私はフレーベ王を助けて、無理を承知で貴方を生かした。

 それから私達は盟友として戦い、魔神戦争を共に生き抜いてきました」

「野生の竜を捕まえに行く時は……お前が生肉を食べたりして腹を壊していたな」

「ですが苦労した甲斐がありました……ここまで来たら最後まで生きてこの戦い終わらせます」

 

 

まずは、掃討戦が始まる。

長丁場になる……フレーベ親方もいつものフル装備でなくバトルアックスにチェインメイルで動きやすい装備にしている。

アンデッドの浄化や罠の解除、クリアニングしながらジワジワと進行していく。

原作より魔神の数は少ないし、こちら側に戦力は大きい。

それでも大規模な戦だ、犠牲者は少なからず出る……鏡像魔神は変身能力無効化しているので普通に戦うしかない状況なのが幸いだが。

余りの過酷さに、戦意を喪失する人も多数いたが、それを想定して神官団がサニティをかけたり、バードがレストアメンタルパワーで精神点を補填していくし、ライデンの方で酒や女に男を用意してメンタルケアは入念に行った。

 

そして7日目にしてついに宮殿へ攻め込む事にしますが、いつものミスリル製魔力+2のプレートアーマーとハルバードを装備する親方。

石の王国の宮殿、かつて彼が住んでいた所は、石の王国の心臓部。そこからなら、容易に主要な所へ兵を送る事が出来るのだ。

魔神将がいるなら、恐らくはそこだろう……というか鑑定屋が特定したが13レベル魔神将イブリバウゼンにアンデッドナイト二体に、ジャックランタン1体にレイスが五体だ。

あとは下級上級魔神が数体。

 

 

「部族の守護者たるべき王の住まう場所。だが、その王は務めを果たすことができず、今ではこの様よ……」

 

 

宮殿はドワーフ建築の荘厳の極みだ。

巨大な石柱が規則正しく並ぶという、恐ろしく巨大な空洞で、ここに彼の玉座がある……かつてドワーフ達がいたあの時ならば誇りを持って親方が見せ付けただろうが……今やこの王国のドワーフは親方だけだ。

 

 

「ここに永久の炉があるんじゃな!早く最高の剣を鍛ってみたいわい!」

「コークス、お静かに」

 

 

マーモから連れてきた鍛冶キチがテンション上げているが……空気を読んでくれ。

ミスリルを鍛えられる炉はここだけで、ミスリルを鍛える技術は、アレクラストでは遺失だ。

ミスリルは古代語魔法か技術によって鍛えられる……鍛冶キチコークスは知恵の額冠でその知識を得たから試作しているが真の完成はこの炉を使うしかないからな……気持ちはわからんでもない。

その炉には金床があり、その下に玉座がある。その玉座の前に魔神将がいる。

 

 

「「不浄なる者よ、去れ!」」

「火葬しろ、イグニド!!」

 

 

初手は聖女二人のアンデッド浄化(ホーリーライト)、俺のファイヤーストームだ。

雑魚を一掃していく。

ベルドやファーン、ナシェルが露払いしていく。

 

 

「今回は譲ってやる」

「本懐を遂げてください、フレーベ王!」

 

 

フレーベ親方がウォート先生に限界まで強化された状態で魔神将に突っ込んでいく。

親方の強靭な肉体と自慢の装備で耐えて捨て身の一撃で屠る戦術だ。

ルール的にいうと強打だが……親方が傷だらけになるが、それ以上に相手に損傷与えていく。

やがてフレーベ親方の渾身の一撃がイブリバウゼンの足を切断し、地面に突っ伏したイブリバウゼンは容赦なく切り刻まれて滅びた。

 

 

「ファラリスよ、生贄をお受け取りください!」

「(チベスナ顔)」

 

 

フラウスはメッチャ機嫌が悪い。

だがね、パニッシュで消してもいいが、イモレイトでも消せるなら後者の方が得なんだよ?(和マンチ感)

魔神王を倒し、石の王国奪還は果たした。

 

 

「そうとも、わしは帰ってきた……廃墟に玉座は不要!」

 

 

親方は叫びながら玉座をハルバードで粉砕する。

渾身の一撃は、爆発したかのように椅子を粉々に四散させた。

それだけでは収まらず、フレーベは何度も何度も何度も、ハルバードを叩きつけていく。

それが魔神王であるかのように、全ての力を込めて。

それは生き恥を晒す自分への怒りか、魔神達への恨みか、亡き民への弔いか。

先程の魔神の死闘より痛々しい光景であった。

フレーベの腕から流れる血こそ泣くことのできない彼の涙のように思えた……。

これが石の王国の終焉であった。

破壊音は石の王国の隅々まで届き、石の王国の慟哭のようだったと言われています……。

 

 

 




じかーい、じかい。
いよいよラストダンジョン!
最も深き迷宮を攻略していく!


「では最初にやることは、魔神王を誘き寄せて殺します」


それでいいのか、ナロモブ!?


ドン38話「クライマックスいさみあし」






(今回はドンブラEDでいい感じでやれる自信がなかったのでカットしています)

昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……

  • ピーコックニキ
  • エンマニンジャ
  • 野良勇者
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