サンサーラ同盟掲示板   作:Dadaga

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雑魚じゃないんです!神鳴流の技だって使えるんです!!
沢城のカシラの方が怖い?うん。


カタギがいるから薩摩式では戦いませんよ?
魔法より怖いじゃろう?


龍魚がごとく!(第15話)

和やかにお見合いが進んだのも束の間……。

一番が木乃香を送ろうとした際に……異変が起こる。

 

 

「……気配がない」

「気配?」

「木乃香の護衛の気配もないし、周りに人がいない」

 

 

慎重に周りを警戒しながら木乃香を守るように立ち回る一番。

人の気配もない……。

認識阻害の結界だろう。

一番は即座にスマホを操作して援軍要請を行う。

カタギ(&非魔法使い)の木乃香がいなかったら同盟の面子を呼んでいたであろう。

何故か、正面から黒い着流しを着た目つきの悪いヤクザっぽい存在が現れる。

腰に太刀を差しているから噂の神鳴流だろうか?

 

 

「お嬢さん、悪いけどついてきてもらうで。

 餓鬼は退けば痛い目にtゲコヴァ!!」

「沢城のカシラに比べりゃ隙だらけだぜ、アンタ」

 

 

筋肉の歩こうとする予兆を見せることなく、一瞬で間合いに詰め寄り鉄扇をとりだして顎に叩き込み、

足をを払い地面に倒し、最後に靴で顎を踏み抜く。

春日の一連の動きは、気で筋力を補ってはいたが

それ以外は純粋な技術であった。

堂島の龍ならできる芸等であった。

春日一番の前世ではできなかったが、今生で

偉大な航路の北斗伝承者や昼行灯の死神、エンマニンジャなどの技巧派の指導で

新たなスキルツリーが開拓されていた。

 

 

「(天童が転生していて、敵対する事を想定して今生はタイマンで完膚なきまでに

 叩きのめすつもりで鍛えた甲斐があったかな?)」

「こん餓鬼ゃあ!ぶっ殺す!!斬岩剣!!」

「一番君!!」

 

 

逆上したチンピラが切り掛かり、木乃香は悲鳴をあげた。

だが、一番には何の迷いも恐れもない。

昼行灯の死神の言葉を思い出す。

 

 

「神鳴流は、対妖怪……土蜘蛛など大きな獲物を想定している。

 故に威力重視の技が多い。

 極論すれば雷属性を付与する雷光剣や物理で切れないものを斬る斬魔剣以外は、

 強い武器を持つか自身が強ければ必要ない。

 対人では太刀行きの速さ、効率的な身体操作、気組みが重要だな。

 通常攻撃が即死攻撃になるように霊力強制ギブス(20キロ)を手足につけようか。

 油断すると手足が引っ付くから霊圧を寝ててもかけられるように頑張りたまえ」

 

 

気軽に地獄に放り込む昼行灯の死神の所業に涙目になりそうだった。

また、エンマニンジャの言葉思い出す。

 

 

「精神論を説いてもうしわけないが、精神一つで技の冴えが段違いだからな、

 しっかりレクチャーするぜ。

 一番、お前は敵に対しての闘争心、勝つぞ!ぶっ倒す!って感じの火の心は十分強い。

 では足りない部分ってのは……水の心だ」

「水の心?」

「コップならコップの形、バケツならバケツの形。

 誰かに言いなりになれってわけじゃない。

 恐れや迷いで萎縮してはならない。

 小さな見識や偏見に凝り固まることのない心の自由を持てってことだ。

 そして相手の想定していない形を押し付けて戦いの主導権を自分で握れってことだ」

 

 

エンマニンジャの薫陶を思い出しながら、相手の右側面に移動し、

鉄扇で肩峰に向って強打する。

斬岩剣を放つ前に打ち付けて発動を妨害した.

チンピラは、それでも太刀を抜こうとするが、肩へのダメージが太刀を抜きにくくするのに加えて、

狭まった太刀の可動範囲内に一番は存在しない。

ここで諦めて遁走に入るなり、太刀以外の武器で一番へ攻撃するならばマシな判断であったが、

怒りで判断力を低下したチンピラは太刀を抜いて奥義で全方位に攻撃しようとした。

一番は背後に回り込み、喉に鉄扇の先を叩き込み、そのまま後方へ倒れ込む勢いを利用して

電柱に後頭部を叩き込む。

気で強化された人間でもその一撃で昏倒した。

 

 

「これでよし……と」

「一番君!!怖かった……一番君が殺されるかもって……」

「心配させて悪かった。

 こう見えてちょっとは強いんだぜ?

 だから、泣かないでくれよ?」

 

 

木乃香をあやしている間に数人の男性がやってくる。

黒い服をきた屈強な男性達。

その先頭にはリーゼントのような髪型をした男性であった。

春日商事の社長秘書にして春日一番の前世の弟分のミツであった。

何気にDragon fish以外で同盟やエヴァから訓練を受けている(春日真澄もデスクワークばかりで鈍るからと鍛えている)。

心配気な様子で一番に話しかける、

 

 

「兄貴……じゃなかった若、大丈夫ですかい?」

「ああ。ミツも紛らしいから若呼びじゃなくて一番でいいぞ」

「いや、社長の息子なんだから若と……。

 コイツは?」

 

 

ミツが視線を半殺しにしたチンピラに視線を向ける。

一番は、簡潔に答える

 

 

「木乃香ちゃん目当てのお客さんだったな。

 神鳴流みたいだったが……。

 ひとまず警察と近衛さんに連絡を。

 それと……木乃香ちゃんが落ち着けるようにホットミルクを用意してくれ」

「了解しました、若」

「若はいいって」




パーティーチャット
ホットミルク

一番「どうだい、落ち着いたかい」
木乃香「うん、落ち着いたわ。
    ウチ、ホットミルクって子供の飲み物って思っとった」
一番「美肌促進に消化促進、便秘解消に安眠効果もあるってナンバに教わったなぁ。
   美味いから大人の為にもなる飲み物なんだぜ?」
木乃香「ええ友達なんやね」
一番「ああ、自慢に仲間だぜ。
   ……仲違いしたこともあったが」
木乃香「ホンマ?」
一番「でもそれは家族の為だった。
   敵対しても手を伸ばし続けた。
   だから今でも絆は続いている」
木乃香「一番さん、ありがとうな」
一番「このくらい大したことないぜ」
木乃香「うち、せっちゃんのこと、諦めへん!
    一番さんから勇気貰った!」
一番「そっか……困った事があれば相談に乗るぜ」
木乃香「うん、明日からせっちゃんにアタックや!」

次の話は?

  • スパロボ!
  • ヒロアカ!
  • ネギま!
  • ゼロ魔!
  • ライダー!
  • ジョジョ!
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