サンサーラ同盟掲示板   作:Dadaga

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原作クジンシーの声は小林千晃さん。
遊☆戯☆王VRAINS(ハノイの騎士)、
戦隊レッド 異世界で冒険者になる(進藤清弘 / バンソウキラー)、
『葬送のフリーレン』(シュタルク)


……うーん、ここの新宿さんはめっちゃしゃがれた声な感じだよね、装甲悪鬼村正の雪車町一蔵とかメギド72のアンダカとかそっち系統。
フロムゲーの主人公とかゴーストオブツシマで出そうとか言われているし。



クジンシーのイラストでーす、チャットGPTに感謝。

【挿絵表示】



木枯らし新宿伝 第15話 (ロマサガ2) ※原作開始

帝国歴970年……

 

 

「タームバトラーを観測した……でござんすか」

「ああ、クジンシー。

 モールも集落にも戦士団は派遣しているし、この地下都市の警戒体制を強めた」

 

 

地下都市に帰ってきたらジウンノテから凶報が来た。

 

 

「オアイーブのお嬢さんに手紙を送りやしょう……おい、準備しておけ」

「ハイハイ」

「クジンシー……まさか」

「ああ、帰ってきたんだろうさ……アイツらが」

 

 

異次元で生き延びる為に……人間の心は磨耗し、一つの肉塊になったのだろうワグナス達。

幻影を派遣して復讐をしようとしているのだろうさ。

 

 

「でもでもー、もうとっくの昔に皆死んじゃったんだけどね。

 振り上げた拳はどこに向かうのか……」

「まずは様子見だが……アッシが引導を渡す羽目にならない事を祈りやす」

 

 

……アッシの願いは叶わないでござんしょうが。

 

 

 

 

 

帝国暦1000年。

バレンヌ帝国はかつての栄華から衰退していた。

バレンヌ帝国の30代目の現皇帝レオンは先頭に立って封印の地と呼ばれる場所の制圧に向かっていた。

同行する第二皇子ジェラールは初陣であった。

第一皇子ヴィクトールと違い、武術より学問に才覚があったがどうにか同行した重装歩兵ベア、軽装歩兵ジェイムズ、猟兵テレーズの助けもあって無事モンスターの討伐を終えて帰ってきた。

皇帝の留守を守っていたヴィクトールは玉座から降りてレオンが座る。

 

 

「父上、お帰りなさいませ。

 ジェラール、怪我はないか?」

「大丈夫だよ、兄さん。

 父上の足手纏いにならないようにするのがやっとだけどね」

 

 

父親であるレオンに礼をしてからジェラールに慈しみの視線を向けるヴィクトール。

兄弟間の仲も良好のようだ。

 

 

「弟は戦いよりも学問の方に才能があるようです。

 無理に戦闘に連れて行かずとも良いではありませんか。

 戦いは私の勤めです」

「七英雄が帰ってきたと言うが争いが収まる気配はない。

 戦いは当分続くだろう。

 ジェラールも戦闘経験を重ねてヴィクトールの片腕として働かねばならぬのだ」

「ジェラールの才能は内政に生かすべきでは…」

 

 

その時、帝国兵が中に入ってくる。

 

 

「陛下、オアイーブという女がお目通りを願っておりますが?」

「またか。

 毎日熱心に通ってくるな。

 仕方がない、通してやれ」

 

 

顔をベールで隠した美しい女魔道士が入ってくる。

 

 

「お目通りがかないまして光栄でございます、皇帝陛下」

「まだお若いな。

 魔道士というから相当な年寄りかと思うておったわ。

 お前達は下がって良いぞ」

 

 

ジェラールとヴィクトールは下がった。

ジェラールは、ヴィクトールと別れた。

自身が強くなる為にと城内で聞き回るジェラールであったが…。

 

 

帝国猟兵ヘンリー「弓ですよ!弓がおすすめです!」*1

 

宮廷魔術師エメラルド「術法を覚えてみましょう」<ファイヤーボール覚えた!>

 

フリーファイターヘクター「戦いは俺たちに任せて皇子は学問でもすればいいんですよ」<武断派系あるある、内政系を下に見る>

 

 

ジェラールは城下町に出た.

すると見慣れない光景を見た。

 

 

「おじさんすごーい!」

「もう一回やってー!」

「へいへい……よーく見てくだせぇ……」

 

 

見慣れぬ服装……着流しに脇差を差している三度笠の男が子供達に囲まれて何かをせがまれているようだ。

ジェラールは、その特徴的な服装は遥か東方のヤウダの服装だと気がついた。

男が三度笠をしたまま器用に素早く鶴を折っていく。

 

 

「わぁあああ!」

「きれい!」

「折り鶴といいやしてね、病気平癒、長寿、平和への祈りこめて千匹折って願掛けをしたりしやす」

「とーちゃんが元気ないから折ってみようかな……」

「おじちゃん教えてくれる?」

「よござんすよ……ただ、紙が足りやせんね……取ってきやすから明日教えやすよ」

「やくそくだよー?」

 

 

ジェラールは、不審な人物かと思ったら存外善良そうだったので安堵した。*2

男がジェラールに気がついて声をかける。

 

 

「そこのお兄さん、お悩みですかい?」

「え、ええ…」

「そうやって内に溜めていると身体に毒でござんす。

 こうやって会ったのも何かの縁でござんしょう。

 話してみてやくれやせんか?」

「実は……」

 

 

初陣で生き残るのが精一杯だった自身の無力さについて語った。

 

 

「では……軽く体を動かしやしょう」

 

 

ジェラールは、男に言われるがまま動いた。

男は頷いて言った。

 

 

「持久力、体力は不安でござんすが……腕力はなくはない。

 器用で素早いし、術法の才覚もありやす。

 小剣や弓が武器を使うなら向いていやす……経験を積み死線を越えれば自ずと戦士として成長しやすが……。

 お兄さんは、すぐに足手纏いになりたくないって顔に書いていやすね。

 なら怪我を癒す術法『月光』と草で足を絡めて動きを止める『足がらめ』がオススメでござんす。

 戦場に怪我はつきものですので腐りはしない術と、素早く動いて先んじて動きを止めれれば被害も抑えられやす。

 ……ちょいと教えやす」

 

 

ジェラールは、男の指導で『月光』『足がらめ』を覚えた。

エメラルドからファイアーボールを覚えたが、覚えるための時間は男のほうが二つ分あるにも関わらず早かった。

 

 

「す、凄くわかりやすかったです。

 もしや……ヤウダの術法指南役では?」

「そんな上等な役目じゃござんせんよ。

 昔取った杵柄ですが、野良犬に芸事を仕込んだ経験がございやして……。

 お兄さん、今日覚えた事を忘れず一歩一歩いけば自然に道が見えてきやすよ」

「ありがとうございます……貴方のお名前は?」

「名乗るほどのモノじゃございやせん。

 それでは失礼しやす」

 

 

男は去っていった。

ジェラールの中の焦燥感が消えた。

自分の学ぶべき事、今出来る事が見えたからだ。

 

 

「旅人のようだが……しばらく滞在するのだろうか?

 私も頑張らないと」

 

 

そう言ってジェラールは城に戻っていった。

 

 

*1
腕力17、器用さ22、魔力19、理力11、素早さ20、体力12、初期技能はオール0のジェラール。

スーファミ版だと術師タイプなので技の閃きは期待できない……が、リベンジ版では改善されており、兄の得意技の流し斬り覚えられなくもない素質ではある。

*2

【挿絵表示】

【挿絵表示】

 

コレが子供の側にいたら衛兵に通報しそうだ。




ウォッチマンの巣にて……

雑魚戦
ジェラール「回復します、月光!」
テレーズ「ジェラール王子!感謝します!」(被弾すると割とやられるHP……ジェラールもだけど)

ジェラール「スライムなら……ファイアーボール!」
ベア「助かりました!」

ウォッチマン戦
ウォッチマン「キキー!」
ジェラール「足がらめ!!」
ウォッチマン「ききー!?」(5体中3体スタン)
ジェイムズ「今だ、巻き打ち!!」


戦闘後
ベア「ジェラール王子、見事な援護でした!
   私も集中攻撃を受けて危うかった場面もありましたし」
レオン「適切な判断で援護ができていた。
    それに短期間で三つも術法を覚えるとは……魔術師の才もあったか」
ジェラール「エメラルドから火の術を学び、旅人から月光と足がらめを教えられて……お陰でコツを掴んでライトボールや金剛力を閃きました」
レオン「旅人か……ここまで才能を開花させる程の賢人か」

昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……

  • ピーコックニキ
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