サンサーラ同盟掲示板   作:Dadaga

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まぁスクランブル編前にあったエピソードと思っていただきたい。


ペルソナ5オルタナティブkiller9 エクストラ10 秀尽の執事王子(ペルソナ5)

私、奥村春は、恵まれていたほうだった。

大きな屋敷、優しい祖父様、お母様は離婚してあっていない分お父様が補うように愛情を注ぎ、メイド達も母親代わりにならんとした。

でも満たされないものがあった……そのせいだろうか、北海道の別荘地について春は山奥へ冒険に出ようとした。

 

 

「やめておけ」

 

 

背後から声をかけたのは私と同じ身長の一つ下の男の子……『多々良・カフカ・スミス』君。

初めて会った時は、素っ気ない態度で私の事が嫌いなのかと思っていた。

だから私は無視して進もうとした。

 

 

「慣れない山道は迷う。

 それに……熊や猪のような動物に出くわせば無事ではすまない」

「〜!!

 いくもん!わたしいくもん!こわがりはそこにいればいいもん!」

 

 

私は大人のような言い方をしたスミス君に反発して山を進んでいった。

スミス君は溜息をついてメモ帳に走り書きして見えやすい所に『山に行く』とメモを残して私についていった。

私は迷ってしまった……。

 

 

「待て」

「なによ!」

「……コンパスと地図から判断してこっちだ。

 さっきから同じ場所を回っていた」

「なんでわかるのよ!?」

「父さんから習った」(※自衛隊の元レンジャー直伝……!)

 

 

不安だった私の手を力強く引いてくれて頼もしかった。

そのまま山を降りれると思ったら……

 

 

「グルルルルル……」

「野犬か……最悪よりもマシか」

「スミスくん!にげなきゃ!」

「……このままアイツの目を見たまま後ろに下がるぞ。

 間違っても背中を見せるな」

 

 

とても大きな野犬で*1私達を追いかけてきた。

スミス君は上着を脱いで右手に巻いていた。

そして川に足を踏み入れようとしたら野犬が突進してきた。

 

 

「スミスくん!」

「まともにやれば大人でも敵わないが……(父さんのように…)

 噛みつきは強力だが諸刃の剣だ……『舌』という鍛え用のない弱点を曝け出す」

 

 

スミス君は弾丸のような突進からの噛みつきを右手で受けながら野犬の舌を掴んでそのまま倒れ込みながら水面に入った。

必死に暴れる犬のおかげでスミス君は前足で皮膚を引っ掻かれたり、暴れた弾みで顔に石をぶつけたのか出血したりした。

それでもスミス君は手を離さなかった。

 

 

「この状況でお前は呼吸はできない……終わりだ」

 

 

スミス君は、そのまま野犬を窒息死させた。

そして怪我を最低限の処置だけして私と山を降りた。

お父様から心配され、氷堂鞠子さんから私達は凄く怒られた。

(※門津「野犬相手に無茶をする……でもよくやったよ」

 アンナ「あの時助けてくれた門津さんのようね(危ないことはしちゃいけません!)」

 門津「アンナぇ……」)

私は、その時からあの人に恋をした。

 

 

「スミスくん、すき」(抱きっ!)

「そうかい、大人になっても気が変わらないなら考えるが」

 

 

相手にされなかった……今思うと,心が大人だったスミス君には本気と受け取らなかったんだって。

そして成長して少し気恥ずかしくなって抱き付かなくなったけど優しくてカッコいいスミス君のことは大好きだった。

でも……

 

 

「春、今日から婚約者の……」

「お、顔はいいな」

 

 

私が高校に入学した時、オクムラフーズのパーティーで『あの人』が婚約者になった……お父様は変わってしまった。

オクムラフーズの社員を使い潰し、更なる躍進の為に私を政略結婚の駒にして、当時は知らなかったけど獅童正義に接近していた。

お父様とアイツの父親は若い者同士に任せてと席を外した。

私はアイツに手首を掴まれた時に生理的嫌悪感を感じた。

 

 

「いや……」

「俺の言うことを聞け!」

 

 

強引に引っ張られて壁に肩からぶつかった。

その嗜虐的かつ、性的な視線が私の恐怖心を増大させていった。

 

 

「俺の好きにしていいって親父も言っていたからな楽しませてもらうぜ」

「……なんだその目は!」

 

 

アイツが私に平手打ちをしようとしたその時、アイツの腕は掴まれた。

アイツが喚くがそれを飄々と受け流すのは……

 

 

「失敬、手元に時計がないもので確認させて貰いました。

 いや素晴らしいロレックスですねフルオーダーで?」

「スミス君!」

 

 

スミス君が助けに来てくれた!

 

 

「放せよ!」

「どうぞ」

「ああああ!」

 

 

アイツが反対側の腕で殴りかかるけどスミス君は手を離して拳を避けた。

すると勢いがつきすぎて転倒して右手首があらぬ方向に曲がっていた。

(※春は気が付かないが、避けながら足を引っかけたり、背中を軽く押して受け身しにくいようにしてダメージを増やしている。傍目では避けているだけで攻撃していないようにするのが抜け目ないな、スミス)

それでその日は終わったけど……この事が原因でお義父様が海外に左遷されてしまった。

(※アンナ「そこで蹴りを!」

 門津「死んでしまうから。それにあくまで『スミス』は避けただけだからね」

 スミス「巻き込んでしまい申し訳ない」

 門津「遅かれ早かれ左遷されていただろうから気にするな」

 アンナ「春ちゃんを守って偉い!いつ結婚するの?(貴方は間違ったことはしていないわ)」

 スミス「しません」)

そしてアイツが私に絡んでくるようになった……でも

 

 

「春、行くぞ」

 

 

いつだって私の手を引いてくれたのはスミスくんだった。(※なお、メイド達は春の味方なのでスミスをフリーパスで見逃します)

許されないとわかっていても……私はスミス君への想いは止まらなかった……。

 

 

 

 

「おお、まおーイケメンだな!」

「秀尽七不思議『執事王子』なんて噂があったけど、まさかスミスだったなんて」

 

 

女子会でスミス君の事を聞かれて話したら……双葉ちゃんは面白がって、マコちゃんはスミス君の噂話を口にしていた。

 

 

「ヤバ、これで生まれが貴族ならガチで王子じゃない」(※おう、ガチのロマノフ直系やから本物の執事王子やぞ、偽ウィンザー公爵令嬢)

「嘘です、スミス先輩がそんな真面目だったなんて」(※ペルソナ覚醒するまではずっと真面目だったぞ?なおボンボン撃退のタイミングではペルソナ覚醒していたが)

 

 

もう、杏ちゃんってば私にとっては王子様よりカッコいいんです、スミス君は。

すみれちゃんにだけはスミス君はいじわるです……今度お説教します。

皆にも『蓮』君みたいな王子様はいるけど……どうなるのかなー?

スミス君と一緒に発破をかけたけど春は遠いかな?

 

*1
※日本の山奥に生息する野犬の大きさは、一般的に中型犬から大型犬のサイズで、柴犬よりも一回り大きな雑種が主流だったり。

しかし、中には秋田犬や紀州犬、甲斐犬といった日本犬の血を引く頑強な個体も存在する。

多くは中型犬の範囲(体重10kg〜20kg程度)ですが、山奥の環境で野生化したものは食料状況や遺伝により、引き締まった体型ながらも、人間にとって脅威となる中〜大型のサイズになることもある。

因みに小学生の体重は、1年生(約21〜24kg)から6年生(約37〜45kg)にかけて平均的に1.5〜2倍程度差増加するが当時のスミスや春では余計に体重差は大きい。

犬の方が圧倒的に強く、軍隊でも伝令や警備、戦闘、負傷者や地雷の探索など多岐に渡る役割を果たした。

なおアメリカで太平洋戦争で日本人だけを噛み殺す軍用犬部隊の計画があったが、砲撃の音に弱かったので数百万ドルの金銭的な損失を出したのみで終わったが……




スミスママことアンナさんにあった場合

アンナ「スミス君、ぎゅー」
スミス「離して、人が見てる」
竜司「お姉ちゃんに久しぶりにあって照れてるな、オイ」
スミス「母さんです」
アンナ「ははです」
竜司「え、ええええ!?」
祐介「お若いですね」
アンナ「もう若いなんて!
    ……スミス君に弟とか」
スミス「父さんと相談してください」
蓮「(仲良いな……)」


なお、外見がスミスより少し年上のfgoのアナスタシアみたいな感じなので『理想のおふくろ』より『理想の彼女』といっていい外見なので普通の人間だったら『八神家の家庭の事情』ばりにマザコン拗らせます。

昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……

  • ピーコックニキ
  • エンマニンジャ
  • 野良勇者
  • 史上最強の大工
  • Zさん
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