サンサーラ同盟掲示板   作:Dadaga

683 / 721
木枯らし新宿伝29話(最終回)

<ラストダンジョン>

 

「クジンシー……ロックブーケを殺しましたね?」

「ええ、言い訳はしやせん。

 ……同化の法を多用した古代人の大半は転移失敗で死にやした。

 後は吸収の法で心まで魔物になったお前さん達だけでござんす」

 

 

ノエルとの殺し合いが始まった。

吸収の法で人外と化したノエルの身体能力、生命力は並外れていた。

ですが、この時代で最強クラスの今を生きる人間達が手を貸してくれやす。

 

 

「すまんワグナス・・・・・・、誓いは、守れそうに無い・・・・・・」

 

 

ノエルの幻体は消滅した。

あとは奥にいる『本体』のみ。

 

 

「すいません、次の一戦で最後でござんす。

 ……こちらの不始末を巻き込んですいやせん」

 

 

アッシは改めて頭を下げる。

 

 

「いえ……貴方のお陰で我々の生きる世界が出来たのです。

 そのお返しです」

「……感謝しやす」

 

 

アッシ達は扉を開け、最深部へ向かう……

七英雄達の幻影が浮かぶ。

 

 

「ついにたどり着いたか」

「久しぶりでござんす……あの時、お前さん達を救えなかった。

 ……だが、古き盟約だけは守ろう」

「……皇帝、クジンシー。

 我らの結束の力を見よ!」

 

 

虚空に浮かぶ肉塊に幻影達が吸収される。

 

 

「撃ち抜く……ミリオンダラー!」

 

 

アッシは無数の矢を降り注がさせるがたいした損害を出さない。

ジェラールの坊ちゃん、リンの大剣技で切り裂き、アウも斧技で切り裂く。

リコリスがクイックタイムで時間を加速させる。

全力稼働されては流石のアッシ達もタダじゃ済まない。

故に単騎決戦で終わらせる!

 

 

「にゅ!」

 

 

生憎、テンプテーション対策は万全でござんすよ?

徐々に肉塊から七英雄のは半身が出てきて攻撃していくが……

 

 

「すいやせんが、アッシは少し溜めやす。

 構わずにやってくだせえ」

 

 

ジェラールの坊ちゃん達は頷いて攻撃続ける。

徐々にこちらが押していく。

原作ですら七人がかりで負けていたのだ六人ではな!

 

 

「まだだ!」

「いえ、終わりでござんす……。

 苦しませはしやせん。

 アッシの全力で殺しやす……<オーヴァードライヴ>」

 

 

さらに加速し、時を置き去りにする。

竜脈で強化しやしたアッシの全力を……

 

 

 

<神威><伏龍烈火拳 ><タイガーブレイク><千手観音><DSC>=<神竜タイガー観音C>

 

 

 

体術の大技を一瞬で叩き込まれた七英雄の肉塊は限界を迎える。

苦悶の断末魔すら唱えることも叶わず、七英雄の本体は崩壊し、黒い渦に呑まれた。

周りの空間も白い亀裂を生じていく。

アッシ達は光に飲まれた……。

 

 

 

 

 

<一年後>

 

 

アッシ達の作った地下都市の外れに石碑がある……アッシ以外の七英雄も名前が刻まれている。

石碑の中にラストダンジョンで見つけたアイツらの使っていた武具を回収し、それらを納めている。

アッシは無言で合掌する。

 

 

「……」

「これはノエル達の墓がわりなのですか?」

「オアイーブ」

 

 

古代人の町からほぼ出なかったオアイーブがやってきた。

アッシは無言で頷くとオアイーブは石碑に彼らの冥福を祈る。

アイツらのしでかしたことは大きいしアイツらの遺骸はない……ここでしか祈れないだろう。

しばし沈黙が続くがオアイーブがアッシに聞いてくる。

 

 

「貴方は……どうするの?」

「さぁ風の向くままに旅をするも悪くはございやせんが……一つやり残しがございやす」

「やり残したこと?」

「野生のタームが増えていやした。

 北バレンヌやサバンナにもクイーンの痕跡はありやせんでしたが……南ロンギットにエンシェントタームを発見したと聞きやした」

「!?」

「まぁもう一度引導を渡しにいきやすよ」

 

 

……位置的に考えればガラケー版(スマホ版)の追憶の迷宮でござんす。

今までなかったはずでござんしたが……。

アレ(ヴァンパイアレディ)が言っていやした。

 

 

「死に損ないが世の中を流れに逆らって蘇りつつあるの。

 『冥王』様なら見逃せないでしょ?」

 

 

……クイーンの波動が現世にまで届き野生のタームが進化したようでござんすがもう一度引導を渡しやしょう。

 

 

「クイーンだけじゃないわよ、死に損ないは」

 

 

アレはこうも言っていた。

……オアイーブに告げるのは忍びないでござんすね。

さて、半分引退している黒犬隊再結集するしかないでござんすかねぇ……

 

 

「力を貸しましょうか?」

「おや、これは皇帝陛下」

 

 

ジェラールの坊ちゃん達も来ていやしたか。

坊ちゃんは笑いながら答える。

 

 

「もう皇帝じゃないですよ。

 バレンヌは共和国となり皇帝は歴史の中に消えました」

「変な男とお見合いされそうだから逃げてきたわ」

「故郷に帰る前に見聞広めようかと」

「マーメイドに戻るのも気が進まないので」

 

 

やれやれ……

 

 

「すいませんが力をお借りしてもよろしいですかい?」

 

 

 

 

 

 

 

 




というわけであっさり目に終わりました。
なおドレッドクイーンにはほぼ初見殺しのソウルスティールで殺害する模様。
(スーファミ版でソウルスティールを味方が撃つと敵に必中の必殺技だったりする)。
かつての戦友に叩き込むような無体はしなかったのです。

恋姫・熱血硬派が連載化したとして……誰がサポートに入る?

  • 休暇中のバッタモン(酷い事になりそう)
  • スミスが分身だけ派遣(酷い事になります)
  • いや!俺は男だ!!助けなんかいらねえ!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。