サンサーラ同盟掲示板   作:Dadaga

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デスギャバンもポエマーでござった!
ゼッツのストーリーは加速している……!!


木枯らし新宿伝 第22話(ロマサガ2j

 

 

「やはり逃げやしたか……」

 

 

ティファールの宿屋で一泊したらオライオンが案の定,逃げた。

ゲオルグが目に見えて不機嫌だ。

 

 

「突然皇帝と言われれば面食らうのは無理もない。

 レオンさんの血統は両方残っていやすから」

 

 

そう、ジェラールもヴィクトールも子供はいるのだ。

だが年齢的に無理だし、伝承法持ったのを皇帝にするのはあくまで七英雄がいるまで。

それ以降は超越者が統治するのは望ましくない…第二の古代人はゴメンだろうし。

ソフィアが不安気にアッシに聞いてくる。

 

 

「クジンシー様、その……大丈夫でしょうか?」

「まぁハラが決まれば問題ないでしょうや」

「あのクソガキ……どこに逃げやがった……!!」

 

 

ヘクターはガチギレしている。

まぁ無理もない。

ヴィクトールを敬愛しているヘクターにはヴィクトールの託したのに払いのけたようなもんではある。

 

 

「あらかじめ逃げ道はしぼってありやす」

 

 

 

<数日後、カンバーランド地方フォーファー>

 

「いいのかよ?」

「いいんだよ、エンリケのおっさん。

 アンタも新航路開拓するんだから用心棒はいるだろ?」

 

 

オライオンはカンバーランドにいた。

まず逃走路ではアバロンに戻るのはノコノコと捕まるようなもの。

まず帝国勢力外で一人で逃走できるわけはない。

だが南バレンヌは近すぎる。

北ロンギットは潜伏しやすそうだがそれを予想して人員を多く割いていくだろう。

カンバーランドも同様だ。

オライオンは、武装商船団が新規航路『コムルーン島』行きの計画があったのを思い出す。

傭兵<フリーファイター>向けの仕事で合法的に帝国から離れられる!

 

 

「出航だー!」

「これで一先ず逃げられる」

「陛下」

 

 

オライオンが振り返ると笑顔で怒っているゲオルグの姿が。

 

 

「だから言ったんだよ、いいのか?って」

 

 

エンリケはそう言いながら舵を取る。

因みに、エンリケの元ネタ『エンリケ航海王子』は激しい船酔い体質のため自身はほとんど航海に出ず、陸上で航海・探検事業の指揮、奨励に専念したポルトガルの王子である。

なお今回同行したのは助言役のアッシ(ついでにヴァンパイアレディ)、オライオンに付き従うのはゲオルグ、ソフィア、フリッツ、そして…。

 

 

「よろしくね、皇帝さん!」

「俺は皇帝じゃねえ」

 

 

忍者のアザミである。

帝国に協力した理由は……

 

 

アッシが古代人の残した遺跡で危険なブツを回収していたのだが、アザミが罠にかかって牢獄に閉じ込められていた。

隣にあからさまに怪しいスイッチがあったが隣の牢獄のスイッチを踏むよう依頼される。

アッシはあからさまな罠に乗っかってスイッチを踏むと案の定、アザミは解放され、アッシが代わりに牢獄に入る。

アザミが感謝しながらも逃走しようとするがオーガチャンピオン(本来はミンサガ最終試練のボス)に遭遇し、牢獄に逃げてきたところでクジンシーと入れ替わるように閉じ込められる(オーガバトラーから逃げるために閉じこもったとも言う)。

まぁ無情のソウルスティールでオーガチャンピオンを即死させるが。

アッシは、アザミを捕まえて忍者の里に連行した。

 

 

「すまねえクジンシー!

 ……この迷惑チキンはどうしてやろうか」

「あわわわわわ……!」

 

 

忍の里の開祖『ハンゾウ』は引退しているが未だに生きる古代人でアッシと同期であった。

アザミはガチギレの開祖を見て震えている。

 

 

「まぁ大して迷惑がかかったわけじゃございやせん。

 ケジメをつけるなら……帝国に協力させてくだせえ」

「……ワグナス様達が錯乱チキンになって帰ってきたからな。

 クジンシーにとって都合がいいならこの欲張りチキンをデリバリーするぜ」

 

 

アッシは罰則として帝国に協力するように提案してハンゾウはそれを了承したのだ。

ヴァンパイアレディはすごく親近感が湧いたらしい(同じお調子者だからだろう)。

 

 

 

 

「ここがコムルーン島か!」

「いやぁひさしぶりでござんすが……こんなに地面が揺れるのは初めてでござんす」

「クジンシー様、ご存知なのですか?」

「ええ、ソフィアのお嬢さん。

 ここにはサラマンダーという火トカゲの亜人がいましてね。

 アッシら古代人よりも上等な気のいいヤツらでござんす。

 あと、ここの近くに『冥』の術法書と幾つかの兵装が眠っている施設があったんですが、古代の異常気象のせいで海底に沈みやした。

 ……まぁ冥の術法を習いたいなら陰陽師かアッシに弟子入りすればいいでござんすが」

 

 

 

アッシが説明するとまた島が揺れやした。

近くのカタギさんに聞いたところによると、過去の火山が活発化したからこの島で研究所を構えた魔術師がアイスシードで冷やして固めたそうだ。

そしてそのまま年月が経過したら最近、この島が揺れていやす。

……そう、原作どおりの展開でござんす。

あの魔術師め、冥の術法書目当てに火山を大噴火させて海底の施設を地上に浮上させようとしていやがる。

昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……

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