あと銀河美少年!銀河美少年じゃないか!
エウレカの続編?パラレルか知らんが……ううむ。
「ほう」
アッシはその話を聞いてその一言だけ述べた。
オライオンが休業がてら南ロンギットに視察させていてマーメイドという町に立ち寄った。
そこでは美しい踊り子が評判になっておりオライオンは見に行ったらその踊り子に一目惚れした。
幸い、踊り子……タニアというらしいがオライオンの事を憎からずと思っているようだ。
「面白くなってきた!」
「アザミ、あまり調子に乗っているとクジンシー殿に処されるぞ」
面白がるアザミに嗜めるフリッツ。
「皇帝の責務を投げないなら多少女にうつつを抜かしていても問題ないかと。
……普通の王政、帝政ならば後継者を産まなければならないが帝国が特殊なの」
「(……婚期を逃した私には眩しすぎる)」
ゲオルグは、実務の観点で語り,ソフィアの目が死んでいる。*1
まぁアッシには関わりのない事でござんす。
アレ(ヴァンパイアレディ)が何やら睨んでいるがどうでもいい事でござんす。
「……ちょっと出掛けてきやす」
「どこへですかクジンシー殿?」
「ちょいと野暮用でござんす」
この先有った方がいい奴を調達しに行きやすので…。
・
・
・
野暮用からアッシが戻ってくるとオライオンが塞ぎ込んでいやした。
踊り子のタニアが人魚でその正体をオライオンに見られたから海の国に帰ったと。
「……海の国に女王がいやす。
スービエは彼女かその娘を吸収しようとしていやす。
先日のレオンブリッジを破壊されたのは海の女王は逃げる時にうっかり破壊したもんで……」
「何が言いてぇんだ?」
「スービエは海の古代文明を調べる……つもりが海遊びや吸収行為に現をぬかしていやがりやす。
踊り子のお嬢さんが安心して暮らせる状況じゃございやせん。
南の氷海でスービエの目撃証言がありやしたから始末しにいきやしょう」
「……わかったよ」
まぁスービエの切り札のメイルシュトロームは炎の壁で封殺できやす。
漫画版ジェラールのように負けることはまずない。
エンリケを操舵手兼船長としてスービエのねぐらへむかいやした。
奥の氷山が割れてスービエが出てきやした。
「お前が皇帝か、そして久しぶりだなクジンシー」
「ああ」
「……再会を祝うつもりはございやせん。
『端末』のボクオーンは潰しやした。
スービエ、いやお前さんらを潰し、『本体』を潰しやす。
……お前さん達はもう魔物だ。
『奴ら』と同じ所へ送りやす」
「……!!」
アッシの言葉で復讐すべき存在は遠い昔に
オライオンは大剣を抜く。
「悪いが、ここはアンタだけの場所じゃねえ。
だから叩きっ斬る!」
「いくらクジンシーの助力を得ても……所詮下等な人間!
多くの魔物を吸収した七英雄の力を見よ!l
「……吸収前は一度も勝てなかったお前さんだったな。
アリを殺すのと小隊に立ち向かうのでは勝手が違う事を教えやしょう」
「いくぞ!!」
……対策済みである以上、敗北はなく、順調に勝利した。
「馬鹿な……俺は強くなった……強くなったはずなのに……!」
「アッシもアッシなりに歩みを止めずに進んでいやした。
そして皇帝の勝利の執念が違いやす。
惰性で生きてしまったアッシやお前さんと違ってね」
スービエは消滅した。
アッシは懐からが薬を取り出し、オライオンに投げ渡す。
「これは?」
「人魚薬っていう人間が海底でも息が吸えるようになる薬でござんす。
……3回分ありやす。
三度目を使えば丘に戻れなくなるのでよく考えて使ってくだせぇ」
「……なんで…?」
「無理矢理に皇帝にさせたしたので。
七英雄二人屠ったんです、義理は果たしたと言ってもバチは当たりやせん。
……後継者だけは指名すればいいんで」
その後、オライオンは行方不明になり歴史から消えやした。
……達者でやっていると信じやしょうか。
オライオンの次に指名したのはボクオーンを倒す策を編み出した軍師シゲンを指名しやした。
『皇帝のいなくなった後の世の中で働く』のはできなかったが,『皇帝がいなくなった後の世の仕組み』の準備は必要でござんしょう。
拡大した領土を整備しながらの内政は難儀だったとシゲンは言ってやした。
ですが、ルドンの南に位置するナゼール地方にシゲンは交易を活性化させる為に調査に出かけやしたが、そのついでに暴れ者のダンターグを倒しやした。
「ハハハハハハ!強かったぞクジンシー!」
「アッシ以外のメンツを舐めてかからなければもう少しマシに戦えやしたよ?」
「……俺は認めんぞ、虫ケラ如きを……だが、次はもっと強く」
「ああ、『次』でお前さんらに引導を渡しやす。
それが古き時の誓いでござんす」
吸収の法で人でなくなった七英雄を殺すのがアッシの役割でござんす。
ダンターグを撃破し、更なる領土発展を果たしたバレンヌ帝国。
次の侵攻を始めるのは、長い年月の後……シゲンも老いが見えてきた頃であった。
「頭脳は使い物になりますが、七英雄の戦いとなると心許ない。
次の皇帝は候補が二人、悩みますね……」
選定会議を開かれたが意見が割れた。
二人とも才覚、人格共に優れていたからだ。
「一人はヴィクトール様の孫娘『リン』。
もう一人は、ジェラール様の孫『ジェラール二世』」
ヴィクトールの孫娘リンは、祖母のテレーゼ譲りの美しい金髪の持ち主でその可憐な外見に反して巨大なクロスクレイモアを振り回す怪力の持ち主で、近所の同年代の悪ガキを拳で締め上げた猛者である。
ジェラールの孫である二世は。長髪の偉丈夫であるが争いを好まず普段は酒場や街で歌をうたっている……彼もまた大剣の達人であり祖父譲りも聡明さと祖母譲りの魅力と俊敏さを持っている。
シゲンが肩をすくめてヤレヤレというジェスチャーをしながら言う。
「一度ゆっくり席を設けたいですねぇ」
昼行灯の次に鑑定屋の世界に行くコテハンは……
-
ピーコックニキ
-
エンマニンジャ
-
野良勇者
-
史上最強の大工
-
Zさん