天空闘技場。
地上251階、高さ991m、世界第4位の高さを誇るタワー状の建物。
1日平均4000人の腕自慢が世界中から集まる格闘技場で、通称「野蛮人の聖地」。観客動員数は年間10億を超える。
勝てばファイトマネーを貰い、上の階に進む事が出来、試合形式は基本的にノックダウンor10点獲得によるTKOで勝敗がつく。
俺達は、この天空闘技場にエントリーして順調に勝ち上がった。
「格闘経験ありって書いとけよ」
「今のフィジカルだと真っ直ぐ行って手加減した突き飛ばしで場外KOだからね。
その辺気をつけてやるんだよ。
レオリオには『封印』追加ね、大丈夫!
俺も封印追加するから!」
嬉しくない愛の重り(呪霊錠)が追加されたぜ……。
まぁアクシデントはあった。
キルアの対戦相手……ズシっていうキルアと同年代のやつだった。
キルアの手加減した手刀の一撃でダウンさせられる。
KO勝ちを確信するキルアだったが、ズシは立ち上がり試合を続行。
ズシはあの歳で『念』を使いやがる……道着から判断して心源流だろうな。
『纏』の防御力を突破できなかったようだ……全力で殺すつもりなら別だっただろうがよ。
その後も食い下がってくるズシのしぶとさに苛立ったキルアが思わず全力のパンチを打ち込むが、それにすら耐えて立ち上がってきた。
ズシのオーラが迸る……『練』も使える様だ、こりゃキルアには荷が重いか?
「ズシ!」
馬鹿でかい声が聞こえた。
シャツをズボンから出したズボラそうなメガネの男……ズシの師匠のようだ。
念の……心源流の師範代あたりか?
メガネの叱責で『念』を控えたズシはそのまま敗北した。
俺達は、ズシとその師匠に会いに行った。
「すいません、コイツらに基礎の念を教えてやりたいんですがかまいませんね!」
「え、えーと……」
「すいません、ウチの兄貴がすいません!」
初対面の人に言うセリフじゃねえだろうが!
兄貴が言う通りこの人……ウイングさんは心念流の師範代で念を使えるし、ネテロ会長から聞いていたらしい……兄貴の破壊者ぶりも。
「レオリオさん、でしたね。
貴方や貴方のお兄さんは念の使い手ならば……」
「俺は兄貴から教わったんだが……兄貴は生まれながらの念能力者で我流で磨いたから正統派を知りたいってのもある。
ああ、コイツらには燃える方の『燃』と並行してフィジカルを鍛えている」
「いやね、才能はバチクソあると思うけど精神修行は致命的に足りないのに念能力者に目覚めかねないんですよ。
何度か自分含めての『念』能力者のオーラを感じたんで……うん。
遠からず二百階にたどり着くのに。
最悪『念』で叩き起こしても生き残るでしょうがね……そうすると絶対『燃』とか疎かにするし、将来を薪にくべて死にそうなので……」
「「「おい」」」
ゴン、クラピカ、キルアは抗議するが……まぁ危なっかしいのは確かだしな。
「ズシ君にもいい刺激になると思うんですよ?
なに、お月謝必要なら払いますし、ハンターとして短期の頼み事あるならそれぞれ『一回』無料で引き受けます」
「いいでしょう。
貴方も指導者の経験があるそうですし、そちらの話も聞きたいです」
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いやあ、こうして原作のウィング先生と話すのは感激だなぁ。
あ、早速稽古始めて初日が終わってウィング先生と教育方針について話し合っておる。
『呪霊錠』はビックリしていたな……ゾルディック家で筋力増強で重い日用品で生活しているんだから念も日用的に負荷をかければ強くなると思うんです。
え、ここまでの製品が作れない?じゃあ作り方教えますよ。
「基本四大行は大事……だけどぶっちゃけ発は後回しでいいよね。
一度決定したら軌道修正は困難だし。
誓約によっては自滅するし……ただ俺は赤子の頃に生き延びる為に九割能力が決定したから柔軟性はないんだよ。
まぁ念の系統の基本訓練を練習しまくってオーラパワーと練習で戦闘はゴリ押しできるが」
「(……ネテロ会長がバケモノというくらいのオーラ量だが、普段は封印しているそうですが……それでも私を凌駕するオーラ量なんですが)」
「まぁ応用含めてキッチリ仕上げたいですねー将来的に。
自分の持論としては念は心がモノを言うと思うんですよ」
「精神が疎かにしていれば自滅しますし」
「精神は自由であらねばならないとおもうんですよ。
その場凌ぎで能力作ったり、便利だからと適当だったり、特定の相手のみの復讐とか打倒で作るのは良くない。
自分のやりたい事を素直に出すのが一番良い念が出ると思うんだよね、僕ぁ」
「自由……ですか」
「自然体の状態でフワッと出力した『発』がその人らしさを出せるんで」
ヒソカは、昔好きだった駄菓子からインスピレーションを得てバンジーガムやドッキリテクスチャーを作っているからいい例だよな。
まぁ天然の念能力者とかも自然と自分らしい念になっているわけだ、我儘占い師なネオンとか。
悪い例はカストロだな系統知らないで強化系で向いていない具現化系の分身だし。
フェイントで腕だけ一瞬具現化するとか、胴体殴ると同時に分身の腕で目潰しで目を引っ掻くだけでも怯ませられるという意味では使えるけど……
強化系ならそのまま殴る方が一番強いんだよなぁ……正直、発で分身つくるより具現化の基礎練でハリボテ程度にして後は武術家の虚実を使った駆け引きで十分だし。変化系で何か変えてもね……ゲームなら弱点属性を!とかあるけどリアルは物理でいいし、究極的に一部の例外を除けば殺すなら重火器でいいし、最悪『貧者の薔薇』を咲かせれば暗黒大陸のツワモノ以外死ぬ。
クラピカも蜘蛛死んだら死に能力になるわ、エンペラータイムは寿命ゴリゴリ削るし……リスクをケアするように能力設計するか能力の不備を本人自身の能力でフォローしない時点でダメ!
ジョジョで例えるなら五部のセッコのような……人間離れしたフィジカルとスタンドの応用力で欠点を補った強敵が理想だ。
「自分の心を誤魔化して自分の道を捻じ曲げた時点で遠からず敗北するもんだよねー」
そういう意味でカストロさんはダメダメ。
多分、ヒソカに翻弄されたから翻弄し返したいからああなったんだろうな。
でも騙すというのは手品師のヒソカの方がうまいに決まっている。
「すげえ!俺は今日からマジシャンになる!そして世界一になる!皆に笑顔を……」くらい方針転換するか「兎に角、力づくで捕まえて死ぬまで殴ればいいよな!俺の拳は世界一ぃいい!」くらいゴリラゴリラしないとダメ!
あまりに無駄な努力だったかもしれんな……ヒソカも飽きて処分した様なもんだったし互いにハッピーじゃないし……テコ入れするか。
ヨシ!カストロ君に試合申し込むか!
その後ダラダラとウィング先生と話し込んだ……。
おまけ!(少し未来の話)
クラピカ「具現化系か、強化系が理想だったんだが」
兄貴「まぁ難しいよな。
剣作っても名刀持ってくればいいし、オーラを纏わせる『周』って高等技術があるから普通にぶつけるのはダメ」
クラピカ「貴方も具現化系と聞いているが」
兄貴「赤ん坊の時に生まれた奴だからな。
ある意味最善だったかもな、自分感情をダイレクトに出力したから。
普通に作ると難産だぜ、他の具現化系の話も耳にしたことがある」
クラピカ「それはどんなものを具現化したんだ?」
兄貴「ゴリラ」
クラピカ「え?なぜゴリラ?」
兄貴「さぁ?ゴリラっぽい見た目でゴリラがあだ名だったんだろうな。
そいつ曰く……
『まずゴリラを具現化しようと決めてからはイメージ修行だな。
最初は実際のゴリラを一日中いじくってたな。とにかく四六時中だよ。
目をつぶって触感を確認したり、何百枚何千枚とゴリラを写生したり、ずーっとただ眺めてみたり舐めてみたり、胸を叩いて音を立てたり、ゴリラの嗅き真似してみたり……
森でゴリラと遊ぶ以外は何もするなと師匠に言われたからな。
しばらくしたら毎晩ゴリラの夢を見るようになって、その時点で実際のゴリラから隔離された。
そうすると今度は幻覚でゴリラが見えてくるんだ。
さらに日が経つと幻覚のゴリラがリアルに感じられるんだ。重さも温もりもすれあう音も聞こえてくる。
いつのまにか幻覚じゃなく、自然と具現化したゴリラが出ていたんだ』
クラピカ「狂人の所業では?」
兄貴「一定以上のオーラを運用できて自分の心の枷を外して初めて具現化するんだろう。
俺は生まれながらにオーラが多かったのと、赤ん坊なら脳の構造的に感情のブレーキはほぼ無いからな、簡単に生まれるわけだ。
……あと死人の無念と怨念とか形になりやすいがな」
おまけ2!
兄貴「怨(オーン)!」(オーラを超微細な粒子上に具現化し、勢いよく噴射して廃棄されたダンプカーを切り裂く)
ウィング「……発でない念の系統訓練の組み合わせでそこまでやりますか(驚愕)」
レオリオ「兄貴のオーラ量は人外だからな……。
俺もオーラでエコー(円の応用)とか超音波や電流治療、温熱治療、メスや縫合が再現できるように基礎訓練したからな……発はウィルス・ワクチン・薬品作り(昆虫型メカっぽい念獣)が主だからな」
ウィング「君も大概におかしいですよ!!」
同盟コテハンの性癖とか東堂葵以外には需要はあるまい……