優がAMスーツを正式に受領した。
日本国内で米軍がオーパーツのメギド・フレイムを起動してあわや東京がピンチに!
優はAMスーツの性能を遺憾無く発揮して、遺跡荒らしの染井芳野の援護のお陰でレイシストサイボーグのしばき倒した。停止した遺跡を芳野に掻っ攫わせる……と思いきや泳がせて取り返したのは見事だったよ。
これが原作第0話といった所だ。
……で、俺が米軍のテレパシストが自信満々で廃人にしようとしたので『わからせて』やったら髪の毛が抜けてガタガタ震えて命乞いしたので遺跡を回収してテレパシストをアーカムに突き出した。
よく考えればクソ実父が将来やる事を俺が同じ真似をしたわけだ、あー気分悪!
で、報告書を纏めてから日本支部の山本さんに提出に行ったら、山本さんと優、そしてメガネの似合う美少女がいた。
メガネの美少女は山菱理恵といって、優と同じ孤児院で育った幼馴染。言語学の天才で、10代の若さで米国カーネル大学の言語学教授職に就いている。アーカムの依頼で言語解読をすることになったが日本に来て早々にソ連軍に捕まりそうになって優がエスコートした。
……なお、優は自分が幼馴染の『優ちゃん』である事を隠している。
行方不明になって胸糞な洗脳少年兵団・米軍の特殊実験部隊COSMOSに参加していたことなんざ教えたくないわな。
まぁ原作履修している俺だから知っている話で。
「山本さん、報告書を出しますね」
「ああ、ご苦労さん始」
「ああ、y」
優が睨んできながら奇妙なジェスチャーをする。
まぁ正体を言わんでくれってね……ただ、俺じゃないとわからんぞ?
では……
「やあ綾小路デビッド歌磨くん!護衛任務かい?」
「あ、綾小路……?」
「(テメーなんて名前で呼びやがる!?)」
理恵が変な名前で困惑していて、優は半ギレだが構わず話す。
「日系アメリカ人だからね、ネーミングセンスのない親に産まれて同情する」
「そ、そうなんですか」
「(この野郎……あとで〆る)」*1
今回の遺跡は火の社。
富士山麓の樹海にある古代文明遺産。遺跡内には富士山の噴火(炎蛇)を制御できる「鎮玉」が存在する。
それを狙うのがKGBで要注意人物は二人。
KGBのスペツナズ特別独立小隊隊長『ヴィクトル・シュトローフ』。
DNA操作と脳手術で力や治癒力が数十倍に高められており、優を苦しめる予定だ。
時代設定が変更された為、ロシア空挺軍第45独立親衛特殊任務連隊小隊になるが、こっちは普通にソ連がるしKGBなんだが技術レベルはアニメ版のような現代ナイズされている。
もう一人はKGB極東支部所属のエージェント『諸刃功一』。
風圧で敵を切り裂く「風獣」を操ってくる。
諸刃家に伝わる口伝から炎蛇を制御する「火の社」の秘密を知り、世界を独裁する事を企み、制御法を解読出来る山菱理恵を狙う……コレだから名家っぽいのにアカに染まるアホは。
奴の家にヒヒイロカネの剣(オリハルコン性の剣でAMスーツくらいはズンバラリ)があるので鹵獲せねば!賢者の石をあれからも2、3個渡したがこっちには装備品なんかくれないからな!だからマフィアやら軍事組織から処分が大変そうだから善意で引き取る方針だ。
今回のミッションにおいては、俺はあくまでバックアップとして振る舞っている。
KGBの特殊部隊か……前世の20年30年後では張子の虎だがこの世界の今では倫理観投げ捨ててオーパーツ決めているからな。
そこそこ強い。
KGBが原作より増援を呼んでいるみたいなので……
「ば、化け物め!」
「条約破りの露助の方が人の心あるんか?と言いたいが」
こうして北方領土の基地に先んじて潜入してぶっ飛ばしている。
「超兵を呼べ!奴ならげふぅ!」
「生憎俺は阿修羅すら凌駕……すればいいかなと思っている存在だぜ」
「ククク、お前を洗脳してスプリガンを殲滅して……ヒイイイイ!?」
精神感応者か!
エグリゴリのアサイラムに収監されたラヴィニア・ウェイトリー位の感じかな?*2
咄嗟に死後の冥府で煉獄の炎を浴びて前世の記憶を洗浄されていた記憶をイメージしたんだが……薬が効きすぎたようだ。
「な、なんななのさアンタは……」
「鬼に会えば鬼を斬り、仏に会えば仏を斬る。
戦いたいから戦い、奪いたいから奪う……キミたちと同じだよ」
銀髪の化粧の濃い20代半ばの女性テレパシストが俺を見て震えながら聞くから素直に答えた。
だが、素直に受け止められないようで……
「悪魔(ヂヤーボル)……」
「どこぞの地獄公務員なら『俺たちが地獄だ!』と言うんだが生憎俺は……『通りすがりの大学生さ、海外(異世界)留学中のね!』」
ドヤ顔で答えたのに放心している……まぁいい。
「ここの連中は全員昏倒している。
お前は捕虜にする」
「アーカムの実験体にする気ね!」
「実験体にはするがアーカムじゃない、俺個人の実験に付き合ってもらう」
「……身体目当てじゃなさそうだけどどうして?」
「知り合い(未来の弟の嫁候補)がテレパシストなんでね、彼女向けの護身具を開発するつもりだからテスターにいいかなってね?
見たところいい扱い受けていないし」
「どっちみち失敗作は廃棄されるから好きにすれば」
「ではとりあえず、今から東南アジアに飛ばすのでそこでナースの真似事をしてください」
「え?」
有無を言わさずパーカップ師匠のところに転移して事情を話して住み込みの助手にさせた。
万一、ソ連からの追手が来ても師匠ならしばき倒せるし、このアマが反旗を翻しても爆裂的に鎮圧できるし。
いやぁーいいことしたなー。
日本に転移して人気のない場所で千里眼して優を見守っている。
優とヴィクトルの死闘を終え、社に向かうが諸刃が遺跡を起動して地脈が隆起する。
社が炎蛇に包まれる……中に山菱理恵がいたので優は悲しみと怒りの叫びを上げた。
まぁ炎蛇関連の遺跡だから焼け死にはしない……暑くて脱水しそうだから早めに助けるが。
諸刃が風獣で優を攻撃し、AMスーツで防御したところにヒヒイロカネの剣で切り裂こうとするが。
「マーリン忍法・
「があああ!」
空間の断裂で奴の腕を飛ばす……同時にこっそり異空間にヒヒイロカネの剣を収納!
原作で遺跡のプレート(時間停止しているので最強の強度)で受け止められて折れたが……勿体無いからな!
「始!」
「早く遺跡を停止して博士を救助しないとな」
「え?」
「生きているぞ、関連の遺跡だから炎対策は万全だ……内部の温度は上昇するから熱中症になっていそうだが」
「そうかよ、そうと決まれば!」
優が諸刃に接近してAMスーツ全力のグーパンで吹き飛ばす。
炎蛇に飲まれて消える諸刃。
パンチした時に落とした『オーパーツ』を操作して社の炎蛇を停止して山菱博士の救助に向かう優。
俺は振り返って声をかける。
ボロボロになっても生きていたヴィクトル……まぁ原作でもこの段階までは死んでいないし。
「任務失敗……って事で撤退してくれませんか?」
「諸刃は裏切ったが任務は続いている」
「じゃあ、寝てろ」
ヴィクトルの頭に手を乗せてから揺らす。
脳震盪を起こして意識を飛ばす。
拉致監禁ようにマーリン魔術で作成した真っ白な空間に放り込んでおいた。
アイツの意識が目覚めても逃げ場はないので衰弱して意識が飛んだタイミングでロシア大使館の屋上に置いてやろう。
スプリガン原作が始まったが、こっち(ARMS)の原作開始はもう少し先なんだよなぁ…。
今回の戦利品
・ヒヒイロカネの剣
・スペツナズの標準装備三十人分
・モルモット(テレパシスト)一匹