人狼ゲームは面白いけど自分は苦手でね…。
バッタモンの呼び方
森長可編
普段
「長可君」
おこのとき。
「長可」
おこの時に呼ばれた時は戦場で恐れ知らずの長可君もタマヒュンします。
歴史小説やらを参考にした話を垂れ流すお話です。
「せんせーい!」
「ム!」
カルデアにおける最新の弟子であるアルトリア・リリィが喜色満面でバッタモンの所にやってくるが、それを頬を膨らませてディフェンスしているのはアホトリア……ゲフン、アルトリアである。
「戦いについて今日は教えてください!」
「フム、剣はコレにきけ。
並行世界とはいえ未来のアーサー王だからな」
「いえ、軍を率いての戦いについてなんですけど」
「そうだな……やはり基本的な戦場はブリテンだからやはりコイツに聞くといい」
サーヴァントユニヴァースのスペースブリテンとか、トンチキブリテンでなければ大体未来の自分が教訓になっている。
しくじり先生アーサー王シリーズはいっぱいいるし……
少し愚妹モードから王様モードになるアホトリア。
「基本方針は悪逆な王は倒していきます。
出来るだけ他勢力を傘下に収め、戦力を整え成長させていきます。
……作物が育たなかったり穏当な狩猟ができないゴミ立地ばかりでしたが」
吐き捨てるように言うアホトリア、それを無言で頷くバッタモンとガレス(いつの間に……)。
通りがかった長可君やら新撰組やらが暇つぶしの集まってきた。
あとノッブもデフォルメした裸(リアルの目で見れば服は着ている)でフラフラと干し柿をキッチンからパチってきて食べながら見物しだしたが。
「では、リリィ……どうやって戦力を広げていきますか?」
「それは話を説いて……」
「正解と言いたいですが、それでは不十分です。
まずは調略ですが、人選を選んでいく必要があります。
王が自ら説得に行くなどまずあり得ないですしカモネギという奴です」
「調略か、サルの得意分野じゃな!」
「ああ、殿(秀吉)は凄かったとか美濃での調略で出世したとか聞いているぜ」
「まぁあの時では兄者はたわけでないし相性はバッチリだったからな。
柴田殿やら(長可の父親の)可成殿やら丹羽殿やら滝川殿ではこうはいかない。
仮に長可君なら失敗する。明智殿はたしか地元だから成功の目はあるが」
「セイヴァー殿……それはどういう理由でですか?」
近藤勇がバッタモンに質問してくる。
「リリィは戦国時代のこちは知らんから説明するか。
ノッブ様の義父の斎藤道三が息子の義龍に殺されて、ノッブ様は敵討ちの名目で美濃に攻めていったわけだが……最初はうまくいかない。
外敵から地元勢力は結束したからな」
「ワシも苦労したのう」
「そんな……父親殺しを支持するのですか!?」
リリィは憤慨するが、バッタモンはニヒルに笑う。
「そりゃ地元の連中にはノッブの方が嫌に決まっている」
「嫌われ者ですねーノッブは」
「なんじゃと!」
沖田に煽られ、ノッブは沖田と取っ組み合いが始まろうとする。
なお、バッタモンは止めない。
「まず義父の斎藤道三について説明しないとわからん話だ。
油売りから土岐氏の家臣になり、下剋上をしたわけだが……謀略で主な政敵を始末したりしていて恐怖政治をしていた、
まぁ土岐氏がボンクラ統治をしていたのが悪い……」
「まぁマムシも大概じゃがな!」
「で、マムシ殿は傘下への統治は恐怖で抑圧し支配した。
息子の義龍はマムシを排除したわけだが……その支持を集めるためにアンチ道三が方針になり、土岐氏より上の家格である一色氏家督の地位を幕府から認められ、これより一色義龍と名乗ったわけだ。
で、ノッブ様はマムシの敵討ちをお題目にしたわけだが……義龍だけを名指しにしたわけじゃないから地元勢力目線ではお前を殺すと言われているようなもんだ。
そりゃ、調略にかからないわけだ」
「ダメダメですねノッブは」
「短期的には困難が増しているが……間違いじゃない。
敵対した勢力を排除した後の恩賞の分配を考えれば出戻りした奴から領地削減して与えるより滅んでもらった方がパイが増えるし、命令系統がしっかり出来る」
「折れていないと命令をしにくいわな」
土地持ちの豪族などなまじ力があるから素直に命令に従わないし場合によってはストライキ代わりに反乱やら離反するのが多い。
徳川家康の部下の三河武士は忠義の代表とか新撰組の面々は思っていたが……実際めんどくさい。
家康に面倒くさい対応をするし、家康の祖父は森山崩れ(部下のクーデター)で死んだし、父親も部下から暗殺されそうになっている。
ノッブもまた味方からの反抗をあったからこそ対策したのだ……それでも荒木村重が謀反を起こすし最後はミッチーにやられるんだが。
「だがノッブ様との戦いが続くわけだ。
義龍は病死し龍興に代替わりする。
まぁ戦闘は強かったが……防衛戦だと領地が増えないから家臣への報酬に困る。
元寇の後の北条氏が衰退した感じに似ている。
ノッブ様の尾張は商業流通がいいから金儲けが出来るし、美濃以外にも勢力を伸ばしやすい余地があった。
龍興は軍の動員ができなくなった奴を反乱分子として処断してその土地を部下に分け与えるというタコが自分の足を喰うような感じになったわけだ。
そうなると調略の余地が出てくる……そこで兄者の人たらしがスーッと効くわけだ」
「流石、太閤というわけですね……」
山南圭介の言葉にバッタモンは補足する。
「そういう世知辛い目に遭っている奴に向かって
『わかるぞ、ワシもそういう理不尽な上役に支えていた事もあるからよぉくわかるぞ』ってな。
ああ、ノッブ様じゃないぞ?ノッブ様に使える前は今川に支えようと商人の真似事やら奉公人したりしながら旅をしていてたが流れ者の農民の息子だと才覚があっても目障りだから虐められたりあいて追い出されたりしたわけだ。
そういう辛酸を舐めた経験と本来の気質才覚が合わさって持たざる者の共感を得られるわけだ。
仮に柴田殿達だと持っている側だから同じように言ってもどのツラ下げて言っている!?と反感を買って寧ろ殺して首を斎藤側に持っていくのさ」
「それで人選が大事だと……」
おまけ!
「セイヴァー殿」
「どうした、近藤さん」
「カルデアに諸葛孔明殿がいるが……今孔明殿は、そのどんな人だった?」
豊臣秀吉で後半の軍師は黒田官兵衛だが、前半で支えたのは竹中半兵衛……今孔明の異名を持っている。
「木下家臣団では俺以外で頭脳労働できる奴があまりいない……兼任できる奴はいる専門家はいない。
フリーハンドを与えて自分の思う通りに動かせる環境を与えたからこそ半兵衛は張り切って動けたが。
他の家臣団とは折り合いが悪すぎた。
ぶっちゃけボンバーマン松永弾正のほうがマシかもしれん」
「ええ……?」
斎藤龍興は酒色に溺れて政務を顧みようとせず、一部の側近だけを寵愛して重治や西美濃三人衆を政務から遠ざけていた。
だから半兵衛は十七人という少数人数で稲葉山城乗っ取って龍興を追い出した。
その後は放棄(十七人で城を守れるわけがないスミスはあるまいしj、隠遁生活したのを秀吉が口説き落として味方にした。
織田家に仕えて他の家臣団の与力になったが折り合いがつかず、秀吉の与力になり後に秀吉の直参になったわけだ。
まだボンバーマンの方が理解しやすい動きだったりする。
高槻始の本編最後の相手は……
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毒親ことキース・ホワイト
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糞実父こと高槻崖