ビックママ「(何をやったかを察し)元気な子だねぇ……まるであの子そっくり……」
始「品行方正な自分にそっくりな人間は気になりますね」
ビックママ「貴方と同じようにガンビオーネファミリーと争った子で行方不明のままなの。
『マッシュルーム』というグループを率いていたけど……ああ、J……」
始「ああ、彼ですか。
元気にしていましよ」ビックママ」
ビックママ「まぁ!嬉しい知らせを聞いたわ、ありがとう二代目(ツヴァイ)。
今は何をしているのかしら?」
始「カダスで学校の先生していますよ」
ビックママ「あのやんちゃな子が先生だなんて……もし彼にあったらいつでも会いに来てと言ってね」
始「ええ、必ず」
優のミッションは順調にクリアーしていっている。
大量の人間の生命エネルギーを触媒とする事で、人の記憶や感情、思想・価値観を発動者の思う通りに書き換える装置『リバースバベル』。
朧も(半分わざとだが)影に捕えるほどで、優ボコボコにできる傀儡を使うヘウンリー・バレス*1は強敵であったが彼を傀儡を圧倒し、朧が影から脱出して本体を暴いた……悪あがきで優を操ろうとしたが全力のパンチを喰らって倒され、崩壊するリバース・バベルと共に運命を共にした。
パレスチナ宗教&領土問題が盛大に拗れたからな……ブリカスが悪いよーブリカスが。
まぁこれからも血を大地に染めていくだろうけど放置で、リバースバベルを破壊したからセーフ。
「(……未来でキース・ヴァイオレットがパレスチナ問題を纏めつつあるがとんでもないミラクルだよな。
ミラクル・カナーバくらいに。
ハーレム滞在中に彼女にあったけど……何度か会っていたらしいけど血を染め続ける自分が会う資格があるのか躊躇していたのを発見して強引に引っ張っていったが……可愛かった!
考えてみると異性の手を取るのは今生では初めてかもしれんな)」
思考が明後日に逸れていくを修正していこう。
その後にトライデントがライカンスロープを軍事利用としたんだったそうな、俺は参加していないが。
ジャンの親父さんとジャンがぶつかり合ったり、優と暁がガチンコバトルになったり、ティア師匠がヴァンパイアのライカンスロープを亜空間にしまっちゃうおばさ……お姉様したけど。
暁に優は勝利し、ジャンは親父さんから赤ん坊のジャンと奥さんとの写真が入ったロケットを渡された……原作では家族の写真の隣に置いたがね。
そうそう、ティア師匠といえばネオナチのボーやトレジャーハンターの染井芳乃に遭遇したんだけど……聖杯って奴の取り合いをしてボーに出し抜かれたんだよ。
ああ、聖杯ってのは……血液を聖杯に満たすことにより、その者が死しても魂をサルベージでき、復活した者は様々な能力を発揮できる、大工の倅の触った影響で大工の倅っぽいことができる。
で、ネオナチの目標は……アドルフ・ヒトラーをスーパーアーリア人にして復活させて第三帝国復興が目的なんだ。
具体的にはヒトラークローンに聖杯でオリジナルの魂をダウンロードしてヒトラー本人でしか開けられない倉庫を開けるんだが。
ヒトラーが生前集めた遺跡に『ヴァジュラ』という戦槌があって精神エネルギーを雷撃に変換する兵器でバチコンさせるわけだ。
「あら来てくれたの、始」
「
『ティアがドジ踏みやがって』と愚痴りそうだが」
「私だって神様じゃないんだから失敗だってするわ」
「女神様を思わせる美貌だから仕方がない」
「あら嬉しい、お世辞が上手になったのね」
「最近は
そう言いながら『占い』で吉乃、ボー、優、復活したヒトラーおじさん、アルツハイマーの位置は把握した。
実はヒトラーおじさんは二重人格なのだ。
始めは売れない画家で懸命に詰んだ国家ドイツ*2を立て直そうと頑張った……まぁ前政権のやろうとした事にそのまま乗っかった政策に乗っかってアウトバーン(高速道路)の建設という公共事業を行い、軍需産業を伸ばして経済を『一応』立て直した。
なぜ『一応』をつけたのかって?悪名高い『メフォ手形』をやったんだよ。
軍事費調達のために創出された割引手形で、決済のみに用いられる純然たる商業手形ではなく、融通手形や疑似商業手形とも形容されている。
1933年から1937年までの軍事費総計324億ライヒスマルクの内、メフォ手形によって捻出されたのは3分の2に近い204億ライヒスマルクであるなど、ナチス・ドイツにおける秘密軍備計画において重要な役割を果たした。
経済学の話で退屈になるだろうが付き合ってもらう、ザックリで終わらせるので。
メフォ手形の調達に先立ち、ダミー企業として有限会社冶金研究協会、通称メフォが1933年8月に設立。
ドイツの大企業クルップ、ジーメンス、ティッセン、ドイツ工業企業、グーテ・ホフヌングヒュッテからの出資金によって設立されたメフォは、役員はライヒスバンクと国防軍の代表者で構成され、職員もライヒスバンクからの出向者であった。
メフォ手形は発行の流れは以下の通りだ。
① 国防省から兵器の発注を受けた企業が手形を振り出しメフォに提出*3
② メフォが手形を審査し引き受ける
③ 手形をハフィに送付(ハフィについては後述)
④ ハフィが手形に署名
⑤ 手形をメフォに返送
⑥ メフォが手形を振り出した企業に戻す
このような流れで企業の手元に送られた手形の総称がメフォ手形である。
メフォ手形は法律上3か月で満期を迎えたが、償還期限は5年まで延長が可能だ。
だが、ライヒスバンクはメフォ手形の再割引を無制限に保証したため、3か月後には現金化が可能である。
つまり…… 一度振り出してしまえば大部分が5年間中央銀行に持ち込まれませんので、事実上5年間支払いなしで政府は兵器を購入できるインチキ・詐欺行為に他ならない。政府保証が付いた手形でありながら!!
即座に金が流れてインフレーションしないように、他国に軍事に大量に金を入れて増強していると悟らせない行為なのだ。
仮に第二次世界大戦にドイツが参戦しなくても遠からず経済破綻して滅ぶので侵略行為をして借金を消そうとする自転車操業である。
ヒトラーもヒャルマル・シャハトからも警告を受けていたので当然ドイツの瀬戸際の情勢を把握していただろうが。
どうしようもない状況を自分で支えなければという責任感を拗らせたのか『独裁者』の人格を作った。
言論統制やらホロコーストを行ったのがこの人格なわけだ。
復活したばかりのヒトラーは本来の人格なのだが『ジークハイル!』とか『ハイルヒトラー!』とか敬礼付きで周りでやられると『独裁者』人格にスイッチする。
大体原作通りボーは優に遊ばれて雪山の雪崩に巻き込まれ、独裁者がヴァジュラを回収して雷バリバリした。
ああ、ヒトラーの相手をしたのは俺……雷を亜空間に収納しまくった。
最後はヴァジュラの限界以上に精神パワーを注ぎ込んで自爆した。
最後は正気に戻ったヒトラーおじさんが吉乃と原作通りに会話したが……。
これでネオナチは実質崩壊したわけだ……ボーはネオナチの看板を下ろして真人間になって欲しいもんだが。
他にもジャンがスプリガンに入る前に軍に捕まった時に体細胞を摂取されたのを使ってキメラみたいなのが暴走して、日本都内で飛んでいたりした。
で、今は俺は何をしているかと言うと……
「磯野ーキャッチボールしようぜ」
「誰が磯野だ」
優とキャッチボールをしている。
優の動きはどこか力強さはない……傷心の優を構っているからだ。
……パミューダトライアングルに存在する来たるべき自然環境の大異変に備えて造られた人工避難島、通称『幽霊島』での戦いは優にとってハードだった。
地球の生命エネルギーを用いて異空間を自由に行来する機能を備えていたが、予想外の異変の早さに対処出来ず、制御システムが安定する前に島の人間達は全滅。その後も島はシステムを稼動し続け、地球の海上で出現・消滅を繰り返していた(まぁこれは調査中でわかったことだが)。
アーカム特別顧問スティーブ・H・フォスター*3……超電導推進やレーザー兵器など最新技術の粋を集めた調査船「ロシナンテ」の船長を務めている。
今回はロシナンテに優に乗ってミッションをしていった。ついでに吉乃が密航していたが。
スティーブの性格は豪放磊落。優とは親しく、その能力や機転に目をかけており、自分の後を継いで「ロシナンテ」の船長になるべきだと言っているが当分は海の男にはなるまい。
で、トライデントと遺跡の争奪戦をするのだが、その相手が問題だった。
優の恩師で元スプリガンのボーマン少佐が相手だった。
優の潜在能力に期待をかけていたが、近年のアーカムのあり方に疑問を感じて、敵として優の前に現れるたのだ。
世界で5本の指に入るナイフの達人で、もう一人の自分を作り出す「二重身(ドッペルゲンガー)」という特殊能力を持つが……優の潜在能力が発揮してボーマンは敗北・戦死した。
その際、アーカムへの警告の言葉を遺した……その遺体は回収できず幽霊島の時空が崩壊寸前だったために幽霊島にあったサンダーボルト(太平洋戦争で日本に使われるはずだった三つ目の原爆)を起爆して幽霊島と一緒に消えた。
ボーマン氏の形見は無く、残されたのは優に叩き込まれた教えだけだった。
「……お前さんはよくやっている」
「慰めはよしてくれ」
「事実を言っただけだ……まぁ俺には勝てんがな」
「おい」
「機械的に戦えば九十点くらいだろうが俺や朧に勝つには百点プラスαが前提だ。
だからそろそろAMスーツの依存から脱却しろ」
「朧みたいなこと言うんだな」
「一番わかりやすいヤクとか装備以外で殻を破るルートなんだがなぁ……気をつけろよ」
「何をだ」
「アーカムのトップにバカタレが就任予定だ。
自分の世界だったら真っ先に暗殺を考えるくらいに危うい。
それはいい」
「いいのかよ」
「それより朧に気をつけろ」
「覚えが裏切るっていうのかよ!!?」
「アレは……仙人になる事以外は些事なんだよ自分の勝敗やら将来すらな。
ボーマンを倒したがそこから成長すれば朧は戦いの糧になると見做して勝負を仕掛けてくる。
普通の勝負では朧に対して全力を出しきれないだろうから敵対する道を選ぶぞ。
もっとやる気を出す為にジャンあたりを再起不能にして……俺はニンジャだから逃げ足は世界一だから殺せないしな」
「……」
「まぁ俺の杞憂で終わって欲しいが……最悪を想定して動いておけ。
それがこの業界で生き残るコツだろう?」
……よく考えればメンタルケアしながら傷口に塩を盛り込んだかもしれんな。
影魔、砂魔、水魔という三体の強力な使い魔を操り、自らは魔術で影に潜み、敵を異空間に取り込んだり、変わり身をA.M.スーツでも防げない強力な体術を駆使して戦わせる。
かつては神への信仰に厚い人物だったが、第二次世界大戦中、ナチス・ドイツがユダヤ人虐殺のため設置した強制収容所での地獄を経験した事で人間に絶望、リバースバベルの力を用いて自らが神の座に就こうとした。
その宿願は個人的に覇権を手にすることではなく、人類の思想・価値観を統一する事により、民族や宗教などの違いによる争いや差別を根絶するという純粋なものであり、ある意味では誰よりも切実に、そして現実的に平和を追い求めたとも言えるかもしれない。
相対した優すらも、その考えを最後まで否定しきれなかった。
また、アルザス=ロレーヌ地方などの領土や海外植民地を失った上に軍備の保有を厳しく制限され、国際社会で孤立している。
経済のインフレは凄まじく、1914年以前の物価水準を「1」とすると、1923年末には約142兆にまで跳ね上がった。
具体例はレストランでは、食事をしている間にメニューの値段が数倍に跳ね上がるため、食事の前に代金を支払う習慣がつくほど。
他にも、パン1斤や新聞1部を買うために、手押し車に山盛りの紙幣を積んでいく必要があった。
このハイパーインフレーションは、首相シュトレーゼマンの下でデノミネーションを行い、新通貨「レンテンマルク」の発行を含む通貨改革が断行される事で、ようやくインフレは終息した。
しかし、この経済的混乱と貧困はドイツ国民を絶望させ、のちのナチス台頭とヒトラーの独裁を招く大きな要因となった。
海洋に関するエキスパートで、アーカム初代会長(ぶっちゃけティア師匠)とは個人的な友人であり、現在のアーカムで面と向かって意見できる人物は彼以外ほとんどいないという。
平賀才人「師範モテたいです!」
新宮十三「バカモン!そんなこと考えている暇があれば打ち込み稽古をせい!
隼人といい精神修行が足りん!(エグリゴリの手がかりを求めて外出しおって……)」
始「精神を鍛えるって難しいですからねー筋肉と違って成長が見えにくいので(指一本で壁倒立をしている)
まぁ自分はしっかりしていると思い込んでいる隼人にはしっかり者の姉御肌の女性から尻に敷かれたほうがいいだろうけど」
十三「(巌の奴はいい息子を持ちおって……すぐに水の心ができておったしな。
攻めっ気がなくて火の心を持つのが苦労しておるが。
才人はやればできると思うのじゃがいかんせん今どきの若者という奴かまだまだ至らん部分が多いわ)」
※原作開始にはすっかり道場に来なくなる平賀才人であった。
まぁエグリゴリ関連のトラブルに巻き込まれないという護身は完成していた。
なお異世界召喚に関してはホイホイ捕まったが。