サンサーラ同盟掲示板   作:Dadaga

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Zwei 《ツヴァイ》ep18「地球(ガイア)」(※スプリガン編最終回)」

「はい、ブリーフィングでーす」

「なぁ、なんだよ『南極のしおり』って!」

「お約束だろ、遠足の。

 バカのやろうとしている事、出てくる戦力をざっと解説するわ。

 ヘンリー・ガーナムは地球のヘソ的なストーンヘンジのある南極で地脈押さえれば世界征服できると浮かれポンチになっている。

 ガイアの意思のアクセスに霊媒気質の染井吉乃を使うつもりだろう、アイツ金積めば引き受けるし。

 で、機械にデータをとれば再現できると思っているだろうが失敗して世界中で地脈が暴走して地球は滅びないが地球文明は滅びるだろうなーと」

「うげ……吉乃のやろう」

「あのお嬢ちゃんか…」

「あの小娘か」

「優、ちゃんと躾けておけ」

 

 

四人とも残当のコメントを残す。

まぁ本番はここから。

 

 

「戦力は、ラリー・マーカスン……は指揮官として有能だがCosmosみたいな群れはいないから普通に対処可能。ゴキブリ並にしぶといのと小狡いから問答無用で首を捩じ切ればいい.

 トニー・ベネットは、発火能力を持つ通称「ファイヤースターター」だ。

 目的達成のためなら手段を選ばず、また手段のためなら結果を気にもせずに行動し、さらに趣味(放火)のためなら目的をも捻じ曲げるといった悪質かつ残忍な手口、自分を狡猾で残忍と思い込んでいる迂闊で残念で残忍なヤツだ。

 普段は落ち着いた風を装っているが性格も傲慢かつ下劣で、何か気に入らないことがあれば途端に本性を現して口汚くなる……可燃物を周りに仕込んで味方ごと焼き払うのでジャンが落ち着いて頭を潰すなりガソリンぶっかけて逆に火達磨にすればいい。

 問題は、アーカムの封印したやつを持ち出すことで、ロードス島の青銅巨人を持ち出すことだな。

 ティア師匠から聞いた(実際は原作知識)が、3メートル近くある巨大な古代ローマかギリシャの闘士の青銅像だが、全身オリハルコンの合金製。地脈からエネルギーが流入しているので半永久的に作動する。

 ジャン以上に早い、強い、頑丈!通常兵器は効果ないし、地脈パワーで損傷も再生する……あ」

「おい、どうした?」

「いや、隔離すれば解決するなー……って。

 ただ空間の調整に時間稼ぎがいるので四人で頑張ってもらわんといかんが。

 優、AMスーツ卒業早々悪いが防御力重視なので着てもらうけどおk?」

「しゃーねーな。

 始が作戦を立てたんだからなんとかしろよ!」

「まぁことが起これば吉乃に無理矢理でもケツを拭かせないといかんがな」

「ラリーの事だ、南極の近くの施設から戦力を呼ぶだろうが……」

 

 

ラリーの事を理解している暁が懸念点を話すが、まぁ問題ない。

 

 

「増援叩き潰してもらう……『奴』に責任を取らせる」

 

 

 

ヘンリー・ガーナムの遺跡を悪用する方針に反旗を翻す者がいた。

まずは初代会長の友人たるスティーブ・H・フォスターが愛船『ロシナンテ』と乗員ごとヘンリーに対して中指を立てる。

メイゼル博士(と助手のマーガレット)、山菱理恵等の研究者が遺跡や資料の提供を拒否する。

当然鎮圧の為の兵士をけしかけるが……ティア師匠の魔術で最強の砦とかした研究所にホイホイと迷い込んで行方不明になったが。

万一の時はパーカップ師匠がいるので問題あるまい。

マックス隊や元スプリガンの日本支部の山本さんも命懸けで反旗を翻す。

ああ、YAMAにヘンリーに尻尾振るバカに対してサイバーテロをするように命じたので酷いことになっただろう。

先にネタバレすると南極の近くの基地は朧と御神苗隆さんが制圧しているが。

 

 

「あー地球の終わりの音がするー」

「呑気だな始!!

 俺たちが早く来て阻止すれば……!」

 

 

南極について炎龍は暴れればこうも言いたくなるだろうが、ボー。

それとボー、勘違いしている。

これがある意味最善だ。

 

 

「最善だとぉ!?」

「ここで強引に止めてもバカが違う遺跡で火遊びしだす。

 バカを殺してもアーカムが混乱して遺跡が散失したら世界崩壊のリスクが高まるわ。

 ここでバカが世界を滅ぼしかねない不祥事を起こしたところを解任して『初代アーカム会長』に再び会長職に就いてもらう算段だ」

「なるほど……わかった」

「初代会長〜時代遅れの骨董品が抑えられるのかよ?」

 

 

ほほう、初代会長(ティア師匠)を時代遅れの骨董品の干物野郎とな?

こぉれぇは報告しないとな!

 

 

「優、成仏しろよ……」

「何言ってんだよ!」

「養豚場に運ばれる豚を憐れんでお経を読む慈悲くらいはあるのよ?」

「テメェら遊んでいる場合かよ!」

 

 

ジャンが叱りつけてくる。

まぁ戦闘を開始する。

 

 

「ハッハー!燃えろ燃えろ!」

 

 

案の定、アチコチにガソリン仕込んで発火しまくるトニー。

優はタチ悪いなと愚痴っていたが、ジャンが挑発していく。

簡単に誘いに乗ったトニーはジャンを燃やそうとするが、冷静になったジャンは見てから回避して接近してガソリンをかける。これでジャンを発火したら諸共に燃えるので発火能力は使えない。

そのままジャンに担ぎ上げられ、ジャンが思い切り投擲すると炎龍に燃やされてしまった……燃やすのが好きなのだから炎の中で死ぬのは本望だろう、うん。

で、空……じゃない凍土にそびえるくろ…、ゲフン、青銅の城。

 

 

「スーパーオカルトロボット……ミケーネの戦闘獣ならグレートマジンガーの出番だが……っと!」

 

 

俺に向かってロードスの巨人が殴るかかるので回避する。

空間の断裂でも切っても修復しそうだしな、

魔剣アンサラーでも同じだな……空間振動を合わせたら案外倒せるかもしれんが塵になるから……でもジャバウォック倒せる気がしないしうっかり流れ弾を他者に当てると大惨事になるのでが初志貫徹でいこう。*1

 

 

「ジャスト3分だ、頑張って俺を守れよ?

 ボーは生身の人間だから無理するなよ?」

「気遣いは無用だ、始!そんな弱腰では守りきれん!」

「お前、ボーにだけ甘くないか、つけあがるぞ?」

 

 

相棒の暁さんは厳しいなー。

でもジャン以上に硬い・早い・強い!だもん無理はできない。

だが原作より余裕を持って動いているな皆。

ボーがいるおかげでタゲが分散するし、優はAMスーツ着ていたから防御力は上がっているし、何より倒そうと思わず遅滞戦術で攻めっ気はないから攻撃を凌ぎやすい。

3分経って……

 

 

「魔現封神!

 ……なんちゃって」

 

 

ロードスの巨人もメタを張れば案外楽になるな。

その後は吉乃は決死の荒ぶるガイアを鎮めるお仕事がうまくいって鎮静化した。

ジャンの義母マリアと義弟マークを死に追いやった要因であるラリー・マーカスンぶち殺す気満々だったが先に暁が『俺はお前の駒じゃねぇ!』とぶん殴ったお陰で毒気を抜かれて放置していった。

 

 

「……行ったぞ」

「やれやれ」

 

 

暁は腐れ縁のラリーへのマジ殴り半分、助け舟半分だったようだ。

次の悪巧みを懲りずに考えるラリー……まぁアラフィフのモリアーティみたいな奴だからな。

 

 

「ジャンは許した。

 だが俺は許すかな!?」

「な!?」

 

 

ビンタ一発(技術の推を尽くした)と、ヒゲをむしり取ってからの全身に脱毛剤をぶっかけて自分的に満足したのでぶん投げた。

 

 

「ボー、暁……お前さんはどうする?」

「俺はナオナチ再興の為に戦うのは当然だが相棒の暁を放っておけんからな!」

「相棒じゃねえよ。 

 俺か?俺は傭兵を続けるさ。

 生きるか死ぬかのスリルを楽しむ為に生きているからな」

「スリルが欲しいか?欲しいならくれてやる!」

「「はぁ?」」

「いや、大仕事を依頼したいなーと。

 Cosmosより厄介な手合いだけど命懸けになるのは保証しようl

 

 

 

 

アーカム会長室に座っている男がいる。

彼はヘンリー・ガーナム。

アーカム会長……いや、元会長だ。

今回の事件の責任を取らされ、会長を辞す事になった。

後任は初代アーカム会長『ティア・フラット』。

森に眠る大魔術師マーリンから伝授された魔術を操り、紙に描いた魔法陣から幻影の魔獣を召喚したり、空間を捻じ曲げて相手を閉じ込めたりするなど、数々の超自然的現象を引き起こせる『魔女』である。

今は一人会長室に座り尽くしている。

 

 

「ハロー、チェアマン(会長)、いや元だったな」

「誰だお前は」

 

 

忽然と現れる目つきの悪い少年……いや少年から青年にさしかかった東洋人だ。

ドアが開いた様子もないのでまさしく突然出現したのだ。

 

 

「高槻始って言います。

 スプリガンのアルバイトですよL

「ティア・フラットの弟子か……何の用だと聞いている」

「いやね、世界を滅ぼしかけたわけじゃないですか?

 皆が警告している中、『俺は特別賢いから大丈夫』とばかりにやらかして辞めさせられたわけじゃないですか。

 悪かったなーと思わなかったか確認しに来たんですよ」

「私は確かに会長の座を退いた。

 だが、私は間違っていない」

 

 

ヘンリーの言葉を聞いて始は拍手する。

 

 

「素晴らしい、自分の強い意志を持って行動するのは。

 だが……」

 

 

始の身体が脱力し、ゴムのように、水のように柔らかくして腕を一閃する、

鞭のようにヘンリーの背中を打ち据える。

『鞭打』と呼ばれる身体の内部でなく表面、皮膚を狙った痛みを強烈に出す打法である。

ヘンリーはあまりの痛さに大声をあげて転げ回る。

 

 

「あああああああああああああああ!!」

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ……自分を賢者と思い込んだ愚者以下の躾は、痛くしないと覚えない。

 俺はいつでも見ている。

 その気になればいつでも殺せる。

 また同じ事をするならよく覚えていろ、お前に眠れる夜なんてない事を」

 

 

そう言って始は消えた。

残ったのは痛みで苦しむヘンリーのみだった。

 

 

 

 

スプリガンの原作は終了してもスプリガンとブルーメン協力者の二足の草鞋は続けた。

そして……エグリゴリの『プログラム・ジャバウォック』は次のフェーズに進んで行った。

 

 

 

 

 

 

 

 “力が欲しいか!!” 

 

 “力が欲しいのなら………” 

 

 “くれてやる!!” 

 

*1
SHADOW SKILLのクルダ交差法真影流『神殺(カオス)』のように切断と振動の合わせ技めいた感じ。

キース・グリーンや隆はここまで応用しなかった……いや使い道ないわ!

あとSHADOW SKILLは一旦完結したのは驚いたわ……ガウ・バンの物語完結するとは……!!

あと続編も出ているのか…。




おおまかなシナリオは出来ていますが、ライブ感で書いていますARMSの作者もライブ感で連載していたんだぜ?(本当はロードスの巨人は強敵だったんだ、地脈の接続が外れた亜空間に隔離すれば終わるんじゃね?と打ち込んでで思ったせいで……)

次回からARMS編です!
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