神「お前をFFT世界に転生させてやろう」
「いや、貴族でなければ人でない世界観はちょっと。
持たざるものだと死ぬし、持っていてもルガヴィや神殿に睨まれても死ぬし」
神「ただしお主は武田ガトリング斎として転生する。
頑張るんじゃぞー」
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チャプター1 持つ者
家畜王アルガス「ぎゃあああ!」
ガトリング「私の秘書を殺そうとするとは言語道断です」
ティータ「社長!」
デリィータ「ティータ!」(妹を抱きしめる)
(中略)
アルガス「家畜に神はいない!」
ガトリング「金で買えないものは差別を生みます。
だからこその金なのです。
凡庸でも!馬の骨でも!下賤でも!不細工でも!
何一つ持たざる者に生まれても!!
金さえ稼げば人並みに!
それ以上に稼げばそれ以上に成れる!
金こそがこの世で最も平等で公平!!
それこそが金の価値なのです!!」
アルガス「下賤な商人風情が貴族に口答えするのか!」
ガトリング「金で幸せを買えるとは言えませんが、不幸は選べますので。
あと貴方に叡智と品性を与えることは残念ながらでじませんでした、お金の敗北です」
アルガス「殺せえええ!コイツを殺せえええ!」
ガトリング「やかましい!喰らいなさい金の力を!」<ガトリング 直線上の存在に999ダメージ>
ルガヴィをガトリングで殲滅し、金の力でイヴァリースを征服する物語……。
<ブルーメン ヨーロッパの基地>
厳つい男性サイボーグが背中に鎌のような4本のアームを試すように動かしていく。
「どうだ?」
「……悪くない」
サイボーグの戦士達をメンテナンスをする台場巽と俺。
彼らはドラッケン、ブルーメン・ヨーロッパの特殊作戦部隊だ。
エグリゴリから離反したサイボーグ部隊で、全員が旧式サイボーグだが、実力は高く最新型のサイボーグ部隊も簡単に殲滅してしまう古兵だ。
各隊員の能力は様々で、腕に仕込んだナイフなどで近接戦闘を行う者もあれば、機銃や砲などを装備した者もおり、容姿を自在に変えられる女性型もいる。
今メンテナンスしているのは、隊長の『ヨハン・ホルスト』、
自分達サイボーグがARMSの踏み台でしかなかったことに憤っており、エグリゴリからの離反の理由もそれだが、同時にオリジナルARMS移植者……つまり弟の涼や弟弟子の隼人にも激しい敵意を抱いている。
エグリゴリから離反したことでメンテナンスや修復が受けられなくなり、その体はとっくに耐用年数を過ぎているが、戦死した仲間達の部品の流用によって体の半分以上を維持しており、たとえ命と引き換えになろうともエグリゴリを叩き潰すことに執念を抱いている。
なお原作よりコンディションは良好だ……何故って?
アルクベインを開発できる超天才『台場巽』、ここでは産まれることの無い話だが、並行世界で護り屋の盾となる義手を開発した『沢渡 啓之』、心霊医療や空間能力に魔術に精通する俺がいるからだ。
サイボーグ関連のノウハウはスプリガン世界からアメリカの機械化小隊(マシンナーズ・プラトゥーン)やトライデントからのノウハウを強奪しているからだ。
ARMS世界より過去の世代ではあるスプリガン世界だがサイボーグ使い捨てにはしていない点は上回っている……それを吸収したチーム『ビルトビルガー』がメンテナンスを行っているのだ。
破損したパーツを溶かしてリバイバル新造しているのさ。
ホルストは俺に感謝しているが……弟がARMSとは知らないし教える気もないが……。
<ブルーメン 藍空市支部>
「始じゃないか!」
「ラルフ……またガタイがデカくなったな」
ラルフ・コールマン……ジョージボイスの陽気な黒人で、親父とお袋の元部下だ。
カポエイラなどの格闘技に通じており、銃器の扱いにも長けている様子で、顔は何度か合わせたことがある。
「ここに来るのは珍しいね!隊長達は……」
「相変わらずってところさ。
で、お土産」
アタッシュケースをドスンと床に置く。
ラルフに開けるように促す。
「これは……スーツ?」
「A・M(Armored・Muscle)スーツ。
オーパーツ『オリハルコン』を使った強化服で、通常の30倍の身体能力に強化する。
オリハルコンの強靱な繊維により対弾性にも優れており、アサルトライフルの銃弾程度なら弾き返すほどの防御力を備えている。
サイボーグと殴り合えるくらいにはなる(重量級に勝てるとは言っていない)」
「ジョーク……じゃないみたいだね」
「これを着れば親父やお袋に勝てると思う浮かれポンチじゃないから渡そうと思ってね」
「無理です(何人のサイボーグをスクラップにしてきているし!)
あの人と戦うくらいならサイボーグの集団の方がまだ生き延びられる」
「まぁ手札が一枚増えたと思えばいい。
強化された身体能力はスーツのパワーフィールドなどにより自身を傷付けることは無いが発生する反動をしっかりと地面を踏んで逃がすなどしないと殴った反動で自分が吹き飛んでしまったりと扱いにくいがラルフなら問題なく扱えるだろう……まぁ無敵じゃ無いので過信はしないよーに。
あとブルーに会談するのでセットアップをよろしくー」
< 中東の小国・カダス共和国>
学校というにはささやかな建物で子供達に教える黄色系の男性。
生意気盛りの子供に対して時には叱り、時には誉める……慕われてる様子からいい教師と伺える。
同僚らしき日本人女性教師が男性教師に話しかける。
「客?」
「そうなの、ノートとか文房具に食器に浄水器……たくさんの寄付をしてくれたの」
「……胡散臭いな」
窓の外を見ると、軽トラ(日本製)に寄付の品々を載せている。
運転席に大学生くらいの東洋系の人相の悪い青年がピースサインしている。
「(『現役』なら拳銃叩き込んでいるくらいに怪しいが)」
「お祝い品ですって」
「お祝い?アイツとは初対面……」
「『ママ・マリア』さんからですって」
「……!!」
「アイツと話がしたい」
「『ママ・マリア』さんって?」
「ハーレム……俺の住んでいた街全員にとってのお袋みたいなもんだ」
青年と教師は学校から離れた場所で二人きりになった。
青年は何処からともなくキンキンに冷えたコーラ瓶を二つ取り出し、一本は教師に渡した。
「いやぁようやく会えたな。
ママ・マリアがアンタの近況を聞いて喜んでいたぜ。
『Jが元気でいると聞いて嬉しいわ。
それに教師になっているなんて今年1番の嬉しい知らせだわ、ありがとう』ってね。
藤沢 真吾先生と呼ぶべきか、J・バウマンかそれとも……」
「好きに呼べばいい。
俺もそうだが東洋系でハーレムによく入れたな」
「俺の親父あの人と交流があってね……定期的にハーレムに土足で踏み入るワンちゃんを躾けているんだよ」
教師は青年からハーレムの近況を聞いた。
教師の知っている人間の名前や特徴を聞いて『騙り』ではないと確信しながら会話を続けていく。
「で、本題はなんだ?
お土産渡すだけじゃ無いのはわかりきっている」
「……厄介事があってな。
助っ人をお願いしたいなぁってね」
「他を当たってくれ」
「まぁそうなんだが……いや極論、一人で突っ込んでもいいんだが。
アンタに関係があるんだ二点な。
まずは…『ガウス・ゴール』」
教師はその単語を聞いて反応する。
脳裏に火血が焼ける匂い、守るべき大衆から生命を狙われて国中を追われた悪夢を想起させた。
「卑劣で弱いもの虐めしかできない自分を勇者と糊塗する老害がな、日本の藍空市で『蛇狩り』を行うんだってよ」
「……古い名前を知ってるな」
「なに通信教育で忍者と魔術師と占い師の資格はバッチリなんでね。
『エグリゴリ』に身を寄せていたから先生には辿り着けなくてしかたない」
エグリゴリという言葉にも反応する教師。
青年は構わず続ける。
「貴方のここでの『教え子』の行方……途中まで分かったんですよ。
エグリゴリの下部組織が攫って行ったこと、そして途中で『痕跡が消えた』」
「……俺もいくつか潰したが同じ情報だったぜ」
「違う」
青年は断言した。
言葉上では同じだが意味合いが違うのだと。
「廃棄されたならその情報は仕入れる事はできる。
それが無いって事は生きている。
この俺が(占い)で探れないって事は……エグリゴリ内の深いセクションに教え子がいる。
エグリゴリの一員として活動している可能性が極めて高い」
沈黙が生まれる。
「……連れ戻す」
「一人で?なら犬死にだな。
単刀直入に言う、手を組もう。
俺は『まず』ガウスを地獄に叩き込む。
近々エグリゴリが巨大な作戦を行う……反エグリゴリ組織がそれに乗じてカウンターを放つから便乗して動けば奪還のチャンスはある」
「……その気になれば連絡してくれ。
今日の俺はニンジャじゃなくて運び屋さんなんでな」
話を終え、青年は去って行った。
いつに間にか消え、軽トラも進呈するから置いて帰ったのだ。
教師は、再び戦いに身を投じる決意をした。
教え子を取り戻す為に。
そして、ガウス・ゴールとエグリゴリに報復する為に。
『———ジーザス
俺の名だ。地獄に落ちても忘れるな」
己が名を奴らに刻みつける為に。
原作第一話のタイミングですね。
おまけ!
<空間能力でウォッチ中>
隼人がカツミを攫ってリボンを涼に見せているシーン
始「(……クールな復讐者気取りだけど。
隼人、そのドヤ顔はバカっ面だな!)」
※ARMS連載時、隼人はコンドルのジョーみたいな陰険でクールな殺し屋ポジで考えていたが、アシスタントに隼人のドヤ顔みて
『コイツ、バカみたいに見えますね』と言われて、作者も
『そっかー、じゃあ馬鹿にするね!』でおバカキャラになった