サンサーラ同盟掲示板   作:Dadaga

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アナ・キタガワ・マドニアは高槻家にホームステイしたことがある。
巌……初恋の人。素敵なおじ様。
美沙……優しい人。お母さんもこうだったのかな……?
涼……年上だけどふんわりしていて頼りない。
   弟のように思える。
始……おじ様の後継者で私の相棒だからもう少ししっかりしてほしい。
   戦うところはかっこいいのに綺麗な女の人にデレデレしたり、オモチャ(ゲームやプラモデル等)で喜んで子供みたい!
   もうネクタイが歪んでいるし(以下愚痴が続く)


Zwei 《ツヴァイ》ep22「蛇狩(スナークハント)」その1

鐙沢村から戻った涼であったが……自宅に戻らず復讐者になろうとしていた。

そんな時、赤木カツミと瓜二つの女性……ブルーメンのARMS適合者(ハートの女王)の久留間恵と接触する。

彼女が所属する反「エグリゴリ」組織ブルーメンの基地にいき、カツミが生きている「かもしれない」ことを知りようやく生きる目的を取り戻す。

「ブルーメン」に勧誘されるが断り、一度それぞれの家に戻るも、「エグリゴリ」の下位組織「X-ARMY」に襲撃され、隼人、武士、恵が攫われる。

涼の自宅にもエグリゴリの魔の手が迫るも、伝説の傭兵であった美沙が難なく返り討ちにする。

美沙が、運命に負けない為に戦う術と、大きな愛情を涼に注いできた事を涼は思い出せた。

 

超能力者の実験部隊『XーARMY」と仲間お取り戻す為に廃園した遊園地にて決闘が行われる。

最初の相手は「不死身のヴォルフ」の異名をもつオカマの大男だった。

ガン細胞の原理を利用した再生能力を持ち、心臓を刺されてもすぐに傷がふさがってしまう。

力押しで隼人を(ついでに十三も)倒したが、涼は父親の教えを思い出し打撃で脳を揺らして動きを止めてから締め技で落として勝利する。

次の相手は、

「千里眼のキクロプス」の異名を持つ男だ。

ありとあらゆる波長の電磁波を視ることによる透視能力と、光線を集中し放って視界内のものを焼き尽くす目を持っている。

ナイフの使い手で、ARMSをも切り裂くことのできる超振動ナイフを使用しており、実験によって会話や日常的な生活を失ってしまっている。

涼は苦戦するもキクロプスの能力の限界を突いて勝利。

3番目の相手は、「ツイスター(螺旋)のキャロル」。

ベレー帽に小悪魔的な笑みを浮かべた愛らしい少女だが、強力な念動力で物を曲げることができ、その力故に周りから疎まれ、実の両親に捨てられエグリゴリに売り渡され、そのことで心に深い傷を負っている。

涼は苦戦した……彼女の力ではない、攻撃を受けるたびにジャバウォックの意思が活性化し、身体の主導権握ろうとしたのだ。

 

 

『力が欲しいか!?力が欲しいか!?力が欲しければ我を呼べ!くれてやろう!

 なに……簡単なことだ……お前の意思を我に渡すがいい!

 そうすればあの程度の相手など我の力で簡単に消してやる!さあ、お前の意思を我に渡せ!

 我はエグリゴリを消すべくして生まれしもの……我の邪魔をするものは何人たろうと許さん! 潰し、壊し、殺してやる!!』

「俺は、この子を殺さないよ。

 なぜなら、この俺が殺したくないからだ!

 俺は戦士の道を選んだんだ。自分の意志を自分で決めるためにな!」

 

 

キャロルは涼を念動力で一方的に痛めつけるが、幼い女の子と戦いたくないと必死にジャバウォックを押さえ込もうとする涼の強い意志に敗北した。

だが、キャロルを救った涼もろとも次の戦いの相手である『魔王』クリフが殺そうとした。

クリフの性格は尊大かつ残忍で、心優しいテレパシスト『天使』ユーゴーとは対照的。

キャロルを遙かに凌駕する驚異的な念動力を持っているが元から強力だったわけではない。

産まれながらにモルモット扱いされ、さらには妹のユーゴーと異なり能力の開花が遅く、研究者たちに賞賛されるユーゴーに比べ、「出来損ない」と罵られ粗雑な扱いを受けた。

しかし突如として開花した強大な能力により自分を罵った研究者たちを惨殺した。

その後は妹の持つ「天使」の異名に対するアンチテーゼから、「魔王」と呼ばれ恐れられるようになった。

自分たちを能力を絞れるだけ搾り取られる「使い捨てのティーバッグ」に例え、劣等感と同じ境遇の仲間達を救いたいとの強い想いから暴走し、キース・レッドを出し抜く思惑のため、レッドの命令で天涯孤独の恵を除く3人のオリジナルARMSの家族らを襲撃しようとしたサイボーグ部隊を先回りして始末した。

更に涼を除く3人を拉致し、制止するために送り込まれたサイボーグ部隊を惨殺、現場に血文字を残して涼を挑発する。

その後、人質となった涼の仲間たちをエサに決戦場所に選んだ遊園地に誘い出したのが今回一件であった。

涼との戦いをやめるよう進言するユーゴーのテレパシー能力を無理矢理操り、クリフたちを全員生かしたまま制圧しようとする涼の精神に働きかけ、そのトラウマである鐙沢村での悲劇の記憶を再生してジャバウォックを目覚めさせた。

二度目の完全覚醒をしたジャバウォックに挑むクリフであったが、最初はジャバウォックの砲撃を念動力で防ぎ、そのまま念力で引きちぎろうとするも、ジャバウォックはそれ容易く引きちり圧倒していく。

“魔”としての格の違いを見せつけたジャバウォックに殺されかけるが、兄と涼を案ずるユーゴーの助けで涼の精神世界に入った隼人たちが、ジャバウォックの持つ「憎悪」の業火に焼かれる涼を救出し、辛うじて命を救われる。

 

 

『仲間っていうとどうもニュアンスが違う。

 俺たち、生まれたときから自分の意思とは関係なくARMSを移植されて、同じ運命を与えられちまっただろ?

 つまり、俺たち……同じ運命の下で生まれた兄弟みたいなもんじゃねーかってね。

 たとえ血がつながっていなくても、どれだけ過酷なことが起きようと、決して置き去りには出来ない。

 それが俺たちが最後まで信じあうことができる絆だと思う』

 

 

涼達……ARMS使いは兄弟のような、戦友のような結束が生まれた。

その後涼たちと和解し、産まれて初めて紅茶を楽しむことが出来た。

しかし共闘を申し出た涼たちの誘いを断り、独自にエグリゴリに囚われの身となっている仲間たちを救出しに行くと告げる。

 

 

 

 

「いい子達ね」

「……ああ。

 だが仲間達を助ける事が優先だ」

「その後は?」

「……」

 

 

ヴォルフとクリフはやり取りをしている時、キクロプスが何かに気がついた。

ヴォルフとキクロプスは、キクロプスの気がついた違和感を確認しに先行する。

一見すると誰もいないように見えるが……キクロプスの『目』は人を認識し、視線を向ける。

キクロプスの様子に気がつきたのか、隠れていた人間が出てくる。

軍人のような出立ちで最新鋭の銃器や超振動ナイフを装備していた。

そして異様なのは皆、年端の行かない少年だった。

だが、その目には暗い汚れた何かで濁っていた。

 

 

「子供……?」

「……!!」

 

 

攻撃を開始してくる少年達。

ヴォルフは超再生を生かして致命傷を避けながら突貫し殴りつける。

キクロプスは『目』を生かして回避しながらナイフで切り裂く。

倒れ伏す少年達。

 

 

「エグリゴリの兵隊かしら……でも、大した事なくて良かったわ。

 クリフを呼んで来ましょう」

「……」

 

 

ヴォルフ達がクリフの所に向かって歩き出す。

二人が気が付かないが少年達が立ち上がり、ある者はキクロプスに向けて銃を向け、またある者はヴォルフの背後を取ってナイフで喉を切り裂こうとする!

ここで彼らの悲劇に満ちた人生のエンドマークがつくところであったが……

 

 

「させんよ」

 

 

厳つい髭を生やした男神(素戔嗚尊)のお面を被った、コートを羽織った男が少年のナイフを奪い取りながら、相手の勢いを利用して銃を持った少年に投げつける。

ナイフをそのまま持ち主の首元に投げ返し、手榴弾数個オマケに投げ渡すと大きな爆発を発生させる。

異常に気がついた二人は驚くが、仮面の男が叱咤する。

 

 

「まだ戦闘は終わっていない、構えておけ」

「!!」

「あらイケボ……敵かしら、味方かしら?」

「敵の敵……ブルーメンの雇われだ。

 どう捉えるかお前らに任せるが。

 ……敵はお前達のデータを元にした奴らだ」

 

 

そう言った直後に燃え盛る炎の中から少年達が現れる。

ヴォルフは驚愕するも、自分のデータを元に再生能力を持たせたのだと気がつく。

クリフも爆発音を聞いて駆けつけ、少年達を念動力で吹き飛ばす。

 

 

「どうしたキクロプス、ヴォルフ!」

「敵よ……私達のデータを元にした新製品ですって。

 私達は油断してやられそうになったけどそこのブルーメンのイケメンに助けられたわ」

「仮面をしているのに何故断言できるのか……。

 そこの君、僕の仲間を救ってくれて感謝する」

「魔王らしく『余計なことを!』とは言わんのだな」

「僕にだって礼儀が弁えているさ。

 手強い敵だが『魔王』の力に」

「すまないが頼みがある」

 

 

クリフが能力を解放せんとするが仮面の男が呼び止める。

書類の束をクリフとヴォルフに投げ渡す。

 

 

「今の敵……『XーARMY』のデータからヴォルフ、キクロプス、ユーゴーの能力を持たせた兵士を産み出すことに成功した。

 『レッドキャップス』と奴らは呼称している。

 そして死にぞこなった老害傭兵の細胞をクローニングして少年サイズの超人の作って老人の脳を移植した悪趣味な『試作品』だ。

 残念ながら……君たちの仲間は君達が出撃した時点で始末したそうだ」

「!?」

「嘘……じゃないわね」

「……まさか……!!

 いや、エグリゴリならやりかねない」

「ARMSの少年達を追い込む為、キース・レッド主導で非人道的な作戦を藍空市を巻き込んで行う計画がある。

 ……ARMSの少年達に渡してくれ、彼らの帰る場所を無くさぬ為に」

「……貴方は?」

「鬼ごっこと隠れん坊は得意でね、生まれてこの方夜まで見つかったことはない。

 だが資料を無事にできるとは限らんし時間もない。

 俺を助けてくれないか?」

 

 

仲間の死、そしてキース・レッドという言葉に怒りで我を忘れそうになったクリフだったが、妹のユーゴーや妹分のキャロルの事を思い出し、深呼吸をしてクリフは言った。

 

 

「……いいだろう」

「感謝する」

「勘違いするな、ユーゴーやキャロルの身を守る為だ。

 ブルーメンの仲間になったわけじゃない」

 

 

そう言ってクリフ達は急いで離脱した……和解したARMSの少年達の元へ行くために。

仮面の男はレッドキャップス達へ視線を向ける。

レッドキャップス達は、仮面の男を包囲していく。

クリフ達への追手は少ない……それだけでも殺せるという余裕か、仮面の男を殺してからでも遅くないという判断なのか。

 

 

「生命をかけて託したつもりじゃろうが、それも無駄に終わる」

「身体が若返っても頭の耄碌は治っていないようだな『ガウス・ゴール』」

 

 

名前を呼ばれたリーダー格の少年が唯然とした態度で出てくる。

大物ぶった様子を溜息をつく仮面の男であったが……。

 

 

「ワシの事を知っておるのか?」

「ああ、弱い者虐めを勇者ごっこと思っている迂闊で残念な子供爺さんで、一夜限りの夢に溺れる哀れな実験体だろ?」

「ふん……このガウス・ゴールを愚弄するとは良い度胸じゃ!」

 

 

超人的な動きで仮面の男に殺到していく。

テレパシーで完璧な連携をして襲いかかる……歴戦の兵士でもひとたまりもないとガウスは確信していた。

だが、連携攻撃を紙一重で回避して顔にペイントボールを5個投げつけていき、全弾顔面に命中する。

いや、ペイントボールではない。

ドロドロの液体が入っていて中が割れ空気に触れるとたちまち乾燥・硬化していく。

鼻と口が塞がれ、窒息していくレッドキャップス達は、狼狽する。

冷静な者がいて自分の腰からナイフを取り出して自傷してでも呼吸を確保しようとするが、仮面の男が当て身で脳を揺らし、ワイヤーで首を絞めてそのまま意識落としていった。

 

 

「人体構造である以上、脳を揺らせば身体がよろめく。

 何より酸素がなければ使い物ならないのは一般人と変わらん」

「(バカな……完璧なレッドキャップス連携を破るのか!?

  あの若造……何者だ!?)」

「ほう、少しはやるようだな」

 

 

金髪で高身長の軍服の男が現れる。

エグリゴリの幹部「キース・レッド」だ。

 

 

「俺ができるんじゃない、コイツらが無能なだけだ」

「手厳しいな……面白い仮面をしているな。

 何者だ?」

「『スプリガン』とでも呼んでくれ。

 この仮面はゲンを担ぎたいんでね、蛇退治ならコレだろう?

 生憎、女房役は不在だが」

 

 

男の仮面は「素戔嗚尊」。

神楽の「大蛇退治(おろちたいじ)」に使うお面で八岐大蛇退治を題材にした作品である。*1

ガウス・ゴールの『蛇狩(スナークハント)』を把握しており、邪魔してやると暗喩しているが、西洋人に理解できるかは不明であるが……。

 

 

「私の計画を邪魔する以上は、貴様には死んでもらおう」

「お前は進むべき道を最初から間違っている。

 他者の勝ち負けや優劣ではない、己が心に向かい合い進むべき道を見出すべきだった」

「貴様何を……」

「それができないお前さんには100年経っても俺に勝てんよ。

 我が師に言わせれば……『人間はARMSに負けんよ』」

「その軽口、最期まで言えるかな!?」

 

 

キースレッドは、腕をブレードに変形させて切り付けるが悉く回避され、逆に肩や背中にクナイが刺さっていく。

動き自体はキース・レッドが早い。

だが全て仮面の男が上回る。

 

 

「速くても予測が容易なら対処が容易だ。

 メジャーリーガーが105.8マイル(約170.3km/h)の球を打つようにな。*2

 だが予測できなければ球より遅くてもこうやって動きを幻惑してだし抜ける」

「やるな……!!

 褒めてやろう、ただの人間相手にこのグリフォンの真の」

「生憎、パーティーに遅れるので失礼させてもらう」

 

 

キース・レッドがARMSを開放しようとするが背後から数匹の大蛇が首や足元に巻きついて噛みつこうとする。

ARMSならアナコンダの巻つきや蛇の毒でも死なないが、悪寒を感じて振動波で大蛇達を吹き飛ばす。*3

仮面の男は煙幕を大量に投下していった。

キースレッドは振動波で煙幕を吹き飛ばした後には何も残っていなかった。

 

 

「……まんまとしてやられたか。

 まぁいい。

 ジャバウォックのコアを奪うのは決定事項だ。

 そして……」

 

 

 

*1
スサノオノミコト(須佐之男命)の面:蛇を退治する英雄の面。勇猛な表情や立派な髭が特徴。

クシナダヒメ(奇稲田姫)の面:大蛇への生贄にされそうになり、スサノオに救われるお姫様の美しい女面。

蛇頭(じゃがしら):演者(または大蛇の胴体)が持つ、火を噴いたり口が大きく開いたりする大蛇の頭部(面)

仮面の男が女房役はいないと言ったのはこの事から。

*2
MLB史上最速の投手は、アロルディス・チャップマン(現パイレーツなど)が2010年に記録した105.8マイル(約170.3km/h)でギネス記録に認定されている。

*3
物理攻撃でなく魂を喰らうコーリングビーストなのでその行動は正しかったりする。




ニンジャの戦闘シーンは難しい。
初代(風)が凄すぎて参考にならない!!
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