オメガホーンは安定して面白い!!
今頃、雷雨の中でグリーン坊やがクソ実父にボコボコにされてカツミちゃんを奪われるころだろう。
チェシャ猫を完全起動してもクソ実父ごとき(量産型ARM第一段階のみ)に負けるとは……空間能力者の面汚し目(上から目線)。
「…………アリス…これもあなたの意志だというのですか…………!?
…………私達は……あなたの意志を代行するために作られた………
私達の心はあなた自身の葛藤を映して相互に矛盾する意志を持たされている
未来は………まだ決まっていない………
だからこそ私は滅びを避けるための道を探し続けてきた…………
なのに……今夜あなたがだした運命はなんだ!?
私達はあくまでヒトを滅ぼすための歯車なのか…………!?
…………だとしたら…………なぜ私達に"心"なんか持たせたんだ!?
お願い……答えて……………アリス………」
倒れ伏したグリーンに寄り添うバイオレットの慟哭は原作では印象的だったが。
あとXーARMYのクリフ、ヴォルフ、キクロプスを呼ばんといかん……。
まぁ内部侵入は俺と親父でいくとして周りの掃除をしてブルーメンの犠牲を抑えないとな……
こうなればサミュエル博士とカツミちゃんの交換交渉は成り立たない。
この状況を終わらせるにはアリスの破壊か涼達の抹殺だ。
バイオレットは前者では『プログラム・ジャバウォック』は発動して破滅的な結末になると考えている。
兄弟達を愛するバイオレットには涼達との戦いを選ぶだろう……それは果たして決断なのか諦めなのか……。
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<リンカーン記念館>
アメリカ合衆国大統領『ジェイムズ・フリント』は護衛や監視を外してとある男を待っていた。
日本人のサラリーマンのような風体の男性がいつの間にか現れていた。
大統領は親しげに男性に声をかける。
「ひさしぶりだね、静かなる狼<サイレントウルフ>。また会えてうれしいよ」
「その名前はやめてください…… 傭兵時代の二つ名です」
「じゃあ"ウインド"の方がいいかな!?
世界最高のエージェントにふさわしい名だ!!」
「……………ただの海外在住の日本のサラリーマン、高槻巌…………
それで結構ですよ、ジェイムズ・フリント大統領閣下(ミスタープレジデント)」
ジェイムズはリンカーン像を見つめている。
「この場所は……私にとって自分の肩に背負っているものを見つめなおすにはふさわしい場所だ。
………………"エグリゴリ"には手を触れるな……
これが私が、前任者から受けついだルールだった……
アメリカ合衆国が半世紀にわたって抱え込んできた巨大なる罪の遺産エグリゴリ……
それは確かに有効な組織だった……たとえその主導権を我々合衆国が握れなかったとしても…………
この国は大きすぎる。
私自身の知らないところでも無数のプロジェクトが動いている。
だが…すでに事態は我々の想像を絶する地平にまで進んでしまった!!」
そう言って大統領はノートパソコンを開き[チャット・ウィズ・アリス]を起動させる。
[こんにちは 大統領閣下 お会いできてうれしいわ!!]
「30時間ほど前、北米全域をフォローする核防衛システムが、何者かのハッキングによりコントロール不能に陥った………
間違いない…………
原因は……アリスだ!!」
CIA時代や大統領選挙の時に一度も弱いところを見せていないジェイムズだったが……。
今の弱々しい様子はアメリカの大統領とは思えないほどであった。
「エグリゴリ中枢はアメリカ政府の呼びかけに答えず沈黙を守っている。
私には…この沈黙に恐ろしい。
エグリゴリ制圧のためデルタフォースとCIAを動かしたが、全チームが連絡を絶ってしまった」
巌に縋るように語りかける大統領。
「…………助けてくれウインド……
私はもう君と始しか頼れる人物を知らない………
もし……48時間以内にこのハッキングが解かれない場合、私は最終的な決断をする事になる…
私は…ニューヨークに核を使用する!!」
その時、パソコンの[チャット・ウィズ・アリス]が新たな反応をした。
[みなさんこんにちわ 一緒にお歌を歌いましょう!!]
[リンゴのカゴがぐらぐら揺れる♪]
チャット・ウィズ・アリスが歌いだした同じ頃……
黒人犯罪者が警察に取調べを受けていたが、不意にヤンキーと警官が地震の様な揺れを感じ取る。
[一つ残らずこぼれ落ちる♪ こぼれて落ちる♪]
その時、マンハッタン島に強烈な地震が襲い掛かる!!
[すべての塔が崩れ落ちる♪ すべての橋が崩れ落ちる♪]
アリスの歌に連動するように、ビルが倒壊し、瓦礫が町に降り注いだ。
橋を押さえるワイヤーも千切れ、恵の横すれすれを掠める。
[つまずいて転んだのだーれ?]
大統領の部下が緊急報告の為に飛び込んできた。
「大統領、緊急事態です!ー
東部時間午前七時二十四分、ニューヨーク州マンハッタン島を中心にマグニチュード6.5の大規模な地震が発生……
市街地を中心に火災など二次災害が相次いでおり、地下鉄および鉄道は運行を停止。
道路も寸断されており、警察・消防の救出作業は難航……
死傷者多数……死傷者は多数!!
午前八時に、事態を重く見たニューヨーク州知事により、非常事態宣言が出され、現在州軍が出動して救出活動ならびに治安維持に行っていますが…」
ジェイムズは、マンハッタンの地震の報告を受け、絶望に頭を抱える。
「な……なんという事だ…………
おお……神よ……
あなたは一体我々をどうするおつもりなのですか!?
我々はどうすれば…………」
「大統領閣下、「パンドラの箱」というものをご存知ですか?
開ける事を禁じられていた箱を開けてしまい、災害や疫病などの災いを世に放ってしまうパンドラという美女の話です。
しかし、箱の中にはたった一つ"希望"も入っていた。
いつも不思議に思います、"神"はどうして災いと希望を一緒にしまっておいたんでしょうね……。
いまニューヨークに数人の少年達がいます。
まだ若いですが、私やあなたの想像を超えた地獄をかいくぐって来た歴戦の勇士です。
彼らは決して希望や意志を捨てたりはしない!!
そしてその一人は私のもう一人の息子です。
彼らがいる限り私も"希望"を捨てはしません!!
絶対にね、大統領閣下!!」
アザゼル……そしてアリスは地球と共振することができる。
今の地震はアリスが引き起こしたのだ。
更に現れる存在がいた。
チャコールグレーのフルオーダーの背広で、若手のエリート・サラリーマンのようなファッションだ。*1
しかし、野生的で猛禽を思わせる雰囲気の青年の拘束具のように思える。*2
黒服が銃を構えようとするがジェイムズが止める。
「始、君も来ていたのかい!?」
「最初の約束を果たしに来ましたよ、大統領閣下。
親父、迎えにきたぜ」
「……そうだな」
「……私が送ろう」
ジェイムズは大統領の権限を使い大統領専用気<エアエア・フォース・ワン>を用意し、マンハッタン上空に飛ぶ。
上空を飛行する二機の戦闘機……パイロットもその下の凄惨な光景を嘆いていた。
そこに特別機がこの空域に侵入するという報告をうけ、護衛任務に就くように命令を受ける。
『どこのバカ政治家だ!?』
と愚痴を言うパイロットだったが、そのコールサインを受けパイロットの顔色が変わる。
<"利腕"、りょ…了解した!!ただちに護衛任務につく!!
全機、ただちにコース変更!!
護衛対象のコールサインは………… 大統領専用機(エア・フォース・ワン)だ!!>
大統領専用機内でジェイムズは、巌に尋ねた。
「聞かせてくれ、"ウインド" 。
君はこの十数年、フリーのエスピオナージとして世界中を駆け回って来たが…
家族と平穏に暮らしたいとは思わなかったのかね?」
「………この数年…一人の男をずっと追ってましてね…
そいつは今ニューヨークにいると思います。
大抵の人間は、自分自身の過去のあやまちを忘れることで人生を前に進めますが…私は不器用でしてね…
送っていただいて感謝しますよ、大統領…」
「ありがとうございます、返礼は帰ってきてからということで」
そういって巌と始はパラシュートで大統領専用機から降り、戦場へと向かっていく。
「大統領…あの男…何者なんです!?」
「かつて…我が国の情報機関が総がかりで敗北した男だ!!
そして私の…………友達さ…」
「では、あの青年は?」
「私の友達の息子であり、彼の薫陶を受け、我が国の情報機関が総がかりになっても敗北させる実力をもっている最新の友人さ」
高槻始の本編最後の相手は……
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毒親ことキース・ホワイト
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糞実父こと高槻崖