糞実父にボコボコにされて動けなかったグリーンは最後の戦いに行く前のシルバーによって拘束を解除された。
そしてカツミちゃんを助ける為にブラックへ戦いを挑む。
……ブラックのハンプティ・ダンプティは受けたARMSの能力を吸収する力をもっており、エグリゴリのアドバンストARMSの能力はグリーン以外は収集済みでグリーンからの攻撃でチェシャ猫の能力を得た。
圧倒的な能力の差で破れコアを破壊されたグリーンは最後の力を振り絞って涼の元に転移した。
「………高槻涼………君が僕のことを殺したいほど憎んでいるのはよくわかっている。
だけど…僕には選択肢がない…おまえを連れていってやる…
赤木カツミのところまで!!
さあ… この手をつかめ!!」
涼はその手をとった。
カツミを救えるのはお前だけだというグリーンの言葉を信じて…。
最深部のアリスの前に転移し、カツミちゃんと再会する涼。
待ち構えたブラックと戦う涼……多彩な能力のブラックの攻撃を突破してジャバウォックのつめでハンプティ・ダンプティを引き裂くが……中から毒親のキース・ホワイトが出てきて入れ替わった。
自分が究極の人類になれたという寝言を言い出したが……。
ホワイトが挑発して涼に攻撃をさせる……そして空間能力でカツミちゃんを引き寄せて涼に攻撃させて致命傷を負わせた。
涼の中の精神世界…ジャバウォックを眼前に、涼は空ろな表情のままだ。
【高槻涼… かつて我は、"汝とともにあろう"と言った…
そして、いま選択はなされた…我が汝の意志に従おう!!
"母"よ… "力"が欲しいか!?】
そして、"アリス"の上で涼の肉体はジャバウォックへと変貌する…
隼人達がアリスの前に駆けつけたときには、すでに"アリス"の目覚めが始まろうとしていた。
ジャバウォックはアリスに取り込まれていく……。
因みに親父と俺は核自動報復システムを侵食する"アリス"の触手の前にいる。
ジャバウォックの爪で斬っているんだがキリがない。
イキリ豚とかしたホワイトがノリノリで演説をしている、隼人達に。
「フフフ…"ハンプティ・ダンプティ"はあらゆるエネルギーをくらう"神の卵"!最も始原的な姿のARMS!
M-83…奴の過ちは"ハンプティ・ダンプティ"を発動させたとき、最初に吸収したものが私の残留思念だったことだ!!
奴は"アリス"の純粋な代行者として、ヒトを滅ぼそうとしてきたが…
どこまでが自分の意志で、どこまでが私の干渉によるものだったのか、気づいていなかった…」
ジャバウォックを取り込み、形態を変える"アリス"を前に、キース・ホワイトは話を続けた。
「奴が私に気づいたのは、ごく最近のこと…。
必死に抗い、自らを滅ぼす力を求めたが、時すでに遅かった…
ブラックも"アリス"もそして君達も…
すべては、復活する私のための道をならす道具に過ぎなかったのだよ!!」
この言葉に、怒れる隼人が騎士<ナイト>を伸ばして攻撃する。
しかしホワイトは宙に飛んで回避すると、その背から手抜きの骨のごとき羽根が展開される。
巨大化し変形を始める"アリス"が天井に開けた大穴から、ホワイトは外へと飛び始める。
「だが…いまから全ては変わる! "ヒト"という種は、ここに終焉を迎える!
そして…私の意志が世界を満たす!!
この私が創造した、有機生命と無機生命の融合種ARMS…
それが新しい世界の支配種…
"地球"(ガイア)と共振し、コンタクトすら可能な最強の生命だ!
この私の意志が地球の意思となる!!」
うわキッショ……というのがアザゼルやアリスの心境なんだよなぁ。
やろうとしているのはレイプみたいなもんだしな、ホワイトは。
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ニューヨーク上空のエアフォース・ワンに、"アリス"の核防衛システム進入停止が報告される。
奇跡だと、乗員達は歓声を上げる。
大統領は、これがウインドのおかげだと確信していた。
(奇跡なのではない…あの男は約束を果たしてくれたのだ
"静かなる狼"(サイレントウルフ)高槻巌、そしてその後継者(ツヴァイ)高槻始、ーありがとう)
だが、危機はまだ去っていなかった。
『ソレ』を見た大統領は、嘆きの声を上げる。
「神よ…滅亡の危機は…いまだ去っていないというのか!?」
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エグリゴリ最深部の天井を突き破り、そしてニューヨークの大地を突き破り現れるのは……
ニューヨークのビル群をさらに上回るほどの、超巨大なジャバウォックの姿であった!!
「私は…"神"となる!!」
うーん、八神月の『新世界の神になる』とか藍染惣右介の「私が天に立つ』に比べるとスピーチの才能はないよ。
……ホワイトの進化前キャンセルして殺害してもアリスの処理がね……いや殺害ならどうにかできるよ?
でもアリスの自分や世界へ向けた呪いが解けない。
解こうとするなら涼やカツミ出ないとできない……故にホワイトへは手を出さなかった。
だが……
「(『彼女』を犠牲にはしない様に準備はしたつもりだ……そっちは頼むぞ。
君の力を見せてみろ、YAMA)」
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【空…大地…人類(ヒト)…】
【 憎 い !!】
ジャバウォックの雄叫びが、周囲のビル群を一気に破壊していく!!
さらにその雄叫びが地震を呼び、その大地を砕く。
その影響が地下の隼人達にも出ており、このままでは地上に脱出する前に瓦礫の下敷きになってしまうだろう。
【神宮隼人よ…立ち止まっている時間はないぞ!!
我にはなさねばならぬプログラムがある…】
「わかってるよ、"騎士"<ナイト>…とっくに覚悟はできている…
だがな…約束しろ!!感覚も行動もオレに渡せ!!
すべての意志がオレが握る!!」
【わかった…従おう!!汝は我が「剣の主」なり!!】
ホワイトは空で勝ち誇る様に一人で演説している。
「ブラックよ…旧世界を浄化するだと!?理想の世界を作るだと!?
おまえが見ていたのは、ただ母たる"アリス"の"絶望"と"憎悪"のみ!
つまらぬ少女の夢想だけだ!
そんな子供の夢想では、世界は変わらぬ!
かつて、理想国家を築こうとして大失敗を演じたあの男(ヒトラー)と同じだ!!
しょせん、おまえ達などこの私の道具… 全ては私が"神"になるための布石にすぎん!!
さあ、"力"を振るうがいい!私の掌の上でどんどん成長するがいい!
惑星の意志にさえコンタクト可能な最強の生命よ…私が作りあげた愛しの破滅の子よ…
その素晴らしき"力"を私が吸収しよう!!この"神の卵"…"ハンプティ・ダンプティ"の力で!!
この私が進化の頂点、地球<ガイア>となるがために…」
地上へ脱出した隼人達だったが、巨大ジャバウォックの姿に驚愕していた。
「な…なんだあれは!?あんなもの、どうやって倒せっていうんだ!?」
「………巨大ARMS"アリス"を媒介に、"力"を解き放ったジャバウォック…
あれを倒す手段があるとしたらたった一つ… "ARMS殺し"のみ!!」
その言葉とともに、隼人<ナイト>はミストルテインの槍を解放させていく。
「じゃあ、みんな…言ってくるぜ…」
「………おい…本当に高槻を殺すのか!?」
「………あいつが最悪の事態に陥ったら…オレの手であいつを止める!!
そう…約束したんだ」
恵もリーダーとして、対ジャバウォックに参加する。
あまりにも強大な敵を討つために 変わり果ててしまった戦友であり兄弟分を止める為に……
恵と隼人<ナイト>は、決戦の地へと向かっていく。
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「……これは恐れていたことが起こったのか……l
「無事ですか、サミュエル・ティリングハースト」
建物が崩れたが、幸運にも下敷きにならずに地上に出れたサミュエルは、巨大なジャバウォックを見て呆然とした。
そんな彼の元に来たのは高槻巌だった。
巌(正確には千里眼で観測した始の話を伝えただけ)の話をサミュエルは聞いた。
・シルバーとグリーンは死に、バイオレットは敗北して手を引いた。
・ブラック(セロ)はジャバウォックに貫かれてキースホワイトが再び蘇った。
・ハンプティ・ダンプティで最初に取り込んだのがホワイトであり、黒アリスの声を聞くブラックの自我を徐々に侵食していた。
・プログラム・ジャバウォックが発動した。
この内容を聞いたサミュエルは嘆く。
「セロが……ホワイトめ、まだそんな妄執を……!!」
「お送りしますよ」
「……お前はいいのか、動かなくて?」
「息子が『俺や実の母の無念は親父に預ける、だがコレは俺が引き受ける』と言いましてね。
私の背中を見て教える前に一足飛びに大きくなった自慢の息子がそう言ったから信じるまでです」