うわーカッコいいなー武蔵ー。
それに比べてダーク武蔵!(ここで飛び火する装甲戦鬼)
武士の精神世界では……教会内にはいくつもの武器が床に突き刺さる。
どれも白兎<ホワイトラビット>に"力"を与える代物であった。
白兎は言う。
「"黒いアリス"にどこまで通じるかはわからないが、地上のどの兵器よりよ強大な"力"だ。
ただし、持ち出せるのはただ一つだ」
武士が手にし、世界の外に持ち出したのは……武器ではなかった。
「ごめんなさい…
私の願いがこんな形になってあなた達に大きな迷惑をかけてしまった…
私は…」
うつむいた表情でそういうアリス…。
武士はそんなアリスの手をつかんだ。
涼達のように戦士としての訓練など一切していない普通の感性をしている少年であった武士。
気弱で弱かったからこそ寄り添えていた。
「"アリス"…僕は持ち出せるものは『たった一つ』って言ったよね。
僕はかつて情けないほど弱虫だった…
でも…仲間と出会うことで変わったんだ…
わかったんだ…人間は一人でいることは良くないことだって…
人間は…他の人と出会うことで変わることが出来るんだって!!
だから… 一緒に行こう!! 外の世界へ!!」
武士が掴んだのは……白いアリスの手であった。
白兎はアリスを不思議な世界へ招いたが、巴武士は白いアリスを彼女が願った外の世界へと誘ったのだ。
ブルーメン屋敷にて、武士の繭に異変が発生した。
武士を包む繭に亀裂が入り…それが砕け散ると勢い良く白兎<ホワイトラビット>が飛び出していった!
「行くよ…白兎<ホワイトラビット>!!」
白兎<ホワイトラビット>の中には、宿主の武士と白いアリスがいる。
武士と白いアリスは音速を超えて、ジャバウォックの元へ向かう。
白いアリスは外の風景に感動していた……。
「"空"…"風"… "太陽"… 写真でしか見たことがなかったけど…
外の世界がこんなにも素晴らしいものだったなんて…
武士君…あなたは"力"より私なんかを選択してしまった……後悔はないの!?」
「いいんだ…僕なんかが"力"に頼ってもたかがしれてる。
そんなことより君の喜ぶ姿を見る方がよっぽど"力"が沸いてくるよ」
武士の言葉に、アリスは涙を流しながら武士に礼を言う。
白兎は、この状態に驚いている。
【巴武士よ…
汝の行動は、一切予想されていないプログラム外の事態だった…
まさか"アリス"を連れ出すことが可能だなんて…
それがどんな"進化"を生み出すのか我にも予想すら出来ない!】
「白兎<ホワイトラビット>、頼むよ…僕達を連れていってくれ!
みんなが…いる場所へ!!」
ニューヨークに辿り着き、巨大なジャバウォックが巨大な青銅の巨人(ヒポグリフ)と組み合いながら核の力を吸収し反物質を精製していた。
「行くよ"アリス"…」
「ええ…私の大好きなこの世界を守るために!!」
早くジャバウォックを止めなければ行けないが、あの巨大ジャバウォックにどう立ち向かうか迷うアリスに武士が励ます。
「作戦なんて…当たって砕けろでいくしかない!!
白兎<ホワイトラビット>…君は前に、こう言ってたよね。
ARMSは人の純粋な願いに呼応して"力"を生むと…
"アリス"…二人で願おう!!
僕らはジャバウォックを止めたい!!
僕達は…みんなを助けたい!!」
武士とアリス、二人の願いを受けた白兎<ホワイトラビット>。
その願いを力と変え、白兎<ホワイトラビット>は風を超え、音をも超え……その身を一本の光の矢に変えて、反物質を精製するジャバウォックの腕を貫く!!
「す…凄い!!なんだ、この"力"は!?
それに全身を包むこの光は…」
【我にもわからぬ…
わかっているのはこれは"アリス"とともにいることで生まれた"力"だということだけだ…】
「行きましょう、武士君!!
みんなを助け出すの。
そして…終わりにしましょう…私が生んでしまった…このくるった世界を…」
「………うん…思い出したよ
"アリス"を異世界に導くのは…
"白兎"<ホワイトラビット>の役目だった!!」
ふたたびその光速の軌道で疾走していく白兎<ホワイトラビット>。
だがキース・ホワイトもその阻止にかかり、空間の断裂を放ち、白兎<ホワイトラビット>を切り刻もうとする。
だが……アリスと武士の想いで生まれた力は逆に空間の断裂が割れ、砕け散った。
そのままの勢いで、キース・ホワイトは白兎<ホワイトラビット>の体当たりで地に落ちていってしまう。
「な…なぜだ…!?
なぜおまえがそこに…"アリス"…」
「五月蝿え、死ねぇ!」
追い討ちにいつの間にかキース・ホワイトに接近した始はジャバウォックの爪で心臓に刺そうとした。
キース・ホワイトは咄嗟に牙を腕でガードしようとするも、始は牙の軌道を変えて顔面を引っ掻くようにした。
キースの顔面に大きな傷跡を刻み込む。
更に追い討ちをしようとする始だったが、キース・ホワイトは空間移動で逃走していく。
そして白兎<ホワイトラビット>は、ジャバウォックの身体に思いっきり体当たりを敢行した。
周囲がその衝撃で光に包まれ、白兎は消えた、いやジャバウォックの中<不思議の国>に入ったのだ。
「"不思議の国"…今度は呼ばれて来たんじゃない!
自分の意志でやって来た!!
"黒いアリス"からみんなを助け出すために…そして…見つけ出すんだ!!高槻君を!!」
高槻始の本編最後の相手は……
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毒親ことキース・ホワイト
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糞実父こと高槻崖