「………………ふん!よく私をとなりにすわらせておけるものね。
知っていたかしら!?
私が、この地上でもっとも憎んでいるヒトは、他ならぬ貴方だということを
ねえ、『お父さま』…」
「………知っていたかい?"アリス"…私こそが君を誰よりも深く愛していたことを…」
アリスとキース・ホワイトはいがみ合いながら移動している。
だが……
・
・
・
学校にて、消えたカツミちゃんの行方について涼に問いただす隼人と武士。
そこにカツミの行方を教えてやる、と三人(※原作では二人)男が涼達に話しかけてきた。
割と傲慢な態度の二人を嗜めるカシム君……記憶が消されているようでジーザスの薫陶は脳に残っているか?
で、カシム君の忠告を無視してペラペラ喋る量産型ARMS使いは見せびらかすようにモデュレイテッド ARMSを展開する。
「"バンダースナッチ"…それが赤木カツミの中に目覚めたARMSの名前さ。
僕達、エグリゴリに、未来をもたらすためにね…」
「またカツミを利用するつもりか!!」
涼が怒りを露わにしながら殴りつける。
生身のパンチだと思ってヘラヘラと受け止めようとする雑魚1。
だが、涼が『素手』じゃないことに気がついてカシム君が叫ぶ。
「避けろ、ダニエル!」
「が……!!」
ナックルに高圧電流を仕込んだスタンナックル@アル・ボーエン謹製をぶち込まれてARMSの機能が働かなくなった。
バナナみたいになったARMSの腕になり。そのまま涼が絞め落とそうするが、カシム君が涼にハイキックをぶち込む!!
ガードはするが吹き飛ばされる涼。
そこに雑魚2が割り込もうとするが、武士がキックを相手の顔面に叩き込む。
「この旧型があああ!」
「遅え!!」
右手をブレードに変化させた雑魚2だったが、隼人が高振動ナイフで肩口から両断した。
恵は落ちた腕の切り口に銃弾をぶち込む。
すると……苦しんでいた雑魚2がのたうち回り、ARMSを暴走するがあっという間に風化していった。
雑魚1……もといダニエルが恐怖で顔が歪む。
「ば、馬鹿な……!!
ベッケンバウムが……旧型如きに……ありえない…」
「ARMSはナノマシン故に電気が有効であり、ベッケンバウムの練度では高振動ナイフで切り裂かれた。
そして……ハートの女王の撃った弾丸は『ヴェノム』か」
レッドキャップスのガウス・ゴールが涼とジャバウォックを追い詰めた『ヴェノム』。
そのデータや予備弾をチーム・ビルトビルガーが押収しており、YAMAが解析・精製しておりブレーメンに提供していたのだ(できるようになったのがカリヨンタワー攻略後だったが)。
雑魚2号……ベッケンバウムの断末魔とその量産型ARMSの最後の共振が響き渡る。
ダニエルとカシムは共振に当てられ動きが止まる。
それだけではない……ARMSが停止していた筈の涼達も微弱なARMSの共振を感じたのだ。
カシムは共振の痛みを精神力で押さえつけ、ダニエルを引っ張って体勢を立て直し、ARMSを展開しようとするが……
「あの方は白い"アリス"が消滅したと同時に、君達のARMSプログラムは消滅したと言った筈なのに……!!
何故だああああ!」
「油断するな……オリジナルARMSは死戦を潜り抜けた存在だ。
それに……オリジナルARMSもベッケンバウムの共振を感じ取っていた。
オリジナルARMSは死んでいない!!」
更にカシムの前にレーザーが掠めてきた……キース・バイオレットが現れ、バロールの魔眼で威嚇射撃をしてきた、
怒涛の展開の連続に隼人もすっかり混乱気味であった。
バイオレットの介入により圧倒的な不利を悟り、カシム君達は退却していった。
「高槻涼…僕らの指導者、キース・ホワイトからのメッセージだ!!
赤木カツミの身柄は、すでに我々(エグリゴリ)のもとにある。
確かめたければ、ブルーメンの富士研究所に行ってみるがいい。
そこに行けば全てがわかるはずだ!!」
ダニエルが負け惜しみのように言い放つ。
……いやね、原作ではARMS使えない涼達は結構してやられたんだけどね!
なんで量産型一匹駆除してんの?(ヴェノムのせい)
原作じゃARMS使えないから涼達を戦わせないためにブルーメンが痛めつけてでの止めるんだが……キース・ブルーは涼達とサミュエル博士、アル、そしてキース・バイオレットをブルーメンのアジトに招待している。
……大体YAMAのせいなんだがな!
「久しぶりじゃな、『エドロワ』」
「ええ……貴方のお陰で今の私がいる。
それとはじめましてだな、キース・バイオレット」
「始めまして、ブルー兄さん 貴方と会って話がしたかった…。
こんな状況でなければ……」
サミュエル博士とブルーの再会、ブルーとバイオレットの初めての邂逅もあったんだが…。
それどころじゃないんだ……。
ある人物からの情報提供でオリジナルARMSは原作より早い休眠からの目覚めがあるという情報提供があったからこそ涼達を引き止めなかったわけだが。
「アリス……!」
『久しぶりねサミュエル……そしてエドワウ。
私のせいで迷惑をかけたわ』
サミュエル博士が、震えながら声を漏らすのも無理はない。
巨大なディスプレイに白のアリスが映し出されてサミュエル博士とブルーに話しかけてきたのだから。
ブルーも狼狽しながらもどうにか声を出そうとしてモゴモゴしていたが。
まぁYAMAが説明すると言ってサプライズアリスしたんだからな!!
「ニューヨーク以来だなアリス!」
「生きていたんだねアリス!」
『こんにちは、隼人。
YAMAのおじ様が助けてくれたの!」
「で……なんで口元が黒いんだ?」
武士が白アリスの生存に喜びの声をあげた。
そして隼人の指摘を受けて慌てて口元を拭う白アリス……顔を真っ赤にしながら本題を語って誤魔化しにかかるが。
「(おじ様の作ったセーフゾーンが日本の『エンニチ』というお祭りを再現してて……話し合いの前にチョコバナナを食べていたから…)
黒いアリスがカツミを狙っているの……私やおじ様がそれを妨害しているけどキース・ホワイトが干渉したら負けてしまうかもしれない。
キース・ホワイトに干渉されないように、武士を招いた時のようにカツミの身体に干渉していているの」
・
・
・
鐙沢村……エグリゴリの空爆で焼き尽くした廃墟が変貌していた…
無数の黄巾力士達が蠢いている。
神輿を担ぎ、提灯が掲げられている。
縁日が作られて、ベビーカステラやたこ焼き、リンゴ飴にケバブ、ヨーヨー掬いなどの屋台が黄巾力士が作っていた。
何処からともなく祭囃子が鳴り響く……。
祭りだ……!祭りだ……!
ソイヤ……!ソイヤ……!
うまい……!うまいぞ………!
「な、なんだこれは……!」
逃げ帰ったカシム君は唖然としていた。
他の量産型ARMS使いに聞いたら黒いアリスの身体が暴走し繭に包まれて巨大な樹木のようなモニュメントに変化していったらしい。
キース・ホワイトの想定外の事態に頭を抱えている。
因みに高槻始も頭を抱えている。
何故って?
原作ではここでの戦いの後に藍空市で最終決戦なのが原作なんだが、この調子だと此処で最終決戦という巻き展開になるからだ。
ジーザスを急いで呼ばないといけないというのも厄介だがそれ以上に……
高槻巌、欠席である。
今,複雑な経路で他のアザゼルを追いかけている高槻巌(ついでにハウンド部隊にコウ・カルナギ)。
これを放置するには危険なので追いかけざるおえないが……補足する頃には決戦が終わっているだろう。
「親父殿に本懐を遂げさせるつもりだったが……俺が引導を渡す羽目になりそうだな」
うん、糞実父ルートでソイヤソイヤしていたから白アリスが生存していたからルートが狂った結果。
キース・ホワイトルートだと原作に近いルートだったんよ。
高槻始の本編最後の相手は……
-
毒親ことキース・ホワイト
-
糞実父こと高槻崖