<survivor>
「こちらは八月牧師。
クドラクを追っているクルースニクだそうだ」
「ど、どうも……」
全員が合流し、情報の共有を行なった。
クルースニクの存在はDragon fishの面々は問題なく受け入れている。
なんせ自分たちが転生者というもっと異質な存在である故に。
「土蜘蛛は復活の儀式までは手を出せないから後回しににするとしてだ……
俺や足立さんの見た悪趣味なキョンシーだな問題は」
「将門公は『鵺擬き』と言っていたけど……」
「先輩達に聞いてみるから足立さんが見たやつを描いてもらえますか?」
ナンバと足立が見た存在をスケッチして同盟のiPadのカメラに写す。
僵尸(キョンシー)……中華風の怪物をナンバ達はそう言い切った。
キョンシーは中国の死体妖怪の一種で、硬直した死体であるのに、長い年月を経ても腐乱することもなく動き回る。
日本では1980年代後半から『霊幻道士』、『幽幻道士』等の映画作品が多く公開されて知られるようになり、昭和の男達であるナンバ達は当然知っていた。
なお、テレビや映画のキョンシーの特徴は、吸血鬼、ゾンビのイメージに当てられたキョンシー像が作り上げられているが民俗学上根拠は薄いのだが……。
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1889:ガイアの鬼太郎
足の部分だけど……色とか質感を覚えているか聞いてみて
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「足の詳細をどんなだったですかい?」
「ああ、片方は金属っぽい感じだな、色は…… 緑青だった。
そんでもってもう片方がロバだった」
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1921:名無しの転生者
鬼太郎どんは何か気が付いたでごわすか?
1922:ガイアの鬼太郎
恐らく、エンプーサが混じっています。
片方がロバの足、もう片方が青銅の足の女性だからエンプーサの特徴がありますね。
様々な姿を取り、夜に女子供の前に現れて脅かし、人間を食べる習性があります、
男を誘惑して交わった後に食い殺す(または、交わって精気を吸い取り殺すといわれますが、悪口に弱く、罵る事が出来れば悲鳴をあげながら逃げるとされますね。
1923:名無しの転生者
また呼延灼か!*1
1924:名無しの転生者
大統領島でラスボスになったり、翌年の沖縄でも怪獣になるわ……失望しました呼延灼のファン辞めます!
1925:名無しの転生者
呼延灼はダッセーよな!
これからは運命の三女神のデカパイだよ!
1926:バッタモン
ドリームキャストのSEGAディスったCMみたいな言い回しはやめてくれ。
最近アレはそういうのに敏感になって下手すれば同盟のやり取りの自分の文句だけは聞こえかねない。
1927:じんるいあく
大変だよ!呼延灼ちゃんが悪口を受信して退去しようとしている!!
1928:バッタモン
……どうにか言いくるめてやろう。
ああ、将門公が鵺擬きと言ったから更に混ぜ込んでいる可能性がある。
ポルトガルのブルーカとか鳥に化けられる女吸血鬼だし、ラミアもあれも吸血鬼のカテゴリーだからな。
よく分からん能力があるかもしれないから気をつけろよ、俺は落ちる。
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「って感じです。
あとスミス先輩が『立派な魔法使い』やネギ少年が吸血鬼の死者が出ているから短絡的にエヴァンジェリンが全部悪いと決めつけて過激な行動をとるかもしれないと」
「ねえ、そこまでなるものなの?」
一番が同盟からの助言を説明した後に紗栄子がまさか其処まで酷くないのでは?と聞いてくる。
八月は首を横に振る。
「我々のようは存在にすら否定的でしたし……そういう行動もありえるかと」
「警察ですら非合法捜査をするんだ、『正義』という錦の御旗を立てた『立派な魔法使い』なら歯止めが効かないだろうね」
獅童正義が警察機構を私物化したのを見た明智も否定的であった。
一番は考えこむ。
「学園長が押さえつけているでしょうが、ネギ少年を担ぎ上げてエヴァンジェリンさんを襲撃しかねないのが心配だ。
あの人、花粉症でダウンするし……」
「封印されているとはいえ魔法界のナマハゲが花粉症に負けるとはな……」
「キョンシーとクドラクを追わないといけないがどうする一番?」
花粉症に負けるエヴァンジェリンに苦笑する足立に、人員の振り分けを聞くナンバ。
一番の判断は迅速だった。
「俺がネギ少年を見守る方針でいきます。
最悪襲撃が来たら……『先輩の力をお借りすれば』いいですし」
「わかった……こっちは俺たちでなんとかする。
なぁに、クドラク退治の専門家に、元警察官と元探偵がいるんだ。
どうにか尻尾掴んでやるさ」
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<2003年 4月12日(土)>
ネギは日中に新聞部の朝倉に吸血鬼の騒動を聞いたら麻帆良の吸血鬼騒ぎだけでなく、外部でも吸血されて死亡した事件や集団失踪があり麻帆良の周囲の学校は部活動を短縮したり小学校では集団の登下校が行われいたりするのを聞いて昨日の魔法先生の話は真実ではないかと思い始める。
ネギと明日菜(ついでにカモ)が最初にエヴァンジェリンの従者の茶々丸を無力化しようと試みる。
放課後、エヴァンジェリンと別行動をとる茶々丸の追跡をするネギ達。
幼稚園児が手放した風船を飛行機能を使ってとって渡したり……ここでようやく茶々丸が人間でなくロボだと気がつくネギと明日菜。
その後に子供達が茶々丸に遊んで欲しいとせがんだり
お年寄りの道路を渡る時に荷物を持って手伝いしたり、ドブ川に流れる子猫の入った段ボール箱を回収したり、子猫にミルクをあげたりなど……慈愛に満ちた善良な行動を目撃した。
そしてダンボールの猫を連れて路地裏に行く……他の野良猫と一緒にしてミルクやパンなどの餌をあたえていく……*2
茶々丸は猫達へ静かに微笑していた。そんな茶々丸を遠くから眺めていたネギとアスナなのだが……
「…」
「いい人だ」
「ちょっとお二人とも待ってくださいよ!何2人して感動の涙なんか流してるんすか!?」
二人は涙を流して戦意を失っていた。
カモは泣いている二人に叫んでいたが、だってとアスナは泣きながら反論する。
「あんないい人攻撃できないわよ」
「確かに!」
まぁよく知った知り合いと他人だったら前者を傷つけるのは精神的ハードルは高い。
だが、カモは反論していく……主人(友人)の身を案じて。
「あの茶々丸は町の人を助けたり小さい命を救ったりしてる良い奴かもしれないっす。
けど!彼奴のマスターはあのエヴァンジェリンっすよ!
既に死人だって出ているっすよ!!
彼奴の命令には従うのがパートナーの役目!
マスターに人を襲えと言われたら襲うはずっす!
兄貴だって命を狙われたんっすよ!とにかく今がチャンスっす!
心を鬼にして今は倒す事だけを考えてください!
そうしないとネギの兄貴や生徒達にも危険がおよぶはめになるっすよ!」
カモの言葉にネギは自分が殺されかけた事や、血を吸われて倒れたまき絵や吸われかけたのどかの事を思い出す。
魔法先生の言葉も反芻していく…。
エヴァンジェリンに脅され、他の魔法使いは動けない……
『(僕がやらないと……僕がやらないと……』
脳裏の故郷の村が燃える光景を想起した。
幼馴染の足が石化し、他の村の人たちは悪魔に石化されていった……。
そこで助けに来て杖を渡して消えていった父……。
ネギはギュッと握りして、声を絞り出す。
「分かりました。アスナさんお願いします」
「…しょうがないわね」
ネギの握る手は震えが止まらない。
そんな様子を見た明日菜は協力することにした……戦うという事の意味を知らずに。
餌をやり終えた茶々丸が振り返ると其処には表情が重いネギと明日菜が立っていた。
「今日はネギ先生、神楽坂さん。
油断していました。しかしお相手はします」
茶々丸は頭のネジを取って臨戦態勢となった。
ネギは悲痛な顔で杖を構える。
「茶々丸さん、もう僕を狙らったり他の生徒を襲うのは止めて頂けませんか?」
「……申し訳ありませんネギ先生。
私にとってマスターの命令は絶対ですので」
(アスナさんさっき言った通りにお願いします)
(正直上手く出来るか分からないわよ)
やはり主人の命令は絶対であり、戦いは避けられないようだ。
ネギと明日菜は小声で作戦を確認していく。
「では茶々丸さん行きます」
「はい…神楽坂明日菜さん。良いパートナーを見つけましたね」
「行きます!契約執行10秒間( シア・メア・パルスペル・デケム・セクンダス)ネギの従者『神楽坂明日菜』!!」
ネギは契約執行の魔法を発動するとネギの魔力が明日菜に供給される
明日菜から力が溢れてくるような感じがし駆け出すと、いつもより早く動けた事に彼女自身驚いていた。
「(凄い!これが仮契約の力なの!?何時ものアタシじゃないみたい!)
えい!」
明日菜は一気に茶々丸に接近し茶々丸の腕を素早い動きで弾くとデコピンを食らわせる。
「早い!それに素人は思えない動きと反射神経」
茶々丸もアスナの動きに驚く。
しかしガイノイドとして冷静に対処し、アスナの足を払い転ばせて後ろに後退していくが……これもネギの作戦の内であった。
「光の精霊11柱集い来りて…!
(何も殺すつもりはないんだ。少しの間だけ動けなくなってもらうだけでいいんだ!)」
茶々丸がアスナに注意をひかれている間にネギが攻撃魔法を完成しつつあった。
明日菜の活躍により先日のような妨害をされる事なくネギは詠唱が終わり…… 茶々丸に魔法の矢を発射した。
「魔法の射手連弾・光の11矢!!」
「追尾型魔法至近弾多数…避けきれません」
茶々丸は避けれるか計算したが、避けられないと判断して動きを止めてしまう。
「すみませんマスター。もし私が動けなくなった時は代わりに猫たちの餌を……」
茶々丸は最期を悟ったのかそう言い残した。
茶々丸のその言葉を聞いて、ネギは茶々丸の先程の町の皆にやった事や子猫を助け、猫たちに餌を与えた事を思い出した。
「やっぱりダメ!戻って!!」
ネギは強引に魔法をコントロールして茶々丸への攻撃が逸れていく。
代わりに自分の方に向かってくる魔法の矢、原作ならそのまま自分に当たるのだが……
「なんという無茶を!」
昨日の魔法先生がネギの間に割って入って障壁を作りガードしていく。
ネギへ諫めるように話しかける魔法先生。
「敵に情けをかけて自滅するなんてもっての他です!
私たちにも声をかけてくれれば良かったのです!
こうして闇の福音の隙を探っていたから良かったものの……」
茶々丸はその間に少女の魔法生徒のアーティファクト*3らしき鎖で茶々丸を拘束していた。
男子の魔法生徒は杖を茶々丸に向けている。
「その優しさで悪を見逃してしまいます。
ですがご安心を、邪悪な闇の福音の従者はここで処刑します」
「ま、待ってください!」
「すでに何人も死んでいるんです!
ここで殺さなければ……!
英雄ナギ・スプリングフィールドなら倒しています!*4
『立派な魔法使い』になるんでしょう!?」
「ねえ、さっきから茶々丸を殺そうとするなんてそこまでする必要がないじゃない!!」
ネギは魔法先生のその剣幕に圧倒され、明日菜が文句を言っても一喝する。
「素人は黙っていなさい!!
さあ、やりなさい!!」
「やめてください……!茶々丸さんは僕の生徒なんです!
皆に優しくしているいい人なんです!」
「全部に優しいのは逆に全部にどうでもいいと思っているんだ。
所詮絡繰人形……そういう風に動いているだけで生きちゃいないんだよ!!」
男子の魔法生徒がネギの言い分を無視して詠唱を唱えていく。
茶々丸は、ネギが敵なのに必死で自分を守ろうとする姿に困惑しつつも、自身の運命を受け入れていた。
しかし…。
「ちょーっと待った!!!」
そこに大声で遮るは……春日一番であった。
何が見たい?
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聖騎士の兄
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兄リー
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パンケーキが如く