採掘場の崖に創生王は立っていた。
「来たね」
「来たぞ」
崖の下にビルゲニアゾンビが志村目掛け突進する。
「変身!!」
先程の焼き直しのような戦況であったが…。
この戦場に三体の黒い影が飛び込む。
髑髏姿の死神を彷彿とさせる姿をしており、黒い鎌でグレイブめがけて切り付ける。
「クライシスの怪魔妖族大隊のスカル魔か。
生気を感じないのもゾンビか」
「その通り!!詳しいじゃないか。
ああ、南光太郎にこの光景を写しているよ。
君を倒し、大神官へと改造されるシーンをね!」
____attack ride blast___
光弾が全てスカル魔に当たり、粉砕する。
爆風に乗じて10体の人影がでる。
マシンのような戦闘員風の存在であった。
クライシス帝国の戦闘員、チャップである。
グレイブの周りに密集して、自爆を行った。
大爆発の跡には何もない。
そう思ったら、ビルゲニアの背後の地面からグレイブが現れた。
仮面ライダーゴーストのように地面に潜り、ビルゲニアの背後まで移動したのだ。
そのままグレイブラウザーで背後から貫き、ラウズカードを3枚スラッシュする。
———MIGHTY———
———MIGHTY———
———MIGHTY———
グレイブラウザーは極小ブラックホールを形成し、ビルゲニアを包み込んで消滅した。
「すごいな、あの風来坊……」
「はい……」
子供達の護衛のために滝と南はセーフハウスにいたが……
壁に志村が変身し戦う光景が映し出されていた。
弱体化したとはいえ、ビルゲニアと取り巻きの怪人を倒したグレイブの能力に感心した。
思わず滝は、呟く。
「このまま勝つんじゃないのか?」
『ところがギッチョン』
創生王が手を挙げると上空に魔方陣が形成されて
無数の人影が落ちてくる。
その多くは南が見たことのあるゴルゴム怪人だった。
知らないのは他のゴルゴム怪人なのか、
クライシス帝国の怪人なのかは南にはわからない。
ただ一つ救いなのは信彦……シャドームーンはいなかったことだ。
『おかわりだよ?』
「地獄へ纏めて叩き返してやる」
地獄が始まった。
たった一人で無数の怪人を倒し続ける。
グレイブラウザーの代わりにランスラウザーを召喚し、大立ち回りをする。
時には数体まとめて刺し貫く。
攻撃を被弾しても、吐血しても、それ以上の攻撃を叩き込む。
しかし……
「が……」
シャドームーンに酷似した怪人にシャドーセイバーもどきで背後から貫かれる。
グレイブは力が抜けて倒れる。
『すごいな、乱戦とはいえ彼に不意打ちかますって!!
さっすが先代の世紀王……出来損ないにしてはやるね』
創生王は、ゆっくり浮遊してグレイブの所へ向かう。
グレイブを起こし、胸に石を押し付けようとする。
『これでお前は大神官ビシュムだ』
南が叫ぶ。
だが、創生王の押し付ける手をグレイブが掴む。
手が結晶化して砕かれていく。
さらに創生王の背後に牙が現れ、創生王を刺していく。
ファンガイアが人間からライフエナジーを吸い取る吸命牙だ。
「ぐおおおおおおお!!」
念動力でグレイブを吹き飛ばすも、大きく息切れを起こす。
グレイブはライフエナジーを吸収し、ダメージ回復を行った。
「ざまぁ……ねえな」
「倒したと思ったんだがな…」
「生憎、俺は不死身だ」
魔化魍の因子かアンデッドの因子かギルスのしぶとさかは知らないが……。
ふたたび怪人の大群が殺到してきた。
そんな中、子供達が南に声をかける。
「おじさんを助けて!」
「このままだと死んじゃう!!」
「お願いします……」
少年達が南に懇願した。
……暫くの沈黙の後、窓から曇り空から晴れに変わり、太陽の光が南に降り注ぐ。
南の手の震えが止まった。
「滝さん、俺行きます」
「ここは任せろ」
外に出る……。
もう沢山だ、戦いたくない。
全てを失い、一人になる。
賞賛もなく、呪われた呪詛しか残らない。
それなのに、それなのに……
この拳に漲る力はなんだ?
身体のスイッチを入れる……腕を回し、あの言葉を言う。
「変身!!」
バッタ男に変化し、さらに装甲を纏い仮面ライダーBLACKへと変身した!!
「ロードセクター!!」
愛機であるバトルホッパーは死んだ。
だが、マシンはもう一機ある。
「しぶといね、どこまでやる気だい?」
「どこまでも、だ。
仮面ライダーの看板に泥被らせようとしたんだ、ケジメ付けさせる」
一斉に怪人が襲い掛かろうとした時、最高速でロードセクターが突入した。
数体の怪人が粉砕され、爆発した。
「大丈夫か志村!」
「早いぜ、南……これから絶滅タイムの時間だったんだがな」
「ありがとう……まだ恐れはある。
でもそれ以上に君の力になりたいんだ!」
「はぁ……しょうがない奴だ」
その会話に口を挟む創生王。
徐々に破損した腕を形成する。
「いいのかな、南光太郎?
君はシャドームーンを殺し、創生王を殺した。
例え俺を殺しても、
いずれ人々は恐れ、お前に嫉妬し恐れる。
そしてゴルゴムを継ぐ創生王となって支配するだろう!!」
「そうかもしれない、それでも俺は友を、仲間の為に拳を振るう。
人間を愛しているから」
「お前はコイツをわかっていない。
例え絶望が世界を包み込んでも…
世界と人々の心に光を照らす太陽の子だ。
創生王にならない……俺がさせない」
「……貴様、何者だ!!」
「仮面ライダーBLACK!!」
「ライダー修行中の風来坊さ、忘れていいぞ」
戦いは再開した。
BLACKのライダーキックで数体纏めて蹴り飛ばし、その隙を埋めるように銃撃で援護するグレイブ。
初めての共闘にも関わらず、盤石のコンビネーションだ。
さらにオーロラからカードが飛び込んできた。
仮面ライダーBLACKのカードだ。
「一発大技を決める!協力を頼む!」
「ああ!」
____final form ride bbbbbbblack____
BLACKが巨大なベルトに変形する。
BLACKも創生王も混乱した。
「ハァ!?」
「し、志村、これは一体?」
「痛みが一瞬だったり、ちょっとくすぐったいらしいぞ」
その時,不思議なことが起こった。
そう言うと、BLACKのキングストーンが輝き、怪人軍団のほとんどを消滅させた。
更にグレイブが追撃する。
___final kamen ride bbbb black____
キングストーンが輝きパワーをチャージする……ついでにグレイブの分も。
グレイブが先に最後に残った先代世紀王にアッパーを見舞う。
「ライダーアッパーカット!!」
先代世紀王は空中に飛ぶ。
BLACKは変形解除し、高く跳躍する。
「ライダーキック!!」
先代世紀王は創生王のところまで吹き飛び、爆発した。
爆風の中、創生王は現れるがダメージは大きいようだ。
「……生意気じゃないか。
今日は負けを認めてやる。
異世界で戦力を集め直して殺してやる……
忘れるな南光太郎、お前は最悪の魔王になる。
俺に殺されるほうが幸せかもな、ふははははは……」
そう言い残し、虚空にきえた。
……戦いは終わった。
「志村、頼みがあるんだ……」
数日後……
天本キネマ館に南はいた。
「いいのか?」
「ああ、俺は君の旅についていく。
あの創生王は異世界で戦力を集めるなら僕も戦う。
それに志村は異世界について詳しそうだしな」
「……ダチの頼みなら仕方ない」
「ダチ?」
「同じ釜の飯を食い、共闘すりゃ立派な戦友、ダチだろう?」
「……よろしくな!」
「まずは気晴らしの遊びについて教え…。」
そう言った瞬間に、ブザーがなる。
次の世界を示す予告編だ。
南をシアター室に案内する。
金属質な耳鳴りがした。
鏡の中に異形の怪物がいる。
ミラーモンスター……鏡の中でしか長く生きられない怪物だ。
一人の青年が耳鳴りを聞き、変身を行い鏡の世界に入る。
赤い戦士は戦うが多勢に無勢、不利な戦況になった。
しかし……黒い騎士が、蛇の様な戦士が、機械的な銃使いが助太刀にはいる。
「すまん、龍騎。遅くなった」
「大丈夫か龍騎?」
「おれ達がついている!」(サムズアップ)
「なんか変だな…。って浅倉!
大体お前は悪い奴じゃ」
「何を言っているんだ、龍騎。
俺達の使命を忘れたのか?」
「はぁ?」
「俺たちは人間の」
「自由と」
「平和を守る」
「「「仮面ライダーだ!!!」」」(バアアアアアン!!)
何も知らない南は、鏡の世界かーとぼんやり聞いたが、
志村は白目を剥いて一言「ありえん」と呟いた。
次回の仮面ライダー銃剣は……
恐るべきダークライダー!!
「来たな、ライダー共!このミラクルワールドのチリとなれ!」
え、なんなんですか?教えて志村先生
「知るかぼけー」
この世界の秘密は…。
「(タイムベントの乱発による時空の歪み?)」
世界の平和はライダーに託された!
「俺は仮面ライダーアギト!」
仮面ライダー銃剣
「コレはアギトですか?いいえ龍騎です」
次の話は?
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スパロボ!
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ヒロアカ!
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ネギま!
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ゼロ魔!
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ライダー!
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ジョジョ!