創世王と見るホロライブラバーズ.blacksun   作:雫お嬢様

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テレレレー


第4話 見張られたままで、戦う。

 

「いよいよ入学だね。晄太郎」

「ああ。期待と不安が入り混じって爆発しそうだ」

「君が爆発したら(キングストーンのエネルギーが周囲にばら撒かれて)洒落にならないからやめてくれよ……(絶望)」

 

 

 

 入学当日。晄太郎と信彦は自宅の玄関で服装や荷物のチェックを行っていた。

 

 

 

「忘れ物は無いね?」

「ああ。昨日何度も確認したし、さっきも確認しただろ。お前は俺の母親か?」

「似たようなものさ。僕達は家族なんだから」

「ああ^~信彦の優しい言葉が心に染み渡る^~」

 

 

 

 いつものようにじゃれ合いながら確認を終え、学園に向けて出発しようとする2人。

 

 

 

「Good Morning Mother F**ker!!」

「マ゜ッ!!!」

 

 

 

 しかし、突如玄関の扉が壊れんばかりの勢いでぶち開けられ、扉にぶつかった晄太郎が奇妙な叫び声を上げながら吹き飛んだ。

 

 玄関先に仁王立ちしているのは気合いで人の姿を保っているという噂のドラゴン、桐生ココ。その後ろには空中を浮遊しながらこちらを覗く天使(ガチ)天音かなたの姿もあった。晄太郎と信彦を迎えに来たようだ。

 

 

 

「おーはようございまーす2人共ー!起きて起きて起きて―!」

「おはよう、ココ。かなた。見ての通り、もう起きてるよ」

「おはかなた~信彦くん!晄太郎くんは?」

「そこで寝ているけど、起こさないでくれるかな?彼は死ぬほど疲れてるんだ」

「情けない黒公だなぁ。朝ココ摂取(意味深)するか?」

「お前のせいで永眠するところだったんだよなぁ……どうしてくれんだよ!この無惨な姿をよぉ!!」

 

 

 

 どうにか生き延びた晄太郎はばらまかれた荷物をかき集めて立ち上がった。

 

 すると、携帯端末にメッセージが届いていることに気付く。

 

 

 

『吾輩:おは』

『吾輩:吾輩達は先に行ってるぞ』

『吾輩:もし同じクラスになれたらお前の指定席に悪戯しておくからな』

『吾輩:派手なやつ』

『吾輩:席に座ればお前はたちまちクラスの人気者(笑)だ』

『吾輩:吾輩と悪戯グッズを開発した博士に感謝しろよ』

 

 

 

 即座に返信する。

 

 

 

『晄太郎:(資料に記載してあった入学直後のバトルロワイヤルで)お前を殺す』

 

 

 

「3人共!すぐに学園に向かうぞ!早くしないとラプが俺の華々しい学園デビューを破壊してしまう!!」

「何言ってんだコイツ」

「晄太郎くんのいつもの妄言でしょ?発作みたいな」

「そうだね、そろそろ出発しようか。初日から遅刻するわけにもいかないしね」

 

 

 

 外に出た晄太郎と信彦は2台の世紀王専用バイク型生命体を召喚する。

 

 2本のアンテナと格子ゴーグルを持つダークグリーンの【バトルホッパー】と、スタイリッシュなシルバーボディの【ロードセクター】だ。

 

 ナノマシンで形成された形状変化型ヘルメットを被った晄太郎とココ、信彦とかなたがそれぞれタンデムし学園へ向かう。全ては悪の秘密結社の企みを阻止するため。2人のライダーは時を超え、空を駆けた(比喩)。

 

 

 

 

 

 

 入学式を終えた後、クラス表を確認しそれぞれのクラスに分かれた晄太郎達。扉を開けて教室の中を見渡す。どうやらラプラスとは別のクラスのようだ。

 

 

 

「ふふ……どうやらラプとこよりの計画は崩れたようだな。雑魚(じゃこ)が!!」

「口が悪いよ晄太郎。段々みこちゃんに似てきたね」

 

 

 

 クラスメイト達の注目を浴びつつそれぞれの席に座る。信彦は早速隣の席になった王冠を被ったピンク髪の女の子と会話を始めた。

 

 

 

「(さて、俺の隣は……っと)」

「あっ……隣の人ですか?」

「そうだよ(肯定)。俺は南晄太郎。君は?」

「雪花ラミィです。よろしくお願いします!」

 

 

 

 話しかけてきたのは癖のあるライトブルーの髪にハートのアホ毛を持つハーフエルフの女の子だった。

 

 とりあえずイロモノ枠じゃなさそうで良かった、と安堵する晄太郎。癖が強すぎる女はもうお腹いっぱいなのだ。

 

 そうして2人が穏やかに談笑していると、教室に校内放送が鳴り響いた。

 

 

 

『新入生に通達します。10分後、バトルエリア指定区域でバトルロワイヤルを開始します。対象の生徒は速やかに移動を開始してください』

 

 

 

 いよいよホロライブ学園の名物(?)バトルロワイヤルが開始される。晄太郎は即座に席を立った。

 

 

 

「信彦。どうする?」

「ここは二手に分かれよう。気を付けてくれよ、親友」

「そっちもな。相棒」

「ああ」

 

 

 

 そう言って窓から飛び降りる信彦。

 

 さて俺も、と行動を開始しようとした晄太郎にラミィがおずおずと話しかける。

 

 

 

「……南くん、怖くないの?」

「俺に恐怖は無い(天下無双)」

 

 

 

 晄太郎の自信満々な態度に目を丸くして驚くラミィ。

 

 

 

「なぁに、大丈夫さ。資料の情報が本当なら、バトルエリアに掛けられた魔法の効果で致命傷を負っても死なずに外へ転送される筈だ」

「……うん。分かった。ラミィも頑張ってみる」

「ああ、健闘を祈る!」

 

 

 

 晄太郎の笑顔に勇気を貰ったラミィ。知り合いと合流してチームを組むためか、端末を操作しつつ駆け出す。

 

 それを見送った晄太郎も、教室を出てゆっくりと歩き出した。

 

 

 

『只今より、新学期第1回バトルロワイヤルを開催致します』

 

 

 

 

 

 

「そして調理した一般の生徒達がこちらになります」

 

 

 

 バトルエリアの一角、渡り廊下では光の粒子になってエリア外へ転送されていく大勢の生徒達の死体(死んでない)が散乱していた。

 

 勿論下手人は晄太郎だ。かつて魔界を完全に支配しかける程の力を持っていたゴルゴムを壊滅させた世紀王の片割れにとって、命のやりとりをしたことのない大半の生徒は戦いの相手にすらならない。

 

 

 

「さて、次は何処に……ん?何だ?」

 

 

 

 ちょっぴりやりすぎたかと罪悪感に苛まれていた晄太郎の側頭部にカツンという硬質な音を立てて何かが当たった。

 

 

 

「石ころかな……?……いや、違う!これは銃弾だ!ということは、スナイパーが何処かに潜んでいる!?」

 

 

 

 遮蔽物に身を隠しつつ当たった銃弾の角度から狙撃手の場所を把握する晄太郎。

 

 信彦ほど優秀ではないが、それでも改造人間としてスペックが高い脳細胞を回転させ、未知の敵への反撃作戦を練り始めるのだった。

 

 

 

 

 

 

「(見間違い……いや違うッ!通用してないんだ!あたしのスナイパーライフルの銃弾が頭部にクリーンヒットしたのに傷一つつかないなんて……!どんな肉体強度だよ……!?)」

「うぅーん……本当に良かったのかなぁ……南くんに不意打ちみたいなことしちゃって。罪悪感が……」

「ラミちゃん、ごめん」

「えっ?何?」

「あたし、ヤベー奴に手ぇ出しちゃったかも」

 




黒公
波瀾万丈な人生はもう十分堪能したよ……となっているので、隣の席が清楚系美少女で安心している。

銀公
タンデムしたとき、ぺたんこでも意外と柔らかかったな……と思っているが、口に出すと殺されるので心に仕舞っている。

ドラゴン
性欲が強い。

天使
握力が強い。

ハーフエルフ
初対面の人が多いので清楚に振る舞っているが、暫くするとハジケる(予定調和)。

狙撃手
予想だにしない化け物に手を出してしまい焦る。
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