創世王と見るホロライブラバーズ.blacksun   作:雫お嬢様

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本作のサブタイトルは『仮面ライダーBLACK』『仮面ライダーBLACK RX』『仮面ライダーBLACK SUN』の主題歌の歌詞を元に適当に付けているので、話の内容とは殆ど関係ないです。


第7話 この星のために、駆ける。

 

 血煙漂う戦場、その中心部。漆黒の装甲を纏った戦士と、白銀の装甲を纏った戦士が対峙していた。

 

 創世王は5万年周期で入れ替わる。

 

 怪人の中から2人の次期創世王候補――世紀王を選出し、争わせる。そして、生き残った者が2つの【キングストーン】を揃え、資格と力を継承するのだ。

 

 ゴルゴムの三大神官のひとり、知恵の大神官《ダロム》は言った。

 

 

 

『戦え。どちらか一方が他方を殺し、キングストーンをえぐり出すのだ。さすればその者は創世王となる』

 

 

 

 予言の大神官《ビシュム》は言った。

 

 

 

『創世王のお力は継承する度に強くなっていく。此度の継承を終えた暁には、全宇宙を支配できる程の力を得るでしょう』

 

 

 

 戦いの大神官《バラオム》は言った。

 

 

 

『我らゴルゴム、新たな創世王にお仕えしよう。さあ、殺し合え!そして我ら怪人の頂点に君臨し、全てを思うがままに!永遠の支配を!永遠の闘争を!!』

 

 

 

 そして今、再び2人の世紀王が戦場に立った。

 

 2人の視線が交差する。闘気の重圧が場を支配する。

 

 2人のあるべき姿、創世王を決める儀式(たたかい)が始まるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

「信彦ォ!無事だったのか信彦ォ!」

「やあ、晄太郎。そっちも怪我が無さそうで良かった。安心したよ」

 

 

 

 ……ということはなく。

 

 晄太郎と信彦はお互いの無事を喜び合っていた。

 

 

 

 

 2人の仮面ライダーは、三大神官に言い放った。

 

 

 

『興味無いね。晄太郎の居ない世界なんて』

『そんな言葉で俺達を争わせようとしても無駄だ!』

『僕達は2人でひとつ』

『そう!ふたりはプリ○ュア!マックスセンチュリーキングだッ!!』

『なんて???』

 

 

 

「世紀王ブラックサンと世紀王シャドームーンかぁ……こりゃ無理だわ。勝てねぇ」

「え、ししろんは2人の事知ってるの?」

「一部の界隈じゃ有名なんだよラミちゃん。ネットで検索すれば出るよ」

「南くん有名人……!?」

「信彦さんのお友達なのら……?それなら共闘出来るかも……」

 

 

 

 晄太郎に着いてきたぼたんとラミィを見て、『ああ、また晄太郎が女の子を引っかけたんだな』と思う信彦。

 

 信彦から離れたがらないルーナを見て、『信彦の奴、またナチュラルなイケメンムーブで女の子を惚れさせたんだな』と思う晄太郎。

 

 お互い様であった。

 

 

 

「そっちに上級生が?」

「うん。返り討ちにしてやったけどね。そっちは?」

「似たようなものだ。楽勝さ」

「あれは……酷い事件でしたね……」

「相手の上級生達に殆ど何もさせなかったからねぇ」

「凄かったのら!」

 

 

 

 2人を中心にお互いの現状を共有する。

 

 すると、何処からか音が聞こえてきた。大勢の人間が走るような音だ。

 

 

 

「信彦」

「ああ。近づいてきてるね……でも、この魔力の波長は……?」

「うおおおおおおお!!晄太郎ーーーッ!!」

 

 

 

 別の校舎から飛び出してきたのはラプラス達生き残りの新入生だ。それを上級生達が追いかけてきている。

 

 

 

「トレインとは良い度胸だなラプ!ゆ゛る゛さ゛ん゛!」

「待て!マジで待って!吾輩達ガチでピンチなんだよぉ!」

「……?『とれいん』ってなんなのら?電車?」

「ネットゲームの用語のひとつだね。大量の敵を引き連れて移動することで、無関係の人に敵をなすりつける行為が問題視されているんだよ」

 

 

 

 合流する生き残り組。追いかけていた上級生達も、一気に新入生の人数が増えたことに警戒し立ち止まる。

 

 

 

「げえっ!?ブラックサンとシャドームーン!?!?」

「彼女は確か、宝鐘海賊団の……?」

「久しぶりだな!マリン!」

「マリン『船長』だるるぉ!!?」

 

 

 

 予想すらしていなかった強敵の登場にビビるマリン。

 

 それを不思議に思ったのか、あやめがマリンに尋ねる。

 

 

 

「どうしたんだマリンちゃん。あの人間様(?)達がどうかしたのか?」

「あやめ先輩ィ!ヤバいですよ!あの2人はヤバいです!」

「BLのカップリング的に?」

「(それもあるけど)強さ的に!!!」

「ほほう……?そんなに強いのか!ならば余と一戦交えてもらおう!」

「おいバカやめろって!!!」

「検索完了……これは、ちょっとマズいね……」

 

 

 

 新たな強者の到来に活き活きとするあやめとそれを必死に止めようとするマリン。ロボ子も2人の世紀王の情報を閲覧し、ロボット故に流れる筈も無い冷や汗を感じていた。

 

 上級生達が止まっている今のうちに叩こうと走り出す晄太郎と信彦。しかし、突如上空から発生した巨大な力の波動に思わず上を向く。

 

 そこには、真っ赤に煮えたぎるマグマを纏った巨大な隕石があった。

 

 

 

「「「い、隕石ーーーー!!??」」」

 

 

 

 ゆっくり降下してくる巨大隕石。よく見ると、誰かが上に乗っている。

 

 隕石を召喚したであろう術者の二人組は、制服のスカートを翻しながら高々と叫んだ。

 

 

 

「はーっはっはっはっはぁ!!このまま()()()()()()()()しながら潰れるが良いにぇ!!」

「あははははは★皆ここで殺してやるよぉ!!!」

 

 

 

 ドヤ顔で参加者をマグマ漬けにしようと企むみこと、雪山で遭難者を殺害するときのような台詞を吐く(サイコパス)アイドル――星街すいせいだ。

 

 新入生も上級生も関係なく始末しようとする彼女達の漁夫の利作戦に嵌まった参加者達が慌てふためく。

 

 

 

「あっ終わった。アレ、余の全力の斬撃でも壊れないんだよね」

「流石にボクの装甲でも耐えきれないかな……」

「おわぁああーーー!!ラミィ死んだあああああああ!!」

「落ち着いてラミちゃん。まだあたしら死んでないよ」

「この後すぐにリタイアですけどね~。ああ、船長もっと活躍したかったなぁ」

 

 

 

 あまりに強大な術を前に諦めムードが漂う。

 

 だが、忘れるなかれ。ここには伝説の黒き太陽と影の月が居るのだ。

 

 

 

「どうする晄太郎?()()()()でもかましてみるかい?」

「いや、あれは【ライダーキック】でも壊れない……そんな『概念』を纏っている気がする。と言うわけで信彦お兄様♡『アレ』をやるわ!」

「『アレ』かい?ええ。良くってよ!晄太郎♡」

「えっ何その喋り方は(困惑)」

 

 

 

 困惑する他のメンバーを横目に、晄太郎と信彦は隕石に向かって構える。

 

 

 

「何をしようが無駄なんだよぉ!ここで私とみこちにやられちゃいなァ!」

()ねええええええ!!こーたろーーーーー!!!」

「「【miComet】ォ!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「【miComet】……《さくらみこ》と《星街すいせい》の合体技。マグマを纏った巨大な隕石を降らせる。隕石は着弾時に大爆発を起こし、マグマを広範囲に拡散させる。膨大な魔力を消費するが、威力・効果範囲共に他の追随を許さない。副次効果として、隕石・マグマ・《さくらみこ》・《星街すいせい》に()()()()()()()()()……筈なんですけれどね……」

 

 

 

 その日の夜、明かりのついた生徒会室にて。

 

 1人で書類を眺める生徒会長《ときのそら》は、とんでもない劇物の入学に人知れず頭を抱えた。

 

 

 

『新学期第1回バトルロワイヤル結果』

 

『チャンピオン《南晄太郎》』

 

『第2位《彰月信彦》』

 

 

 

 

 

 

南晄太郎

 

スキル:【天性の肉体】【頑健】【大胆不敵】

 

固有スキル:【太陽のキングストーン】

……【空間操作】【物質操作】の複合スキル。

太陽光を浴びることで回復・復活する。

時々不思議なことが起こる。

 

 

 

 

彰月信彦

 

スキル:【天性の肉体】【敏捷】【魔導の才覚】

 

固有スキル:【月のキングストーン】

……【時間操作】【精神操作】の複合スキル。

月光を浴びることで回復・復活する。

時々不思議なことが起こる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

固有スキル:【創世】

……一定範囲内に《仮面ライダーBLACK SUN》・《仮面ライダーSHADOW MOON》が同時に存在する時に発動できる。

詳細不明。

 




世紀王の黒い方
信彦とのジャンケンに勝ったのでチャンピオンになった。

世紀王の銀の方
晄太郎とのジャンケンに負けたので2位になった。

他のバトロワ参加者
全員が『アレ』を目撃してしまい、戦意喪失してリタイアした。

ときのそら
胃痛に悩まされる未来を幻視し、胃薬を購入した。
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