戦艦紀伊はかく語りき   作:妄想るアンディ

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遅くなり申し訳ございません。
鈍亀更新が続きますが、温かく見守ってください


第3話

side紀伊

 

どうやら片付いたようだ。

人型を優先的に狙ったのがよかったのか、それらが爆発した後残っていた魚擬きは蜘蛛の子散らすように散っていった。

 

とりあえず艦娘と合流できたのは良かった。

ここまで結構急いできたから疲れてしまった。

彼女たちのところで休ませてもらえたら助かるんだが…

 

 

―outside-

 

「よぉ、ありがとな。おかげで助かったぜ」

そういいながら紀伊に話しかける天龍。

「いえ、間に合って様でよかったです」

「俺は天龍。この先にある第十三根拠地隊所属だ。そっちは?」

「私は紀伊。紀伊型戦艦の一番艦の紀伊。よろしく」

「おう、こっちは白雪と叢雲だ」

天龍に紹介された二人がそれぞれ紀伊に挨拶する。

「白雪です。この度はありがとうございました」

「叢雲よ。助かったわ、ありがとう」

 

「で、あんたの所属はどこなんだ?助けてもらったんだ、礼を言わなくちゃならねぇしな」

 

天龍がそういった瞬間、紀伊は気まずそうな顔をする。

紀伊は自分のことをどう説明したらよいのか、艦娘と合流するとなった時から考えていた。考えていたのだが、結局ありのままに伝える以外思いつかなかったのだ。

だが、「ついさっき目が覚めて海の上に立っていました」と言う事をたとえ事実であれ、そのまま伝えてよいものか考えあぐねていた。信じてもらえるのか、と。

 

「どうした?」

「いや、別にどうと言う事はないんだ。うん…」

「じゃあなんだよ」

「ええっと…」

 

両の手の人差し指を突き合わせもじもじするという、非常にべたな動作をする紀伊

 

「言えねぇのか?」

「言えないわけじゃあないんだ。ただなんと説明したいいのか…」

「もしかして何か機密にかかわることとか?」叢雲が訪ねる。

「いや、そんなこともないんだ…」

 

なんとも歯切れの悪い紀伊に対し

「だぁぁぁぁ!!めんどくせぇ!はっきりしやがれ!!」

思わず大声を出してしまう天龍。どうどうと白雪に抑えられる。

 

事ここに至ってはありのままに話すしかない。そう決めた紀伊は説明を開始する。

 

 

side天龍

 

「マジかよ…」

なんてこった、ドロップ艦かよ。

しかも自分のことがわからねぇと来た。

記憶喪失ってやつか?工廠に連れてきゃ大丈夫か…?

 

だめだ、考えても始まんねぇ。とりあえず一緒に帰投するか。どのみち助けられたことに変わりはねぇしな。

 

「あー、なんだ。行くとこねぇならうちにくるか?。どのみち整備とか補給もいんだろ?」

俺がそういうと紀伊はほっと息を吐いた。

「すまない、助かる。実は結構全力で走ったから、何というか、ありていに言えば腹が減っているんだ」

「よし決まりだ。それじゃ帰投するぞ!」

 

帰ったら提督に丸投げでいいだろ。

 

 

 

side紀伊

 

よかった。何とか彼女らと一緒に行けることになった。

できたらそのまま基地においてくれたら良いのだが。

 

結局自分が何者で、これからどうしたらいいのかまだ

 

 

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