ハンターとモンスターの秘密のストーリー!   作:くるみもち

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「ついに、ハンターがやってきたね……」
「はぅ……大丈夫かニャ……」
「大丈夫!なんてったって俺たち最強モンスター軍団がついてるからな!」
「なあシュウ。この戦いの決着の先に、何があると思うか?」
「そうだね……。人間もモンスターも戦わずに生活できる、そんな未来が待っているといいね」
「……そうだな。よし、そろそろ迎え撃つか。行くぞ!」
「「おおー!!」」


0 プロローグ

ここは密林。

蒸し暑いほどの晴天と湿気。

僕はオトモアイルー1匹を連れてジャングルの中を進んでいた。

 

「早く帰りたい……」

 

その環境の悪さから早々に逃れたいとついこの言葉をつぶやいてしまう。

しかし、そうはいかない。

僕はここでしか手に入らない珍しいキノコを見つけるため、せっせと密林を探索していた。

ランポスなどのモンスターが現れるたびに弓矢を引いて撃退する。

 

「はぁ、疲れたニャ……。本当にあるのかニャ……」

「大丈夫。本にはここにあるって書かれていたから」

 

オトモアイルーのザックがくたびれた様子を見せる。

まあ、ここにもう何時間いるかもわからないくらい探してるからなー……。

 

ちょっと休憩しよう。

 

そう思った時、突如空から大きな影が映し出された。

尻尾や翼の影を察するに飛竜。

そして、この辺りをよくうろついている飛竜は……。

 

火竜リオレウス。

 

本来のハンターならばここで探索をやめ、敵対することになるだろう。

でも、僕は違う。

僕は弓を構えることなくリオレウスへ歩み寄る。

リオレウスも威嚇することなく寄り添ってくる。

そして……。

 

「おーッス、シュウ!」

 

リオレウスは元気そうにそう告げてくる。

いや、本来普通の人間たちならば声を上げているようにしか聞こえないだろう。

そう、僕にはわかるのだ。

モンスターの声が。

 

「リオレウスかー。今採取の途中なんだよねー。消えてくれる?」

「いきなり冷たいな、おい!」

 

僕は軽くリオレウスをあしらっておく。

そして、すかさずリオレウスのツッコみ。

最近はこれが僕らのあいさつのようになってしまっている。

モンスターの声は、全員の声を聴けるわけではない。

特に小型モンスターは決まって声が聞けず、理解もしてもらえないため倒している。

ちなみに、僕が理解できるモンスターも、僕の声を理解できるようだ。

なぜこうなってしまったのかはわからない。

 

「で、なんの採取をしてるんだ?」

「ちょっとここにしかないキノコをね。リオレウス、知ってる?」

「いや、知らないなぁ」

「ちっ、使えねぇ……」

「使えなくてすいませんねっ!それで、なんでそんな希少なキノコが欲しいんだ?また新しい薬の調合実験か?」

「さしずめそういったところだね。ま、薬は薬でもアヤシイオクスリだけど」

「え!?」

「実験台としてリオレウスに飲ませてトリップさせようか」

「俺を!?トリップ!?なんか、一気に止めたくなった!!」

「この2人は会うといつもこうだニャ……」

 

隣でザックが呆れていた。

だってリオレウスはからかいがいがあるんだもーん。

僕は今、調合師を目指すためにたくさん勉強をしている。

でも、たまに調合実験を行うためにこうしてモンスターが生息するエリアへ行くこともある。

最初は怖かったけど、今は行く先行く先に顔見知りのモンスターがいるからだいぶ気軽に行るようになった。

 

「さてと、そろそろ探索再開しないと。リオレウスは……うん、帰っていいよ」

「そ、そうですか……!はぁ、ま、いいか。今度またゆっくり話そうな!」

「うん、ばいばーい」

 

リオレウスはそういって帰って行った。

彼は根は素直でポジティブだからとても話しやすい。

面白いくらい気の持ち直しが早いからついついからかってしまうけど……。

僕がモンスターと話せることを知っているのはオトモのザックだけ。

 

そうこれは、僕とモンスターだけが織りなす誰も知らない秘密のストーリー。




安定の糞内容(^。^)
これはあくまでプロローグなので次回からは舞台が変わります!
そして、冒頭の言葉だけはいったいどこへつながるのか……!
自戒を楽しみにしてくださったらうれしいです!!
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