ポケモン ~剣盾の世界へLet's go!~   作:YY:10-0-1-2

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 どうも。YYです。
 インテレオンの描写に関してリア友が「ゴクウブラック」見たいと言ってました。
 うーん、まぁ確かにね。分からなくは無いけれども……。

 インテレオンが「この痛みが、また私を強くする!」とか言って(水の)鎌取り出したらそれはそれでいいなぁ。


第98話 キバナVSユウト

 

 ▽ジムリーダーのキバナが勝負を仕掛けてきた!

 

 

 「頼んだぜ!ルガルガン!それとマホイップ!」

 

 俺が出したのはルガルガンとマホイップ。ルガルガンは牽制用、マホイップは弱点付く用にだ。

 

 キバナは俺の予想通り、フライゴンとギガイアス。ガブリアスの方が強いロト。

 そして、早速、ギガイアスのすなおこしでスタジアム内の天候が砂嵐になった。

 

 「吹けよ風!呼べよ砂嵐!」

 

 さぁて、どう攻めるかな…!

 

 「ギガイアス!ロックブラスト!フライゴンはだいちのちから!」

 「ルガルガン、ストーンエッジでロックブラストとだいちのちからを防げ!マホイップはとける!」

 

 ロックブラストとだいちのちからはストーンエッジで防がれ、その隙にマホイップの防御力を上げておく。

 

 「マホイップ、マジカルシャイン!」

 「ギガイアス!ストーンエッジ!」

 

 チッ、防がれたか……。まぁいい!

 

 「ルガルガン、近づいてかみくだく!」

 「フライゴン、じしん!」

 「はぁっ!?ギガイアスにじしん(それ)は悪手だろ!?」

 

 フライゴンのじしんは、ルガルガン、マホイップ、そして味方のギガイアスにまで攻撃を与えた。

 

 だが、ギガイアスは驚きの行動に出た。

 

 「ギガイアス!()()()()()()()()()()()()()()()()!」

 

 ギガイアスの下からストーンエッジが出て、なんとじしんを回避した!

 そんなのありかよ!?

 

 「くそっ!」

 

 ルガルガンは苦しそうにだが、まだ立っている。マホイップに関しては防御力も上げているし、そこまで食らって無さそうだな。

 

 だが、そんなものはすぐに覆された。

 

 「ギガイアス!マホイップに向かって()()()()()()()!!」

 「……!?!?」

 

 ヘビーボンバー!?わざレコードか!?

 

 「ルガルガン!ストーンエッジでマホイップを守ってくれ!」

 

 決して対策を用意していないわけじゃない!けれども、まさかヘビーボンバーを覚えさせてるとは思わなかった!

 マホイップに向かってヘビーボンバーを喰らわそうとするギガイアス。だが、それはストーンエッジによって塞がれる。

 

 ストーンエッジは粉々に砕け散り、綺麗に舞った。

 

 「フライゴン!ルガルガンにドラゴンテール!」

 「なっ!?」

 

 いつの間にか近くにいたフライゴンはルガルガンにドラゴンテールを食らわせる。

 

 ドラゴンテールはルガルガンに的確に当たり、強制的に吹っ飛ばしてモンスターボールに戻ってしまった。

 

 くそっ、強制的に交代か……。

 

 「行くぞ、オニシズクモ!」

 

 俺が次に出したのはオニシズクモ。むしタイプだし、いわタイプには弱いが……。

 

 「オニシズクモ!ギガイアスにアクアブレイク!マホイップ、フライゴンにマジカルシャイン!」

 「なっ!?」

 

 ギガイアスに近づいたオニシズクモはその腕に水を溜めアクアブレイクを放つ。

 特性『すいほう』によって繰り出されるアクアブレイクの威力は、2倍に跳ね上がっている!

 

 「押し切れ!オニシズクモ!!」

 「チッ! ギガイアス!ずつき!」

 

 オニシズクモに向かってずつきを繰り出すギガイアス。オニシズクモは後ろに吹っ飛ぶが、空中で1回転してから着地する。

 

 「オニシズクモ!バブルこうせん!」

 「……くっ!ギガイアス!ステルスロック!」

 

 ギガイアスはもう限界だと悟ったのか、最後の最後にステルスロックを撒いてからバブルこうせんを食らう。

 

 ギガイアスは倒れ付し、モンスターボールに入る。

 

 「よし!マホイップの方は…」

 「フライゴン!だいちのちから!」

 

 

 マジカルシャインをものともしないように、だいちのちからを放つフライゴン。

 

 だいちのちからを食らってしまったマホイップは吹っ飛んでいき、戦闘不能となってしまった。

 

 「くっ、ありがとうマホイップ……」

 

 だがマズイ。

 まさかフライゴンがヤンキーするとは思わなかったし…。だが、ギガイアスは倒せた……次だ!

 

 「行くぞ、ルンパッパ!」

 

 マルヤクデは残しておきたい。インテレオンも同じで、ルガルガンは体力があと少ししかない。あと一体のポケモンでもいいかもしれないが、レベルが低いので消去法でルンパッパとなった。

 

 だが、ルンパッパが飛び出して地面に着いた時、ルンパッパの顔が歪んだ。

 

 そう、ギガイアスが最後に残していったステルスロックが刺さったのだ。

 

 ルンパッパ…頼むぜ……ここでフライゴンを落とさなきゃ結構キツイものがある。

 

 ていうか、フライゴンがこんな強いのに、ガブリアスの方がもっと強いってどういうこと?やっぱバグじゃねあいつ?

 

 「頼むぜサダイジャ!」

 

 次にキバナが出してきたのは、じめんタイプのサダイジャ。おかしいな、ドラゴンタイプのジムのはずなのにドラゴンが出てないぞぉ?

 やっぱおかしいよなぁ…。教えはどうなってんだ教えは!

 

 「ルンパッパ!あまごい!」

 

 ルンパッパを出したのは、砂嵐をかき消すためだ。

 天候が変わり、ポツポツと雨が降り始める。ルンパッパは手を叩いて笑っていて、オニシズクモは空を見てまるでニヤッと笑っているかのように顔を歪める。

 

 「ちっ、やることは変わらないぜ!サダイジャ、穴を掘る!フライゴンはオニシズクモにりゅうのいぶき!」

 「させないぜ!ルンパッパ、オニシズクモ!バブルこうせんをフライゴンに!」

 

 フライゴンのりゅうのいぶきとルンパッパ、オニシズクモのバブルこうせんがぶつかり合う!

 

 その衝撃で真ん中で大爆発が起きる。煙が辺りを覆い隠し、何も見えなくなる。

 

 「ちょっと待て、バブルこうせん…しかも、両方とも雨状態で威力も上がってる…。それに、オニシズクモに関しては『すいほう』があるのに……!」

 

 りゅうのいぶきだけで掻き消されるのか?

 

 

 

 

 

 ────違和感。

 

 いや、それ以上に考えられることはあった。じしんを食らったとはいえ、フェアリータイプのマホイップがワイドブレイカーだけで沈んだり。

 

 ギガイアスのヘビーボンバー。ステルスロック。

 

 

 メロンさんは言っていた。

 

 『───ジムリーダーの間でも対策を考えるほどだよ』

 

 この意味は、そっくりそのままなんだ。なんの目論見もない、ただの事実。

 

 

 

 「サダイジャ。やれ!」

 

 オニシズクモの下から飛び出してきたサダイジャはオニシズクモを吹っ飛ばす。

 

 「まだまだぁ!いわなだれ!」

 

 オニシズクモに大きな岩の雪崩が降りかかり、戦闘不能となってしまった。

 

 

 

 ────違和感。

 

 

 「くそっ!ルガルガン!君に決めた!」

 「来ると思ったぜユウト!フライゴン!()()!」

 

 フライゴンを戻してキバナが繰り出したのは…

 

 「ジュラルドン!いっちょ噛ましてやれ!」

 

 まさかのジュラルドン。

 唐突なことに俺は驚いてから、固まる。

 

 「まずい!!ルガルガン!かみくだく!」

 「ジュラルドン!ルガルガンにメタルクロー!」

 

 ジュラルドンのメタルクローとルガルガンの歯がぶつかり合う。だが…

 

 「ジュラルドンを舐めるなよ!」

 

 ルガルガンが押し負け、ジュラルドンのメタルクローが炸裂する。

 ルガルガンは残念そうに、悔しそうに顔を歪めてから倒れ伏し、戦闘不能となってしまった。

 

 「そんじゃ、ジュラルドンはつめとぎ、サダイジャは穴を掘る!」

 

 ジュラルドンは爪を研ぎ、サダイジャは地面に潜り込む。

 

 「ッ!オニゴーリ!」

 

 ジュラルドン、そしてサダイジャ対抗用のオニゴーリを繰り出す。

 

 「そりゃまずいな…」

 「オニゴーリ!ジュラルドンにフリーズドライ!」

 「忘れんなよ!サダイジャ行け!」

 

 フリーズドライを放とうとするオニゴーリの下から、サダイジャが飛び出してくる。

 

 オニゴーリは下から来るサダイジャに驚き、後ろに下がるも、ジュラルドンはそれを見逃さない。

 

 「ジュラルドン!かわらわり!」

 「オニゴーリ!?」

 

 オニゴーリにかわらわりを放つジュラルドン。オニゴーリは吹っ飛んでいき、戦闘不能とは行かずとも、大ダメージを負ってしまった。

 

 まさか…!

 

 「大人気ないとは思ってるぜ?ユウト」

 

 キバナは静かに口を開く。

 

 「だけどなぁ、お前が思ってるほど、ポケモンバトルは甘くねぇ

 

 それはそうだ。

 ポケモンバトルは、真剣にやるからこそ、楽しいんだ。何を考えていたんだ俺は。

 

 相手は、キバナだ。何が『まぁ、いいか。きっと勝てるだろうし。負けたら慰めてやればいいか!』だ。

 

 負けそうなのは…。

 

 「俺じゃねぇか……!」

 

 汗が垂れる。

 

 体が震える。

 

 息が激しくなる。

 

 瞳孔が開く。

 

 

 落ち着け!!!

 

 一気に落ち着かせるために、心の中で叫ぶ。

 激しくなった息を止め、深呼吸する。

 

 焦るな。焦ったら相手の思うつぼだ。そうだ。落ち着け。

 

 …。よし。

 

 キバナを睨みつけ、息を整える。

 

 「諦めちゃいけないよな!」

 「ジュラルドン、一旦戻れ。フライゴン!」

 

 オニゴーリも、ルンパッパも頷く。

 ジュラルドンを戻してフライゴン…勝機は…ある!!

 

 「ルンパッパ、フライゴンにギガドレイン!」

 「フライゴン!ドラゴンテール!」

 

 ルンパッパはフライゴンに近づいて、ギガドレインを放つ!だが、負けじとドラゴンテールを放つフライゴン。

 

 ルンパッパは吹っ飛んでいき、フライゴンも倒れる。

 

 お互いに戦闘不能となってしまった。

 

 「サダイジャ!たたきつける!」

 「オニゴーリ!」

 

 オニゴーリの体力は少ない。サダイジャにはダメージも与えられてない…。インテレオンとマルヤクデで倒せるかと言われれば、倒せる。

 だが、後のジュラルドン戦がキツくなる。

 

 つまり、この一撃にかけるしかない!

 

 「ぜったいれいど!!」

 

 サダイジャはオニゴーリを叩きつける…が、オニゴーリは口を開き、冷たい冷気を放つ。

 サダイジャはドンドンと氷に包まれていき、最後にはピシーンと音を立てて凍った。

 

 まじかよ…。

 

 一撃必殺技当たるのかよ……!?

 

 「ははっ!当たるのかよ!」

 

 キバナはそう言って、牙を見せて笑う。だが、その顔には「当てるのかよ!」と書いてある。

 

 あぁ、俺もびっくりだよ!

 

 「行くぞ!インテレオン!マルヤクデ!」

 「荒れ狂えよ!俺のパートナー!スタジアムごと奴らを吹き飛ばす!」

 

 スマホロトムで自撮りしながら巨大なボールを放り投げ、キョダイマックスしたジュラルドンが姿を現した。

 

 俺も、マルヤクデをモンスターボールに戻して、ダイマックスバンドを光らせる。

 

 「行くぞ!!キョダイマックスだ!マルヤクデ!!!」

 

 マルヤクデの体が伸び、その炎はさらに燃え盛っていた。

 

 「ジュラルドン、マルヤクデにダイロック!」

 「甘ぇ! マルヤクデ!ダイワーム!インテレオン!アクアブレイク!」

 

 ダイロックをダイワームで壊して、ジュラルドンにアクアブレイクを叩き込む。

 だが、さすがジュラルドン。防御が高く、尚且つ今はキョダイマックス中。インテレオンのアクアブレイクをものともしない。

 

 だが、それはインテレオンの闘争心を引き出す、言わばスパイスだ!!

 

 「インテレオン!!行くぞぉぉぉ!!」

 

 インテレオンが水を纏い、手にさらに大きな水を纏わせる。

 

 「切り裂け!!アクアブレイクッッ!!」

 「いくぜ…竜よ吠えろ!必殺!キョダイゲンスイ!」

 

 だが、簡単に攻撃を通すほど甘くはない。

 キョダイゲンスイに巻き込まれてしまったインテレオン。顔を顰めるも、俺の方を見る。

 

 分かってる!

 

 「キョダイヒャッカ!!!」

 

 マルヤクデのキョダイヒャッカがジュラルドンに当たり、ほのおのうず状態にする。

 

 よし!

 

 「マルヤクデはダイワーム!インテレオンはねらいうち!!」

 

 インテレオンが構えをとり、マルヤクデはダイワームを放とうとして体を畝らせる。

 

 行ける!勝てる───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「キョダイゲンスイ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ───俺の思いは虚しく。

 

 ジュラルドンはカッと目を見開き、キョダイゲンスイを放つ。

 

 

 レベル差があった。それも、圧倒的な。

 

 「なっ……!」

 

 キョダイマックスしたマルヤクデは大爆発を起こして地に伏せた。

 マルヤクデ、戦闘不能。

 

 「まだだ!」

 

 インテレオンはキョダイゲンスイの中で構えを解かずに、まだ溜めていた。

 

 そして、それは放たれる。

 

 音が消える。

 

 

 ジュラルドンまで5m。

 

 

 「届け……」

 

 

 ジュラルドンまで4m

 

 

 「届け!!」

 

 

 ジュラルドンまで3m

 

 

 「届けぇぇぇぇっっ!!!!!」

 

 

 ジュラルドンまで……2m

 

 1mに迫った時、キバナが無慈悲な行動を起こす。

 

 「ダイウォール」

 

 

 ダイマックスによって、つめとぎが変化してダイウォールになる。

 

 そして、キバナは右手を前に、目標に向かって、言い放つ。

 

 「ダイスチル」

 

 地面から現れた鋼によって、インテレオンは打ち上げられ。

 

 「キョダイゲンスイ」

 

 放たれたキョダイゲンスイの中へ消えていき……。地面に倒れる。

 

 

 「……」

 

 

 

 

俺は黙り込む。

 

 

インテレオンは立ち上がらない。

 

 

どれだけ願っても、どれだけ立ってくれと願っても。

 

 

手を伸ばす。もう戦闘は不可能だと言うのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前が真っ暗になった

 

 

 





まさかの主人公負けルート。途中まで勝ち確だったじゃん!?

Q.一撃必殺技って相手のLvが上だと当たらないんじゃ…?
A.君のような勘のいいガキは嫌いだよ。
解説すると、サダイジャのLvはオニゴーリと同じです。同じってことは当たるってこと。やったね!

どこぞの赤い彗星さん「当たらなければどうということない」



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次回予告

敗走。その先に在るものとは?

そして、ユウトは項垂れ、絶望する。

そんなユウトに手を差し伸べたのは、ユウリでもマリィでも無かった。


次回、兄妹
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