ポケモン ~剣盾の世界へLet's go!~   作:YY:10-0-1-2

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 シリアス展開がなかなか抜けきれない……あ、YYです。
 俺はシリアルを作りたいんですけどね。中々シリアスから動いてくれませんね。

 無敵のスタープラチナで何とかしてくれるはずっ!してくれるかなぁ……?

 そんな訳で本編どうぞ!


第109話 違和感と仲間

 

 太陽が傾き、辺りがだんだんと赤くなっていく中、ポケモン同士の衝突が起きていた。

 

 片や防戦一方。片や攻撃一辺倒。

 

 炎は沸き上がり、ポケモンを吹っ飛ばす。

 片目に傷がついているバシャーモは、静かに標的を見る。

 

 「っ、お、オーロット!?」

 

 オーロットは目を回し地面に倒れる。

 バシャーモは静かに目を潜めてから後ろを振り向きその場を去ろうとする。

 

 瞬間、バシャーモの下から岩が地面から飛び出てくる。

 

 バシャーモはそれをノールックで回避する。

 

 「ゲぇ、ノールック⋯⋯」

 

 バシャーモは同等な襲撃に驚きつつ、振り向く。

 そこに居たのは、ルガルガンと1人のトレーナー⋯⋯ユウト。

 

 「そこの人、ポケモン回復させるので!」

 「た、助かる!」

 

 後ろでは先程倒したオーロットが回復されている。

 バシャーモは目の前のルガルガンに向けて構える。

 

 「っ、やる気があるじゃないか⋯⋯ルガルガン!」

 

 ルガルガンも同時に構える。

 静かに数秒の時間が流れ⋯⋯バシャーモの足音で開始の合図が鳴る。

 

 

 「ルガルガン! ストーンエッジ!」

 

 ルガルガンのストーンエッジは、バシャーモに当たることなく、バシャーモはそれに乗る。

 だが、それを読んでいたユウトはルガルガンにストーンエッジの上に乗るように指示してから更に指示をかける。

 

 「かみくだく!!」

 

 ルガルガンがバシャーモに迫る。

 バシャーモは足でルガルガンの足を掬い、飛び膝蹴りを食らわす。

 

 ルガルガンはストーンエッジから吹き飛んだものの、空中で体勢を立て直しスタッと着地する。

 

 「チッ、やっぱり強いな⋯⋯がんせきふうじ!」

 

 ルガルガンにそう指示すると、バシャーモの周りに大きな岩が飛び出る。

 バシャーモは静かに足を構える。

 

 「からの〜! いわなだれ!!!」

 

 バシャーモの上から大量の岩が降ってくる。

 バシャーモは慌てることなく、目の前の岩石を炎を纏った足で蹴り壊す。

 

 大きな音と共に大量の土煙が辺りに舞い散る。

 

 「ルガルガン、離れろ!」

 

 土煙からの攻撃を防ごうと離れることを指示するも、土煙の中心地からバシャーモが飛び出してくる。

 ルガルガンは走っていたため、上からのバシャーモの攻撃を間一髪で逃れることが出来た。

 

 「ぶっねぇ⋯⋯」

 

 汗がポタッと地面に落ちる。

 ルガルガンはと言うと、バシャーモに威嚇をしている。

 

 (バシャーモの蹴りを見ても分かる。食らったら確実に致命だ⋯⋯だけど、ルガルガンとの相性が悪いわけじゃない⋯つまり、相手に確実にダメージを与えられる方法を考えなきゃだな⋯⋯)

 

 ───難しい。

 

 心の中で悪態を着くユウト。

 相手がもしかしたら自分より格下であれば、倒せたかもしれない。

 だが、相手は何十体と言うポケモンを倒してきた相手。

 

 ()()が違う。

 

 (歯軋りをしていても仕方がねぇ⋯⋯どうにかして突破するしか⋯⋯)

 

 

 ユウトはルガルガンを見る。

 ルガルガンもユウトを見ていた。

 

 それを見て、首を横に振るユウト。

 

 (何をしてるんだ俺は⋯!ルガルガンは俺を信じてくれてる⋯!)

 

 瞬間、頭の中で浮かぶ、キバナとの戦闘。

 ゾワッとした感覚がユウトの背中を這う。それを思いっきり首を横に振って振り払うユウト。

 

 (何考えてやがる⋯そうじゃねぇだろ!目の前に集中しろ!!)

 

 心の中で自分自身を平手打ちするユウト。

 

 「ルガルガン、ストーンエッジで近づけ!」

 

 ルガルガンはどんどん出てくるストーンエッジを乗り継ぎながらバシャーモに近付いていく。

 

 バシャーモはそれを見て、ストーンエッジを壊そうと炎を纏う。

 

 「ストーンエッジをやめて、がんせきふうじ!!」

 

 がんせきふうじを繰り出すルガルガン。

 バシャーモは目の前に岩石が出てきたことに怯む。その隙をユウトは見過ごさない。

 

 「かみくだくっっ!!!!!」

 

 大きく口を開けて空から降ってくるルガルガン。

 バシャーモは⋯腕でルガルガンの顔面をストレートに殴る。

 

 (なっ⋯⋯ほのおのパンチ!!?)

 

 ルガルガンはクラクラとしながら立ち上がろうとする。

 その隙をすかさず狙うバシャーモ。

 

 バシャーモはルガルガンに向かって、腕を再び振るう。

 叩きつけ、からの叩き上げ。それだけでルガルガンは良かった。

 

 ルガルガンはどしゃっと倒れ込み、戦闘不能となってしまった。

 

 「〜〜っ!!!」

 

 汗と共に歯を食いしばるユウト。

 バシャーモはそんなユウトを見た後に飛んで去ってしまった。

 

 ユウトは食いしばるのをやめ、ルガルガンに近付く。

 

 「悪い」

 

 ルガルガンにそう呟いた後に、きずくすりを吹きかけてからモンスターボールの中に戻す。

 

 ユウは声をかけようとして止める。

 

 「⋯⋯畜生」

 

 そう呟いたユウトは、太陽の方を向く。

 太陽は、ジリジリと。カロス地方では珍しく、少し暑い気温が流れていた。




次回予告


次回、激突
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