ポケモン ~剣盾の世界へLet's go!~ 作:YY:10-0-1-2
シリアス展開がなかなか抜けきれない……あ、YYです。
俺はシリアルを作りたいんですけどね。中々シリアスから動いてくれませんね。
無敵のスタープラチナで何とかしてくれるはずっ!してくれるかなぁ……?
そんな訳で本編どうぞ!
太陽が傾き、辺りがだんだんと赤くなっていく中、ポケモン同士の衝突が起きていた。
片や防戦一方。片や攻撃一辺倒。
炎は沸き上がり、ポケモンを吹っ飛ばす。
片目に傷がついているバシャーモは、静かに標的を見る。
「っ、お、オーロット!?」
オーロットは目を回し地面に倒れる。
バシャーモは静かに目を潜めてから後ろを振り向きその場を去ろうとする。
瞬間、バシャーモの下から岩が地面から飛び出てくる。
バシャーモはそれをノールックで回避する。
「ゲぇ、ノールック⋯⋯」
バシャーモは同等な襲撃に驚きつつ、振り向く。
そこに居たのは、ルガルガンと1人のトレーナー⋯⋯ユウト。
「そこの人、ポケモン回復させるので!」
「た、助かる!」
後ろでは先程倒したオーロットが回復されている。
バシャーモは目の前のルガルガンに向けて構える。
「っ、やる気があるじゃないか⋯⋯ルガルガン!」
ルガルガンも同時に構える。
静かに数秒の時間が流れ⋯⋯バシャーモの足音で開始の合図が鳴る。
「ルガルガン! ストーンエッジ!」
ルガルガンのストーンエッジは、バシャーモに当たることなく、バシャーモはそれに乗る。
だが、それを読んでいたユウトはルガルガンにストーンエッジの上に乗るように指示してから更に指示をかける。
「かみくだく!!」
ルガルガンがバシャーモに迫る。
バシャーモは足でルガルガンの足を掬い、飛び膝蹴りを食らわす。
ルガルガンはストーンエッジから吹き飛んだものの、空中で体勢を立て直しスタッと着地する。
「チッ、やっぱり強いな⋯⋯がんせきふうじ!」
ルガルガンにそう指示すると、バシャーモの周りに大きな岩が飛び出る。
バシャーモは静かに足を構える。
「からの〜! いわなだれ!!!」
バシャーモの上から大量の岩が降ってくる。
バシャーモは慌てることなく、目の前の岩石を炎を纏った足で蹴り壊す。
大きな音と共に大量の土煙が辺りに舞い散る。
「ルガルガン、離れろ!」
土煙からの攻撃を防ごうと離れることを指示するも、土煙の中心地からバシャーモが飛び出してくる。
ルガルガンは走っていたため、上からのバシャーモの攻撃を間一髪で逃れることが出来た。
「ぶっねぇ⋯⋯」
汗がポタッと地面に落ちる。
ルガルガンはと言うと、バシャーモに威嚇をしている。
(バシャーモの蹴りを見ても分かる。食らったら確実に致命だ⋯⋯だけど、ルガルガンとの相性が悪いわけじゃない⋯つまり、相手に確実にダメージを与えられる方法を考えなきゃだな⋯⋯)
───難しい。
心の中で悪態を着くユウト。
相手がもしかしたら自分より格下であれば、倒せたかもしれない。
だが、相手は何十体と言うポケモンを倒してきた相手。
(歯軋りをしていても仕方がねぇ⋯⋯どうにかして突破するしか⋯⋯)
ユウトはルガルガンを見る。
ルガルガンもユウトを見ていた。
それを見て、首を横に振るユウト。
(何をしてるんだ俺は⋯!ルガルガンは俺を信じてくれてる⋯!)
瞬間、頭の中で浮かぶ、キバナとの戦闘。
ゾワッとした感覚がユウトの背中を這う。それを思いっきり首を横に振って振り払うユウト。
(何考えてやがる⋯そうじゃねぇだろ!目の前に集中しろ!!)
心の中で自分自身を平手打ちするユウト。
「ルガルガン、ストーンエッジで近づけ!」
ルガルガンはどんどん出てくるストーンエッジを乗り継ぎながらバシャーモに近付いていく。
バシャーモはそれを見て、ストーンエッジを壊そうと炎を纏う。
「ストーンエッジをやめて、がんせきふうじ!!」
がんせきふうじを繰り出すルガルガン。
バシャーモは目の前に岩石が出てきたことに怯む。その隙をユウトは見過ごさない。
「かみくだくっっ!!!!!」
大きく口を開けて空から降ってくるルガルガン。
バシャーモは⋯腕でルガルガンの顔面をストレートに殴る。
(なっ⋯⋯ほのおのパンチ!!?)
ルガルガンはクラクラとしながら立ち上がろうとする。
その隙をすかさず狙うバシャーモ。
バシャーモはルガルガンに向かって、腕を再び振るう。
叩きつけ、からの叩き上げ。それだけでルガルガンは良かった。
ルガルガンはどしゃっと倒れ込み、戦闘不能となってしまった。
「〜〜っ!!!」
汗と共に歯を食いしばるユウト。
バシャーモはそんなユウトを見た後に飛んで去ってしまった。
ユウトは食いしばるのをやめ、ルガルガンに近付く。
「悪い」
ルガルガンにそう呟いた後に、きずくすりを吹きかけてからモンスターボールの中に戻す。
ユウは声をかけようとして止める。
「⋯⋯畜生」
そう呟いたユウトは、太陽の方を向く。
太陽は、ジリジリと。カロス地方では珍しく、少し暑い気温が流れていた。
次回予告
次回、激突