ポケモン ~剣盾の世界へLet's go!~   作:YY:10-0-1-2

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 皆さん見てください!一二三ですよ一二三!YYです。
 ん?この場合俺が2倍払うことに……うぎゃぁあーっ!!

 チンチロは適度に掛けましょうね。決して俺みたいに全ベットしないようにしましょうね。


第123話 及第点…ってコト!?

 

 俺は静かにユウリ達に近づく。

 ユウリは涙ぐみながらこちらを向いてくる。それを見て、少しだけ立ち止まる。

 

 やべぇ、なんて声掛けたらいいかな……。こういう時、どう返せばいいんだ。

 

 今までのオタク経験を活かせッッ!!

 

 「えっ…と、そのだな……」

 

 俺が言葉に詰まっていると、ユウリが目元を拭う。

 それに戸惑っていると、ユウリが会話を切り出した。

 

 「いや〜負けちゃった…。惜しいところまでは行けたんだけだな〜!」

 「………うん。いい経験になったかもだね」

 「お、お前ら……!?」

 

 いや、違うな。

 これは強がりだ。

 

 だけど、それに気づかない方がいいんだろうな。俺はユウリ達の言葉に頷く。

 

 「しかし、お前ら…よくあそこまで行けたよな…」

 「ユウリのおかげだよ?」

 「マリィちゃんのおかげ!」

 「相思相愛かミ?」

 

 俺がそう言うと、2人とも顔を真っ赤にして黙り込んでしまった。

 

 ……え?????

 

 すると、遠くから助け舟なのか、ユウが駆けてきた。

 

 「ポケモン回復させるね?」

 「うん。ありがとユウちゃん」

 「お易い御用だよ!」

 

 ユウが二人のポケモンを回復している間に、俺たちはカルムの所に近づく。

 

 「お疲れ様」

 「お疲れ様です…その、キーストーンって…」

 

 ユウリがそう聞くと、カルムがニコッと笑ってしばらくユウリを見つめる。

 その意図が分かったのか、「そうですよね」と言って乾いた笑いを出す。

 

 それを見て、俺はモンスターボールを投げて、バシャーモを繰り出す。

 

 「ユウト?どうしたの?」

 

 マリィの言葉に反応せずに、メガストーンとキーストーンを取り出してカルムに差し出す。

 

 それを見たバシャーモ以外の全員が口を開ける。

 

 「ゆ、ユウト?」

 「俺の目的は強くなることだ。だけどな、1人で強くなっても意味ないんだよ」

 

 俺の言葉にユウリが黙り込む。

 

 「ユウリも、マリィもメガシンカを使わないって言うなら、俺だって使わねぇ」

 

 無論、Zワザだって。

 

 その言葉を聞いたカルムは

 

 「っ、ハハハハハハハハ!!」

 

 と、大きな笑い声を上げた。

 それに俺達は目を見開く。

 

 「な、何がおかしいんだ!?」

 「いや違うよ。二人もそうなんだけど、君も人を信用しすぎじゃないかな?」

 「あぁん!?」

 

 つい乱暴な言葉が出てきてしまうがキレていいだろう。

 人を信用しないなんて、普通はできないだろ。

 

 すると、会話をぶった斬るようにユウがアブソルとルカリオを連れてきた。

 

 「2人とも、終わったよ」

 「うん、ありが……あれ?」

 

 マリィが一番最初に気付いた。

 マリィの言葉で、俺とユウリ、コルニさんが近付いて二人のポケモンを見る。

 

 「あれ!?これって…!?」

 「アブソルナイトとルカリオナイト!」

 

 そこにあったのは、メガシンカするために必要な2つのメガストーンだった。

 カルムは笑いながら近付いてくる。

 

 「及第点ってやつだよ。本当なら、ちゃんと約束通り渡さない予定だったんだけどね」

 

 カルム曰く、カルネさんがそれは可哀想だから渡してあげたら?と言いに来たそうだ。

 だから、及第点として、どちらかのポケモンを倒せば2人に渡すという話になっていたらしいのだ。

 

 バンギラス……は不可能に近かったとして、ゲッコウガを倒したことで、渡されたというわけだ。

 

 俺はそれを聞いてヘナヘナと倒れ込む。

 

 なんだよ…心配して……損はしてないか。

 

 「だから、ユウトも2つとも返さなくていい。3人で更なる高みに昇ってくれることを祈ってるよ」

 「「「ありがとうございます!!」」」

 

 俺とユウリ、そしてマリィはカルムに向かってお辞儀をして感謝の言葉を告げる。

 

 2人ともに笑顔が戻ったことで、俺は少しだけほっとするのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこからしばらく時間が経ち、辺りが暗くなってきた頃。

 俺とカルムは2人で話し合っていた。

 

 その内容は言わずもがな、ユウリ達についてだ。

 

 「へぇ、色々と苦労してきたんだね…」

 「ほんとに……」

 

 カルムの言葉に俺は白目を向きながら頷く。

 カルムも遠い目をして「辛かったなぁ」と呟いている。多分、フラダリ共のことだろうな。

 

 「しかし、久々だな…あそこまで行かれるのは」

 「え?初めてじゃないんすか?」

 

 気になって聞いてみると、俺の質問に縦に頷いて肯定する。

 えぇ……あの強さなのに、それと同じぐらいのやつがいるんだ……。

 

 「誰っすか?」

 「うんとね、二人いて、どっちももう遠くの方に行っちゃったんだけどね。1人は確か、赤い帽子を被ってる青年で、もう1人は青い炎みたいな形のマフラーを巻いてるでっかい青年だったよ」

 

 ふーん。

 

 最初は分かるけど、もう1人の方ってもしかして…。

 

 「……2人目、リザードン連れてませんでしたか?」

 「え?あぁ、そういえば。よくわかったね」

 

 ま、マジか……。

 俺は少しだけ身体を震わせる。

 

 ほんとにこの世界って広いんだな……。

 

 「まぁ、いいや。2人とも強かったし、特に1人目の方は僕、負けちゃったからね」

 「ウッソだろオイ!?」

 

 俺は声を荒らげてしまう。

 が、直ぐにそれに気づいてゴホンッと咳き込む。

 

 「ええっと…ユウリ達はどうでしたか?」

 「……2人とも強いね。ガラル地方ってそんな人ばかりいるの?」

 

 しばらく考え込み、えぇ、まぁ。と答える。

 間違ってないもんな…?キバナとか、ダンデさんとか、ホップとかビートとか、強いもんな??

 

 カルムは立ち上がって伸びをする。

 俺も立ち上がって同じく伸びをする。

 

 「今度は君とやってみたいな」

 「やるのは、また今度っすね」

 

 俺がそう言うと、手を差し出してくる。

 俺はその手を、喜んで掴みとる。

 

 「俺は強いですよ?」

 「楽しみにしてるよ」

 

 俺とカルムさんはニヤッと笑って、笑いながらホテルへと戻るのであった。





 カルムとユウト「「ゴクゴク」」
 マリィ「すごい飲むねあの2人」
 ユウリ「何飲んでるんだろう?」

 カルムとユウト「麦茶だコレ!」ダンッ


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次回予告

よう、ユウトだ。
さて、いよいよ明日はガラル地方に帰るぞ!
って、ユウ、ついてきていいのか?許可は取ったんだろうな…?

俺がやるべきは……当たり前だよな?

次回、キバナ再び

今度は、リベンジマッチだ!!

ホップ戦は?

  • やる!!
  • やらない!!
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