ポケモン ~剣盾の世界へLet's go!~   作:YY:10-0-1-2

143 / 172

 はいどうもYYです!
 今回と次の話で、ガラル地方編、最後となります!長かったね……。
 ん?セミファイナルは? って?

 ……ハハッ(高笑い)

 そんな訳で本編どうぞ!


ガラル地方編 その2!
第125話 お前の事を待ってたんだよ!


 

 ガラル地方に帰ってきて、すぐさまホップ達が出迎えてくれた。

 

 「ただいま、ホップ!」

 「おぉ、おかえりだぞ!」

 

 ユウリとホップが楽しく話している間、ユウトとユウはマリィと一緒に船から降りた。

 

 ただ、ユウのテンションは上がっていて、落ち着きがないように、周りを見ている。

 それを見て、ユウトとマリィが笑う。

 

 「さぁて、俺は行くとするか」

 「ん、もう?」

 

 マリィの言葉にユウトが頷く。

 

 キバナに負けたユウトは、自分が更に強くなるためにカロス地方に向かっていたのだ。

 全てはキバナを倒すために。ただそれだけの目標を持ち、ナックルスタジアムへと臨むのだ。

 

 「ホップに先越されちまったからな」

 「うん!私達もすぐ追いつくよ!」

 

 時間があると言えば、そうは言えない。

 そもそも、今回、カロス地方に行ったことで6日間ジムチャレンジに参加しなかったことになる。

 

 その前も、アローラ地方に飛んでいるため、殆ど時間がない状態となってしまっているのだ。

 ユウリやマリィ、そしてユウトはまだキバナを倒せてはいないため、急いで倒さなければガラルトーナメントに挑めないのだ。

 

 ユウトの目はもう既に、やる気に満ち溢れていた。

 

 (チャンピオンになりたいか……)

 

 ユウトは心の中でそう呟く。

 当たり前かのように目指していたチャンピオン。カロス地方で気付き、出した答えは。

 

 (…俺は、チャンピオンになってどうこうするって言うのは無い。ただ俺は……ユウリのライバルになれれば、それでいい)

 

 もう既に、迷いなどなかった。

 

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

 

 ナックルスタジアムでは、沢山の観客が見に来ようと集まっていた。

 その理由は、ユウがスマホロトムで見ていた画面に載っていた。

 

 「『キバナVSユウト、再び!』…か」

 

 ユウはそれを見て少しだけ誇らしげに微笑む。

 自分の兄がチャンピオンへの1歩を進む場所が見られる。それだけで彼女は幸せなのだ。病気じゃないかな。

 

 とは言っても、相手はキバナと言うとっても強いトレーナー。

 

 そう簡単には勝てないことぐらい、ユウにも分かる。

 

 「けど、まぁ、お兄ちゃんなら勝てるでしょ!」

 

 確証も、名証も、裏付けも、傍証も、何も無い。

 ただ、自分は兄を信じるだけだと頷く。

 

 ユウは自分で調べた紙を見ながら顎に手を当てる。

 

 ドラゴンタイプのジムリーダー。キバナ。

 ユウはポケモンの事には詳しい*1が、ポケモントレーナーに関しては詳しくはない。

 

 褐色肌でスレンダーな青年。

 緑がかった青い瞳のタレ目で、耳にゴールドのピアスが光っている。

 

 さらに、側頭部と後頭部を刈り上げた髪型の上にオレンジ色のバンダナを巻いていて、口を開くとドラゴンのような鋭い八重歯が見えるイケメン。

 

 残念ながら、ユウには響かなかったようだ。

 

 ただ、その戦い方はやはり目を見張るものがあり、どう対策するかが攻略の鍵になってくる。

 

 使ってくるポケモンは、ギガイアス、フライゴン、サダイジャ、ジュラルドン。

 ここはゲームの時と変わっていないが、難易度が桁違いとなっていて、それが敗因となってしまった。

 

 ならばどうするか?

 

 ───難易度についていけるようにすれば良い。

 

 (って、お兄ちゃんは言ってたけど…難しいよね)

 

 難易度についていけるようにする……それは即ち、キバナと同等レベルまで上がるという事だ。

 

 ユウからしてみれば、どちらも凄いトレーナーではあるが、キバナはジムリーダーと言う、いわばユウトの強さを試す側にいる。

 試すということは、自分が強くなければ意味が無いのだ。

 

 ユウトは、それを乗り越えるしかない。

 

 「おっと、そろそろ時間になっちゃう!早く行かないと!」

 

 ユウはスマホロトムを仕舞いこみ、ナックルスタジアムへと急いで走っていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

 

 

 「よぉ、久しぶり…」

 「…しっぽ巻いて逃げちまったのかと思ったぜ」

 

 ユウトが目の前に来ると、キバナさんはニヤッと笑って言う。

 なんだか嫌味に聞こえるって言うか、そういう風に聞こえるけど、実際は楽しみにしてたぜみたいな感じだ。

 

 ユウトはキバナさんに負けた後、落ち込んでいた。それが復活した今なら、きっと勝てるはずだ。

 

 「っと、その後ろのもそうか。これは骨が折れそうだな」

 「まずは俺を倒してからだぜ?」

 「ハハッ、上等!」

 

 そういうキバナさんは、私の方に近づいてくる。

 

 「心底、強いんだろうな。期待してるぜ!」

 

 ニコッと牙を出して笑うキバナさん。

 ⋯あれ?今、私⋯⋯キバナさんにドキッってした?もしかして⋯⋯いやいや⋯。

 と、思っていたら、ユウトがすごい顔をしてキバナさんの足を蹴った。

 クリーンヒットしたのか、いい音が鳴った。

 

 「痛ってぇ?!何すんだこのクソガキ!」

 「うっせぇ!あんたが悪いんだよ!この女たらしめ!」

 「失礼だな!ただの知り合いだよ」

 「ならばこっちは……大親友だ⋯!」

 「ちょっ!やめてよ!てか、なんの張り合い!?」

 

 まだユウトとキバナさんは睨み合っている。

 

 「だぁれがクソデカ女誑しだテメェ⋯?」

 「あんたに言ってんだよこの豆粒女誑し⋯⋯!」

 「やるか?いいぜ?ガキでも俺はやる時はやるぞ?」

 「空手やってた俺にかなうとでも…?」

 「だからやめなさいよ!」

 

 ユウトもキバナさんも、凄い鬼のような形相をしている。

 私はそれを見て、ユウトをキバナさんから離そうとする。

 

 「神精樹の身を食べればな!お前なんて潰せるんだぜ!」

 「しんせいじゅ……?なんだそりゃ?」

 「き、キバナさん!気にしなくていいですから!ほら、ユウト行くよ!」

 

 私はユウトを引きずってキバナさんから離れる。

 離れた後に、ユウトの方を向いてため息を吐く。

 

 「何をしてるの本当に……」

 「ん?いつも通りじゃねぇか?」

 

 ユウトの言葉に再び大きなため息を吐いてしまった。

 なんで私はユウトの事を好きになってしまったのだろうか。

 

 あー、本当になんで!?

 

 「まぁいいか。とりあえず、ぶっ飛ばしてくるわ!」

 「ぶっ飛ばさないで……。うん。頑張ってね!」

 

 私はコートへ向かうユウトを見送る。

 きっとユウトなら、私の隣に立って……それは望みすぎか。

 

 頑張ってね、ユウト。

*1
主にカロス地方のポケモンのみ。バシャーモ?お兄ちゃんに任せればいいだろ





 ユウトの目標

 チャンピオンになる!
 ↓
 ユウリのライバルになってやる!その為なら、チャンピオンにもなるぜ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
次回予告


次回、VSキバナ

ホップ戦は?

  • やる!!
  • やらない!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。