ポケモン ~剣盾の世界へLet's go!~   作:YY:10-0-1-2

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 はいどうもYYです!
 強くなったユウトは、如何にしてキバナに勝つのでしょうか……本編どうぞ!


第126話 VSキバナ

 

 キバナと睨み合う。

 観客の叫び声や応援の声などが、スタジアム全体を覆うように上がる。

 

 俺は深呼吸をする。

 

 この前の敗因は、皆の力を最大限に引き出せなかったからだ。

 今度は違う。皆の力を俺は最後まで信じ切る。

 

 「あーっと……」

 「別に、何も言わなくていいぜ」

 

 何か話題を作ろうとするキバナに俺はそう言う。

 代わりに、俺は笑う。

 

 「前は負けた。俺の圧倒的な敗北だ。完膚なきまでにな」

 

 沈黙。

 

 「だけどな、今度は違う」

 

 沈黙。だけど、キバナの口角が段々と上がっていくのが分かる。

 

 「俺が勝つ」

 

 俺はそう宣言する。

 そうすると、キバナは何も言わずに背を向ける。

 

 「やろうぜ。久々に昂ってきたわ」

 

 背中を向けたままそう言うキバナ。

 俺は静かに頷いて、定位置まで歩く。

 

 さぁ、行くぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽ジムリーダーのキバナが勝負を仕掛けてきた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「行くぜ!フライゴン!ギガイアス!」

 「行くぞ!ルガルガン!パッチラゴン!」

 

 俺が繰り出すのはルガルガンとパッチラゴン。

 意外と思ったのか、キバナの顔が一瞬だけ惚けた顔になるも、すぐに整える。

 

 パッチラゴンは、でんきとドラゴンタイプの複合型だ。

 だが、それでもなお強い種族値に、特性『はりきり』。まだでんげきくちばしは覚えていないものの、先制できれば威力が2倍になるというぶっ飛んだ追加効果がある技もある。

 

 でんげきくちばしは使えないから、そんな意味ないが、つばめがえしや、特殊技なら10まんボルトやかみなりを持っている。

 

 難点で言えば、少々足が遅く、じめん、こおり、ドラゴン、フェアリーの4つ。

 

 ジュラルドンやフライゴン、サダイジャには弱いものの、ギガイアスを倒すぐらいや、相手にダメージを与えることぐらいはできるはずだ。

 

 ギガイアスの特性で、砂嵐が起きる。

 

 だが、さほど関係はない。

 

 「ルガルガン、フライゴンにかみくだく!パッチラゴン、ギガイアスに10まんボルト!」

 

 ルガルガンがフライゴンに飛び込み、かみくだくを放つが、フライゴンはそれを紙一重で避ける。

 ギガイアスに10まんボルトを放つと、ギガイアスはそれを耐え抜く。

 

 やはり強い。

 

 「フライゴン、だいちのちから!ギガイアスはヘビーボンバー!」

 「ルガルガン、ストーンエッジ!パッチラゴンはいわなだれ!」

 

 フライゴンのだいちのちからをストーンエッジで防ぎきり、ギガイアスにいわなだれを放つ。

 だが、ギガイアスはいわなだれを耐え切り、パッチラゴンにヘビーボンバーを食らわせる。

 

 ヘビーボンバーははがね技なので、そこまで喰らわないが、威力が強い。

 

 パッチラゴンに大きなダメージが通ってしまったのは痛いが、まだいける。

 

 「パッチラゴン、フライゴンにつばめがえし!ルガルガンはパッチラゴンに続いてがんせきふうじ!」

 

 フライゴンにつばめがえしを当てた後に、がんせきふうじを落とす。だが、そう簡単にも行かない。

 

 「フライゴン、ドラゴンテール!」

 

 ドラゴンテールにより、がんせきふうじが全て破壊される。

 

 「ギガイアス、ロックブラスト!」

 「ルガルガン、避けろ!パッチラゴンはげんしのちからでロックブラストを叩き落としてくれ!」

 

 ルガルガンはロックブラストを一つずつ避けていき、パッチラゴンはげんしのちからによって、ロックブラストを防ぐ。

 

 その隙にフライゴンがこちらへと向かってくる。

 

 「フライゴン、ドラゴンクロー!」

 「ルガルガン、アクセルロック!」

 

 フライゴンのドラゴンクローはカスったものの、ルガルガンのアクセルロックがフライゴンを吹き飛ばす。

 

 その隙にもう一発!! 

 

 「パッチラゴン、フライゴンにふみつけ!」

 

 パッチラゴンがジャンプし、飛んできたフライゴンを思いっきり踏みつける。

 フライゴンとパッチラゴンは地面に激突し、煙が辺りを舞う。

 

 フライゴンは、戦闘不能に、パッチラゴンは倒れていたが、脚をバタバタさせ、立ち上がる。

 

 俺はホッとため息をついた後に、ルガルガンの方を向く。

 

 ルガルガンはやる気満々で、ギガイアスを見ている。

 

 

 ここでギガイアスを落とせばこちら側に有利が傾く…が、そう上手くいくわけがないな。

 

 ギガイアスは何回か攻撃を食らってる。

 多分そのままルガルガンの攻撃で沈むだろうな。と、なると…ステルスロックが怖いか。

 

 ステルスロック程めんどくさい物はないし、今の天候はまだ砂嵐の状態。きあいのタスキを潰してこれるだろうな。

 

 「ギガイアス、ステルスロック!」

 

 やはりステルスロックか。

 俺は少しだけ心の中で舌打ちした後に、ルガルガンの方を向く。

 

 「ルガルガン、かみくだく!ついでにパッチラゴン、ドラゴンテール!」

 「そう易々とは食らわせねぇぞ!ギガイアス……」

 

 ルガルガンとパッチラゴンがギガイアスに近づく。

 

 ただ、それは軽率だった。

 ギガイアスが段々と()()()()()()()

 

 「マジかよ!?」

 「だいばくはつだ!!」

 

 ギガイアスはその技を放つと、辺り一面が黒い煙で覆われてしまった。

 何も見えない……。

 

 煙がだんだんと晴れてくると、パッチラゴンは倒れ伏していて、ルガルガンは立っているものの、1歩も動かない。

 

 「……っ、ルガルガン。パッチラゴンありがとな」

 

 ルガルガンもパッチラゴンも戦えないと判断した俺は、モンスターボールに入れる。

 

 キバナはやれやれと言った感じで首を横に振っている。

 

 「まさかここまでだとはな。サダイジャ、ジュラルドン!」

 

 サダイジャとジュラルドンが飛び出してくる。

 俺は2つのモンスターボールを取り出し、目を閉じる。

 

 行ける。コイツらなら。

 

 「っ、バシャーモ!マルヤクデ!」

 

 バシャーモとマルヤクデが飛び出る。

 バシャーモは炎を大量に纏い、マルヤクデはバシャーモの方を向いて、若干引いている。

 

 2体ともほのおタイプ。特に、マルヤクデはジュラルドン絶対倒すマンみたいになっている。

 

 「なるほどな。ジュラルドン対策か?」

 「まぁね。それに、バシャーモの力を試すチャンスだ」

 

 この気を逃すつもりは無い。

 

 「バシャーモ!ジュラルドンにニトロチャージ!マルヤクデ、サダイジャにかみくだく!」

 「ジュラルドン、バシャーモの攻撃を耐えてメタルクロー!サダイジャはじならしだ!」

 

 バシャーモがジュラルドンにニトロチャージを放ち、メタルクローを間一髪で避け。

 マルヤクデはサダイジャのじならしを避け切る。

 

 効果バツグンのはずだろ。なんで効いてねぇんだよアイツ。

 

 だが、ニトロチャージのおかげで素早さが上がっている。速いはずだ。

 

 「バシャーモ、サダイジャににどげり!マルヤクデはサダイジャにまきつく!」

 

 マルヤクデがサダイジャに巻き付くと、動かせなくさせ、バシャーモのにどげりを食らわせた。

 

 1度食らったサダイジャは、マルヤクデのまきつくから逃れるために、自分の体を捻らせた。

 

 「ぶんまわせ!サダイジャ!」

 「おっまっ!?」

 

 サダイジャのマルヤクデを纏ったぶん回し攻撃はバシャーモに当たり、バシャーモは少しだけ後ろに吹き飛んだ後に、立ち上がる。

 

 マルヤクデもそのままぶん回されたことで、まるで水切り石のように地面を転がっていく。

 

 「マルヤクデ!大丈夫か!?」

 

 マルヤクデにそう聞くと、マルヤクデは頷く。

 良かった。戦力はなるべく…特にマルヤクデは残しておきたいからな。

 

 だが、明らかに前回よりもいい攻撃が出来ているはずだ。

 

 「バシャーモ!ジュラルドンにブレイズキック!」

 

 バシャーモはジュラルドンに近づいてキックの構えを取る。

 バシャーモの脚に大量の炎が纏わりつき、そのキックに異質感を生み出す。

 

 これはまずいと判断したのか、ジュラルドンが冷や汗を垂らす。

 

 「ジュラルドン!ドラゴンクロー!」

 

 ブレイズキックとドラゴンクローが鍔迫り合う。いや、刀では無いからこの表現はちょっと違う気がするが、まぁいいだろう。

 

 ほぼ互角。

 

 ブレイズキックも、ドラゴンクローも負けずに押し合い、お互いに吹き飛ぶ。

 バシャーモは少しだけよろけて、ジュラルドンは膝をつくようにガクッとする。

 

 「マルヤクデ!サダイジャにたたきつける!」

 「サダイジャ!あなをほる!」

 「遅いっっ!!」

 

 サダイジャが穴を掘る前にマルヤクデのたたきつけるを食らう。

 食らった衝撃で辺りに再び砂嵐が舞うが、気にしない。

 

 どうせ既に砂嵐のせいでジリジリと削られている。

 

 サダイジャは絶対に落としてやる。

 

 「マルヤクデ!とぐろをまく!」

 

 今の内に攻撃と防御と命中率を上げておく。

 

 「サダイジャ、マルヤクデにあなをほる!」

 「っ…構わねぇ!とぐろをまく!」

 

 さらに上げておいて、サダイジャが出てくる時まで待つ。

 

 「…今だ!サダイジャ!」

 「ここだ!バシャーモ!」

 

 サダイジャが出てきた瞬間、バシャーモに指示を出す。

 バシャーモが横から飛び出てきたことで、サダイジャの目線がそちらへと向く。

 

 その隙にだ。

 

 「マルヤクデ!かみくだく!!」

 

 マルヤクデのかみくだくがサダイジャに突き刺さる。

 サダイジャは目を回して地面に倒れる。戦闘不能だ。

 

 俺はとりあえず息を吐く。

 

 「……この前とは、まるで別人みたいだな…」

 「……そりゃどうも。この前はかっこ悪い所見せちまったからな。少しでもカッコイイところを見せてみたいんだよ」

 

 俺がそう言うと、キバナがニヤッと笑う。

 俺も真似するようにニヤッと笑い、お互いにボールを構える。

 

 バシャーモには戻ってもらい、マルヤクデも戻ってもらう。

 キバナもサダイジャとジュラルドンを手元に戻す。

 

 やることは決まってる。

 

 

 「ジュラルドン!キョダイマックスだ!!」

 「マルヤクデ!キョダイマックス!インテレオンも一緒に出てきてくれ!!」

 

 ジュラルドンとマルヤクデはキョダイマックスの状態で、俺はインテレオンも同時に繰り出す。

 

 インテレオンと俺は頷き、マルヤクデの方を向く。

 

 「頼んだぜマルヤクデ!」

 【頼みましたよ。マルヤクデ!】

 

 マルヤクデは俺たちの言葉に、思いっきり炎を上げて応えてくれる。

 

 

 さぁ、ここからが本番だ。

 

 俺は大きく息を吸って、吐く。

 

 「マルヤクデ!キョダイヒャッカ!インテレオンはアクアブレイク!」

 

 マルヤクデが炎を溜めている間に、ジュラルドンにインテレオンは近づき、アクアブレイクを食らわせる。

 さらに、マルヤクデのキョダイヒャッカがジュラルドンを包み込む。

 

 ついでに炎の渦に閉じ込め、バインド状態にする。

 

 だが、さすがキョダイマックスしているジュラルドン。まるで物ともしていない。

 

 「ジュラルドン、キョダイゲンスイ!」

 

 キョダイゲンスイが放たれると同時に俺とインテレオンは笑う。

 

 「その攻撃は……」

 【読んでいましたよ!】

 

 俺とインテレオンは同じ人差し指を向けるポーズを取る。

 そして、インテレオンは水を人差し指の先に溜め込む。

 

 「ねらいうち!!!」

 

 

 キョダイゲンスイの中を進む水の弾は、キョダイマックスしているジュラルドンを捉える。

 ジュラルドンはねらいうちを食らったことで、その巨体を揺るがせる。

 

 まだ終わってはいない!

 

 「マルヤクデ!ダイワーム!」

 

 効果はいまひとつではあるが、ダイワームの特殊効果は相手の特攻を下げる。

 

 このまま押し切る!!

 

 「ダイスチル!」

 「インテレオン!」

 

 この前の戦いでは、ダイスチルを食らったインテレオンは打ち上げられてしまっていた。

 

 だが、今回は違う。

 地面から飛び出てきたダイスチルの上に乗り、さらに空に飛ぶ。

 

 インテレオンは指を構え、片手で手首を掴む。

 

 その先には大きな水の弾が溜まっていた。

 

 

 キバナが指示を出そうとした時には……もう遅い!!

 

 

 「ねらいうちだぁぁぁぁぁっっ!!!!」

 

 

 俺の大きな叫び声と共に、インテレオンがねらいうちを放つ。

 ねらいうちは貫通したかのような水しぶきを上げる。

 

 キョダイマックスしていたジュラルドンはその身を大きく揺らし、爆発を起こす。

 

 その大きな爆発のせいで、目を閉じてしまったが、次に目を開けた時には……。

 

 

 

 「あっ……」

 

 ジュラルドンは地に伏せていた。

 

 俺はその姿を見て。

 

 

 「よっっっしゃあああああああぁあぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!!」

 

 叫んでいた。




次回予告

次回、決着の後。

ホップ戦は?

  • やる!!
  • やらない!!
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