ポケモン ~剣盾の世界へLet's go!~   作:YY:10-0-1-2

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 どうもYYです。
 正直、マリィを勝たせたかったんですけどね、まぁね、うん。仕方がないね。
 ちなみにまだまだ出番はありますよマリィちゃん。

 そんな訳で本編どうぞ。


第135話 終わりからの始まり

 

 スタジアムだけではない、まるでガラル地方を割らんとするばかりの大歓声。

 大きな歓声と共に、俺はマリィに近付く。

 

 「マリィ」

 

 俺がそう言うと、先程まで上を見上げていたマリィがグンッと前を向き、俺に手を向けてきた。

 俺はそれにビックリしていると、マリィが口を開く。

 

 「何も言わないでユウト」

 「……」

 「あたし、悔しいけど、なんかすっごくスッキリしてるからさ」

 「……そりゃ、良かった」

 

 確かに、マリィの顔は清々しい気分と言いたげのにっこり顔だ。

 マリィには苦戦させられた。

 これは、ある意味成長を感じられる。俺もインテレオン達も、そして、マリィ達も。

 

 きっと、ユウリもホップも、もっと強い。

 

 

 「メガアブソル、強すぎだ」

 「……うん。次は負けないけん!」

 

 マリィは、手を差し伸べてくる。俺はそれを喜んで掴む。

 ……でもね、マリィさん。握手は良いんだけどさ、力強くない?

 

 「マリィさん?」

 「……」

 「おーい?マリィさん?」

 

 すごい笑顔で力込めてくるんだけどさ、痛いんよ。地味に。

 

 「次は、次は負けん!」

 「お、おう……」

 

 俺はマリィの圧に少しだけ押されつつも、歪な笑顔を浮かべるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……よし、お前ら出て来い!」

 

 俺はインテレオン達をモンスターボールから出して、全員の顔を見る。

 マルヤクデは不服そうに、インテレオンはそんなマルヤクデを宥めるように何か話していて。

 ルガルガンとパッチラゴンは眠たそうにしていて、ドラパルトは俺の顔を舐めてくる。

 

 バシャーモはと言うと、壁に寄っかかり、こちらに二本指を立てる。

 

 「……いや、どこの王子だよ」

 

 新惑星なんちゃらの王になって頂きたい、と思うが彼はポケモンだ。無理だな。

 

 さて、キズぐすりとかピーピーエイトとか色々しなきゃな。

 

 【ユウト】

 「ん?なに?」

 

 インテレオンは後ろからチョンチョンと叩いてくる。

 俺が少しだけ振り返ると、ユウリがゆっくりとこちらを歩いてくるのを見た。

 

 はは〜ん、これアレだろ、「だーれだ?」のアレだろ。

 ならば大人しく受けてやって、目を閉じながら当ててやろうではありませんか。

 

 そうしていると、静かに俺の目に……ではなく、体に手が回される。

 それにはさすがの俺も固まる。

 

 「ユウト、おめでと」

 「……お、おう」

 

 おいどうすればいい、俺はどうすればいいインテレ……おいテメェらなにモンスターボールに戻ってやがる。……待て、逃げるな。おい。

 

 「マリィちゃん、負けちゃった」

 「……嫌味?」

 「違うよ。ただの感想」

 

 ユウリの言葉は珍しく暗い。

 こういう時は大体なんか悲しいことがあった時だ。

 

 ……マリィを倒しちゃったからかな。

 

 「あ〜あいつもやばいくらい強かったぞ」

 「それは知ってる」

 

 ……。

 カチンと来そうになるが、抑える。

 

 「私、これからホップと戦うんだ」

 「……頑張れよ」

 「うん」

 

 俺はそう返した後、ユウリがさらにギュッと力を込める。

 あのね、俺思春期なの。ドキマギしちゃうからやめてね?

 

 「スゥーー」

 「……何してんの」

 「ユウトパワー吸入中」

 「なんだよそれ」

 

 俺は少しだけたじろぎながらそう言うと、ユウリはえへへ、と笑顔を見せる。

 ……マジかよすげぇなユウトパワー。

 

 「それじゃあ、行ってくるね」

 「あぁ、頑張れよ」

 

 俺はユウリにそう伝え、ユウリは控え室から出ていってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「負けちゃった」

 

 トイレでふと呟くマリィ。

 マリィは、ユウトに負けても仕方が無いと心の中で決着をつけていたが。

 

 「やっぱ、負けるの辛いなぁ……」

 

 それでもなお、チャンピオンになるという夢が潰えたのは、辛かった。

 清々しい気分と、負けて悔しいという気分が混ざり合い、

 

 そして……

 

 「勝ちたかったなぁ……っ!」

 

 彼女の目からは、涙が溢れていた。

 

 モンスターボールから出てきたアブソルは、それを宥めるかのように頭をグイグイとマリィの手に擦り付ける。

 マリィはそれに気がついて、アブソルを抱きしめる。

 

 戦いというものは、敗者と勝者が存在してしまう。

 その勝者は更に進み続け、敗者もまた、後を追うように進み続ける。

 

 彼女には、まだ諦めきれない思いがある。

 

 「次は、勝ちたい」

 

 その言葉に、アブソルは応えるかのように、鳴くのであった。





 少し短いが。

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次回予告

いよいよ始まるユウリとホップの戦い。
実況は私、ユウと、解説はお兄ちゃんでお送り致します。

さぁ、いま、戦いが切って落とされました!

次回、ユウリVSホップ(1)

R18、書く?

  • さぁ書け今すぐ書けさっさと書け!
  • いや、ちょっと……いいっす……
  • 別地方組とも……やってくれますよね?
  • ねぇ、ヨウリエまだ???
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