ポケモン ~剣盾の世界へLet's go!~   作:YY:10-0-1-2

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 はいどうもYYdeath。(YOU DIED)
 今年はなんとか書き溜めを残して、更新が伸びるとかいう悪循環を断ち切りたいです。
 ……後は個人的に今年は忙しくなる予定だから残しておかないと来年まで更新されないかもとかは言わないお約束。

 それでは本編です。


第141話 イレギュラー

 

 

 俺は最高に興奮していた。

 かの可愛くて強すぎるユウリと戦いたいとワクワクしていた。

 

 「お兄ちゃん、正直に言うね、キモイ」

 「お前までもそんなこと言うのかよ……」

 

 ついに妹にまで言われてしまったか。

 心の中でどこかトホホ、と泣きつつも拳を握る。

 

 ユウリ……お前のところまで来たぜ。

 長い旅だった……本当に、本当に長い道のり……。

 

 感傷に浸っていると、前からダンデさんが。

 

 「あれ? ダンデさん。こんちゃっす!」

 「おお、ユウト君。見つけた見つけた」

 

 ……?

 俺に何か用があるのだろうか。

 

 「なんですか?」

 「実は予定が変更してね?」

 

 予定の変更…?

 確か、この後はユウリと俺が戦って、勝った方が進出、本当のファイナルということでチャンピオンカップ、つまり、本戦に進めるはずだが。

 

 「本戦、なくなっちゃった」

 

 ……??

 

 「は????」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

 

 

 

 ガラル地方のポケモンリーグは少し特殊だ。

 セミファイナルトーナメントを勝ち抜き、上に上がったものがチャンピオンカップに挑めるというものだ。

 チャンピオンカップでは、本気を出した様々なジムリーダーと戦えるため、もう一度、自身の腕試しになるのだ。

 

 ただし、今回のセミファイナルトーナメントは少し様子が違った。

 レベルが違いすぎた。

 

 原作では、ホップもマリィもユウリでさえ、ここまでレベルの高い戦いは出来なかったはずだ。

 それもこれもイレギュラーであるユウトの存在。それが不味かった。

 

 セミファイナルトーナメントであれほどの熱狂を。

 セミファイナルトーナメントであれほどの戦闘を。

 ジムリーダーとして、あれほどのチャレンジャー達を本気で潰せるのか?

 

 「いや、無理でしょ」

 「あっれぇぇ? キバナさぁぁぁん??」

 

 ヘラヘラと笑いながらそういったキバナに向かって青筋を浮かべながら対抗しようとするユウト。

 ユウとマリィも口をぽかんと開けて聞いていた。

 

 対して、ホップは頭を抱え、ユウリに関しては「やるぞ…」と熱気をさらに高めていた。

 

 「いやいや、ジムリーダーを超えてからチャンピオンでしょ、普通?」

 「我々では勝てないと、皆で判断しまして……」

 「サイトウさぁぁん? 諦めないでぇ?」

 

 予想外の助け舟。なお、助けられたのはキバナであった。

 ユウトは頭を抱え込んでいた。

 

 「え、じゃあなに? セミファイナルのはずが本当のファイナルってか!? なんなんだよ! セミファイナルってなんだよ!!」

 

 ──それはそう。

 ジムリーダー達の心がひとつに纏まった瞬間であった。

 予想だにしていなかった自体に、ユウトは思いっきり頭を抱えて下を向くのであった。

 

 (ふざけんなよ…じゃあマジのマジでガチに勝ちに行かないとダンデに挑めずにチャンピオンになれない? ざっけんなよ、何のために自分の中でセミファイナルトーナメント編とか考えてたんだよ…!)

 

 ワイトもそう思います。*1

 しかし、ユウト達のやるべき事は変わらない。ユウトとユウリ、それぞれの全力をお互いにぶつけ合い、勝つこと。

 それが全てであり、その後のチャンピオン戦を駆け抜ける。たったそれだけだ。

 

 

 とはいえ、イレギュラーな存在である自分のせいで色々と狂ってしまったと反省するユウト。

 そんなユウトを見ながらユウは手を上げる。

 

 「じゃ、じゃあ、お兄ちゃんとユウリさんの戦いで勝った方がダンデさんに挑めるってことですか…?」

 「あぁ。残念だが、俺たちジムリーダーが本気出してお前らに挑んで勝てるかって言われたら微妙なんだよ」

 「それほどまでに、君たちが研究して知恵を持ち、何より努力したってことだよ」 

 

 爽やかスマイルをみせるカブ。

 

 「いや、それでも挑まないと分からないでしょ…」

 

 ユウトの言葉にカブは頷いた。

 だが、キッと目を開けて言い放った。

 

 「まぁ、無理だよね!」

 「せめて勝てるって言って欲しかったなぁカブさん…!!」

 

 ついに天に顔を向けたユウト。

 そんなユウトを見て、ユウリは後ろからどつく。

 

 「なにすんの?!」

 「勝つよ」

 

 ユウリからの宣言に皆の動きが止まる。

 

 「私、勝つよ」

 「………へぇ?」

 

 ユウトはそんなユウリの言葉にニヤッと笑った。

 

 「私は、ユウトを倒してダンデさんに勝ってチャンピオンになる」

 「…っ!」

 

 ユウリから放たれる威圧感(プレッシャー)にユウトだけではなく、ジムリーダー達も気圧される。

 それに耐えているのは、ダンデのみであった。

 

 (この雰囲気…)

 (やっぱりだ…!)

 

 キバナはその威圧感に気づき、ホップは確信する。

 

 ((ダンデ(チャンピオン)と同じプレッシャー…!!))

 

 もっともダンデに近く、実力のある2人だからこそ気づけたプレッシャー。

 ユウリは既に、同期すら超え、ジムリーダーですらを気圧されるレベルまで至っていた。

 

 そんな中、ユウトは鼻で笑う。

 

 「残念。それは叶わないんだなこれが〜」

 「!」

 

 ユウトは威圧感は出さず、余裕そうに言い放った。

 

 「俺が勝つんだな」

 

 ユウトもユウリに向かって勝利宣言を放つ。

 その言葉を聞いてユウリはプレッシャーを消して、にこやかに笑う。

 

 「なんか、この2人…化け物になった…?」

 「ユウちゃん、それはもともとばい」

 

 ユウの言葉にマリィはため息を吐きながら言う。

 

 「とりあえず、そういう事で…俺は……」

 「で、この後の試合やるの?」

 

 ルリナさんの言葉にみんなが固まった。

 歩き出そうとしたユウトは、頬を膨らませて止まっている。

 

 「……一旦、休むってのは…どうかな…?」

 

 その後に、ユウトの「どうしてだよォォォォォ」という悲鳴が聞こえたのは別のお話。

*1
By 作者





 2回目のジムリーダー戦を期待してた皆様、ごめんなさいね。
 どーやってもキバナ達が蹂躙される未来しか見えなかったのでそこら辺諸々カットです。セミファイナルってなんや…?

 それに、ユウリとユウトの戦いが1番の目玉になるので、その後になんか色々入れたら蛇足だなぁと思い、こうなりました。
 ダンデ戦もどうしようかなと迷ってるこの始末…。ま、まぁ、ご都合主義だからね…(震え声)


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次回予告

次回、邪魔され邪魔され

R18、書く?

  • さぁ書け今すぐ書けさっさと書け!
  • いや、ちょっと……いいっす……
  • 別地方組とも……やってくれますよね?
  • ねぇ、ヨウリエまだ???
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