ポケモン ~剣盾の世界へLet's go!~   作:YY:10-0-1-2

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 誰だよこんなタイトルにしたヤツ。YYです。
 ネタに全振りしてるとはいえ、ここまでやるやついないだろ。類に稀を見ないわ。何してんの俺(深夜テンション)



第154話 ムゲンダイナのゴォォォッドッ! フィンガアアアアアアアッ!!

 

 

 ローズとユウトがぶつかり合っている最中、ユウリとホップはエレベーターの中で息を飲んでいた。

 ユウリがモンスターボールを触れば、カタカタと動く。まるで、ユウリの気持ちに呼応するように。

 

(うん、ユウトが頑張ってるから、私も頑張らないと! 絶対、絶対ユウトと……)

 

 チーン、とエレベーターの到着音が鳴り響く。

 ユウリとホップが勢いよく外に出る。視界に広がるのはかなり近くなった赤く、そして暗い空。先程よりも暗い雰囲気を醸し出すそれは、緊張感を高めるには十分すぎる効果であった。

 

 ユウリ達の耳に、大きな激突音が鳴り響く。

 階段を昇ると、そこにはダンデと禍々しいポケモンの姿があった。

 

「これが……」

「……ムゲン、ダイナ!」

 

 ユウトから事前に聞いていた、そのポケモンの名前。それこそが、目の前で……ガラル地方を混乱に貶めている、元凶。

 ユウリ達はその見た目にごくりと息を飲む。

 

 しかし、2人は駆け出し、ダンデの隣に立つ。

 

「兄貴、俺も手伝うぞ!」

「私だって、トレーナーなんだから!」

「2人とも、たくましくなったな……だが、安心しろ!」

 

 ダンデがそう言うと、リザードンが空を飛ぶ。

 ムゲンダイナの攻撃を避けながら、かえんほうしゃを吐き出すリザードン。

 その隙に、ダンデがモンスターボールを投げる!

 

 地面に落ちたモンスターボール。それを見て、安心したのかガッツポーズをするホップとユウリ。

 しかし、これで止まるわけがなかった。

 

 

 グルっ。

 ボールが一回りする。

 

 グルッ。

 リザードンに目配せするダンデ。

 リザードンはすぐさまユウリ達の前へと向かい、その体で覆う。

 

 モンスターボールは、最後の一回りすることなく、大きな光と共に破壊される。

 ホップの足元に、モンスターボールの上の部分が飛んでくる。

 

「っ! ホップ!」

「やるぞ、ユウリ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇◆◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「チッ、まだつかないのか!?」

 

 俺は舌打ちしながら何とか待つ。

 バトルの途中、微かではあるがムゲンダイナの声が聞こえた。つまり、俺がローズとバトルしてる間に…っ!

 クソッタレ、ゲームをやってたくせに、ムゲンダイナの暴走を止められねぇとは……いや、どちらにせよ無理か。

 

 とはいえ、止めねぇとガラル地方がとんでもねぇ事になる。

 

 ……でもやっぱりユウリがムゲンダイナを可愛がっているところ見たいんすよ……。

 ほら、可愛くない? ユウリという天使とムゲンダイナという可愛い子がじゃれあってんの、見たくない?

 

 ムゲンダイナというように、名前に「無限」が入る。

 しかも、海外ではエターナルとタナトスという物騒な名前の2つが混ぜ合わさった名前をしてる。

 

 赤い竜、空を飛ぶ、大きい、星…………頭の中で某ハンティングゲームが……いかんいかん。

 

 エレベーターがチーンと音を立てて、扉が開く。

 

 

 うおおっ、急げ急げ!!

 

 すぐそこまで行くと、ホップとユウリがムゲンダイナと戦っているのが見えた。

 ホップはバイウールーを、ユウリはエースバーンを出していた。

 

「エースバーンッ!」

「バイウールーッ!」

 

 どちらもムゲンダイナの攻撃を食らって吹き飛んでいる。

 俺もモンスターボールを投げて、インテレオンを繰り出す!

 

 インテレオンはモンスターボールから出ると、足に水を作り出し、その水で滑りながらムゲンダイナに指を向ける。

 ははっ、さっすが! やりたいことを分かってらっしゃる!!

 

「ねらいうちっ!」

 

 俺の言葉と共にインテレオンの指から水が射出される。

 ムゲンダイナの額に当たったのか、思いっきり仰け反るムゲンダイナ。

 

「よっと! 来たぜ、ユウリ! ホップ!」

「遅いぞ!」

「遅いよっ!」

 

 へへ、悪い悪いっての。

 さて、と。

 

 ふと、モンスターボールを見ると、一つだけ揺れてる。

 すんごい揺れてる。「俺を出せっ!」と言わんばかりに揺れてる。

 

「……はいはい。出ていいよ……おいっ、ふざけっ、突っ込むな!!」

 

 出てきたのは、バシャーモでした。(白目)

 バシャーモはその両手に炎を宿して、ムゲンダイナへと向かっていく。

 ムゲンダイナはそんなバシャーモを見て、ドン引きしているのか、いや、確実にドン引きしている。

 

 いや、だってじゃなかったらあんな「えぇ…」みたいな反応してないだろ。

 

 バシャーモはケラケラと笑いながらムゲンダイナへと向かっていく。

 

 ムゲンダイナは毒を纏いはじめ、それをXのような形で振るう。

 あっ、クロスポイズン。しかし、それを軽々と避けるバシャーモ。

 

 バシャーモはムゲンダイナの顔面に向かって殴りつける。

 が、効いていないのか、それを振り払うムゲンダイナ。

 

「バシャーモ……来なさい」

【……ま、まぁほら、やる気に満ち溢れてるのはいい事だと思うよ……?】

 

 インテレオン、甘やかしちゃダメですよ。

 

 とはいえ、確かにその通りではあるな。

 甘やかしちゃダメ、ではあるけど……やる気に満ち溢れてるのは最高だね。

 

「ホップ、ユウリ。お前らは下がって……」

「エースバーン、まだ行けるよね?」

「ゴリランダー行くぞっ!」

 

 俺は2人の方を向いてキョトンとする。

 そんな俺を見て、ユウリは笑って肩に手を置く。

 

「私達も、戦う。1人で戦わないで」

「そうだぞ! 兄貴の分もやり返さないとな!」

 

 

 ……おまえら。

 俺は苦笑するように笑ったあと、自信に着いている髪飾りを触る。

 ……そうだよな。1人で戦うだなんて出来ないよな…っ!

 

「行くぞ、てめぇら!」

「うん!」

「おう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それは、赤き龍星。世界を覆う赤き(ひかり)

 

 異質、故に、その実態は誰にも分からず、大きく溢れ出す。

 

 重く、大きく、そして無限大のエネルギーを持つ。それこそ、彼の生きる全てなのだから……故の、ポケモン。

 

 

 

 ムゲンダイナが現れた

 





 バシャーモの一連がやりたかっただけって話する?

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次回予告

次回、VSムゲンダイナ 上

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